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検索対象: マキアヴェッリ語録
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1. マキアヴェッリ語録

房無理じいされて結んだ協約を破棄するのは、恥ずべき行為では まったくない : イ民衆を支配するには、寛大なやり方のほうがよいのか、それと も厳格な態度でのぞむほうが有効かの問題だが : イ場合によっては、人を屈服させるのに、非清で暴力的な行為よ りも温清に満ちた人間的なあっかいのほうが、有効であること がある : : : イハンニバルとスキピオは、部下の心をつかむのにまったく反対 の方法をとったが、なぜ両者とも同じ効果をあげることができ たのであろうか : 人心を把握するには、厳格主義と温情主義のどちらが有効か、

2. マキアヴェッリ語録

第一部君主篇 民衆を支配するには、寛大なやり方のほうがよいのか、それとも厳格な態度でのぞむほ うが有効かの問題だが、それは、支配者と被支配者の関係がどのようなものであるかによ って、答えもちがってくる問題と思う。 支配者と被支配者が、ほとんど同列にある関係を、第一の場合としよう。第二は、文字 どおり、支配する者と支配される者に分かれている場合を指す。 第一の場合には、支配は高圧的であってはならない。かえって、寛大な方針をつらぬく ほうが有効である。 だが、第二の場合は、被支配者につけあがるすきを与えないために、厳格な態度でのぞ むほうが有効だ。 とはいえ、この方針をつらぬくにしても、語しみだけは買わないよう注意すべきである。 なぜなら、憎悪ほど、あらゆる種類のリーダーにとって、害あって益ないものはないから である。 『政略論』 123

3. マキアヴェッリ語録

プわれわれが常に心しておかねばならないことは、どうすればよ り実害が少なくてすむか、ということである : : : 3 プ天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知するこ とである : : :

4. マキアヴェッリ語録

われわれが常に心しておかねばならないことは、どうすればより実害か少なくてすむか、 とい、つことである そして、とりうる方策のうち、より害の少ない方策を選んで実行すべきなのだ。 なぜなら、この世の中に、完全無欠なことなど一つとしてありえないからである。 「政略論』 天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。 「手紙』 232

5. マキアヴェッリ語録

第二部国家篇 祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にとって有効ならば 正当化される この一事は、為政者にかぎらず、国民の一人一人にいたるまで、心しておかねばならな いことである。 事が祖国の存亡を賭けている場合、その手段が、正しいとか正しくないとか、寛容であ るとか残酷であるとか、賞讃されるものか恥ずべきものかなどについて、いっさい考慮す る必要はない。 なににもまして優先さるべき目的は、祖国の安全と自由の維持だからである。 「政略論』 135

6. マキアヴェッリ語録

植木に水をやりすぎて枯らしてしまうようなことは、あってはならないのである。 しかし、こちら側の準備が万端と思うやいなや、迷うことなく断固として反撃に打って 出るべきである。 反対に、その自信がないときは、まだしばらくは事の成行きにまかせるほうが良策と思 、つ わたしは断言してもよいが、中立を保つことは、あまり有効な選択ではないと思う。 とくに、仮想にしろ現実にしろ敵が存在し、その敵よりも弱体である場合は、効果がな いどころか有害だ。 中立でいると、勝者にとっては敵になるだけでなく、敗者にとっても、助けてくれなか ったということで敵視されるのがオチなのだ。 「政略論』 「手紙』 100

7. マキアヴェッリ語録

第二部国家篇 / 祖国の存亡がかかっているような場合は、ゝゝ し力なる手段もその 目的にとって有効ならば正当化される : : : ノこれまでの歴史を見ても、その中で細心の注意を払って共和制 を築きあげてきた人々はとくに、改革を迫られた制度のうちで は、自由を守るための制度を整えるのが、最も重要なことだと 考えてきた。なぜなら : プなぜ、人々の心に自由に生きることへの強い愛着が生れてくる のか、という問いへの答えは簡単である : イ宗教でも国家でも、それを長く維持していきたいと思えば、 一度といわずしばしば本来の姿に回帰することが必要である

8. マキアヴェッリ語録

ける善と悪とを、区別しないということはありえない : / 古代のロ 1 マ人は、名誉を尊ぶ気持が非常に強い民族だったが、 それでもなお、かっての部下に命令される立場になっても、不 名誉なこととは少しも考えなかった : / 古の歴史家たちは、次のように言っている。人間というもの は、恵まれていなければ悩み、恵まれていればいたで退屈する。 そしてこの性向からは、同じ結果が生ずるのだ、と : グ国家が秩序を保ち、国民一人一人が自由を享受するには、清貧 が最も有効だ : / いずれも共和制であることに変りはないが : ″市民間に平等が存在しない国では : いにしえ 152 151 147

9. マキアヴェッリ語録

第一部君主篇 軍隊の指揮官でさえ、話す能力に長じた者が、良い指揮官になれる。 単に軍規を守らせるだけならば、たいした能力は必要でない。そして、それだけでは、 多数の人間の集合体である軍隊を、手中に収めることはできない。むやみと厳罰でのぞむ よりも、彼らに向って説得したり鼓舞したりするほうが、効果は大きいものである。 それゆえ、自分の思うところを充分に伝えることのできる、話術の力が必要とされるの ただしわたしは、作戦上のことまで打ち明けよ、と言っているのではない。 作戦上の細かいことは、兵士は知らないでいるほうが有効である。 指導者をもたない群衆は、無価値も同然の存在である。 『政略論』 「戦略論』 109

10. マキアヴェッリ語録

イ次のことは明言しておきたい。すなわち、危険というものは、 それがいまだ芽であるうちに正確に実体を把握することは、言 一つはやさし ) しカ / イ 一丁うとなると大変にむずかしいということで ある。それゆえ : : : 四 イわたしは断言してもよいが、中立を保つことは、あまり有効な 選尺ではないと思う・・・ : ・ イ君主たる者、もしも偉大なことを為したいと思うならば、人を たぶらかす技、つまり権謀術数を習得する必要がある = = ・血 イローマは、建国の当初とていまだ弱体な国家であった時代から、 権謀術数の必要を知っていた。まして : : : 皿 イいかなる政体をとろうと、国家の指導者たる者は、必要に迫ら わざ