今日のカクテル Sky Diving ( スカイダイビング ) 「品質管理」を極める ・材料 ホワイトラム ブルーキュラソー ライムジュース ■作り方 グラスに対してホワイトラム 1 / 2 、ブルーキュラソー 1 / 3 、ライムジュース 1 / 6 をシェイクしてカクテルグラスに注きます。透き通った青空が印象的な、清涼感 あふれる一品です。現代的な甘みがあって飲みやすいので、「今夜は、夏向きのカ クテルを君に ! 」なんて言いながら、彼女に頼んであげたりして・・・・・・ ( あ、また妄 想です、はい ) 。 さて、今日は「バー麗華の事件簿」です。堕天使ナーべがいたすらで " 惚れ薬 " を 1 本のプルーキュラソーに入れたことが発覚しました。それを飲むと、誰でも最 初に見た異性に惚れてしまう恐ろしい薬です。刑事ハネーダは、酒工場の " ロット 管理 " データを使って、それが本日ノヾー麗華に納入されたことを突き止めました。 早速電話で問い合わせたところ、納入後にこれでスカイダイビングを飲んだ客は、 3 人だけとのこと。麗華の店も " トレーサビリティ " がしつかりしているので身元が 分かるそうです。すくに事情聴取に訪れたハネーダを一目見た麗華は、「あ、タイプ やわ。あたしと今夜どう ? 」って迫ってきます。そうです。 " 抜取検査 " と称して麗 華も飲んでいたのですが、 " 引落フラグ " がオフだったためトレーサビリティで分か らなかったのです。 麗華の美貌に思わすクラクラっと来たのですが、ふと店内を見わたして・・・・・・。「い や結構。オレは 5S ができていない女は好きくないんだ ! 」。はい、ハネーダはカク テル「スカイダイビング」のような清涼な心の持ち主だったのです。 169
注文が出ていても入荷されなかったり、工程で製造指図が発行されていてもオーダが キャンセルされたりする場合もあるので、上記のようなタイミングが一般的です。 しかしながら、品質管理担当が検査の予定を確認したい、あるいは検査のリードタ 162 キリマンジャロ生豆ロット NO:KMJ-IIOI) のロットが、ほかの中間品 / 製品のどのロッ 次に、この不具合の要因となる ( あるいはその可能性のある ) 原料 ( 図③ / 品目 : 情報を提供すること」がロットトレース機能の役割になります。 因か」をシステムで突き止めることはできないのですが、「原因を絞り込むための有効な 検査が 1 回目は保留で、 2 回目の検査で合格となっている ) 。実際に、「何が本質的な原 リマンジャロ生豆ロット NO : KMJ -110D で検査結果に問題点が見つかったとします ( 例 : ロットトレース機能を使って調査したところ、ある原料のロット ( 図 6- ② / 品目 : キ トレース ) と呼びます。 ン検索する機能をロットトレース機能 ( この場合は、製品から原材料 / 部品へのロット ます。このとき、このロットに関係あるすべての品目の製造 / 検査の実績をドリルダウ ギュラーロット NO : CCR-1121)0 このロットの製造および検査の実績を確認していき ある出荷した製品のロットに問題があったとします ( 図① / 品目名 : 缶コーヒーレ 図 6 はロットトレースの基本的な業務の流れを表わしています。 0 ロットトレース業務の流れ なんだかよく分かりませんね。図を使って説明していきましよう。 はその出荷先まで特定できること」となります。 ( 中間品 ) 製品の品目 / ロット NO が特定できる、さらには製品が出荷されている場合に NO により特定される原材料 / 部品 ( 中間品 ) について、それが使われているすべての その購入 / 製造単位 ( ロット (O) ごとに芋づる式に検索できること」および、「ロット NO により特定される製品について、原材料 / 部品の購入、製造、および検査の記録が トレーサビリティ ( ロットトレース機能 ) を一言 ( 厳密には二言 ) でいうと、「ロット 最近、トレーサビリティという言葉をいろいろなところで聞くようになりました。 0 ロットトレース機能 す。 で、検査予定情報としては発注情報 / 製造指図情報の作成時に作成するのがお勧めで イムが長い場合には先行サンプルを使って前倒しで検査を実施するケースなどもあるの
復習問題 以下の問題文を読んで、正しいものには〇、間違っているものには x を付けてく ださい。 は実績データなどは極力システム側で自動作成すべきである。 生産管理は、現場の使い勝手 ( 操作性 ) が非常に重要であり、そのために 性を検討する必要がある。 トレーサビリティを確保するためには、まず現場の連用を確認して実現可能 が一般的である。 システム的に受入検査の情報を作成する場合は、入荷をトリガーとするの ト はコ車「平準師目ユ羊コ R 」、ユ ~ 旗許、曻リ⑦ー無ーて x : 9 品 。準 0 コ 霪 ( R イ / 認 / 電 ) イ発を朝絎↓、コ埠ØØ ー 4 寸ロ 7 善 u イ、澱畔年ユ⑦ⅵ員ユⅵ阻朝コ寸な口 0 マ品 フ 9 準第を 4 ( みイ身平⑦目ⅵイ一石、⑦ x は品舅 168
貯蔵品 製造のために購入した原材料や商品以外の消耗性資産。 賃率 生産に直接かかわる作業者の単位あたりの労務費。 テービング材 電子基板への自動挿入マシン用の、コンデンサや抵抗、 IC などがテープ状の紙に複数張り付い ている材料 ( リール材と呼ばれることもある ) 。 トレーサビリティ 製造・品質情報の追跡が可能であること。ロット管理が前提となる。 ( 「付録・ 生産管理システム用語集 な行 抜取検査 品目の一部を採取して検査する方法。プロセス系の製造業などで見られる。 ネットチェンジ MRP において追加・変更のあった品目のみ再計算を行なう処理。 変更分のみの処理なので時間は短縮できるがデータ整合性面で問題が生じる。 納入リードタイム 出荷してから納入先に納品されるのに必要な時間。 は行 配賦 間接費など共通に使われていて特定製品に紐付けることができない費用をある基準を設けて配分 すること。 ハイプリッド型 見込生産や受注生産、繰返し生産などを組み合わせた混在型の生産形態。 バックワード 後詰め ( 納期日基準 ) の計画立案方法。ぎりぎりのタイミングまで待って製造を行なうので変更 に強い。 半製品 原材料から製品になる途中段階の製品。仕掛品と同じく中間製品であるが半製品はそのまま製品 として販売可能。 費目別計算 費用を費目別に分類する処理。 213
費目別計算 . 紐付き機能 .. 標準原価 . 標準作業時間 .. 標準偏差 . 品質改善活動 . 品質管理 . 品質管理活動 . 品質管理基準 . 品質管理システム .. .. 1 8 ] . 73 無限負荷山積 . 無試験検査 .. … 176 無償支給品 . .. 185 無駄な発注 .. … 199 .. 155 .. 9 目視 .. .. 155 目標原価 .. 164 . 154 ] 8 , 22 有効期間 .. 有効期限 . 有効在庫 . .. 29 , 72 ... 56 有償支給 . .. 20 83 .. 82 余剰部品 .. 29 余剰分 . 予定 .. .4 予定賃率 . . 193 . 77 .. 4 , ] 9 , 56 , 162 , 174 .. 23 ライフサイクル .. .40 .. 181 リードタイム .. .. 159 利益 . .96 , 124 リジェネレーション .. . ] 94 … 201 リソース .. .. 95 良品 . 履歴型 . … 21 レシピ .. .. 101 レベルバイレベ丿レ展開 . .8 ] . 56 労務費 . ローリング .. ローレベルコード .. .. 38 ロット NO.. .. 77 ロット管理 . … 91 ロット単位 .. . 83 ロットトレーサビリティ .. ロットトレース機能 .. ロットまとめ .. ロバスト設計 . .. 202 . 5 ] , 52 . 29 . 156 108 ' も . 92 ] 76 ロロ目 2 3 3 3 2 7 7 】 6 0 】 5 7 8 ファントム品 . フォワード . 付加価値 . 負荷調整 . 負荷の無限山積み . 副産物 . 副資材 .. ブッシュ式 .. 歩留率 . 部品 . 部品表 . 部門 . 部門別計算 .. 振替 . 不良品 . プル式 .. プロダクトライフサイクル . 分納 . 変更管理 . 返品の禁止 .. 補充生産 ボトルネック ... 前段取り .. マスタトランザクション .. まとめ処理 .. 満足解 . 見える化 .. 見込生産 . . 37 .. 37 . 1 31 らり .201 8 4 1 9 6 9 7 8 2 9 2 2 .. 23 .. 78 . 174 .. 54 . 74 , 79 162 .. 136 , 158 , 164 .. 56 . 162 . 71 , 76 , 94 . 200 220
生産管理はなせ難しいのか COLUMN 生産管理は「業務システム」の中で最も難しく、パッケージ化しにくい分野である と言われています。筆者も同業の「パッケージ屋さん」から、「よく生産管理なんてやっ てるねえ」と杲れられることもしばしはです。それでは、なせ生産管理は難しいので しようか。 ます、第 1 章でも述べたように見込生産 / 受注生産、その中間の生産、それらの 混在など、さまざまな生産形態の違いがあることが挙げられます。また、ひと口に製 造業 / 生産管理と言っても、例えば自動車部品メーカーと食品メーカーでは、重点を 置くボイントが当然異なってきます。自動車部品メーカーは得意先の計画変更にいか に柔軟に対応できるかが重要ですし、食品メーカーでは安全性 ( トレーサビリティ ) への関心が非常に高くなっています。 何と言っても一番大きいのは、会計などと違って " ものづくり " そのものには ( 医 薬品の製造 (GMP) などを除くと ) 法的な規制が少なく、「サプライチェーンの仕組 みでいかに独自の工夫をするか」が製造業の " 付加価値 " を決定することが多いから です。 「うちはここが他社と違うから、差別化できている」という強みがどこかにあり、 そこが製造業の付加価値の源泉になっていることがよくあります ( 他社との差別化が できていない製造業など、よっぽど・・規制 " が強い分野を除いて日本では生き残って いないのではないでしようか ) 。 よってサプライチェーンシステムに対しても、お仕着せではなく独自の強みを盛り 込むように要望されることが多くなるわけです。 このように大変な生産管理システムですが、見方を変えるとまだまだ未解決の課 題も多く、世界に冠たる日本の製造業の高い要望に対応する必要があり、彼らが " カ イゼン " を続ける限りシステム側も進化を続けることが求められるという、大変だけ ど非常にやりがいがある分野だと言えると思います。若くてやる気のある SE にはと てもチャレンジしがいのある、大きなテーマではないでしようか。 0 品目マスタについて それでは具体的に、品目マスタの項目を見ていきましよう。「適用開始日」がキー項目 になっていることを奇異に思われた方もいるかもしれません。生産管理においては、設 計変更 / 工程変更などにより、例えば部品の改良 / 廃止、あるいは製造ロットサイズの 20
・た 日程編集 . … 173 入荷 .. .. 74 人間系 . . 62 . ] 08, 122 , 146 ネットチェンジ .. .. 147 . 1 0 年間販売計画 . . ] 47 燃料費 . . 38 納期遅れ . .. 76 納期順 . .. 6 納期遅延 . 納期優先 .. 1 9 , 162 .. 54 納入リードタイム .. .. 92 納品書 53 . 37 廃棄処分 .. .. 196 配合表 .. . 147 配賦 .. … 9. 174 配賦率 . .9 , 174 .. 9 , ] 74 端材 .. 場所 . .. 9 , 174 場所グループ .. . ⅱ O .4 バックワード .. 抜取数 179 抜取検査 . .. 179 バッチ処理 .. 発注 .. ... 37 発注兼納入指示情報 発注残 .. ... 174 払出業務 . 計画外払出 .. 計画払出 ... . ] 59 払出指示書 . .. 159 .. 20 払出指示情報 . .. 99 販管費 . 半期 . 判定結果 . 販売価格 . .. 173 販売期間 . .. 180 . 53 . . 174 92 引当情報 .. .. 43 引当場所 .. 引き付け発注 .. .. 158 , 162 . 53 ビジネスプラン .. ピッキングリスト . 引っ張り方式 .. 必要量 . .6 ] 9 8 4 5 8 2 】 2 貸借対照表 .. タイムバケット .. タイムフェンス .. 棚卸 . 棚卸更新 . 棚卸資産 .. 棚卸表 . 段取り . 着手日 . 中間製品 .. 中間品 . 中期経営計画 .. 注文書 調整 .. 調達計画 調達リードタイム . 帳簿在庫 直接経費 直接材料費 .. 直接費 . 直接労務費 .. 直送 .. 貯蔵品 賃金水準の変更 . 賃率 .. 追加手配 . 通信費 . 定性的な検査 . 定量的な検査 . 適用開始日 手入力 .. 当期製品製造原価 . 投入実績 . 特異点の排除 .. 特許使用料 .. 突発事故 . 取引先 . トレーサビリティ .. トレンド .. 索引 ね .. 81 .. 54 . 174 8 9 2 6 2 7 7 8 7 9 9 7 CO . ] 24 .. 23 .. 174. 181 . 185 . ] 23 .. 34 , 40. 71 . 56 . ] 59 . ] 56 . 56 , 183 .. 88 , 90 . 194 . 56 , 89 , 149 .. 138 , 140 . ] 38 . 138 . 138 . 142 .. ] 74 . ] 84 ... 1 61 ... 174 .. 201 76 . 56 .. 198 .. 54 ... 138 ... 194 .. 76 日次 .. 219
購買管理 ・資材調達 ・発注 ・入荷、受入、検収 ・外注委託 ・発注 ・受入、検収 ・有償 / 無償支給 在庫管理 ー受払管理 ・製品在庫 ・資材在庫 ・払出 ■在庫状態管理 ・自社 / 預り / 預け ・良品 / 不良品 / 未検品 ー棚卸 製造原価管理 ・製造原価管理 ・標準 / 実際原価 ・製造原価配賦 生産計画 ・生産計画立案 ・販売計画 ・基準生産計画 ( MPS ) ( 月次 / 旬次 / 日次 ) ■ MRP / スケジューラ ・所要量展開 ( MRP ) ・オーダ作成 ( 購買 / 製造 ) ・山積み / 山崩し ・生産予定変更 仕入先 営業部門 委託先 工程管理 ・製造指図 ・製造指図 ・製造ロット生成 ・製造実績 ・完成実績報告 ・エ数実績報告 ー -- ー - + ・仕損数量報告 ・ロット実績報告 基準情報 ・ BOM ・品目・工程・購買情報・取引先・部門・担当者 ・カレンダー・場所 図 4 : 生産管理システムの全体像 0 生産計画 生産形態が見込生産型の場合は営業部門で今後の需要予測を立てます。その予測情 報を受け取って出荷計画を立て、その出荷に間に合うように生産計画を立てます。これ らの需要予測、出荷計画、生産計画は、一時点ではなく一定期間、一定サイクルで計画 値を出します。期間、サイクルは製品特性によりまちまちです。ある工場では向こう 3 ケ 月の計画値を週単位ではじき出し、それを毎週更新。別の工場では 1 年間の計画値を月 単位で算出し、それを月単位で更新する、というような運用になります。 立てた生産計画を基に、その生産に必要な原材料 / 部品の必要量を計算します。そ の結果を在庫量と照らし合わせて、どの時点で原材料が不足するかを計算し、それら資 材の調達計画を立てます。 品質管理 一品質管理 ・受入検査 ・出荷検査 ・トレーサビリティ 8
0 ロットトレース機能を使用するには さて、このロットトレース機能を使用するためには、重要な前提があります。 それはロット管理をきちんと実施することです。もう少し具体的に説明すると、購買 / 製造の情報について、ロット単位できちんと指図をして、それに対する実績を入力する ということになります。 図 7 は第 6 章、第 8 章で解説した購買、製造関連のテープル ( 一部 ) にロット NO を 追加した例になります。システム的には「関連するテープルにロット NO を追加する」 だけなのですが、「実際に運用できるかどうか」が大きなポイントです。 例えば、医薬業界では医薬品製造のガイドラインとしてロット管理が規定されている ので、運用上大変であろうがなかろうがロット管理をせざるを得ないのですが、明確な 規定 ( ある意味、外圧ですね ) がない業界において、どのあたりで折り合いを付けるの かは難しい問題です。 ロット管理をするためにかかる工数や、現場の運用としてロット管理が可能であるか どうかなどを確認して、自社の製品に要求される品質管理レベルと照らし合わせて総合 的に判断する必要があるのです ( 例 : ある原料タンクが 1 つしかなく、ここで異なるロッ トが混ざるような設備上の制約がある場合、そのままではやりたくてもロット管理はで きません ) 。 よって、これはシステム担当者レベルで判断できる話ではなく、経営的に「自社の品 質管理基準をどこに置くか」というとても重い判断になるわけです。 全品目ロット管理するのが無理な場合には、例えば重点管理部品から徐々に対象を広 げていくようなアプローチがとられます。この場合、ロット管理している品目については 当然、トレーサビリティが把握できますが、ロット管理していない品目についてはシス テム上の適当なロジック ( 例 : 先入先出 ) で紐付けされることになりますので、これら の値はあまり意味をなさないことになります。 作業指示データ 作業指示番号 オーダ番号 作業指示日 完成実績データ 完成実績番号 作業指示番号 (FK) 品目コード (FK) 品目マスタ 品目コード 適用開始日 適用停止日 品名 品目コード ( FK ) ロット NO ロット NO 受入検査日 品目コード (FK) ※第 6 章の作業指示 / 実績関連テーフルにロット NO を追加 図 7 ・作業指示 / 実績関連テーブル ( ロット NO を追加 ) 164
トに使用されているのかを調査することが必要になります。この機能は、先ほどとは逆 の原材料 / 部品から製品へのロットトレース機能になります。 この場合はある製品のロット ( 図④ / 品目 : モカキリプレンド 3 開 g ロット NO : MK3-1123 ) がこの原料ロットを使用しているため、この製品が製品在庫にある場合に はその在庫を押さえて出荷を取り止める、すでに出荷してしまっている場合には出荷先 に連絡するなどの対応が必要になります。 アプリケーションとしては、ロットトレース機能として上記の 2 つの流れを用意して おく必要があります。 トレーサビリティ ( ロットトレース機能 ) がどうして重要なのかがお分かりいただけ たでしようか。このような処理が可能になると、ここ数年で起こった食品製造業のトラ プルの何割かを未然に防ぐことができた、あるいは範囲を限定的に留めることが可能で あったことが想像できるのではないでしようか ( 恣意的な賞味期限切れの出荷などは、 この機能があってもどうしようもありませんが ) 。 「品質管理」を極める モカキリ包装材 モカキリブレンド ロット NO . ロット NO : ISR- 1 1 21 MKP-1 120 3 キリマンジャロ キリマンジャロ 生豆 生豆 ロット NO : ロット NO : KMJ- 1 1 01 KMJ- 1 1 01 不良ロットの影響範囲の特定 不具合理由の特定 ①問題のあった製品のロット NO を指定し、 使用された中間品や原材料 / 部品のロッ ト NO をトレースする ④影響が心配される製品のロット NO を特 定できたら、今どこにあるか、出荷され ているかを探索する ド レ 0 2 キ 3 ッ カロ モ 缶コーヒー レギュラー ロット NO : CCR- 1 1 21 在庫確認 ロ②業務用粉コーヒー ←ロット NO : BPC- 1 1 91 製造実績確認 ミルク ロット NO : MLK- 1 1 1 7 モカ生豆 ロット NO . MOK-1 028 アラビカ生豆 ロット NO ABK-1 105 ③品質に影響を与えた原因となる品目ロット NO を 特定したら、ほかのどの製品ロット NO に使用さ れたかを確認する ②使用された中間品や原材料 / 資材の ロット NO の製造実績や検査実績を 表示 / 確認する , ロ 検査実績確認 図 6 : ロットトレース業務の流れ 163