放射性廃棄物 - みる会図書館


検索対象: 原発の闇を暴く
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1. 原発の闇を暴く

放射線医学総合研究所 ( 放医研 ) “放射能安全論”の学者たち 放射線の有効利用 日本アイソトープ協会 内閣府 原子力安全・ 保安院 原子力 安全委員会 汚染水処理 クリアランス分科会 報告 etc. 京大原子炉実験所 東エ大原子炉工学研究所 東大工学部 原子力環境整備・資金管理センター 放射性廃棄物処分 (NUMO) 原子力発電環境整備機構 原子力 委員会

2. 原発の闇を暴く

たいところですが、ベトナム側もしたたかで、資金調達や燃料供給、使用済み核燃料を含 めた放射性廃棄物の処理などについての「条件」を日本側に求めている。放射性廃棄物の 処理に関しては日本国内でも末解決のままだというのに、そんな条件を受け入れていった いどうするのか、それじやカラ手形じゃないかと僕は見ているのですけどね。 広瀬使用済み核燃料の最終処分なんて、日本国内でもアメリカ、ヨーロッパでも、どこ も引き受け手がなくて、将来も一〇〇バーセントあり得ない。ベトナムに高レベル放射性 廃棄物の最終処分場をつくることは不可能ですよ。 明石したたかなベトナムの振る舞いを見ていると、どうも日本に引き取らせようとして いるのではないかと思う。日本には、一応、青森の六ヶ所村の再処理施設があるでしよう。 だから、向こうでは使用済み核燃料が日本にとってゴミだとは思ってないのですよ。 それでどうする気なのかと、「海外で発生する日本関連の放射性廃棄物」問題を所管す る、経産省資源エネルギー庁の原子力政策課を取材したわけです。「放射性廃棄物を日本 が引き取るのか」と聞くと、「それは現時点では想定しておりません」。カネ儲けもいいけ ど、ここでもまた、肝心なところをまったく想定していないということには、呆れるばか

3. 原発の闇を暴く

緩衝剤 [ 締め固めた粘土 ] 緩衝剤 ( 厚さ約 70cm ) オーバーバック ガラス固化体 [ 鉄製の容器 ] オーバーパック ( 厚さ約 20cm ) レ 放 ガラス固化体 射 径約 40cm 、高さ約 1.3m ) 性 廃 ・地下水と ・地下水を 棄 放射性物質の ・放射性物質を ガラス固化体に 移動を遅らせます ガラスの中に 触れにくくします 物 閉じ込め地下水に 緩衝材は、水を通しにく オ - バーパックは、ガラ 溶け出しにくくします く、物質の移動を抑制す ス固化体の放射能があ るなどの特性を有するべ 放射性物質はガラスと る程度減衰するまでの ントナイトとし、う粘土を主 一体化した状態で閉じ 期間、地下水とガラス固 成分としています。 化体の接触を防ぎます。 込められます。 処 分 低兊 レ : 燃料被覆管の燃料集合体 せん断片 ( 工ンドピース ルヒ。 例 性 廃 棄 物 緩衝剤 [ 締め固めた粘土 ] 埋め戻し材 緩衝材 ノ、丿レ・ 工ンドビース 充填材 廃棄体パッケージ 処分坑道 ( ハル ) ( 約 1.2m x 約 1.2m 、 高さ約 1.6m ) ・地下水と 放射性物質の ・放射性物質の 移動を遅らせます 移動を遅らせます 充填材は、放射性物質 緩衝材は、水を通しにく 圧縮 を吸着してその移動を遅 く、物質の移動を抑制す 圧縮して、容器 くする働きをします。充填 るなどの特性を有するべ ( キャニスタ ) 内に キャニスタ 材としてセメント系材料 ントナイトという粘土を主 封入します。 ( 直径約 40cm 、 などを検討しています。 高さ約 1.3m ) 成分としています。 ( 注 ) 形状・大きさ・材質については一例を示す。 第二章原発事故の責任者たちを糾弾する 15 ろ

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を。多重バリアシステム 岩盤 地層処分施設 岩盤 ツを ・放射性物質の移動を遅らせます 深い地下にある岩盤では、地下水の動き が極めて遅く、放射性物質は岩盤にしみ 込んだり、吸着されたりすることで、その 移動がさらに遅くなります。 地下 300 メートル以深 天然バリア , 岩盤 岩盤 廃棄体 放射性物質は人工バリアと天然バリアに よって、しつかりと閉じ込められます。 地下 300m よりも深いところに処分する ことで放射性物質が溶け出したとしても、 わたしたちの生活環境にもたらされるには きわめて長い時間を要し、それによる放射 線はわたしたちが日常生活の中で受けて いる放射線に比べて十分に低く、人間の 健康に影響はありません。 http://www.numo.or.jp/pr/panf/pdf/shittehoshii.\Xif より ・放射性物質の移動を遅らせます 深い地下にある岩盤では、地下水の動き が極めて遅く、放射性物質は岩盤にし み込んだり、吸着されたりすることで、そ の移動がさらに遅くなります。 152

5. 原発の闇を暴く

二〇〇八年に、二キロ四方が陥没して山がまるごと一つ消える大崩落を起こした岩手・ 宮城内陸地震がありました。じつは、動燃が長いあいだ秘密に調査していた放射性廃棄物 の最終処分場の「適正地区」として、このあたりの地震多発地帯が多数選ばれていたのだ よ。 明石もし、その「適正地区」に処分場ができていたら、宮城地震でエライことになって る いましたよね。山崩れの中で大量の高レベルの放射性廃棄物がむき出しになることも、決弾 を して空想次元の話ではなかったわけですか。 ち 者 広瀬そんなことになったら、まず被害は東北地方全体に広がる。こわいね。は 任 責 そんな危険きわまりないたくらみを、日本全土で展開しようとしている。現在、 の 故 をはじめとして、放射性廃棄物に関する研究のはとんどが、地底に放射性物質が流れ出た 事 発 原 後の地下水中の挙動を調べることに費やされている。そして「地下水中では放射性物質は 章 流れない」とデタラメの報告をしている。誰がそんな非科学的な話を信じますか。 第 東電と組んで、そんな調査の指導をしてきたのが鈴木篤之だ。そして、『原子炉時限爆 弾』でも書いたことだけれど、このと一緒になって最終処分場誘致に走り回って

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りです。 「最終処分」という恐怖の国策 広瀬日本で、高レベルの放射性廃棄物を管理処分しているのがⅡ原子力発電環 境整備機構 ( 二〇〇〇年一〇月設立 ) という組織です。何が「環境整備」か、なんで放射性 廃棄物管理機構と名乗らないかと腹立たしい限りだけど、このメンバーを調べると、あの 「もんじゅ」事故を起こしたウソッキ動燃の分身だからね。 ここの理事長が、山路亨。元東電の役員だった男だよ。東電の違法で不当な事故隠し、 データ改ざん、検査逃れの犯罪的行為は数えきれないが、山路たちの不正のおかげで、二 〇〇三年には東電のすべての原発一七基がストップした。こんな前歴の持ち主が の理事長で、副理事長が元経済産業大臣官房付の樋口正治。このマフィアたちが最も危険 な放射性廃棄物の管理処分を進めているのだから寒気がする。 しかも、このの評議員に東電の清水社長と一緒に名前を連ねていたのが、前原 あっゆき 子力安全委員会委員長の鈴木篤之 ( 現・日本原子力研究開発機構理事長 ) 。彼が電力会社の幹 モ 147 第二章原発事故の責任者たちを糾弾する

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プルトニウム 239 のおよそ二七〇倍以上になる。むしろ半減期が短いほうが危険なので す。 だから、「ヨウ素は半減期が八日だから大丈夫」「体外に排出されます」なんて言ってい る学者がいることが、私には信じられない。放射能は消えるのではなく、「放射性壊変」 といってはかの物質に変っていくのです。その過程で体内に傷を残せば、もうそれでガン 細胞が生まれて、体内で静かに増殖し、さらに転移して体をむしばんでゆく。それがガン のこわさだということぐらい、誰でも知っているでしよう。半減期が短いから安全、長い から危険というのは間違いだということを、日本人は知っておく必要がある。 「原発震災」は今後も必ず起こる 広瀬実を一言うと私は、東日本大震災が起こった時、最初は福島より青森県六ヶ所村の再 処理工場を心配していたのですよ。あそこは日本中の原発からすべての放射性廃棄物を集 めてきた最大の危険プラントで、福島原発事故で分った最大の教訓は、絶対にこのように 一ヶ所に危険物を集めてはいけよい、 ということです。六ヶ所村は今とても危険な状態に

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明石結局アレヴァ社のやることは、フィルターなどを使っておざなりの " 放射能除去 , をした後、広瀬さんの一一 = ロうとおり「海水で薄めて」放流するための段取りをつけることく らいかもしれませんね。 子供たちが被曝している 明石そこで現時点ですごく気になるのは、福島原発から放出され続けている放射性物質 で、まだ把握されていない物質が多数あることです。放射性セシウムやヨウ素、プルトニ ウムまでは報道されるようになりましたが、被曝した人の骨にたまる、厄介な「ストロン チウム」の情報は、当初まったく公表されませんでした。 実は、僕が四月八日の「東京新聞」タ刊でストロンチウム測定値の公表を急ぐよう指摘 したところ、翌々日 ( 四月一〇日 ) の「朝日新聞」社説がこの主張に続き、その二日後に * 5 なって文部科学省が「実はストロンチウムが検出されていました」と公表しているのです。章 文科省は放射能大量放出直後の三月一六日から一七日にかけ、高濃度に汚染された浪江町第 と飯舘村で土壌を採取しています。二週間もあれば測定できるし、厚生労働省の「緊急時 今ここにある危機

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かや のうち二〇〇〇万人を超える署名を集めるほどすさまじい勢いで広がったのです。ところ が、一九六〇年代に入って東海村一号機の運転が始まった途端、中曽根康弘をリーダーと する推進派に、その良心的な学者が全員パージされてしまった。すぐれた学者たちが、放 射能の危険性を研究していた「日本放射性同位元素協会」から排除されて、一兀東大総長の 茅誠司をリーダーとする「日本アイソトープ協会」という組織に改組された。 アイソトープ協会というのは、放射性物質の有効利用、放射線の有効利用を広める集団 の根城です。が原発推進のための集団であるのと同じように、日本では、このア イソトープ協会が実効的な裏の原発推進人脈を生み出す団体です。そして、ここの創設メ ンバーの子飼いだった二代目が、今テレビや新聞、雑誌に出てきているのです。福島原発 で汚染水に足をつけて被曝した作業者が運び込まれた、千葉県の放射線医学総合研究所も 彼らの根拠地ですが、ここには良心的な研究者もいて、一九七〇年代にはトリチウムの危 険性を発表してくれました。今回も、放射線医学総合研究所の元研究員、木村真三さんが、 強烈な放射線が飛び交う福島原発から半径一〇キロ圏にも突入して土壌や植物、水などの サンプルを採取し、京都大学、広島大学などの友人の研究者たちに送って放射能汚染の深 176

10. 原発の闇を暴く

をだまそうとしているか、明石さんもよく知っていると思うけれど。 明石高レベルの放射性廃棄物を「四重の壁」で守る地層処分というやつですね。原発の 「五重の壁」と一緒で何の説得力もない。まったく地元住人をなめた説明です。 広瀬 Z O のサイトを覗いてみると、その「四重の壁」の処分がどんなものか載って いる ( 一五二 5 一五三ページに掲載 ) 。「バリア 1 は、。 カラス固化体で、その周りを鉄の容器 で包みます。その上から粘土で固めます。それを深いところに埋めます。このあたりは岩 盤です。大丈夫です」という子供だましの絵を描いてね。薄っぺらいガラスと鉄と粘土、 そして、こわいのは第四の壁が「天然バリア」だという。人間が住み、農作物をつくって いるこの地面を「バリア」だと一一一一口う奴らだ。地面に深く穴を掘れば必す地下水を貫通し、 埋めた放射性廃棄物に水が浸入して、長い時間の中で放射性物質が流出していくだろう。 これが農作物にも入ってくる。生活用水にも入ってくる。そして川や海にもしみ出してい く。地震を起こす断層で分るように、日本の地下は亀裂だらけで、強固な岩盤なんてない に等しい。しかも、火山活動が盛んな地震国ときているのに、。 とこにそんな危険なものを 埋める場所があるというのか。 150