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検索対象: コンピュータマッピング
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1. コンピュータマッピング

6.2 住宅地図データベースの利用事例 723 ①システムの主な機能 A . 地図検索機能 ・地図上に表示された建物名称を選択 , 指示し , 訪問記録など属性情報の登 れたデータベースをワークステーション上で確認し , 必要に応じて手作業 ・ホストコンヒ。ュータ上で動作する自動マッチングフ。ログラムにより処理さ B . マッチング機能 ・住所による検索 / 電話番号検索 / 全体区割図検索 / 公共施設検索 D . 条件検索 , 属性検索 録更新を行う . C . 属性情報の登録 , 更新機能 による修正を行う . におけるマッチング率は , 通常 60 % 程度となっている . を示す . この住所と氏名による自動データマッチングプログラムでは , 都市部 は , 現在 , 図 6.8 に示す手法を採用している . 表 6.3 に氏名のマッチングの例 墨田区役所の場合もほぼ同様の処理であるが , マッチングの方法について 理のフローを図 6.7 に示す . ング処理によって再び基本属性データとの照合を行う . この自動マッチング処 行う . 対応づけのなされなかったアンマッチデータについては対話的なマッチ らなるユーザ属性ファイルと合わせて自動マッチングプログラムによる処理を に示すような地図基本属性データを抽出し , ューザデータベースの住所氏名か 一般的には以下の方法がとられている . 住宅地図データベースから , 表 6.2 行う自動マッチング処理が重要になる . べースなどを統合して利用するためには , それらの情報の対応づけを自動的に 住宅地図データベースと , 大量に蓄積された属性データや , 異種のデータ ( 2 ) 自動マソチング また戸名を指定することによって属性情報の検索表示を行う . ・登録された条件に基づいて一人暮しの老人世帯の分布図などを作成する .

2. コンピュータマッピング

744 7 道路地図データベースの利用事例 ( 2 ) システムの構成 システムの目的によって構成は変わるが , 現在実用化されているシステムで 温度・振動などの耐環境性が高い構造となっている . 一般的なシステムの構成 これらの機器は一般のオフィス用に比べて車という特殊な条件下を前提に ステムも実用化されている . 専用の CD プレイヤと , 案内情報など付加情報用のフ。レイヤの二台を備えたシ 位置検出の利便性のために GPS ・自立型センサの両方を備えたものや , 地図 品ディスフ。レイに表示する方式が普及している . 自立型センサから検出した位置情報を 5 ~ 6 インチの CRT ディスプレイや液 は一般的に , 地図データベースや案内情報を CD-ROM に収録し , GPS または を図 7.7 に示す . CD プレイヤ CD -ROM 車載用 ディスプレイ CRT/LCD ナビ用 プロセッサ 各種受信機 位置特定装置 距離センサ 方位センサ 各種センサ 図 7.7 ナビゲーションシステムの構成例 ( 3 ) システムの機能 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ コンパス機能 ( 進行方向を示す ) ドライブガイド ( 設定した目的地の方向と距離を示す ) 地図表示 ( ディスフ。レイの地図上に現在位置 , 走行軌跡を表示する ) 自立型経路誘導 ( 設定した目的地までの最適ルートを求め案内誘導す 交通情報受信 ( 渋滞 , 事故などの交通情報を受信し表示する ) 管制型経路誘導 ( 交通情報などを基に経路指示を行う ) 情報提供機能 (CD-ROM や通信を介して案内情報を提供する )

3. コンピュータマッピング

8 . 標準化の動向 地理情報システムをめぐる標準化は , 大きく内部標準と外部標準に分類でき る . 内部標準とは情報システム自体の効率化 , 高性能化 , 経済性向上を目指 し , データ , ソフト , ードについてなされる標準を示す . たとえば , OS とし て UN Ⅸや MS ー DOS が事実上の標準となっているが , これは内部標準である . また , 外部標準とは異なるシステム間でデータベース , グラフィクス , ハー ド , ソフトが互換性を持っために定められる標準を示す . 典型的なものとし て , 異なるシステム間のデータ交換フォーマットの標準や , データ通信プロト コルの標準がある . 標準は , どのくらい多くのユーザが採用するかで , 本当の標準であるか否か が決まる . たとえば MS - DOS のように , 公的な機関が仕様を定めたものではな くても , 多くのパソコンでこの OS が利用されているならば , 事実上標準と呼 ぶことができよう . しかし , 公的な機関が標準として発表しても , ほとんどの ューザがこれを使わなければ , 標準とはいえない . また , 標準は万能ではなく あくまでもガイドラインである . これを完全に実行するかどうかはユーザが決 めることである . したがって , 標準を検討する際は事前の調査を十分行うべき であり , また , 標準案が作成された段階では , その有用性を宣伝する必要もあ 標準化を推し進める理由としては , 以下の諸点があげられる . 8.1 標準化の利点 る .

4. コンピュータマッピング

90 5 行政への利用事例 これらの情報に対する問合せがあれば , 路線調書 , 実延長面積調書などの様 式で , プリントアウトする . また , 道路台帳の中には , 橋梁 , トンネル , 鉄道 交差 , 立体横断施設等の台帳も含まれており , 合わせて検索・出力することが できる . (v) 集計 , 統計編集機能 道路管理者は , 毎年建設省や自治省に対し , 以下の報告をする義務がある . ・道路施設現況調査 ( 建設省 ) ・地方交付税算定基礎数値 ( 自治省 ) ・自動車取得税算定基礎数値 ( 自治省 ) その他 , 部局内の統計資料作成や , 一般向けの道路統計数値を提供する場合 もあり , 定期的に大量の計算業務を行うバッチ処理機能は必須である . 図 5.2 にシステムの概念構成を示す . グラフィック ディスプレイ 幅員証明 , プリンタ 調書等 タ ュ ビ集計・統計編集機能 ュ ンデータ入力・補正機能 0 道路台帳補正作業 ( 測量等 ) 問合せ応答機能 デ 地図 編 データベースデータベ ース 能 情報提供機能 補正データ 0 補正図面 0 数値地図 ディジタイザ 25 2 3 26 図 5.2 道路台帳管理システムの概念構成 ( 2 ) 告示管理システム 道路は , 法律上は起点から終点までの一本線 ( 路線と称する ) として管理さ れるが , 新設 , 改良 , 廃止等により大きな変化があると , その道路管理権 ( 権 原 ) を議会が議決により承認しなければならない . 議決がなされると , 道路管

5. コンピュータマッピング

72 4 地理データベースの作成 べクトルについて , 隣接しているべクトルの本数を求め , その数が最大 線幅以下の場合 , そこに含まれる点群を線追跡の基点とする ( ここで は (I) . この点群が見つからなければ , ステッフ。 1 の処理を繰り返す . [ ステップ 3 ] : 各追跡の基点から , 放射状に画素を追跡し , 次に示す二つの 打ち切り条件の判定に従って最長の長方形を求め , その端点を特徴点と ( 2 ) 基点と異なる色の画素が指定の数 ( 最大線幅 ) 続いた場合 定の数 ( 線幅の半分程度 ) 続いた場合 ( 1 ) 線領域でない画素か , ステップ 4 で消去フラグの付された画素が , 指 ・打ち切り条件 : して座標を求める ( ここでは C, D が求まる ) . この追跡において , 色の不確定な点は , 色コードの求まった隣接点と 同色コードとみなす . 開始 ①ラスタ状の探索 ( 線上の点 A の探索 ) NO 探索成功 YES ②点 A を中心にした 円周上の探索・ ( 点群 B の探索 ) NO 探索成功 YES ③点群 B を基準にした 放射状の探索 ( 最長の長方形の探索 ) 線分の座標算出 ( べクトル C ー D の算出 ) ④長方形領域の全点に NO 全画面終了 ⑤線分の接続 終了 探索済みフラグを付与 図 4.16 べクトル追跡手法による線径路認識の流れ

6. コンピュータマッピング

4. 地理データベースの作成 な比紹作めるを 地でる 大 をのとい説 合 法夕まて解 画 て設て る しにれをス方一にれの のデ単さ法 に由優図コ す と自も地べ成図簡用手 成 もをり る比作地を利カ 作 図値向く入 を を度よ ス て量地数動多動 真細ズ るるのも自 写詳イれ測 タ さ真よあ後最る べ よ に今 タ れ度ジ成写に 作中量係と在に さ精 に空測関状現ナ デ 影のデ ャ で 真な現 て 撮報の し ら情図すで写接 , てキ ス 式中密て かる地 得 空れ紙は方空と 取は りら たムつに上 ズる ズ をれ イ よ得でるイすきテにズの 報そ てス イそ タ に . 点なタ 情 ジ どるうとジ値れシグタ 図る なあい要イ数わ報ンジ 地あ 行情ビイ行 デ機でと必デて 空術るがのし来理 よ式の に方量図航技き備図と従地マの明 にル図説 るで設地タ 】箞タの淇地 ず特タ地の 一類真紙はす保な紙一 ま デ ジ紙式 量成確り ュ種写の ビ 2 中存測作をかしル は次デにル ンて空既真をさが対 らア で コけ 写タ鮮大にクい る中一新 , れべ低こる術さ 在分 あ空デ , 面こし的こす技 . ニる 現 き 較介成るマす で 図き反

7. コンピュータマッピング

730 プロッタ ーーフ 6 住宅地図データベースの利用事例 ワークステーションからアクセスするホスト集中型のシステムとなっている . だ構成となっている . 地図データは , 8 ギガバイトの磁気ディスクに格納し , ータとは独立した地図情報処理専用のホストコンビュータを LAN で結ん こでは , 大阪市消防局の構成例を示す . 本システムでは , 指令系のコン ①システムの構成 の検索など , 地図情報を利用することで , 指令管制業務の効率化を図る . システム構成を図 6.11 に示す . 指令系 ホストコンピュータ プリンタ ライン LAN 8GB 磁気 装置 テープ 地図系 ホストコンピュ GDP コントロ X 13 台 コンソーーノレ DISP 磁気ディスク 図 6.11 システム構成例 ( 大阪市消防局消防指令情報システム ) ②システムの機能 本システムの主な機能を以下に示す . また災害点決定の方法を図 6 . 12 に示 A . 災害受付処理 ・ 119 番通報・・ ・無線系通報・・ ・発信地データ付の通報・・・ ・発信者データ付の通報・・ B . 災害点決定 ・指令系区名人力・・・ す . ・・・電話局管内地図を表示 ・・・広域地図 (20km 四方 ) を表示 ・・・住宅地図 ( 250m 四方 ) を表示 ・・・住宅地図 ( 125m 四方 ) を表示 ・・・区全域地図を表示

8. コンピュータマッピング

6.1 住宅地図データベース 月 3 セットを構成する . 二亡 ー一万 第町第 静木物 物木を興ー 図セットの概念を図 6.2 に示す . この図に示すように図は 32767X32767 の メッシュに区切られた 2 次元論理空間に配置される . 各図は図番号という論理 空間座標で管理されており , 図番号は整数東西方向 2 ノくイト , 南北方向 2 バイ トで (I,I) から ( 32767 , 32767 ) の番号のいずれかで表現される . 図の隣接関 係は図番号を与えることで知ることができる . 図 6.1 図セット 図 6.2 図セットの概念 図は道路 , 水涯線 , 鉄道 , 行政界 , 建物界 , 記号 , 文字などを細分化したレ イヤで構成される . さらにユーザが自由に図形を定義し , 追加更新できるユー

9. コンピュータマッピング

ノ 67 11 . 8.5 アメリカにおけるテータ仕様標準化の動向 グリッドレコード グリッドデータ ( 標高値 ) を記録するためのレコード . この研究の第三の特徴として , データの位相構造についても , 都市計画 , 地 籍管理等の応用事例を設定し , 具体的な研究がなされたことにある . その結 果 , 「ディジタルマッピング作業要領・同補則 ( 案 ) 」では , 真位置データを編 集し構造化データを生産する方式についても触れている . 8.5 アメリカにおけるデータ仕様標準化の動向 アメリカにおける地理情報システム用のデータ標準化は , 国家標準局 (Na- tional Bureau of Standards) と USGS (). S. Geological Survey) の合意に基づ き , 1980 年から USGS によって開始された . USGS は標準化のために , ます NCDCDS (National Committee for DigitaI Cartographic Data Standards) とい う組織を ACSM (American Congress on Surveying and Mapping) の後援を得 て創設し , 5 年間で数値地図データの標準案を作成することとした . 続いて 1983 年に FICCDS (Federal lntegragency Coodinationg Committee on Digital Cartography) が OMB (Office of Management and Budget) の指導で設立さ れた . 1987 年にはこれら二つの組織による標準化草案が発表されたが , それぞ れの案を調整し , 統合化された標準を作るために , 1 9 8 7 年に DCDSTF (Digital Cartographic Data Standards Task Force) が USGS のもとで設立さ れ , 1988 年 1 月に SDTS と称する標準案を発表した . 図 8.2 にそれぞれのグ ルーフ。の役割を示す . NCDCDS NCDCDS は ACSM の承諾のもとで USGS が組織し , オハイオ州立大学研究 基金によって運営されたものである . 関係分野の専門家 ( 政府 , 私企業 , 学 会 ) で構成された . とに設けられた . それは , ( 1 ) データ編集 , ( 2 ) データ品質 , ( 3 ) 地図図形 , NCDCDS には設立当初 , 四つの主題を検討するワーキンググループが主題こ

10. コンピュータマッピング

7.2 道路地図データベースの利用事例 地物の名称については , 文字列や記号の基準点を設定し , その位置を点情報 として定義する . 地形図のモデル化の概念図を図 7.3 に , ナビゲーションシステム研究会で検 一寸されているデータベースの構造例を図 7.4 に示す . ロロ市 0 / 47 0 0 インターチェンジ ロ 地勢図・地形図 モデル化 図 7.3 地形図のモデル化の概念 このフォーマットではデータベースの構造をディスクラベル , 描画パラメ タ , 地図データの三つに分類している . 地図データについては , ーっの地域に 対し記述密度の異なる複数の組の地図データ ( 図葉 ) を用意しており , この一 組の地図データをビ = ーセットと呼んでいる . 広域 ( 粗 ) から狭域 ( 密 ) まで ABC の 3 ランクに分類している . これは表示装置の分解能のギャップを埋め るためと , ューザが見る範囲をいつでも最適化した地図の状態にして提供する ことを目的としている . さらに , 各ビ = ーセットは , 複数のレイヤから構成さ れている . このレイヤは , 文字記号レイヤ , 背景レイヤ , サービスレイヤの四 つに分類される . このビュ ーセットの概念を図 7.5 に示す . 7.2 道路地図データベースの利用事例 道路地図データベースの代表的利用事例としては , 自動車用のナビゲーショ ンシステムがあげられる . このシステムでは , CD-ROM などの記録媒体に収録