となりの宇宙人半村良長髪族の乱豊田有恒スペースオペラ大戦争豊田有恒 獣人伝説半村良禁断のメルヘン豊田有恒遥かなり幻の星豊田有恒 豊田有恒 黄金伝説半村良タイム・ケンネル豊田有恒クフ王のピラミッド 月 英雄伝説半村良時間砲計画豊田有恒津軽世去れ節長部日出雄 年 楽園伝説半村良サイボーグ王女豊田有恒オョョ島の冒険小林信彦 街半村良自殺コンサルタント豊田有恒怪人オョヨ大統領小林信彦 制都市の仮面半村良退魔戦記豊田有恒オョョ城の秘密小林信彦 闇の中の系図半村良少年エス。 ( ー戦隊豊田有恒大統領の密使小林信彦 学闇の中の黄金半村良イルカの惑星豊田有恒大統領の晩餐小林信彦 文 闇の中の哄笑半村良両面宿儺豊田有恒合一一一一口葉 . はオョョ小林信彦 日夢の底から来た男半村良西遊記プラス豊田有恒秘密指令オョョ小林信彦 ハ林信彦 。、。ハは神様じゃない」 璢セルーナの女神半村良倭王の末裔豊田有恒 産霊山秘録全二冊半村良邪馬台国作戦豊田有恒オョヨ大統領の悪夢小林信彦 録 目幻視街半村良改体者豊田有恒つむじ曲りの世界地図小林信彦 庫 邪神世界半村良持統四年の諜者豊田有恒サイボーグ・・フルース平井和正 文 魔女伝説半村良非・文化人類学入門豊田有恒虎は暗闇より平井和正 不可触領域半村良タイムスリップ大戦争豊田有恒魔女の標的平井和正 回転扉半村良マーメイド戦士豊田有恒怪物はたれだ平井和正 オ戦国自衛隊欟敏艱続・時間砲計画豊田有恒アンドロイドお雪平井和正 ニジンスキーの手赤江瀑パラレルワールド大戦争豊田有恒メガロポリスの虎平井和正
( 20 ) の螢森村誠一波乗りの島片岡義男積木の塔鮎川哲也 火の十字架森村誠一 い旅を、と誰もが一た片岡義男死のある風景鮎川哲也 花の骸森村誠一町からはじめて、旅へ片岡義男人それを情死と呼ぶ鮎川哲也 黒の事件簿森村誠一友よ、また逢おう片岡義男偽りの墳墓鮎川哲也 月 7 ドグラ・マグラ全二冊夢野久作最終夜行寝台片岡義男砂の城鮎川哲也 少女地獄夢野久作限りなき夏—片岡義男準急〃ながら〃鮎川哲也 空を飛ぶ。ハラソル夢野久作吹いていく風の・ ( ラ「ド片岡義男ベトロフ事件鮎川哲也 制わたしのいるわたし池田弥三郎タ陽に赤い帆片岡義男裸で転がる鮎川哲也 緑 ・ほくはプレスリーが大好き片岡義男俺のハ トが zo と言う片岡義男死が二人を別つまで鮎川哲也 ( イウ , イ片岡義男 and I Love Her 片岡義男金貨の首飾りをした女鮎川哲也 宀子スターダスト・ 文 ロンサム・カウポーイ片岡義男ターザンが教えてくれた片岡義男呼びとめる女鮎川哲也 本 シナスローな 原作片岡義男 日スローなプギにしてくれ片岡義男 囁 唇鮎川哲也 リオプギにしてくれ脚本内田栄一 代 条政子永井路子蝶を盗んだ女鮎川哲也 ーマレードの朝片岡義男 ア ~ ・・フルサイダーと彼女片岡義男万葉恋歌永井路子自負のアリバイ鮎川哲也 目ラジオが泣いた夜片岡義男愛に生きる永井路子軍靴の響き半村良 トランク鮎川哲也平家伝説半村良 庫人生は野菜スー。フ片岡義男黒い 彼のオ 鮎川哲也石の血脈半村良 ート・ ( イ、彼女の島片岡義男曲悪の化石 角 白鳥鮎川哲也およね平吉時穴道行半村良 味噌汁は朝の・フルース片岡義男黒 ポビーに首ったけ片岡義男死者を笞打て鮎川哲也わがふるさとは黄泉の国半村良 コーヒーもう一杯片岡義男風の証言鮎川哲也亜空間要塞半村良 ときには星の下で眠る片岡義男リラ荘殺人事件鮎川哲也亜空間要塞の逆襲半村良
小山大吾は春彦と大学時代からの友達である。大学を出て映画会社に就職したが会社が ? れ、春彦と組んでプルーフィルムを作っていたこともあるが、このところ、ポルノ映画の監 としてその世界では第一人者ということになって来ている。小山はいった。 「なに ? 家 ? いきなり何の話たい」 「君の家な、陽子が乗気なんたよ、一度見たいってさ」 「見る ? なんでた」 「この蔔 目いってたろ、君、家を売って金を半分こして、女房と別れてイタリアへ行ってイ ( リア人のポルノを撮りたいって : 「それでさ、陽子に話したんだよ。君んとこ百一一十坪はあるだろ ? 家はもう四十年は経 ( な。家はダメだから、土地の値だけだが四千万でどうだろう 小山は春彦の唐突さには馴れている。小山はいっこ。 「ダメだよ、あの家は女房の家なんだ」 「女房の ? 名義は女房のか ? 」 「うん、だって女房がおふくろから貰った家だからな」
228 鍋の中の南瓜がきれいになくなっていた時のびつくりした気持と同しでした。 「あんた、カレー芋、嫌い ? 」 ぬい子に嫌いな食べもんなど、なかった筈です。 いえ・ : ・ : 好きですけど : 「そんならなんで食べへんのです ? 」 「あのう : : いただきましたけど : : : 」 「残ってるやないの、ほれ」 「はあ・ : ・ : 」 まるで悪いことしたように、目を伏せます。それから、しばらくモジモジしていて、 「わたし : : : 減食しようと思てるんです」 思わず私はむっとして、 「減食 ! そんなこと、あんたに出来るのかいな ! 」 : もうどないもならんので : : : すみませんー 「ここへ帰ってから体重がどんどん増えて、 すみませんが癖になっている。 その日から、ぬい子はほんまに、食べんようになってしもうたんでした。何を炊いても鍋に 半分は残っています。ご飯は朝、三合炊いたんが、夜になってもまだ残っています。三合を一一 合に減らしても、まだ残るんです。ぬい子はおかずだけちょっと食べて、生意気にもご飯は食
の、古大豆、冬至の南瓜の縁の下に転がしといたやっ、去年、米屋やら咲山さんの奥さんやら から、ぬい子が大喰いやからというて、貰うたまま戸棚に押しこんであったもの全部、これで もかこれでもかと作るのをけろり、ペろりと食べ尽くす。私は茶の間でテレビを見ていては、 コマーシャルの間に大急ぎで戸棚を覗きに行き、 「もうない ! 「もう食べてある ! 」 鍋を覗いては呆れ、ロ木れながらチャッチャッチャツ、まな板の上で野菜切る庖丁は、だんだ ん調子に乗って勢がついて来ました。 「奥さん、この頃、えらいお元気そうですなあ。顔がつやつやしてはるわ」 うてくれるのでした。 とみな、い のある日のことです。 世 、カレー芋を炊いておいたのが、蓋開けてみたら半分以上も残ってるや 朝から鍋にいつばい し ありませんか。もう、びつくりしてしもうて、 っ む 続と声上げ、 「ぬい子さん、ぬい子さん ! どないしたん ! これはー いったい何がどうなったんかとびつくりした気持というもんは、はじめてぬい子が来た翌日、 かばちゃ
226 ぬい子は相変らす、山のように食べ、どたーっと寝て、トイレット ーを一日にひと巻 使い、タご飯がすむと「新聞拝借します」と新聞を持って部屋へ入ったきり、朝まで出て来ま 「あんたなあ、うちへ帰ったらどない ? 」 というても、 「はーあ : : : 」 というほか、何もいいません。いつの間にやら冬は過ぎ、三月に人るとこの辺ではもう、毎 日。ほか。ほかとええ日がつづいて、すっかり春です。たん。ほ。ほが咲いたり、つくしが顔出したり さんしよう してます。庭の山椒の芽を摘んで来て木の芽田楽を作って、咲山さんの家へ届けに行って帰っ てきて、 「さあ、いたたきましよ。ぬい子さん、おいで」 機嫌よく声をかけましたら、もそっと現われて、「あのう : : : 」とロごもる。その様子見て 私はあツー と思い 、慌てて戸棚を開ける。田楽はもう半分になっていて、 もう去になはれ ! 」 思わす必死で怒号したのが情けない。 こうなったらャケクソゃ。なん・ほでも食べるたけ食べさせてやるで = 、と私は毎日せっせせ
120 と母はいった。 ある日、隣家との境の塀の上に猿が現れた。猿は塀の上から私の庭を眺め、べティに気がっ とうろう いた。そうして塀から桜の木に飛び移り、なおも飽かずべティを見守りつつ古燈籠の頭に降り、 改めてしげしげとべティを見つめた。 おそらく猿はこの奇怪なるけものは何であるか、不思議さに駆られたのであろう。石燈籠か ら地面に降り立って、そろそろとべティに近づいた。 べティはグウグウ、ブツ・フッとイビキをかいて眠っている。そのイビキは猿の耳にも届いて、 猿はますます不思議さに駆られ、近々とべティのそばへ寄った。だがそれでもべティは尚、プ ツ・フッと眠っているたけなのでやがて猿は見飽き、退屈して帰って行った。石燈籠から桜の木 に登り、更に塀に飛び移ってから、姿を消そうとしてもう一度期待するようにふり返ったが、 べティはまた寝ているのであった。 私はべティと同じ月に生れたプルドッグを飼っているという人に電話をかけて、成長の様子 をねた。 「胴はもう六、七十センチございます。体重は先日、量りましたら三十キロございました。 うちのは標準よりも少し、大きめらしゅうございます」 べティの胴の長さは、その犬の半分である。 「それは悧ロでございましてねえ。日曜日なんか朝寝坊をしておりましよう。そうしますと、
五月に入ったので、五島春彦のホームス。ハンの上着と、顔を埋めている鍾馗ヒゲは見るから に暑苦しそうだった。しかし彼にはこのホームス。 ( ンの外に上着がなかったから、それを着て いた。上着を着ないでワイシャツだけで歩くには、まだ早い季節である。 ホームスパンの上着は、見るからに暑そうであるばかりでなく、実際に暑かった。 , 彼の胸に は汗が流れていた。汗は胸を伝ってサルマタの紐に冷たく染み込んでいる。彼が今一緒に暮し ている女は、はじめの頃、今どきサルマタを穿いているなんて、といってよく笑ったものだっ た。しかし彼のサルマタは上等の本メリャスで、肌触りがえいわれず優しく柔らかである。 戦争が始まった頃 ( その頃、彼は小学生だった ) 、今に食糧や日用品が欠乏して来るという ので、彼の母が十ダースも買い込んだ。男兄弟が多かったためもあるが、その頃、母はあらゆ る品物を買い溜めする衝動にとり憑かれていたのだ。 春彦が亡父の遺産を根こそぎ失い、借金取りに追われ、妻と別れて放浪の旅に出ねばならな くなったとき、母は別れを告げに行った彼にサルマタを餞別代りにくれた。彼は自分の財産を 失 0 ただけでなく、母の財産まで半分にしてしま 0 たので、が集 0 て残「た母の財産を管 理制にしてしまった。それで母は彼にサルマタを与えるほか、もはや与えるものがなかったの ひも せんべっ しようき
127 ブルドッグを買いたいとは私の一一十年来の希望だった。少女時代に私が可愛がっていたブル【 ッグのカルという雄犬を忘れかねて、私は犬を飼う話が出ると必ず・フルドッグがいし たものだった。しかし大金を出して犬を飼うようなゆとりのある生活ではなかったので、ブ , ドッグを飼うことは長年の私の夢になっていたのだ。 あご カルの顎の下から咽喉にかけての皮膚の、引っぱればどこまでも伸びるぐにやぐにやのた みを掴んで、引き伸ばしたり揉んだりしたあの懐かしい感触は、左右からロを包むように垂」 て涎が 0 ていた肉のやわらかさと共に五十年経 0 た今でも私の手の中に蘇「て来る。私」 毎日、カルのべージュ色の背中の赤ムケの皮膚に黄色い臭い塗り薬をすり込んでやった。 「カル , と呼べばどこにいても飛んで来て、 と空に顔を向けて、まるみのある響のいい吠え声で返事をする。私は図画の時間にカルの〔 を描いて、教室に貼り出しになった。カルの作文も書いた。菓子を食べるときはいつもカル一 テ半分やったものたった。 ペ 「カルももういい年だろうねえ。 いったい幾つになっているんだろ - う ? 」 そういラおとなの言葉を聞いただけで、私は涙ぐんだ。カルは隣家の住人が遠くへ引越す に置いていった犬で、いつの間にか私の家に居つくようになったのだ。だからカルの生れ年
悪屁攻 野い学撃 季入の 本本本本 ののの たの都水城の意振郎 青青異超野企真星精挫凶高霧日夕殺人新偽む密 誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠義義義義義義 村村村村村村村村村村村村村 森森森森森森森森森森森森森森三藤藤藤藤藤藤 路砂墓点岐件白件標会殺嶺を造帯杯男而節門街 虐 空流盲分人空道 全 村好本本 高業神折 証魔太証人誘る人リ 殺殺 のの鳬の . = のふ 春常擘性特昼の分 層 ェ水の 死 明性陽件明件拐里件ト系角話件意奏明件陽せ脈 森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森 村村村村村村村村村村村村村村村村村村村村村 ( 19 ) 角川文庫目録現代日本文学 ( 緑帯 ) 1982 年 7 月 虚暗幻殺影通歪科虚大夢分銀腐風街旗 構里意の快ん無 の虚蝕塵を師 ネ申殺 → = 字骨全旅の計員 , 映意間繽造 ~ 閉 のの希殳の か ス の 人殺重証事太 事 な は の 港 箜 , 骨 卑指反こ 事事ー ビ、 シ・ サ白恐鍵虹黒悪不誘カ砂異黒鉄蟲魔 の怖かへ魔夢良 十の すタ巳各 か るの術三社鬼 人手田失 心、格葉 事 件配想る隠 リ の 型い筋 の の墜の少 楼 白落畜 而券女者群燈宴銘昼機舎閣年 森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森 村村村村村村村村村村村村村村村村村村村村村