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検索対象: 啄木歌集
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1. 啄木歌集

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2. 啄木歌集

☆印の書目には、文庫版のほかに活字の大きいワイド版〔判、並製・カバー〕もあります 耳 嚢根岸鎮衛 蘭学事始杉田玄白徳川家康山路愛山 全三冊以下近刊 ) 長谷川強校注 全二冊 庫 蕉門名家句選堀切実編注西郷南洲遺訓山田済斎編新編歴史と人物林屋辰三郎編 全二冊 朝尾直弘 現 百人一首一タ話尾崎雅嘉 新訂一海・丹 ~ 座秋巌本善治編 国史上の社会問題三浦周行 勝部真長校注 全二冊古川久校訂 こぶとり爺さん 三浦周行 関敬吾編文明論之概略福沢諭吉大阪と堺 かちかち山 朝尾直弘編 桃太郎・舌きり雀・ 最暗黒の東京松原岩五郎 関敬吾編新訂福翁自伝な 花さか爺 一寸法師・さるかに 関敬吾編学問のすゝめ福沢諭吉日本の下層社会横山源之助 合戦・浦島太郎 編蹙米欧回覧実記久米邦武編 善の研究西田幾多郎 わらべうた班「 全五冊田中彰校注 町田嘉章 上田閑照編 日本民謡集 編新島襄書簡集同志社編自覚について他四第 浅野建二 ー西田幾多郎哲学論集Ⅲ 中江兆民 《日本思想》 三酔人経綸答 遠野物語・山の人生柳田国男 日ー桑原・島田訳校注 世阿弥 風姿花伝 ( 花伝書 ) 基督信徒のなぐさめ内村鑑三蝸牛考柳田国男 野上・西尾校訂 ☆五輪書宮本武蔵余は如何にして基督内村鑑三 . 柳田国男 青年と学 渡辺一郎校注信徒となりし乎 兵法家伝書柳生宗矩 日大・人内村鑑三 木綿以前の事柳田国男 渡辺一郎校注 鈴木俊郎訳 ー付新陰流兵法目録事 内村鑑三海上の道柳田国男 養生訓・和俗童子訓石川謙校訂デンマルク国の話 岡倉覚三 秋荻生徂来 政 茶の本 基督教の起源他一第波多野精一 = 一辻達也校注 / 村岡博訳 うひ山ふみ本居宣長 武士道新渡戸稲造 日本イデオロギー論戸坂潤 鈴屋答問録村岡典嗣校訂一 黒船前後 他十六第服部之総 新訂日暮硯笠谷和比古校注吉田松陰徳富蘇峰 志士と経済

3. 啄木歌集

かぎりなき知識の慾に燃ゆる眼を 姉は傷みき 人戀ふるかと 蘇峯の書われに薦めし友はやく 校をしりぞきぬ 貧しさのため おどけたる手つき可笑しと われ 我のみはいつも笑ひき 博學の師を 自が才に身をあやまちし人のこと かた 語り聞かせし 師もありしかな まづ おの あね ひとこ しょ み ちしき わら ひと

4. 啄木歌集

亡くなれる師がその昔 たまひたる ほん ちり 地理の本など取りいでて見る その昔 せラがくかう 小學校の柾屋根に我が投げし鞠 、 ) にかなりけむ ふるさとの かの路傍のすて石よ ことし うづ 今年も草に埋もれしらむ わかれをれば妹いとしも を あか 赤き緖の げた 下駄など欲しとわめく子なりし むかし みちばた くさ まさやね むかし こ まり

5. 啄木歌集

215 ( 明治三十五年 ) 羊よぶ調みだれぬ野の中の古江のあたり桃の花散る あららぎ 鞍壺に櫻かっ散る森の下道塔高く月出でにけり 森の水に墨染衣名を云はずうしゃ經の手涙にぬれぬ ( 明治三十五年三月「盛岡中校校友會雜誌」三 ) にしき木 にずり タ雲に丹摺はあせぬ湖ちかき草舍くさはら人しづかなり 甍射る春のひかりの立ちかへり市のみ寺に小鳩むれとぶ ( 明治三十五年三月「盛岡中學校校友會雜誌」三 ) がくしょ 音を高み樂所の春の玉椿律は亂れてそとちりにけり たまのを せうきよく 駒ながらたどる瀟曲の春をはや笛の玉緖に花散 春なれや櫻のにしき紅き中に市の花人花もよひする ( 明治三十五年五月十七日赤林虎人宛 ) 春ならず紅きもとめん花もなし終なる里をいづち知れとか あけ 雲消えし澱みの底の水いか に紅なる色の影もあらずや ( 明治三十五年七月二十日小林花鄕宛 ) とはむ花紅きあらねどひたすらに訪ひ來ん君をたのしとまたむ ( 明治三十五年七月二十日細越毅夫宛 ) くさや

6. 啄木歌集

としょぐら ~ ・、カまノ 學校の圖書庫の裏の秋の草 黄なる花咲きき 今も名知らず はなち 花散れば まづ人さきに白の服着て家出づる われにてありしか あね こひびと 今は亡き姉の戀人のおとうとと なかよくせしも かな 悲しと思ふ 夏やすみ果ててそのまま かへ 歸り來ぬ わか け , し 若き英語の教師もありき なっ ひと はなさ しろ ふくき あき くさ

7. 啄木歌集

おも ストライキ思ひ出でても 今は早や吾が血躍らず ひそかにさびし ちゅうがくか ) もりをか 盛岡の中學校の ヾレコンの てすり 欄干に最一度われを倚らしめ 訷有りと言ひ張る友を 説きふせし もと き かの路ばたの栗の樹の下 西風に うちまるおほち 内丸大路のさくらの葉 かさこそ散るを踏みて遊びき かみあ にしか みち もいちど ちをど ふ あそ

8. 啄木歌集

ばらじま われ めル第、か′ ) い・つ そのかみの學校一のなまけ者 まじめ 今は眞面目に を はたらきて居り たびすがた 田舍めく旅の姿を みやこ 三日ばかり都に曝し かへる友かな まっ 茨島の松のなみ木の街道を をとめ 我と行きし少女 くら やすく暮せり くろ 眼を病みて黒き眼鏡をかけし頃 その頃よ ひとりな 一人泣くをおぼえし め ゐなか ゅ や ころ き めね さら かいだ , もの ころ

9. 啄木歌集

315 そのかみの愛讀の書よ大方は・ そのかみの學校一のなまけ者・ そのかみの神童の名のかなしさよ その頃は氣もっかざりし假名ちがひの その名さへ忘られし頃融然と その後に我を棄てし友もあのころは・ その膝に枕しつつも我がこころ そのむかし秀才の名の高かりし その昔小學校の柾屋根に・ その昔搖籃に寢てあまたたび・ 蘇峯の書われに薦めし友はやく・ 空色の罎より山羊の乳をつぐ・ 空知川雪に埋れて鳥も見えす・ 空寢入り生広呻などなぜするや・ それとなく里のことなど語り出でて それとなくその由るところ悲しまる、 それもよしこれもよしとてある人の そんならば生命が欲しくないのかと、・ タ 大海にむかひて一人七八日・ 大海のその片隅につらなれる 大といふ字を百あまり砂に書き・ ダイナモの重き唸りのここちよさよ 大木の幹に耳あて小半日・ : さ : 五七 : 大四 ・五大 たひらなる海につかれてそむけたる たへがたぎ渇き覺ゆれど、手をのべて・ : 七五 高きより飛びおりるごとき心もて : 一大高山のいただきに登りなにがなしに 出しぬけの女の笑ひ身に沁みき・ 誰そ我にビストルにても撃てよかし ただひとり泣かまほしさに來て寢たる ただ一人のをとこの子なる我はかく・ たのみつる年の若さを數へみて・ 旅を思ふ夫の心 ! 叱り、泣く 旅七日かへり來ぬればわが窓の 旅の子のふるさとに來て眠るがに・ 田畑も賣りて酒のみほろびゆく・ 誰が見てもとりどころなき男來て 誰がみてもわれをなっかしくなるごとき 誰か我を思ふ存分叱りつくる・ たはむれに母を背負ひてそのあまり・ たんたらたらたんたらたらと雨滴が チ 慧とその深き慈悲とをもちあぐみ・ 近眼にておどけし歌をよみ出でし・ ・三カなく病みし頃より口すこし・ 父のごと秋はいかめし母のごと ・一七茶まで斷ちて、わが平復を祈りたまふ・ : 九 0

10. 啄木歌集

明治三十五年 ( + 七歳 ) 賀状より 爭はむ人もあらずよ新春の春のうたげのかるたの小筐 はらはむは惜しと徴笑む人もありみ袖の今日の淡雪小雪 ( 明治三十四年十二月三十一日野村右近宛 ) 師の君の若きみ袖にまゐらせむ歌もあらなく村に屠蘇汲む 歌筆にまづそめて見るみ名や誰おぞやこの春花心する ( 明治三十五年一月一日金田一花明宛 ) 白羊會詠草 タ川に葦は枯れたり血にまどふ民の叫びのなど悲しきや ( 鑛毒 ) しこん 野の道にくれなゐ襷若菜つみてタ川近く紮金をめでぬ ( 摘菜 ) 五岩の上に花亂れたり若草を踏む入もあらず春はくれ行く ( 行眷 ) かむり りかな低唱の人の紫金の冠紅梅 ( 同 ) 三冬枯にこは驕 とこまる きんし 明 東雲の光に見ずや常春の春の榮の金矢の命 ( 光明 ) 白濱の浦の小石に波よせて舟歌細く鷓なくこゑ ( 船唄 ) にひはる ( 明治三十四年九月盛岡中學校囘雜誌「爾伎多麻」 )