この本にのっていること 花と動物たち ているか、また、ちがうところは 植物と動物は、どんなところがに 春のめざめ きゅうこん はいしゅ う / ミッパチが花からもらうもの の受粉をてつだっているのだろ じゅふん ミッパチは、どのようにして、花 花粉をはこぶもの かふん ついて り / 虫のための小さな道しるべに くみと、それぞれの部分のやくわ ぶぶん 花の色とかおりについて / 花のし 胚珠をまもり、虫をさそう して春がきたことを知るのだろう が芽を出す / 球根は、どのように 春がくると、チューリップの球根 つ のようにたすけあっているのだろ 花と虫はなかよし / 花と虫は、 たがいにたすけあう そのとくちょう 風に花粉をはこんでもらう花と、 風にのってとぶ ど みつす 花の蜜を吸う ふんかん 虫の吻管の長さと、花の形のかん けい / 蜜の場所をおしえてくれる しんせつな花 / 蜜どろばうのこと 野生のサルビアのくふう 野生のサルビアの、おしべとめし べのはたらき / じようぶなたねを つくるために つかまったり、だまされたり アラムの花は、なぜ、いやなにお いをだすのだろう / 虫をだまして、 生きのびるために つかまえる植物 間のせいで、ほろびかけている植 ら身をまもっているのだろう / 人 植物は、どのようにして、動物か 花時計 物について / 花の上で、えものをねらうクモ 花には、いろんな虫がすんでいる 花の家 は、なぜか さいている時間がきまっているの 花がさく時間、しばむ時間 / 花が 花にまつわる話 花の歴史と物語 / 花の名前がつい せかいきようつう たわけ / 世界共通の名前について 花をぶんるいする 花にもしんせきがある / 花をぶん ほうほうひょうほん るいする方法 / 標本のつくりか たについて 人形づくりと花びらの絵 つんでいい花と、とってはいけな い花 / 花びらや実で、いろんなも のをつくってみよう あたらしい花をつくる そ バンジーができるまで / 野生の祖 せん 先について 花がしおれていく季節 花がちり、虫が死んでいく秋 / じ ゆくしたたねが、風や動物にはこ ばれて、あちこちにちらばってい く やせい きせつ 冬のたのしみ ドライフラワーのつくりかた / 花 のかおりをたのしむ / あたたかい 部屋の中で、花をそだてるには
訳者あとがき いつも、ふしぎに思うのは、花が、人間の目にもきれ いに見えることです。花がきれいなのは、人問のためで はなく、虫をよびよせて、花粉をはこんでもらうためな のに、本当にふしぎですね。また、花のかおりには、わ たしたちの気持をやさしくしたり、元気にしたりするは たらきもあるそうです。 むかしは、人問も、ほかの動物や虫たちとおなじよう に、花とたすけあって生きていたのかもしれません。で も、いまのわたしたちは、花からいろんなものをもらう だけで、花をたすけるのをわすれているような気がしま す。それでは、いったいどうすれば、花をたすけること ができるでしようか。その答えは、きっと、花をよく見 たり、せわをしたりしているうちに、花がおしえてくれ ることでしよう。 花のいとなみ 0 1995 Printed in Japan ISBN 4 ー 900621 ー 03- X ウナ・ヤーコプス (lJna Jacobs) 1934 年ドイツ北部バルト海に面したロストッ クに生まれる。ミュンヒェンの大学で、動物学、 植物学、地理学を学び、 1958 年理学博士の学位 をとる。後、数年間、家族とともにアメリカに 滞在。 1967 年ミュンヒェンに帰ってからは、生 物学の分野の書籍の翻訳、および児童向けの本 の執筆をおこなう。 1975 年からは絵も描きはじ め、 1978 年以降自然をテーマにした絵本の著作 にとりくんでいる。この Elle 「 mann 社発行 の lJh 「 en シリーズでもく太陽〉、く地球〉 ( あむ 1995 年 8 月 25 日初版発行 学部卒業。現在はドイツ語の翻訳に従事。 1959 年東京生まれ。 1982 年早稲田大学第一文 塚原真里子 ( つかはらまりこ ) すく既刊 ) 、く蝶〉などを担当している。 T EL03 ー 3 四 3 ー 8689 振替 00150 ー 6 ー 114525 〒 101 東京都千代田区神田小川町 3 ー 1 ト 2 ー 811 発行所ー ( 有 ) すく 発行者一竹村昌子 訳者一一一塚原真里子 著者 - ーーウナ・ヤーコプス 印刷・製本一株精興社