例文 3 ではターゲット名詞の thestudents と重複して消えている部分が the students whom/who/that/ ナシ lteach ☆の「☆」で表されています。 こは目的語の位置。関係節の目的語部分がターゲット名詞と重複していてそ れがヒトの場合、 whom, who または that という関係代名詞が使われます。 また思い切ってこの部分を空白にすることもできます。例文で「ナシ」となっ ているのはこのことです。 例文 4 は例文 3 とほぼ同じですが、唯一違う点はターゲット名詞がヒトで はなくモノであることです。この場合は関係代名詞に which または that を 使います。もちろん例文 3 同様、関係代名詞を省くこともできます。 例文 5 はちょっと変な形ですね。ターゲット名詞との重複部分は目的語 でも主語でもありません。代わりに「誰の」を表す所有格 ( 例文では the woman's) がターゲット名詞と重複しています。こんなときは whose とい う所有格の関係代名詞とターゲット名詞を合体させるのです。 例文 6 はもっと変です ! この what + 文は常に「・・・モノ」または「・・・コト」 と訳すように心がけましよう。たとえば what ー ate last night は「ゆうべ ボクが食べたモノ」、 whattheywanttodonow は「彼らが今したいコト」 といったように。厳密にはもともとあった「モノ」や「コト」を表すコトノヾ が関係代名詞 what によって吸収されてしまったものなのです。文法書では 先行詞を含んだ関係節と言われているものです。 ここでは関係節の作り方だけをしつかりマスターしてください。そして UNIT 17 で関係節をさらに大きな文のなかに放り込む方法を見ていくことに します。 第 4 章 UNIT 1 6 107
全な文であったのに対し、関係副詞文の大きな特徴は、主語・目的語といっ た文の主要な構成要素が揃っている完全な文であるということです。 関係副詞の文を理解するのはカンタンです。「場所」「時間」「理由」のあと にそれそれ where, when, why がついていたら、そこでいったん文を切り、 where なら「そこで何を ? 」、 when なら「その時何を ? 」、 why なら「その 理由の内容とは ? 」と問えばいいのです。たとえば Kenfound agood place where we can have a barbecue party. という文なら、 Ken found a good place ( ケンはいい場所を見つけた ) というところでいったん立ち止まり、「そ こで何を ? 」と考えれば where we can have a barbecue party ( そこでバー ベキューバーティができる ) となるわけですから、合体すれば「ケンはバーベ キューバーティができるいい場所を見つけた」ということになるわけです。 関係副詞の where, when, why はシンプルですが、「いきさつ ( または方法 ) 」 を表す how はちょっとしたす。なぜ異端児かというと、ほかの関係 副詞は the park, the day, the reason のように場所や時間や理由を示す名詞 と where, when, why が一緒に現れるのですが、 the way と how は一緒に並 べることができないのです。前のページの例文 4 で theway + 文と how + 文 の 2 バターンを置いたのもこれが理由です。 UNIT 16 で習った関係節のしくみがわかっていれば関係副詞もそれほどむ ずかしいものではありません。いや、完全な文をそのままつければいいだけ の関係副詞文のほうが関係代名詞文よりむしろカンタンかもしれません。 第 4 章 UNIT 18 Qe Ken found a good place where we can have a barbecue party.
ができます。例文 3 は一般論ですから the officiallanguage which/that is spoken in peru のように現在形に、例文 4 は 20 年前の話ですから a Ph0t0 of Mt. Fuji which/that was taken 20 years ago と過去形になります。 しかし例文 5 の元の文を見るとちょっと頭をかしげてしまいたくなります。 The man who lives in that big house is the mayor. となっていて、例文 1 や 2 のような ~ ing 形が元の文にないのですから。「住んでいる」のような習 慣を表す動詞は元の文では進行形でなくても名詞修飾の際ⅱ ving と現在分詞 を使うことができるということを覚えておきましよう。 ところで、名詞を修飾する動詞が一語の時は、例の 6a や 6b にあるように 通常名詞の前に置きます。その場合でもやはり、現在分詞は能動的な場合、 過去分詞は受動的な場合に使うことには変わりはありません 。ここで汪思し たいのは、例の 6a にあるように、現在分詞が名詞を前から修飾する場合、使 える動詞は目的語を取らない動詞、つまり自動詞に限られるということです。 例にある「輝く」、「燃える」、「泣く」、どれも目的語を取らない自動詞ですよ ね。ほかの自動詞で名詞を修飾する例としては me は ing ice ( とけつつある氷 ) 、 adying person ( いま天に召されようとする人 ) 、 running water ( 流水 ) などが 挙げられます。 第 4 章 UNIT 19 a phOtO Of Mt. Fuji taken 20 years ago 0 。 0 0 ・リ 0 0 0. 設 - 89 10 25 ~ つ、 0 0 0 0 ゑ ク 0 0 2 the boy riding a bicycle 125
チャレンジ問題の答えと解説 ① Please state three reasons り y you want to work at this company. 「 ~ の理由」ですから、 reasons のうしろには why で始まる文をつなげれば OK です。 3 つの理由なので reason を複数の reasons にすることもお忘れなく。また「この会 社で働く」は workforthis company のように for を使ってもかまいません。 ② This is the log cabin where Lincoln was born. ます「これが丸太小屋です」という文を作り、その丸太小屋という「場所」を文で説 明していくのですから、関係副詞は where になります。リンカーン、ご存知ですよね。 奴隷解放を訴えたアメリカ第 16 代大統領です。彼が生まれ育った丸太小屋は今でも ちゃんと保存されています。 0 2012 is the year when the Olympics will be held in London. まず「 2012 年がその年です」とし、その年がいったい何なのかを、時間を表す関係 副詞 when の文で修飾すればできあがリです。 0 How James became a millionaire is unknown. または way James became a millionaire is unknown. 覚えていますか、 how はちょっと異端児の関係副詞でしたよね。 the way と how は 一緒に現れることができないので、上のように二つの答えが可能となります。もしく は UNIT6 で習った形式主語の it を用いて以下のようにしてもかまいません。 は iS unknown hOW James became a millionaire. 1982 , when ー was born, Lisa came to Japan from Chicago. 日本語の訳文にあるように、新たな内容を追加する挿入文には、コンマを付けた非制 限用法の関係節を使いましよう。実際の会話でもなにか言葉をさしはさむ時には一呼 吸入れますよね。コンマはそれをビジュアルに示したものだと思えばいいのです。 5 / 応用問題 レ ① when ② which/th 1 22 ナシ 3 which/that/ ナシ ④ where 0 why
チャレンジ問題の答えと解説 ① John saw Mary crossing the bridge. cross か crossing どちらを使うのか迷ってしまいますが、橋を渡っている連続の中 の一部分だけを切り取ったような見かたをしているので、この場合は現在分詞の crossing の方が臨場感が出ます。」 ohn saw Mary cross the bridge. だと橋を渡りきる までずっと見ていたというニュアンスになります。 ②ー noticed an apple fall fronmt ーノゴが木から落ちたのはあっという出来事ですから、当然落ちた一部始終を見 たことになリます。よって、こごでは原形の fa Ⅱをうのが適切というわけです。こ のように瞬間を表す動詞は通常原形が使われます。 28 ページの説明の中でも瞬間を 表す動詞として close があリましたね。 0 Jane saw an 0 旧 man bitten by a big dog. 日本語の問題文を見ると、ジェーンの目に入ったのは老人で、その老人が犬に噛まれ ています。よって see の目的語は ano 旧 man になり、「老人が犬に噛まれた」とい う受動態の文になります。受動態は動詞の過去分詞を使いますから o 部分が an 0 旧 man 、 C 部分が bitten bya big dog となるのです。受動態については UNlT9 でくわ しく説明しています。もちろん「犬」を主語にして」 anesawa bigdog biteanold man. でもいいですが問題文のニュアンスからは少しズレてしまいます。 0 e は someone push my back. 知覚動詞でも「感じる」を使ったケースです。背中を押す動作は一瞬で、最初から最 後までを知覚することができますから、動詞の原形を使うのがべターです。 0 Jane heard the rocket crash into the mountain. これは問題 2 のリンゴが木から落ちるケースに似ています。激突するのは一瞬のこ とですから、事の一部始終を耳にしていたわけです。よって原形の crash を用いるこ とになります。 ① cross ② talking 3 taken ④ shake ⑤ walking 32
まり比較級でも最上級でも大切な情報は文の前半部分にあるということです。 例文 5 の Jane is faster than any other girl. はカタチの上では faster than と比較級を使っているのに意味は最上級で不思議な感じがします。これは「想 像できるいかなる〇〇」を意味する any のしわざです。「他のいかなる女の子」 と比較しているのですから結果として、最上級になるわけです。 最後に「 X は Y の ~ 倍だ」の言い方をマスターしましよう。基本的に倍数 を使った比較は Xisas ~ asY. のカタチを覚えて、 as の前に Xtimes を入 れるようにしてください。ただし例外は「 2 倍」で twotimes ではなく twice を使います。もちろん倍数表現のときでも be 動詞ではなく一般動詞を使って Jane runs three times as fast as Kate. のようにしても OK です。 補足になりますが、 more の反対は ss です。これは否定の意味を含ん だ比較副詞なので not を使わずに物事を比較することができます。たとえば This computer is less expensive than that one. ですと「このコンピュータ はあれより高くない」、一 eat much less than usual nowadays. ですと「近ヒ百 私はいつもに比べてだんぜん食べない」となります。 ss 以外で否定の意味 を持つ副詞については次の IJN 8 を参照してください。 第 2 章 UNIT 7 Coffee Break ◎役に立つ比較表現 1 . as + 副詞 + as 主語 can ()s + 副訶土 - as - possible) できるだけ ~ He spoke as quickly as he could ()s quickly as possible). 彼はできるだけ速く話した。 2. The + 比較級 + 文 , the + 比較級 + 文 ~ すればするほど・・・だ The harder you study, the better your grade will be. 一生懸命勉強すれはするほど、成績はよくなるよ。 3. one 0f + the + 最上級 + 複数名言 6 も ~ なうちの一つ He was one Of the smartest students in the high school. 彼は高校で最も頭のいい学生の一人だった。 この場合の最上級は、「最高の ~ 」ではなく「極めて ~ 」の意味なの・複数 名詞がくるのです。 49
) 朶く王里角牟しよう 関係節を使って名詞を修飾すること自体は慣れてしまえばむすかしいこと ではありません。しかし、関係節がちゃんと作れてもそれを文の中に放り込 むととたんにあやふやになってしまう人が意外といます。ここで大切なこと は、関係節で名詞を修飾したら、何もいじらずにそのひとかたまりを一つの 名詞として考えてしまうことです。たとえば例文 1 の the girl who ( または that) came from Germany は文ではなく一つの名詞なのです。言い換えると、 [ 名詞 The girl] is good at EngIish. も [ 名詞 The girl who ( または that) came from Germany] is good at EngIish. も形の上ではどちらも同じ名詞だという ことです。このことを意識すればターゲット名詞 ( = 先行詞 ) がよく見えて くるので、関係節を作るときも、また関係節を含んだ文を読むときも理解度 がグンと増してきます。 例文 2 でもまったく同じことが言えます。つまり lthink ー have met the woman. の the woman が所有格の関係節で [ 名詞 the woman whose hat is red ] となっただけ、というわけです。 例文 3 は先行詞を含んだ関係代名詞 what でしたね。これも what + 文を ーっの名詞と扱えばよいのですから、例文 3a のように自由に主語の位置に放 り込んだり、例文 3b のように目的語の位置に放り込んだりすればいいのです。 関係節にはその前にコンマが来るか来ないかでニュアンスが微妙に変わっ てくることがあります。例文 4 を見てください。 4a の方は今まで見てきたご くふつうの関係節修飾で、「教師をしている息子ニ人」という意味です。です から考えようによってはメアリーには教師じゃない息子、たとえば大工のト ムという息子がいる可能性も否定できないのです。一方 4b には マがあり ますね。このように関係節の前にコンマがある時は、あたかも話し手がこ c で一息ついて、残りの部分はあとからふと付け足したような感じになるとイ メージしてください。そう、コンマはここではピリオドのように扱えばいい のです。こう考えると 4a とは違い 4b の文はどう考えてもニ人以外に息子は いないことがわかります。ちなみに 4a の方が名詞に対する関係節のしばりが 1 1 2
チャレンジ問題の答えと解説 ①ー got my essay ( = composition) corrected by my teacher. これに一番近いのは例文 1 です。 SVOC の O 部分は myessay です。これはモノで「直 される」もの、つまリ受動態ですから C 部分は過去分詞 ( サレル分詞 ) の corrected となります。この文では直してくれた人が先生とはっきリしているので by my teacher となっていますが、わからない時、または言うまでもない時は含める必要は あリません。例えば ot my hair cut. では髪を切るのはたいてい理容師・美容師で、 わさわざその人に言及する必要がないので by …をつけなくてもいいのです。 ② Once you get the heater going, the room will get warm. 例文 5 とほぼ同じバターンです。ヒーターが点火して動き始まることを示している ので、 SVOC の C 部分には能動態の現在分詞 ( スル分詞 ) が用いられます。この「 ~ を動かし始める」という getX going という表現はよく使われるのでここで覚えてし まいましよう。 0 Don't get Jim eating before we say grace. 例文 6 と同じパターンです。 SVOC の C の部分を—ing にすると、〔ー でも説明したように「 ~ し始める」というニュアンスが出てきます。これを通常の使 役の let を使って Don'tlet 」 im eat before we saygrace. とすると「食前のお祈りの前 にジムに食べさせるな」となり、食べる事自体が禁止されることになります。 0 She got her arm bitten by that big dog. 例文 4 と同じパターンで、「イヤな目」にあった時の表現です。通常、このパターン で get + 目的語 + 過去分詞が使えるのは、目的語が自分の体の一部か、 bag のよう に自分の所有物のときに限ります。この点については UNIT24 で説明してあるので参 照してください。ついでですが、「ゴルフホールが頭に当たった」はどう言うでしょ うか ? そうです、 lgotmyheadhitbyagolfball. ですね ! また「イヤな目」パターン では過去分詞にアクセントが置かれて bittén のようになリます。 0 Get yourself moving! ややむずかしかったでしようか。「あなた自身を動かし始める」ようにするのですから、 補語 (C) は現在分詞を取リます。また、この文は SVOC ですが、命令文なので主語 (s) はありません。 ① checked 38 ② concentrating 3 pinched ④ done cut
チャレンジ問題の答えと解説 ①けー were a bird,l could fly anywhere. 私は鳥にはもちろんなれないので、あくまでもこれは「たとえば今・・・なら」の文です。 現在の自分の願望を言っているので if 文は過去形の were を使いましよう。ところで 主語は一ですから動詞は was のはずなのですか、昔の名残リで were を使うことになっ ています ( 最近では was でも OK ですが ) 。仮定法ではしつかり助動詞を入れること が大切です。原文は「飛んで行ける」と能力を表しているので cou 旧にしています。 ②げ you were a woman, what kind of man would you like tO marry? これも「たとえば今・・・なら」の文ですね。「あなた」は今男性ですが、「たとえば女性 だったら」という仮定の質問を受けています。よって if 文は過去形の were を使いま す。残リの部分は「結婚したい」ということなので wou 旧 you like to marry とすれ ばカンベキです。 ( ー 0 ー wish there were no classes tOday! これも「たとえば今・・・なら」の文ですね。今現在の願望を表すには単純に一 wish に 過去文を足せばでき上がりです。ところで上の解答文、もっとオーバーに「今日クラ スがなかったらどんなにいいだろう ! 」と感嘆文にしたけれは、文頭に How を足し て How ー wish there were no classes today! とすればいいのです。意外と簡単でしよ 0 げ we had had a lot of money when we married, we could have gone tO Europe for our honeymoon. これは「たとえばあの時・・・だったら」と過去に言及した文です。「結婚した」当初、 つまり過去にさかのぼった時点で「たとえば〇〇だったら」と考えているのですから if 文は過去完了形の had had となります。 had がニつ重なって変な感じですけどこ れでいいのです。残りの部分は助動詞に have + 過去分詞をつけた could have gone となります。 0 ー wish ー had chosen that person! これも「たとえばあの時・・・だったら」の文です。過去にさかのぼっての願望ですか ら一 wish に過去完了文を足せば OK です。ちなみに問 3 の解説でも説明したように 「あの人を選んでいたらどんなによかったことか ! 」と感嘆文にしたければ、文頭に HOW を足して How ー wish ー had chosen that person! とすればいいのです 0 could go ② had decided could have solved 確認問題 1 78 3 had called ④ were ( または was)