日本現代文學全集・講談社版 27 島村抱月 長谷川天溪 片上伸 相馬御風集

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目次

目欽 瓧區幻 ・ : 秋庭太郎 抱月の後半生 : 京 一第島村抱月と小山内薰。・・・・宮本研 小熊虎之助報耿 天溪先生の思い出・ 都 を ・ : 谷澤永一 月遲れ評論家・ 同窓として : 講東音 : ・野尻抱影月 題字・谷崎潤一郎 を去り、專攻の美學英文學は勿論文學評論からも遠ざかるという實 に多くの犧牲があったが、この間の抱月の苦惱も一方ではなかった。 まだ / 、諸事因襲的な時代であった大正二年という時點にあって、 これだけの犠牲を敢てした抱月の勇氣と決斷は善惡は兄もあれ、こ 秋庭太郎 れは瓧會的に、とり分け文壇劇壇に大きく取沙汰された。哲學的理 島村抱月は大正七年十一月、四十八歳で歿したが、その前半生は性にとみ、一抹の厭世思想を抱いていたとみられる抱月が、この擧 文學者、後半生は新劇の運動家として世に知られているもの・、、生に出でたことは意外のようでもあるが、その生いたちの暗さや、家 家の貧窮、實父生母の不幸な死、島村家の養子であったところから庭の冷たさから、かって知らぬ戀愛感情が反動的に四十男の抱月に よみがえったのでもあろうか。「靑年よ、靑春を無にするな」とい する約定的な結婚等、その生いたちに一抹の暗さがあった。 秀才であった抱月は明治一一十七年東京専門學校 ( 後の早稻田大學 ) った煽るような文章を發表したのもこの當時である。 文科を卒業後の明治一一一十年代に母校の講師として、また文藝評論家藝術座の仕事は抱月にとって藝術と戀と生活のためであり、藝術 として活動、次いで英獨に留學、歸朝後は母校に在って美學英文學座は抱月の生活の全部であり、その一つが缺けても藝術座の蓮動は を講じ、同三十九年文藝協會を發起、『早稻田文學』を再刊、「囚は成り立ち得なかったので〕こに種々の苦難が抱月にあった譯であ れたる文藝」その他のすぐれた文藝評論を發表すると同時に、改組る。藝術と通俗の二元の途、戀のためには須磨子に反感をもっ有力 後の文藝協會會長であり恩師であった坪内逍遙を援けて演劇改革の劇團員の誰彼をも見捨て、生活の利のためには安協して大正七年七 邇動に盡力したものゝ、逍遙との藝術の相違と、協會所屬の女優月に松竹興行會瓧との提携をも辭さなかったのである。顧みれば須 松井須磨子との戀愛問題等から協會を脱退、大正二年文藝協會解散磨子所演のカチーシャやサロメ等の通俗劇の大成功、トルストイ と同時に抱月須磨子の藝術座の旗揚げとなって、おそかりし靑春との「闇の力」、有島武郎の創作劇「死と其の前後」等の藝術劇の大成 もいうべき後半生の戀と藝術の華やかな藝術座時代を迎えたのであ功を收めた頃からの抱月は、まさに戀の勝利者でもあり、經濟的な見 る。 通しもっき、物心兩面漸く餘裕あるたのしい時代であった。須磨子 これがた・めには逍遙にそむき、女房子供のある家庭を捨て、敎壇の湧くが如き名聲は新劇界の話柄となったばかりでなく、歌舞枝新 抱月の後半生

島村抱月集目次 卷頭寫眞 筆蹟 運命の丘 : ・ 淸盛と佛御前 審美的意識の性質を論ず : 囚はれたる文藝 : 沙翁の墓に詣づるの記 : 「破戒」を評す : 近代批評の意義 : ・ 「靑春」を評す 今の文壇と新自然主義 : 知識ある批評・ 「蒲團」を評す・ : 究 文藝上の自然主義 : 自然主義の價値・ 藝術と實生活の界に横はる一線 : ・ 序に代へて人生觀上の 自然主義を論ず・ : 懷疑と告白 : 批評に就いて : 「人形の家」とイプセンの作劇術 : : : 一四三 メーテルリンク硎 : 自然主義運動の意義 : ・ 作品解説 : 島村抱月入門 : 年譜・ 參考文獻 : ・ ・ : 瀬沼茂樹四一一 ・ : 紅野敏郎四ズ : 四一一六

長谷川天溪集目次 卷頭寫眞 美的生活とは何ぞや・ 新思潮とは何ぞや : 「重右衞門の最後」 ( 花袋作 ) ・ 不自然は果して美か : 解決なき創作物・ 批評の本領 研究的棈神の缺乏・ 文學の試驗的方面・ 理想の破減と文學 幻減時代の藝術・ 寫生文の妙趣・ 反基督敎的棈禪・ 論理的遊戲を排す : 現實暴露の悲哀・ 戸 = = 。鉙裕派小兌の價値 自然派に對する誤解 無解決と解決・ 現實主義の諸相 : 藝術と實行 自己分裂と靜觀 : 作品解説 : 長谷川天溪入門・ 二 11 ロ 參考文獻 ・ : 瀬沼茂樹四一三 : 紅野敏郞四一一 0 四三 0 : 四四三 ・一三六 : 一八九

片上伸集目次 卷頭寫眞 筆蹟 無解決の文學 : 人生観上の自然主義 : 新興文學の意義・ 田山花袋氏の自然主義 : 自己の爲の文學・ 自然主義の主觀的要素 : アーサー・シモンス論・ 快樂主義の文學・ イエーツ論 幻減の眞の悲哀・ 緊張充實を欲する文學 : : 0 、 1 、 生の要求と藝術・ 強い執着深い味ひ・ 告白と批評と創造と 生みのカ 近代文學に對する疑ひ 文學思潮の一轉期 : 階級藝術の問題 現代日本文學の問題・ 現實觀の成長 内在批評以上のもの・ 文學の讀者の問題・ 現實觀の動搖 : 作品解説 : 片上伸入門 : 111 一口 參考文獻 : : 瀬沼茂樹四一四 ・ : 紅野敏郞四一三 ・・四三四 : ・三 0 七 : 三一一三 三一一四 : 三三 0 : 一天六 ・・元 0 ・ : 三 00

相馬御風集目次 卷頭寫眞 筆蹟 自然主義論に因みて・ 文藝上主客兩體の融會・ 「蒲團」評 詩界の根本的革新・ 「有明集」を讀む 自然主義の絶對境 : 北村透谷私觀 : 自然主義論最後の試練・ ツルゲーニエフ、態度、人・ 樋口一葉論・ 懷疑と徹底 : : ・三三九 : ・三四一 ・ : 三四三 ・ : 三四六 : ・三毛 : : 三査 德冨蘆花論・ ト川未明論・ 生を味ふ心・ 現代藝術の中心生命・ : 自我の權威 : 大杉榮君に答ふ : 作品解説 : 相馬御風入門 參考文獻 : ・ : 瀬沼茂樹四一六 ・ : 紅野敏郞四一一四 ・・四四六 三会 ・ : 三九 0 ・ : 三突 ・ : 四 0 三 ・ : 四只

奥付

日本現代文學全集 27 島村抱月・長谷川天溪 片上伸・相馬御風 集 整郞夫謙吉 光健 伊龜中平山 昭和 43 年 9 月川日印刷 昭和 43 年 9 月 19 日發行 定價 600 圓 0 KÖDANSHA 1968 げつ しま むら 月 島 村 抱 てん けい は をがわ 天 長谷川 者 著 のぶる がみ 上 伸 片 ぎよふう 本目 馬 御風 發行者 間 省 野 北 島 印刷者 織衞 發行所株式會社講談社 東京都文京區音羽 2 ー 12 ー 21 電話東京 ( 942 ) 1111 ( 大代表 ) 郵便番號 振替東京 3930 ま 大日本印刷株式會社 刷 印 寫眞製 株式會社興陽社 版印刷 本 大製株式會社 製 函 株式會社岡山紙器所 製 背皮 小林榮商事株式會社 日本クロス工業株式會社 表紙クロス 日本加工製紙株式會社 ロ繪用紙 本州製紙株式會社 本文用紙 安倍川工業株式會社 函貼用紙 三菱製紙株式會社 見返し用紙 崎製紙株式會計 扉用紙 落丁本・亂丁本はお取りかえいたします。