4 ホッカイエビ ほっかいどうちしまれっとう たいちょう か ・タラバエヒ科・体長 1 3 ■北海道・千島列島 ◆内湾のアマモの間などにすみ、体の色とたてじまが 保護色になっています。むきえび、かんづめなどにし ます。 ホタンエビ か ■タラバエビ科・体 ふんかわん ちょっ 長 15 師■噴火湾 ~ とさわん すいしん 第 土佐湾◆水深 250 ~ 500m ほどの所にす みます。 1 0 月 ~ 5 月 あみ にかけて底引き網・ 手ぐり網でとります。 性が入れかわり、 3 ~ 4cm のものはおす、そ れ以上のものはめすに なります。 コウライエビ ( タイショウェビ ) かいなっ か たいちょう ■クルマエビ科・体長 28cm ■黄海・東シナ海◆夏に、中国の ぼっかいわんあさ さいし 0 うとうにしうみうつ うみあっ さんらん 渤海湾の浅い海に集まって産卵し、冬には済州島の西の海に移 ります。からのうすいニ枚貝を食べます。 ひがし こうかい ちうこく からたいろ ふゆ ないわん ほこしよく た にまいがい アカエビ か ほんし 0 うち 0 うぶいなん ■クルマエビ科・体長 1 2cm ■本州中部以南・マ はんとう せんたいこま レー半島◆全体に細かい毛でおおわれています。子 み 工ビはひがたで見られますが、成長とともに沖で生 活するようになります。おもにむきえびにされます。 たいちょう あみ い せ き せいちょう いじよう ヒゴロモ工ビ ( ブドウェビ ) ちょうし か ■タラバエビ科■体長 17 ■銚子 いはく ほっかいどう すいしん 以北、北海道、サハリン◆水深 200 ~ 300m にすみ、小さいものはおす、 おお 大きいものはめすになります。てんぶ ざいりよう らの材料になります。 ホッコクアカエビ ( アマエビ ) とやまわんいはく すいしん か たいちょう ■タラバエヒ科・体長 1 2 師・富山湾以北の日本海◆水深 200 ~ 250 m にすみます。性が入れかわり、 3 ~ 4 師のものはおす、それ以上のも のはめすになります。生で食べるとあまみがあります。 たいちょう にはんかい いしょ 1 た なま イソスジェビ たいちょう か はっ ■テナガ工ビ科・体長 5 師■北 かいどうなんせいぶいなんたいへいようかわ 海道南西部以南の太平洋側◆お つの すがめすよりやや小さいが、角は おおがた 長い。体の表面のもようは大形の ものほどふくざっになっていま ちょうかんたいがんしよう す。潮間帯の岩礁にすみます。 テナガ工ビ か ・テナガ工ビ科・体長 9 師 はんし 0 う き 0 うし 0 うかんこく ■本州・四国・九州・韓国・中 なが こくほくぶ 国北部◆おすのはさみは長く、 たいちょう ていち 体長の 1 .8 倍になります。低地 なが かわうトめま の川や湖、沼にすみ、流れのゆ すな るい砂やどろの所をこのみます。 : なうめん からだ なが たいちょう スジェビ か にほんかくち ・テナガ工ビ科・体長 5.5 師・日本各地・サハリン し、けめまうト かいすい み ◆池や沼、湖にすみますが海水がまじる所にも見られます。 たいちょう スジェビモドキ たいちょう か ・テナガ工ヒ科・体長 4 師 ほっかいとうなんせいぶいなん ・北海道南西部以南◆スジ たんすい 工ビににていますが、淡水 の所では見られません。潮 かんたいがんしよう 間帯の岩礁にすみます。 シラタ工ビ か たいちょう はこだていなんたいへいようがん ちょうかんたい ・テナガ工ヒ斗・体長 6.5 師■函館以南の太平洋岸◆潮間帯に あ すみます。角が長く、つけ根がもり上がっています。 タラバエビのなかまは一生の途中で、生殖腺の精巣 ( おす ) が退化し、かわりに卵巣 ( めす ) になります。 つのなが たいか いっしよう せいしょ ( せん 31
とくちょう はきやく きようきやく シャコは第 2 胸脚がカマキリのような捕脚になっているのが特徴です。夜、活動して ゴカイや工ビなどをとらえて食べます。 シャコのするどい捕脚 ちからつよ こざかな シャコは捕脚で工ビや小魚をとらえますが、捕脚の力は強く、アサリの貝がらも わってしまいます。 うちがわ 内側にとけのならんたカマキリのような捕脚 ひし打ちでアサリをわる セスジシャコ たいちょう ・シャコ科・体長 IOcm ■房総半島 ~ すいしん すな 九州◆水深 20 ~ 90m の砂やどろの海 底にすみます。小形のシャコで、腹部の 背にたくさんのたてすじがあります。 を - ドフい シャコ シャコ たいちょう ■シャコ科・体長 1 5 師 はこたてき 0 うし 0 う ないわんすい 第函館 ~ 九州◆内湾の水 ところおお 深 15 ~ 30m の所に多く、 かいていユーしがた どろの海底に U 字形のあな よるかっ をほってすみます。夜に活 こがた 動して、ゴカイや小形の工 ビ・カニ、小魚をとって食 しよくよう べます。食用にします。 かい ほきやく ほきやく トラフシャコ たいちょう きいはんとういなんにしたい ■トラフシャコ科■体長 30 師■紀伊半島以南・西太 よう おおかたふとよこ へいよう 平洋 ~ インド洋◆大形で太い横じまがあります。体はひ らたくててはばが広い。捕脚にはたくさんのとげがあり ます。 すあな シャコの巣穴 すあな シャコは巣穴の入り口で好物の 工ビがくるのを待っています。工 ほきやく ビが通ると、捕脚でとらえます。 ほきやく モン / 、ナシャコ ■フトユビシャコ たいちょう 科・体長 IOcm きいはんとういなん ■紀伊半島以南・ おがさわらしよとう 小笠原諸島・西太 平洋 ~ インド肄 へいよう あさ うみ ◆浅い海にすむ種 で、シャコの中で うつく 最も美しい。 ほうそうはんとう き 0 うし 0 う てい かい ふくぶ しゅ なか もっと フトユビシャコ ・フトユビシャコ科 たいちょう ・体長 IO 師・紀伊 はんとういなんにしたいへいよう 半島以南・西太平洋 よう がんしよう ~ インド洋◆岩礁や サンゴ礁にすむシャ いろが コで、色変わりが多 い。 トゲシャコ ほんし 0 うち 0 うぶいなん ・トゲシャコ科・体長 30 師■本州中部以南・ にしたいへいよう よう るいなかさいだい 西太平洋 ~ インド洋◆シャコ類の中で最大。捕 き 0 くつよおお 脚は強く大きく、 8 本のとげがならんでいます。 すいしん かいてい 水深 5 ~ 90m のどろの海底にすみます。 たいちょう ほ からだ ほん ほき 0 く ひろ おお ぐちこうぶつ い U 字形のシャコの巣穴 捕脚というのは、えものをとらえるためのあしの ことです。 43
かめい おお ・科名・大きさ・分市◆主な特ちょう ぶんぶ おもとく カニのなかま トゲアシガニ こうふく ほうそうはん 、イ三川 ・イワガニ科■甲幅 3.5cm ■房総半 とういなんにしたいへいよう かいがん 島以南・西太平洋 ~ インド洋◆海岸 がんしようおお の岩礁に多いカニで美しい色どりをし ています。甲はたいらで、岩の下やす きまをすばやく動きまわります。 かんごくたい ほっかいどう き 0 うし 0 う こうふく ほっかいどう / 、マガニ き 0 う ・イワガニ科■甲幅 3 ・北海道 ~ 九州・韓国・台 ■イワガニ科・甲幅 2.5cm ■北海道 ~ 九 わんち 0 うこくほくぶ かいがんかこうふきん ほうそうはんとういなんたいわん かこうふきん こうふく し 0 うかんこくたいわんちはうごくはくぶ かいがんがんしようおお 湾・中国北部◆ややよこれた石ころの海岸や河口付近 ・イワガニ科・甲幅 45 師ー房総半島以南・台湾◆河口付近 州・韓国・台湾・中国北部◆海岸の岩礁に多 おお ゆび しっち ゆひ のひがたに多くすみます。おすははさみの指のつけ根 の湿地にあなをほってすんでいます。アシハラガニににていま いカニです。おすのはさみの指のつけ根の部 すが、甲のまん中のみそが深く、鐙い毛でおおわれています。 ぶん に、やわらかい毛のふさがあります。 分にやわらかいふくろがあります。 こうふく け クロべンケイ こうぶく ほうそうはんとうおきなわおがさわら ・イワガニ科■甲幅 4 ー房総半島 ~ 沖縄・小笠原 しよとうかんこくたいわんち 0 うこく かいがんちかしっちそうげんすい 諸島・韓国・台湾・中国◆海岸に近い湿地、草原、水 でん 田などにすむカニです。 カクベンケイ こうふく さがみわんき 0 うし 0 う ■イワガニ科・甲幅 2cm ■相模湾 ~ 九州・ かんこくたいわんち 0 うこく かこうちか えんぶん 韓国・台湾・中国◆河口の近くで、塩分のな ゆびぶぶん い水の所にすんでいます。はさみの指の部分 に 1 8 ~ 1 9 の細かいつぶつぶがならんでいま べンケイガニ とうきまうわんおきなわかんこくたいわん ・イワガニ科■甲幅 3.5 師■東京湾 ~ 沖縄・韓国・台湾・ ち 0 うこく しかくこうよこおお 中国◆アカテガニににていますが、甲が四角で甲の横に大 きな歯が 1 つあります。 アシハラガニ こうふく あお ・イワガニ科・甲幅 3.5 師■青 もりけんおきなわかんこくたいわんち 0 うこくはく 森県 ~ 沖縄・韓国・台湾・中国北 かこうちか 部◆河口近くの土手やアシのしげ みにすみます。おすには目をおさ めるくほみの下に 16 ~ 18 のつぶ つぶがあり、はさみのうでをこす おとだ りつけて音を出します。 ・ヒライソガニもようのいろいろ・ イソガニは個体による色の変化はあり ませんが、ヒライソガニはさまざまです。 ヒライソガニ こうぶく ・イワガニ科・甲幅 2.5cm き 0 うし 0 うかんこくたいわん ほっかいどう ・北海道 ~ 九州・韓国・台湾・ ち 0 うこくほくぶ かいかん 中国北部◆石ころのある海岸に もっとおお 最も多いカニで、石の下にもぐ りこんでいます。色は個体によ ってちがっています。 こうふく 当論ゞ ン年 . : 講 よう いろ いわした うつ ( いろへんか いしした いろ 28
キクノハナガイ かくちょう ・コウダカカラマッガイ科・殻長 3 師 ほうそうはんとういなんちまうかんたいかんしよう ■房総半島以南◆潮間帯の岩礁にすみ かた ほんろく ます。からはかさ形で、 7 ~ IO 本の肋 みす があります。水をかぶっているときは しおひ まわ 静かですが、潮が引くとはい回ります。 インドヒラマキガイ ( レッドスネイル ) かくこう ■ヒラマキガイ科■殻高 O. 6 ~ 1 ・イン とうなん れったいをよすし、 ド・東南アジア◆熱帯魚の水そうにそうじ用 に入れられます。ガラスについたコケなどを からだあか よく食べます。体は赤くすけて見えます。触 角は細いむち状です。 か よう しょっ ほそ キクノハナカイと卵のう モノアラガイ にほんかくち たすいろ ■モノアラガイ科・殻高 2 師■日本各地◆田の水路、池、 めまみすくさ ふち , く 沼の水草に付着しています。からはうすくてこわれやすい。 しょっかくさんかくけい 触角は三角形で、その根もとに目があります。 カラマッガイ かくうよう ・コウダカカラマッガイ科■殻長 2cm にほんかくち ちょうかんたいしようぶかんしよう ・日本各地◆潮間帯上部の岩礁にすみま はる なっ しつゆびわ す。舂から夏にゼラチン質の指輪のよう たちらん カラマッカイと卵のう な形の卵のうに入ったたまこをうみます。 いけ はい サカマキガイ じ用に移入されたものが、 やがい 野外ににげ出して繁殖して います。 0 ヒメモノアラガイ かくこう ■モノアラガイ科■殻高 1 .5 師 にほんかくち めまいけじんかちか ・日本各地◆沼や池、人家に近 いよこれたみそにすみます。モノ アラガイよりまるみがあり、色も ちゃいろ 茶色がかっています。 いろ はんしよく オカモノアラガイ ・オカモノアラガイ科・殻高 2.5 師■関東 ちはういほく 地方以北◆水辺の草のはえている湿地にす いろ らだしろ はそ みます。からはこはく色。体は白く、細い うえ えの上に目があります。 かんとう さんらん オカモノアラガイ オカモノアラガイの産卵 コケを食べるサカマキカイ キクノハナガイは、ウノアシガイとよくにていますが肺で呼吸します。このページの貝は、みなカタッムリと同じように肺で呼吸します。 おな 1 1 5
-0 上 ④ふたをたいぶねしった 第訂ふはト第 . 。ヾ サメハダテナガダコ ヒョウモンダコ ぜんちょう ほうそうはんとういなん さがみわんいなんにしたいへいよう ■マダコ科■全長 1 2 師■相模湾以南・西太平洋 ~ インド ■マダコ科・全長 20 師・房総半島以南◆うで ◆潮間帯より少し深い所の岩礁にすむ小形のタコです。背 ちょうかんたい なが ところがんしよう こがた は細く、長く、胴の後ろは少しとがっています。 ちうしん あさうみすなし きけん れつはんもんれつ に 4 列、うでの上には 1 列の斑紋の列があります。その中心 浅い海の砂地にすみ、危険になるとたくみに砂 あおいろ なか やまわりに、青い色の輪があります。すみははきませんが、 の中にもぐります。 つよとく きけん だ液には強い毒があり、かまれると危険です。 ・頭のいいタコ・ たいへんあにま タコは大変頭がいいことで知られて います。タコに、ねじぶたのついたび じつけん んの中にカニを入れて実験しました。 はじめはねじぶたを引きぬこうとし なんど かえ ましたが、何度かくり返したあと、ね じってふたをはずしました。 こうせつ タコの交接 ぽんった おすは 8 本のあしのうちの 1 本を伝わせ たいないおく せいし て、精子の入ったふくろをめすの体内に送 りこみます。このあしを交接腕といいます。 ぽん こうせつわん せんちょう なか ①びんの中にカニを見つけた ③ふたをねしり始める クラケダコ アオイガイ ( カイダコ ) タコプネ ( フネダコ ) ぜんちょう ようおんねったいいき ぜんちみう せかいかくちおん せん 5 よう ・クラゲダコ科・全長 1 2 ・西太平洋 ~ インド洋の温・熱帯域◆水 ・アオイガイ科・全長 25 師 ( めす ) ・ 1 .5 ( お ・アオイガイ科■全長 8 ■世界各地の温 せいかっ うみ せかいかくちおんたいねったい ひょうめん たし、ねったい 深 200 ~ 600m の海に、じっとうかんで生活していると考えられます。 す ) ・世界各地の温帯 ~ 熱帯◆めすは貝がらを持っ 帯 ~ 熱帯◆からの表面のうねの数はアオイ めほうえんをよう らだせんたいかんてんしつ なか 体全体が寒天質におおわれたドーム状になっています。目が望遠鏡のよ ていて、この中にたまこをうんで保護します。おす ガイにくらべて少ない。めすだけが、たまこ なが うに長くのびています。 は小さく貝がらを持ちません。 をうみつけるために貝がらを持っています。 タコ・イカのなかまは、「からすとんび」とよばれる、鳥のくちばしのような口器を持っています。これで、えさをかみちぎります。 にしたいへいよう
・ウミホォズキ・ テングニシのうむたまこ らん の入ったふくろ ( 卵のう ) はウミホォズキとよばれて います。卵のうは色をつけ おと られたりして、音を出すお よみせ もちゃとして夜店で売られ ることもあります。 たまごをうむテングー ーシ・ チョウセンフテガイ ■フデガイ科・殻高 1 1 き 0 うし 0 ういなん ちょうかんたい ■九州以南◆潮間帯より したがんしようちたい 下の岩礁地帯やサンゴ礁の をいたすなじ せいかっ 間の砂地にうまって生活し おおがた ています。からは大形であ ごようめん つくてかたく、表面には、 しかくはんもん だいだい色の四角い斑紋が ならんでいます。 はい ウミホォズキ マルフデガイ かくこう ・フデガイ科■殻高 6 師・奄 みしよとういなんあさすなかいてい 美諸島以南◆浅い砂の海底にす おおがた みます。からは大形でよくふく じようめん らんでいます。からの表面には しかく はん つやがあり、四角いかっ色の斑 もんなんれつ 紋が何列もならんでいます。 あま いろ ニシキノキパフテガイ かくこう ・フデガイ科・殻高 5 師■紀伊 はんとういなん ちょうかんたい 半島以南◆サンゴ礁の潮間帯の すな なか 砂だまりの中などに多い。チョウ センフデガイの斑紋によくにた はんもん 斑紋をしています。 フテガイ かくこう ■フデガイ科・殻高 4.2 ほうそうはんとういなん すいしん ■房総半島以南◆水深 1 0 ~ すなかいてい 50m の砂の海底にすみます。 しろせん かっ色の地に白い線がこうし の目状になっています。 テンク、ニシ かくこう ■テングニシ科■殻高 ほうそうはんとういなん 15 師■房総半島以南 ◆水深 IOm くらいの砂 かいてし、おお の海底に多くすみます。 からはビロード状の皮に おおわれていて、はがれ ぶぶん いろ た部分ははだ色をしてい なっ ます。夏に「ウミホォズ おおがたらん キ」とよばれる大形の卵 のうをうみます。 しようかわ おお はんもん ミダレシマヤタテガイ ■フデガイ科■殻高 1 .5 師 きいはんとういなん ちょうかんたい ■紀伊半島以南◆潮間帯 ~ すいしん がんしよう 水深 20m くらいの岩礁にす きいろ みます。黒かっ色の地に黄色 はんもん い断続する斑紋があります。 かくこう オオシマヤタテガイ ヤタテガイ ヒメヤタテカイ かくこう ■フデガイ科■殻高 2 師・紀 ・フデガイ科■殻高 3 師 ・フデガイ科■殻高 3 師 5 ようかんたい すいしん ほうそうはんとういなん いはんとういなん ちょっかんたい いすはんとういなん ちょうかんたい ショクコウラ 伊半島以南◆潮間帯 ~ 水深 ■房総半島以南◆潮間帯 ■伊豆半島以南◆潮間帯 がんしよう がんしよう がんし一う かくこう きいはんとういなん すいしん すな 2 0 m くらいの岩礁にすみま の岩礁にすみます。からは の岩礁にすみます。からの ■ショクコウラ科■殻高 6 師■紀伊半島以南◆水深 10 ~ 30m の砂の ひょうめん きけんかん あっくてかたく、黒地に不 す。からは、すんぐりしていて、 表面はかっ色で、白いおび 所にすみます。からはうすく太いたてうねがあります。危険を感じると 黒と黄のたてじまがあります。 規則なもようがあります。 があります。 あしの後ろを自切してにげます。 巻貝のうむたまごをつつむ卵のうは、ウミホォズキのようなじようぶなケース状のものと、やわらかいゼラチン質状のものがあります。 にんぞく ふと 79
工ゾパフンウニ ■オオパフンウニ科 かくけい 殻径 5 ~ 6cm ・とげ なが の長さ 6 ~ 7mm ・北 かいどうとうほくちほう 海道 ~ 東北地方◆北 かいとうえんかんもっと 見られるウニです。 パフンウニとにてい おおがた ますが、大形でとげ しよくよう も太い。食用ウニと もっとおお しては最も多い。 体にいろいろなものをつけている キタムラサキウニ かくけい なが ほっかいどうなん ・オオパフンウニ科■殻径 8cm ・とげの長さ 2 ~ 3 師・北海道南 ほんし 0 うち 0 うぶ 5 ようせんはんとう とうほくちはう いそみ 部 ~ 本州中部・朝鮮半島・中国◆東北地方の磯で見られるむらさ き色のウニはすべてこの種です。ムラサキウニとはひじようによ くにています。とげが、やや黒っぽい緑色をおびています。 ラッ / ヾウニ かくけい シラヒゲウニ ・ラッパウニ科■殻径 10 なが かくけい ・殻高 5 ・とげの長さ ・ラッパウニ科■殻径 7 ~ いか さがみわんいなん さが なが 1 以下・相模湾以南・ 8 師・とげの長さ 1 師・相 にしたいへいよう みわんいなんにしたいへいよう 西太平洋 ~ インド洋◆体 模湾以南・西太平洋 ~ イン うえこいしかいそうかい らだうえ の上に小石、海藻、貝がら ド洋◆体の上にこみくすを しよううえ いわ などをたくさんのせて、岩 のせて、サンゴ礁の上をは うえ の上やサンゴ礁の上をはっ っています。とげは短く、 ひょうめん 白かだいだい色。黒くてと ています。体の表面には白 きかん げの少ないおびが 1 0 本あ いラッパ形の器官がたくさ んあります。 ります。食用になります。 アリストテレスのちょうちんは、アリストテレスが海産動物の研究中に発見して命名したといわれています。 / ーフンウニ かくけい ・オオパフンウニ科・殻径 4 師・とげの長 とうほくちほうきうし 0 う さ数 mm ・東北地方 ~ 九州・朝鮮半島・中国 ◆磯の石の下や岩だなの下で最もよくふつ みっせい うに見られるウニです。短いとげが密生し ています。生殖巣は食用になり、おいしい。 ウニのおすとめす そとがわ ウニは、外側からではわかりません せいしよくそう が、おすとめすがあります。生殖巣を 水にとかして、白くにこるのがおすで、 粉のようにしずむのがめすです。ウニ の食べる所はおす・めすの生殖巣です。 ノヾフンウニ 左がおす・右がめす せいしよくそう アカウニ かくけい かくこう ・オオパフンウニ科■殻径 8 師・殻高 3 師・とげ ほんし 0 うち 0 うぶ き 0 うし 0 う いそいわ の長さ 2 師・本州中部 ~ 九州◆磯の岩かげや石 ふかところ せんたい の下、やや深い所の岩だなにすみます。全体がに あかいろ せいしよくそうしく ぶい赤色で、からがひらたくて低い。生殖巣は餐 よう 用になります。 ウニのロと歯 したがわち檜うしん ウニのロは体の下側の中心にあ なか ります。下の写真のまん中に 5 本 見えるのが歯です。ロのまわりの しろえんけい 白い円形のものは管足の先です。 なが ち 0 うこく いそいししたいわ ちょうせんはんとう したもっと せいしよくそうしょ ( よう いわ みざ ひく ごみをのせるシラヒゲウニ シラヒゲウニはカムフラージュのた こいし かいそう めに体の上にこみや小石、海藻などを のせています。 くちからだ うえ からだ したしやしん ほん くち かんそくさき ぶと ラッパウニのロと歯 アリストテレスのちょうちん ウニのからをわってロの部分を 見ると、アリストテレスのちょう こうき ちんとよばれるロ器があります。 たくさんの骨とそれを動かす筋肉 からできていて、大きな 5 本の骨 の先がとがった歯になっています。 ちうこく くち ぶぶん いろ みどりいろ ほね きんにく ほんほれ おお さき らだ いろくろ ぼん こっき ノヾフンウニのロ器 しバよう かいさんどうぶつ けんき・うち・う はつけん
0 0 トウイトガイ ・エゾバイ科・殻高 4.5cm ・北海道南部 以南◆水深 1 0— 100m くらいの砂の 海底にすみます。黄 かっ色の地に白いか すりもようがありま ミクリガイ ミオックシガイ かくこう ■工ゾバイ科・殻高 4 ■工ゾバイ科・殻高 4 cm はんし 0 う きうし 0 う すいしん えんし 0 うなだき 0 うし 0 う すいしん 師■本州 ~ 九州◆水深 ■遠州灘 ~ 九州◆水深 1 0 すなかいてい すなかいてい 5 ~ 50m の砂の海底に ~ 50m の砂の海底にすみ くちなか すみます。からはあっく ます。からのロの中はだい いろ てかたい。 だい色からむらさき色です。 ほっかいどう ■工ゾバイ科・殻高 5 師■北海道 南部 ~ 九州◆水深 50m ほどのど ろの海底にすみます。からは背が ・エゾバイ科・殻高 5 ほうそうはんとう ・房総半島 ~ 九州◆水深 100m ほどのどろの海底 にすみます。からには、黄 いろし 色の地に細いかっ色の螺肋 があります。 スジグロホラダマシ ■工ゾバイ科■殻高 3cm ・奄 みしよとういなんちょうかんたいかんしよう 美諸島以南◆潮間帯の岩礁に すみます。からは太くて短い。 からのロの中は白い色をして います。 いろ ミガキボラ かくこう ■工ゾバイ科■殻高 8cm ・本州 ~ 九州 ちょうかんたいすいしん ◆潮間帯 ~ 水深 20m くらいの岩礁に多く じうめん めの すみます。からの衾面は、白くて細かい布 おお れつ かた 目もようがあり、肩には大きなこぶの列が あります。 き 0 うし 0 う ほんし 0 う シマアラレミクリガイ イソニナ かくこう ・エゾバイ科・殻高 4cm ・エゾバイ科・殻高 3.5 きいはんとう き 0 うし 0 うすいしん ほうそうはんとういなん 第紀伊半島 ~ 九州◆水深 cm ・房総半島以南◆潮 すなかいてい かんたい いわ 5 ~ 50m の砂の海底に 間帯の岩やころた石の かいてし、おお すみます。からはあっく、 海底に多くすみます。か はんもん ふきそく くらみどりいろ こまのような斑紋があり らは暗い緑色で、不規則 いろ ます。 なこい色のすじがありま くちなか す。からのロの中はむら いろ さきがかった色です。 がんしようおお たまごをうむミガキホラ かくこう いし 工ゾイソニナ かくこう ■工ゾバイ科・殻高 とうほくちほうほっ 3 ・東北地方 ~ 北 かいどう ちょうかんたいすいしん 海道◆潮間帯 ~ 水深 20m くらいの砂や小 いしかいてい 石の海底にすみます。 はそなが からはかたくて細長 ひょうめん く、表面はつやのな ちゃいろ い茶色をしています。 モスソガイ ほっかいどう ・エゾバイ科・殻高 5 師・北海道 ~ みかわわん すいしん 三河湾◆水深 1 0 ~ 60m ほどの砂や かいてい どろの海底にすみます。からはうす じようかわ く、わら色のビロード状の皮におおわ れています。食用にします。 いろ しよくよう ノシガイ シワホラダマシ ■工ゾバイ科■殻高 1 .7 師■紀伊 はんとういなん うようかんたし、がんしよう ほうそうはんとう 半島以南◆潮間帯の岩礁やサンゴ ・エゾバイ科■殻高 2 師■房総半島 ~ しようおお 礁に多くすみます。からはあっく、 九州◆潮間帯の岩礁にすみます。から くろよこ しまうかわ ずんぐりしていて、黄と黒の横し は黒いビロード状の皮におおわれていま ( ちなか じようめん まがあります。からのロの中はむ す。ふつう表面はカイウミヒドラがおお いろ らさきがかった色をしています。 っていて、からは見えません。 バイは死肉食性なので、魚肉をかごに入れて海底にしずめると、かごの中におびきよせられるので、それをとります。 工ゾバイ かくこう とうはくちはう ■工ゾバイ科■殻高 5.5 師ー東北地方 ~ 北 がんしよう すいしん 海道・サハリン◆水深 5 ~ 30m の岩礁にす みます。からはあっくてかたい。からのロは ちゃいろ むらさきがかった茶色。めすはおすよりから しくよう くちひろ のロが広い。査用にします。 かいどう かいてい しにくしよくせい 77
ぶんぶ おもとく おお しゆるい かめい ■科名■大きさ■分布◆主な特ちょう物毒のある種類 ヒトデのなかま クモヒトテのなかまとヒトテのなかまがあります。クモヒトテの ヒトデのなかま なかまは細い 5 本のうでか体の中央のまるい部分からのびています。 ほしがた かたち ヒトテのなかまは星形やモミジの葉のような形をしています。 うでをぶってえさをとる 物ふを 4 第 ウデフリクモヒトデはサンゴの あいだ ほん 間から出した 3 本のうでを、ふる かしちゅうゆうきぶつ ように動かして、海中の有機物を : すに えさとして集めます。 オキノテズルモズル ウデフリクモヒトテ なが さがみ はんけい なが ・テズルモズル科・盤径 3 ~ 5 師・うでの長さ 20 ■相模 ・フサクモヒトデ科・盤径 2 師・うでの長さ 20 師・奄美 わんひがし すいしん いじよう ところおお しよとういなんにしたいへいよう にはんかい しようあさせ 湾 ~ 東シナ海・日本海◆水深 1 OOm 以上の所に多い。うでは 諸島以南・西太平洋 ~ インド洋◆サンゴ礁の浅瀬にこくふ ひるいわ ほん たくさんに枝分かれしてくねくねと動きます。昼は岩かげに つうに見られます。サンゴの間に体をひそめ、 3 本のうで よる いわうえ あっ ひそんでいますが、夜になると岩の上にのぼり、うでをふっ をしきりにふりまわして、えさを集めます。 て動物プランクトンをとります。 ~ をドッ : ・ ゴマフクモヒトデ アカクモヒトテ チビクモヒトテ はんけい なが なが さがみわんいなん なが さがみわんい ・フサクモヒトデ科■盤径 1 .5 師・うでの長さ 6 ~ 7 師・相 ・フサクモヒトデ科■うでの長さ 8 師■相模湾以南・ ■チビクモヒトデ科・うでの長さ 1 ・相模湾以 みわんいなんにしたいへいよう よう よう しようすいしんすう いわば なんせかいじ 0 うおんねったい こがた ちょう 模湾以南・西太平洋 ~ インド洋◆磯の岩の下などにひそんで 西太平洋 ~ インド洋◆サンゴ礁や水深数 m の岩場にす 南・世界中の温・熱帯◆小形のクモヒトデで、潮 せんしんあか そくめん なか はんはい ひまうめん かんたい いわ なか かいそう います。全身赤だいだい色で、うでの側面には長いとげがあ みます。盤は灰かっ色で黒い点がまばらにあり、表面は 間帯の岩のさけめや貝がらの中、カイメンや海藻の ほん ります。 つぶでおおわれています。 根もとに付着しています。うでは 6 本あります。 ワモンクモヒトデ ばんけい ■クモヒトデ科■盤径 3 あま ・うでの長さ 1 0 師■奄 みしよとういなんにしたいへいよう 美諸島以南・西太平洋 ~ イ よう ンド洋◆サンゴ礁にすみま しろくろ す。うでには白と黒のあざ ウテナガクモヒトテ やかな色のおびがあります。 ぜんたい なが さがみわんいなんにしたいへいよう ・トゲクモヒトテ科■うでの長さ 50 師・相模湾以南・西太平洋 ~ インド◆サンゴ礁や磯の 全体がかたく、うではつる かん つるした感じがします。 石の下にすんでいます。灰かっ色でうでにはしまもようがあります。 120 幼生の形からクモヒトデはウニに近く、ヒトデはナマコに近いなかまと考えられています。 からだ ちゅうおう ぶぶん は あっ はんけい あまみ えだわ どうぶつ さが いそいわした にしたいへいよう いろ くろてん ニホンクモヒトテ ばんけい ■クモヒトデ科■盤径 1 .5 さがみわん ・うでの長さ 5 師■相模湾 いそ ~ 九州・オーストラリア◆磯 の石の下などに最もふつうに ばんひょうめんちい 見られます。盤の表面は小さ なうろこでおおわれています。 うでにしまもようがあります。 なが き 0 うし 0 う いし もっと なが いろ いそ しよう いしした ようせい ちか かんが
0 フジツボのなかま を第を かくはんなか からた カルエボシ せかいかくち 長 3cm ・世界各地 ◆エボシガイににて こがた いますがやや小形で すいめんじよう えも短い。水面の漂 り 0 うぶっとくかるいし ム物、特に軽石によ 刀ル くついています。 工ポシガイ ■エボシガイ科■体長 5 ~ 20 り 0 うほく せかいかくち ・世界各地◆流木やいか きよもう ふなぞこ だ、漁網、船底にむらがって とうぶ つきます。頭部は 3 ~ 5cm で 5 かくばん まいの殻板でおおわれていま たいちょう つい きやく 6 対のまん脚とよばれるあしを出して、プランクトンをとって食べます。 このなかまは固着生活をしています。体は殻板の中におさまっていて、 こちゃくせいかっ 第を導い 0 とうふ いわ はんとう 下の写真はまん脚を出しているところです。 したしやしん れ、名前のとおり「カメの手」ににています。 なまえ 食べます。頭部は 30 こほどの殻板でおおわ かくはん がって、波に運ばれてくるえさを受けとめて なみはこ 部 ~ マレー半島◆潮間帯の岩のわれめにむら ちまうかんたい ・ミョウガガイ科・全長 5 師・北海道南西 カメノテ イワフシッポ かくけい ほっかいどうなんせい 円すい形ですが、密集するとつつ形になりま たえられます。からのまわりは 1 つのときは つついています。長い時間海からでていても 部 ~ 種子島◆高潮線付近の岩礁に集まってく たねかしま こうちょうせんふきんがんしようあっ ・イワフジツボ科■殻径 8mm ■北海道南西 礁の低潮線付近にむらがってつきます。 アカフジッポ かくこう ・フジツボ科■殻径 3 師・殻高 2 ・本州 ふかところ はくぶいなん 北部以南◆オオアカフジツボより深い所にす ふなそこ みます。船底やブイなどにも多数つきます。 はんし 0 う かくけい タテジマフジッポ かくけい ・フジツボ科■殻径 2.5 ・殻高 1 .2 はっかいとうなんせいぶいなんないわんせかいかくち ・北海道南西部以南の内湾・世界各地 ねったいあねったいかいいきていちょうせん ◆もともとは熱帯・亜熱帯海域の低潮線 ふきん 付近にむらがっていましたが、今では世 ないわんひろ ふなそこ かいかくち 界各地の内湾に広がっています。船底や さん橋、いかだなどにつきます。 いま ふゆうせいかっ カメフジッポ かくけい かくこう たいへい cm ・殻高 3 師■太平 ようねったいたい 洋・インド洋・熱帯大 せいよう 西洋◆ウミガメの甲に おおかた つく大形のフジツボで す。 6 まいのあつい殻 はん 板があって、それそれ ふか の間は深くくぼんでい ます。 す。えの長さはいろいろで、自 由にのびちちみします。のびる と、 20cm をこえます。 なか なが 殻ロは五角形です。 こかくけい いてもよくたえます。 い時間、海から出て しかんうみ がってつきます。長 やさん橋などにむら ◆内湾の潮間帯の岩 ないわん 5 ようかんたい いわ 南・台湾・中国沿岸 なんたいわんちはうこくえんかん ■北海道南西部以 ほっかいどうなんせいぶい 2cm ・殻高 1 .5 かくこう ■フジツボ科■殻径 かくけい シロスシフシッポ ふんびつふつ フジッポのなかまは幼生のときはプランクトンとして浮遊生活をしますが、なかまのいる場所を見つけると、分泌物を出して固着します。 45