ま使っているところがや障害を持って暮らしている方 が、ちょっと誰かに相談したい たくさんあります。 交る の図上施上妣型支援センターの特徴なと思うようなことがあったと 社進名実都都 、促 2 0 て は、地域生活支援事業き、身近な相談先になります。 動の勤 2 せ 活援常ねわねね 産支、概合上概上概の中の「相談支援事業」来所された方には時間を取って 生活置数を以数以数 や生配人業名人名人 を併せて実施すること個別の面接を行い、電話だけの 動域を用事 1 用 1 用 活地員利援員利員利 、職の支職の職の 相談にも応じています。必要な が必須条件とされてい 創え門日談勤日勤日 に与専 1 本常 1 常 1 ることです。—型支援場合は訪間をしたり、利用者の 者を一 業 害場型型型 ⅡⅢ 事 障流— センターの活動内容は、方に同行して福祉サービスの利 援 支 相談支援の活動と両輪用手続きや社会資源の見学等を 活 生 業で進められていくこと行うこともあります。 域 業 地 事 が基本となります。支また、平成年 4 月からは、 業援 業業 事支 図業 一援センターごとに違い障害福祉サービスを利用して地 事事 援見 事 タ 支後 等修 発業 用人業付研 啓事 ンはありますが、主な内域生活を送る方に「サービス等し 利法事給成 亠な 修支業度度援具養業援 利用計画」を作成する「計画相 研動事制制支用員事支 ( 谷をご紹介しましょ , つ。 の 進活援見見通活仕援動 談支援」の事業と、精神科病院 解発談籟思常話動 * 相談支援の活動 理自相成成意日手移地 多くの—型支援センや入所施設等から退院・退所し す や ターでは、精神保健福て地域生活を送りたい方への「地 カ 祉士等の専門職員が働域相談支援」の事業が、多くの わ いていて、地域で病気—型支援センタ 1 で実施される 《その》 軟な事業形態で必要な支援を提 供する目的をもっています。地 月 わかりやすい制度のはなし 域生活支援事業は、都道府県や 年 市区町村が行うものですが、支 援センターは市区町村が実施主 の生点 と 体となって行う川個の必須事業っ 「センター」 ( 図参照 ) の中のひとっとしてな 地域生活支援センタープラザ鈴木卓郎 み 位置づけられています。 障害者自立支援法ができたとき 地域活動支援センターの位置づけ センター—型の活動内容 に、その中の「地域生活支援事 今日は「地域活動支援セン業」のひとっとして法的に位置支援センターには事業の内容に ター」のことについてご説明しづけられた事業です。障害者応じて、—型・Ⅱ型・Ⅲ型という ます。地域活動支援センター ( 以自立支援法が障害者総合支援類型があります。ここから先は— 下、支援センターと略記 ) は、 法 ( 以下、支援法と略記 ) に変型支援センターのことについて詳 障害者の地域生活を支援する場わってからも、この位置づけはしく説明していこうと思います。 —型支援センターは、支援法が として、全国にか所以変わっていません。地域生活支 上 ( 2012 年 4 月現在 ) が設援事業は、障害者が地域で自立できる前は「地域生活支援セン 置されている最も身近な社会資した個人としてその人らしい生ター」だったところが多くみられ 源のひとつです。 活を送っていくために、地域のます。そして、今でも地域生活支 支援センターは、平成絽年に特性や利用者の状況に応じた柔援センターという名称をそのま 障害者からの相談に応じ、情報提供や必 要な援助することで、障害者の自立した 社会生活の実現を目指す 地域生活支援事業
ようになりました。新たな事業活の中で考えていることや、将プログラム活動を通じて、ボラン によって、従来の相談支援の活来のことで思い描いていることティアや地域の人々とのつなが 号 月 動だけでは届かなかった利用者を聞き、支援が必要なときはしつりを広げていく機会を作り出し 年 のニーズにも対応することで、かりと相談に乗ることができるていくことにもなっています。 また、最近では利用者同士で —型支援センタ 1 の相談支援機関係を築いていきます。オープ と っ ンスペースは、相談支援につな障害をもっ体験を共有し、そう 能は強化されてきています。 ね したつながりの中から自分たちな がる場にもなっているのです。 * オープンスペースの活動 み の生活をより豊かにしていこう * プログラム・グループ活動 —型支援センターの多くは、 —型支援センターのプログラというピア・グループの活動に ひとりひとりの利用者が自分な りにくつろいで自由に過ごせるムは、利用者からの希望に応じ取り組んでいる支援センターも スペースを提供しています。特て企画されることが多く、頻度増えてきています。その中から、 は週 1 回程度のところからほぼ支援センターで働くピア・スタッ 定の作業はなく、開所時間中は 来たいときに来て帰ることがで毎日行われているところまで支フになる方も出てきています。 きます。みんなで集まってお援センターによって異なります。 利用にあたって しゃべりをしたり、音楽を聴い外出レク、茶話会、趣味の講座、 支援センタ 1 を利用したいと たり、本を読んだりして思い思料理教室、パソコン教室、スポ 1 ッ等々、さまざまなことが行われ思ったら、—型支援センターの場 いの過ごし方をします。そして、 職員はオープンスペースに来るています。定例のミーティングを合はまず電話で直接連絡をして 利用者の人たちと何気ない会話開催してプログラムの内容を決みるのがよいです。連絡がつけば、 をする中から、その人が今の生めているところも多くあります。来所の予約をして支援センター を訪ねてみましよう。職員から支費、訪問・同行の際の交通費、オー活動の中でも相談支援の機能が 援センターの説明を受けて、見学プンスペースでのお茶代等が実強化され、今までよりも幅広く 相談支援が必要な方のニーズに をします。そして利用の希望を確費でかかる場合があります。 開所時間も支援センタ 1 ごと応える活動が行われつつありま 認し、何回か体験利用をしてみ て、その上で利用希望が固まれに定められており、週 4S6 日す。その一方で、マンパワーの ば正式な利用契約を結んで支援で 1 日 6S8 時間程度開所して不足によって従来からのオープ ンスペース活動やプログラム活 いるところが多いです。 センターの登録メンバーになり 費用や開所時間は場所によっ動に職員が十分な時間を割けな ます。支援センターによっては、 いといった課題も生じています。 登録の際に主治医の意見書が必て異なりますので、直接支援セ 要なところもあります。一度登ンタ 1 に確認することをおすす支援法の障害福祉サービスの 中核となる相談支援の役割を担 録すると、後は自分が相談しためします。また、支援センター いながら、多くの利用者が集 いことがあるときや、人と会っの多くが、日頃の活動内容や毎 し、交流して新たな出会いを育 て話がしたいと思ったときなど月のスケジュールを掲載した広 し にいつでも自由に利用すること報誌を発行していますので、参む「場」としての成熟も期待さ 亠な れる—型支援センタ 1 が、必要 ができるようになります。 考するとよいと思います。 の な活動を十分に行えるだけの運 利用にかかる費用は支援セン 今後にむけて 営体制を保障されるよう、国と ターごとに定められています。利 す や ・登録料が無萪のところもあ平成年 4 月から「計画相談自治体に対して今まで以上に働 ります。その他に、プログラムや支援」と「地域相談支援」が始まっきかけていくことが必要である わ グループ活動等の活動費や交通たことで、—型支援センタ 1 のと思います。 ( すずきたくろう )
その後、本條義和理事長より失調症などの精神科の病気のこ 今こそめざそう ! 共に生きる社 会を—」をテ 1 マに、石川県金当会の平成年度事業・活動報とや、精神安定剤の服薬につい 沢市にある金沢歌劇座にて 2 月告があり、「保護者制度の廃止」てお話いただきました。 懇親会は、名余が参加 に向けて都道府県連や各地の家 日 ( 木 ) —川月Ⅳ日 ( 金 ) に ——oo 名余の方々族会と共に働きかけをおこなっされ、全国各地のそれぞれの立 開催され、 たことや、家族会設置・運営の場の方が交流を図り、大いに盛 が参加されました。 り上がりました。 一日目は、全体会で開会式がてびき書を作成したことなどが 一一日目は、分科会が行われま 行われた後、児童精神科医の夏報告されました。 行政報告では「精神保健福祉した。家族会活動、就労促進、 苅郁子氏から基調講演「『あな 行政の現状」というテーマで、偏見・差別、家族支援、障害の た病気の人、私治す人』から『私 動 活 も家族の一人です』と言えるよ厚労省精神・障害保健課課長のある本人の活動の 5 つのテーマ の と うになって見えてきたこと」を冨澤一郎氏より、長期入院精神の分科会を設けて、それぞれ意 っ ね お話いただきました。母親が統障害者の地域移行における行政見の発表と討議を行いました。 合失調症であり、精神疾患の親の今後の方向性について話され多くの質問や意見が上がり、活な 発的な分科会となりました。 を持っ子どもとしての立場、母ました。 記念講演では、金沢医科大学最後に閉会式が行われ、提案す が病であることを公表したこ し せ と、医療者は何をするべきか、精神神経科学教授川﨑康弘氏よされた「みんなね「と石川大会 ら 知 などをこれまでのご自身の経験り「精神科利用法ー叩けよ、さアピール」が満場拍手で採択さ お を交えて話されました ( 前号にらば開かれんー」を演題にしたれ、一一日間の大会を終えました。 話がありました。うつ病や統合 特集として掲載 ) 。 なのをはじめ整備しなければなあり、追加部分に委員会のかなされるとされました。 「障害者差別解消法」の制定の らない法整備はまだまだ残ってりの意見が盛り込まれました。 月 いる」と主張し、文言は整備か家族に関しては、合理的配慮背景は「障害者権利条約」で定 年 ら推進と変えるものの、権利条のところで、精神障害者、知的障められた障害に基づく差別の禁 約の水準からみて整備が必要な害者には、意志の表明にあたり、止があります。これに基づき「障 と っ 障害者の家族、介助者などの支害者基本法」の改正が行われた 法制度があることを認識し、引 ね 亠な 際に、差別の禁止の基本原則が き続き取り組みを続けていくこ援が含まれるとされました。 ん 啓発活動では、家族も差別を規定されました。「障害者差別解み とが確認されました。 受ける立場であることから、「障消法」はこの基本原則を具体化 害者差別は、本人のみならず、する法として制定されました。 ■障害者政策委員会 今後は担当室で基杢カ針をまと その家族等も差別や不利益を受 ( 第回材月匐日 ) けるものであることを国民一人め、パプリックコメントを求めて、 今までの委員会の意見などを 盛り込んだ「障害を理由とするひとりが認識するとともに、法内に閣議決定される予定です。 差別の解消に関する基本方針」の趣旨について、障害者も含め お知らせします ( 以下基本方針 ) 案を最終論議広く国民への浸透が図られるこ することになりました。 とが重要である。」の文言を入みんなねうとの活動 前回では、かなり多くの意見れることを当会から意見しまし た。また、新たに設置される障■全国精神保健福祉会家族大会 が出され、これらが基本方針に みんなねっと石川大会が開催 反映されるかが委員会が案じた害者差別解消支援協議会には、 「笑って語ってつながって— ことでしたが、担当室の配慮が障害者とその家族の参加が配慮
また、組織構成についても話 態調査では各サービスの収支状るが、偏見・差別などの人権や 況 ( 収支差率 ) 、従事者数、給精神疾患を含めた心の健康教し合われ、三役会を代表、副代 育、就労・ジョブコ 1 チ等の援表、監事会議長により開催する 与等を調査したほか、検討チー ムが 4 回のヒアリング ( 当会は助付雇用企業との連携、住居支こと、委員会構成については、 8 月日に出席、みんなねっと援にしても福祉、医療だけでな権利条約、差別禁止法制小委員 川月号参照 ) 等 2 回にわたり検く不動産の専門家、更に矯正施会の名称を、権利条約推進委員 設との連携等も必要である。そ会と、差別解消法制推進委員会 討したことも報告されました。 ②の難病等の範囲についてういうところをしつかりと検討と改めました。 定款の変更が行なわれ、障害 会で議論して頂きたかったし、 は、 130 疾病を 153 疾病に 拡大したことは、障害の概念が今後は地域での生活という視点者権利条約が批准されたことに 従来の固定から変化しうる生活で議論して頂きたい。」と意見伴い、批准の推進の批准が削除 され、障害者権利条約の推進に のしづらさに変わってきつつあを述べました。 なりました。また国内法の整備 ることが背景にあり、少し前進 ■日本障害フォーラム ( ) も推進とする事務局案が提案さ しているとの意見も出ました。 ③の長期入院精神障害者の地第回代表者会議「材月 5 日」れましたが、当会としては、「国き の 会議では、代表副代表等の改内法の整備の必要性がなくなっ 域移行について、当会は「退院 祉 はゴールではなく地域で生活選が行なわれ、嵐谷安雄代表、たのではない、精神保健福祉法福 保 において医療保護入院の家族の し、社会参加するスタ 1 ト台で竹下芳樹副代表、石野富志三郎 神 副代表、野村茂樹監査役が選出同意要件の廃止や本人の権利擁精 ある。本人の意向を尊重するこ 護システムの確立などが未整備 とは、一歩前進として評価できされました。 施、来年 2 月頃には諮問答申を議論を尽くされ作成された案で 知っておきたい ~ ~ 、年度内 ( 平成年 3 月引 あり完成度は高いと思われる 精神保健福祉の動き 日まで ) に指針を策定し、来年が、「何が差別であるかが分か 度 ( 平成年 4 月 1 日から 1 年りにくい、何が差別かの具体例 0 労働政策審議会障害者雇用分間 ) に指針の周知を図っていくをあげて文書化すべき」との意 科会「第回・ 9 月材日」 という予定が説明されました。 見を当会からは述べておきまし 今回から、指針づくりに向け 次に議題に入り「障害者に対 た。次回は引き続き差別禁止の た本格的な議論に入ります。 する差別の禁止に関する規定に議論の予定です。 冒頭、生田正之職業安定局長定める事項に関し、事業主が適 から、改正障害者雇用促進法を切に対処するための指針 ( 案 ) 」 0 第回社会保障審議会障害者 円滑に施行・定着させるために について、事務局から説明があ部会「匐月引日」 は差別禁止及び合理的配慮提供りました。この案は「改正障害 今回は、①障害福祉サービス の 2 つの指針が大事であり、活者雇用促進法に基づく差別禁等経営実態調査の結果について 発な議論をお願いしたいとのあ止・合理的配慮の提供の指針の②障害者総合支援法対象疾病 いさつがありました。 在り方に関する研究会報告 ( 平 ( 難病等 ) の見直しについて③ 次に事務局から今後のスケジ成年 9 月 5 平成年 5 月にか長期入院精神障害者の地域移行 ュールとして、月日までに けて計Ⅱ回開催、当会からは北 に向けた具体的方策に係る検討 差別禁止指針及び合理的配慮指野誠一氏出席 ) 」を踏まえて事会の取りまとめを踏まえた主な 針について議論し、年末年始に務局がたたき台として作成した取り組みについて④その他、と かけてパプリックコメントを実ものです。研究会でⅡ回に及ぶすべて報告事項でした。経営実 みんなねっと 2015 年 1 月号 2
そうしてつくった野菜・果実 は甘くて、歯ごたえがありとて号 月 も美味しいです。家族が健康で、 年 て元気でいられることが一番幸せ 育た がしだと思います。 と 子ま っ 自 5 ね な 3 高森信子先生の講演 ん み 体を のヤ高森先生からについて ゴ学び実践して五年余りが経ちま す。家族以外の他の人達と日常 生活が送れるようになり感謝し ています。 c-n はコミュニュケーショ しいものです。 菜くず・魚のほね、残飯を利用 息子と一緒に、素材を使ってして有機肥料にします。農薬・ンを中心とした人とのかかわり 料理をつくり、出来あがったも化学肥料は使わないで、安全・を訓練し、生活する上で必要な 安心の野菜・果実・草花など技能を練習しながら身につけて のを食べるのはとても美味しい いくことです。 三十年あまりにわたって栽培し です。 統合失調症の人たちだけでは 私の場合は調理の後にでる野てきました。 なく、障害のあるなしにかかわキッチンでテレビを観ていた福祉などの知識がありませんで らず、子どもとの関係・夫婦とり、録画しておいたいろいろなしたが、ここ数年、北信越プロッ の関係などをより良いものにす二時間番組の Q>Q を、再生しク家族大会に参加したり、あす ることにも役立ちます。 て観ている息子がいます。私はわ会という家族会が主催する講 私は息子にいろいろなことをその時、「留守番ありがとう」演に参加したりするようになり ました。 頼み、ほめたりねぎらったりしと言います。息子は「おかえり、 その他、会では講師を招いて 食事おいしかったよ」と応えて て、報酬を渡します。 例えば蛍光灯を取りかえてもくれます。食後、かならず食器の研修会や会員懇親行事など当 らいます。「部屋が明るくなつも洗ってあります。この時私は事者が参加できる活動も多くあ り、私も息子と一緒に料理教室 たね。ありがとう」と言って、悪い気分がしなくて、とてもう やバーベキューなどに参加し楽 れしい気持ちになります。 報酬一一千円を渡します。 また、退院後のデイケアに休誰でも、ほめられると、いい気しんでいます。 当事者・家族が、地域で安心 分になりますね。家族の絆があ まず通っていることに対して、 「がんばっているね」とほめます。り、みんな日々笑顔でいられるして生活自立できる世の中がく 私もいろいろな用事で家をあことは、幸せだねと感謝します。ることを願ってやみません。 けることが多いので、かならず、 昼食、夕食は、手製の料理を作っ家族会にも参加して て出かけます。 私は、病気・薬・行政・社会 夕方、家に戻り、リビング、 ( まつだひとみ ) 21 私と子どものあゆみー母として
新年のごあいさつ 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会理事長本條義和 謹んで新春をお喜び申し上げます。 こ数年精神保健福祉をはじめとして、障害福祉施策は大きく変化してきて います。障害者基本法及び障害者総合支援法の改正、障害者差別解消法の制定、 障害者権利条約の批准が矢継ぎ早に行われました。家族会に関係深いものでは、 精神保健福祉法の改正がまず挙げられます。法の改正によって、明治 33 年に 制定されて以来 110 年以上続いてきた保護者制度が廃止されたことは大きな 成果でしたし、障害者雇用促進法の改正によって精神障害者雇用が義務付けら れたことも大きなできごとでした。 しかし残された課題もまた大きいことも事実です。保護者制度が廃止になり ましたが、医療保護入院における家族の同意要件が残りました。本人の権利擁 護システムが築けなかったことなども大きな問題です。また、 J R 運賃割引や 障害者医療費助成における他の 2 障害との格差是正は喫緊の課題です。このう ち、公共運賃等割引問題では、昨年他の 2 障害同様の運賃割引をめざすプロジェ クトチームを立ち上げ、要望に向け第 1 歩を踏み出しました。本年はこの要望 活動を加速させるとともに、他の様々な課題に優先順位を決めながら一つ一つ 取り組んでいきたいと思います。それらの課題を検討する政索委員会も、立ち 上げていきたいと考えています。 さて、家族会の三本柱は、支え合い、学習、運動と言われていますが、この うち、支え合いについては、当会ではその設立以来本当の意味の家族支援を求 めてきました。その一つとして英国の家族支援技術の導入普及が考えています。 しかし、それを成し遂げるには、みんなねっとだけでできないことは言うまで もありません。行政や関係団体のご理解とご支援、そして何より全国の家族会 の皆様の、ご支援ご協力が必要です。 本年も、本人と家族が住み慣れた地域で社会から本人を含めた家族全体が支 援を受けながら生きていける社会をめざしていきたいと思います。 月刊 新年のごあいさつ 1 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 4 特集 身体・知的障がい者と同等の 2015 1 月号通巻第 93 号 【表紙の絵】織田信生 交通運賃割引制度の実現を求めて ( 奥田和男 ) 6 発達障害の理解とサポート【連載 9 】 初老のホヤキ・・・窓際族になって ASD ・ ADHD と診断され ( 稲葉幹夫 ) 私と子どものあゆみー母として 私と息子の自立へのあゆみ ( 松田仁美 ) 1 8 街の診療所からのお便り【連載 92 】 ( 増本茂樹 ) ・・薬を止める時期は決めにくいです・・・ 22 わかりやすい制度のはなし《その 54 》 ( 鈴木卓郎 ) 地域の生活拠点「地域活動支援センター」 26 1 4 メンタル障害をサポートするための知識ーー薬物療法を正しく理解する・連載 6 ( 姫井昭男 ) 第 1 章「精神科の薬」を学ぶ前に 6 : 「神経伝達物質」その 4 30 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 46 回 ) 34 みんなのわー一読者のヘージ 36 「みんなねっと」電話相談 TEL03-6907-9212 受付時間 : 月水金 10 時 ~ 15 時
ばできる」という「確信」を与全福連との一体感・結束力は必そこにアンケ 1 ト調査の大きな 号 意義があるのです。 えることができます。本人・家然的に強まっていくのではない 月 国や交通運輸会社など「強大 族・家族会に大きな励みとなり、でしようか。 年 家族会活性化のカンフル剤とな④全国運動の成果と体験は、単な組織」を相手にする運動です。 と に格差是正問題にとどまらず、家族・家族会の皆さんに「その るに違いありません。 っ ね ②多くの地方公共団体では、身精神保健・医療・福祉制度改革気になってもらえるかどうか」 の運動に発展していく可能性をは、運動の成否にかかわる問題 体・知的障がい者に適用してい み です。は、「推進ニュース」 る「障がい者医療費助成制度 ( 全秘めています。 科無料・対象範囲は地方自治体⑤こころの健康政策実現会議ので各地の活動を紹介し、一人で で異なる ) 」から精神障がい者「提一一一一〔書」実現は叶いませんでも多くの皆さんに「その気」に したが、運動の再構築も現実味なっていただけるよう努力して を除外しています。 まいります。 今回の全国運動と結合して取を帯びてくるかもしれません。 皆さんからも忌憚のないご意 組めば、都道府県・市町村にお ける格差是正問題も解決の道筋アンケートの意義と目的見をまでお寄せください。 アケート調査の最大の目的は、 がみえてくる可能性があります。 アンケート調査を実施するに①デイケア・作業所など、本人 ③全国運動を成功させるには、 全国の仲間との連絡調整・活動は「何をするために」「何の目のサービス利用状況 交流・情報交換が必要・不可欠的で行うのか」を家族に伝え、②本人の日常生活の交通費の負 となってきます。都道府県連と話し合わなければなりません。担額と障害年金などの収入額 ③交通運賃割引の実施を求める家族のみなさんにご協力いただです。現在でも、家族会の働き 理由など、経済的な問題が「参きますようお願いいたします。 かけでバス運賃については都 加と平等」「均等な機〈至を阻ん 「事務局」に寄せられた率道府県で、地方鉄道も路線で でいることを、憲法や条例に反直なご意見を「」 & 「」方割引制度が導入されています。 する「直接差別」であることを式でご紹介したいと思います。 運動といっても、高齢で動 明らかにすることにあります。 ける人が少ないのですが。 調査結果は、多くの方々に「交 < 高齢の方ほど偏見・差別の苦 て 通運賃格差の是正」に対する理 渋の人生を余儀なくされ「親亡き勅 コ 解と共感を広げていくための有 後問題」も切迫しています。それ艱 力な武器となります。 ぞれの仲間が、できることを寄礙 アンケート調査は、今後のす せ合っていきましよう。「一人の べての運動の出発点とい「ても 0 家族会の「高齢化と停滞」「会一〇」は遠慮して「一〇〇人 過言ではありません。 員の減少」という状況の中で全の一歩」でいきましよう。 同 調査活動が家族会の大きな負国運動をするような力はあリま a どんな運動を考えているの 者 担とならないように、会員の一すか ? ですか ? 割程の回収を見込んでいます。 < あります ! 現に、貯都道府県 < まずは、各家族会の例会で知 ①家族会の例会参加者を対象連と傘下の市町村家族会が存在全福連が交通運賃の全国運動に 身 ②その場で記入していただく しています。存在していること立ち上が「たことをお知らせ下黻 など、工夫を凝らして、本人・自体が大きな力になっているのさい。そして「交通運賃に関す
さ心 主治医にお尋ねしたり、家族会 設に」ということを計画してい な中。 に参加したりしてきました。で 号 みをでます。 の稿一 月 猪投ナ大切なことは、病院と施設はすがいつも「あまり勉強するよ 年 わ まりコ違うということで、医療から福り、ゆっくりのんびりしないと。 の わおす祉への転換をいかにスムーズに本人が神経質になるよ」と言わ のの介 と ら紹するかではないか。退院して施れることが多く気持に水をささ っ ん ね 設での支援を受けながら、地域れ、又回復の目途が立たないし、 み 亠な の一員として生活する。もちろ暗い気持の日々でした。 〇 ですが連載の菊山先生は「家み ん自宅やアパートで生活するこ 〇 とができれば、さらに良いと思族も勉強しましよう。ありった けの情報を伝えます」とおっし います。 〇「みんなねっと」の感想 やり、とても難しかったですが、 いつも展望の開けることの希望 〇◆福井県ペンネーム福井春男◆大阪府晴れない空子家族 を感じ、嬉しく読んでいました。 ( 代 ) 〇家族元代 ) 息子が発病して以来、病と薬連載終了でとても残念です。 「みんなねっと」 2 月号に「高 〇 齢化する精神障がい者にどんなの複雑さ、治療とその効果が理 支援が必要か」という特集が掲解しづらいことに重ねて、息子◆愛知県大石哲也本人 ( がともすると服薬拒否をするこ代 ) 載されていました。 初めてお便りします。私たち やどかりの里で生活する辰村とに悩む毎日でした。 は精神障害者同士で結婚してⅡ さん ( 行歳 ) が、いろいろな支回復の展望が見えないなか、 なんとか病を納得し、前向きに年になります。 援を受けて生活していることが Ⅱ月号「街の診療所からのお 紹介されていました。折しも厚暮らしたいと思い、手さぐりで 労省は「病棟を転換して居住施あれこれ情報を手に入れたり、便り」の「『半分年金、半分自内 読者のページ ルネスタ十デバケンを服用して という生き方」を見て、ぼくたちなるほどなるほどと読みました。 もそうして生活しています。一一人岩手県松崎さん「私と子どもおります。 コンスタは昨年 5 月より導入 でパートでそうじの仕事で、同じのあゆみ」の、最後の言葉「障 害を持っ子どもと親子一緒にケしましたが、昨年 9 月より乳汁 会社で働いています。 分泌十巨乳で、生理不順でも苦 ア付きホームをつくれないもの ぼく一人では生活はできない しんでおり、乳腺外科十皮膚科 でしよう。しかし夫婦一一人で男か」に同感です。 と通院が増えました。精神科は しあって生きています。妻に感謝 自立支援医療を受けていますが、 しています。両親にも感謝です。 日常生活 〇 精神科の薬の副作用で他の科を 〇 ◆奈良県りんごさん家族◆徳島県花子家族 ( 代 ) 受診しても、他の科は 3 割負担 わ 「みんなねっと」の会員の皆が重くのしかかってきます。 ( 代 ) 「みんなねっと」わくわくし様、お元気でお過ごしでしよう 娘は現在も自立できておらな ながら封を切ります。 か ? いつも相談室の先生方にず、障害者 2 級を年 7 月まん Ⅱ月号増本先生の「街の診療は大変お世話になり良いアドバ でいただけるのですが、それまみ 所からのお便り」大変興味深くイスを頂き、今日まで生きてこでに何とか働ける様にしていか〇 わ 読みました。「ゆっくり生きよられました。ほんとうに有難うなければいけません。今は娘と〇 の な 2 人自立に向けて頑張っており〇 う」ということも考えさせられございます。 〇み ました。 娘歳 ( 統失 ) は凵歳発病で、ます。 姫井先生の「薬物療法を正し病歴年目に入りました。 2 年 〇、一 く理解する」で、薬は多すぎて前に病気が再発して初めて 6 か◆ばんやん本人代 ) 〇ペ も少なすぎてもいけないと実感月間医療保護入院し、 1 週間保 私は統合失調症の歳の女性〇者 しました。 護室にいました。現在はコンスです。結婚してⅡ年になります。〇 結婚生活を一言で表すと " とて 真澄さんの「つれづれ日記」タの注射 / 1 回と、ねる前
月刊みんなねっと 2015 年 1 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 みんなねっとフォーラム 2014 本人と家族が安心して生活していくためには ~ 居住支援と訪問支援から考える ~ 0 日時 : 2015 年 3 月 6 日 ( 金 ) 10 : 00 ~ 16:00 ( 受付 9 時 30 分 ~ ) 0 会場 : 津田ホール ( 」 R 千駄ヶ谷駅 ) ■参加費 : 無料 ( 家族、当事者、専門職、学生どなたでもご参加ください ) 0 定員 : 490 名 ( 事前の申し込みは不要です ) く午前の部〉 【講演】 精神障がい者の「住まい」を考える ~ 英国の居住支援から学ぶ ~ 0 講師上野勝代氏 ( 神戸女子大学家政学部家政学科教授 ) く午後の部〉 【シンポジウム】 英国メリデン版訪問家族支援を日本で実現するために・ 0 シンポジスト ・家族の立場から 丸山美恵氏 (N PO 法人世田谷さくら会 ) ・訪問家族支援トレーす一ズコース受講者の立場から 示未来氏 ( く独〉国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター、精神科医師 ) ・アウトリーチ・ ACT の立場から 上久保真理子氏 ( びあクリニックく浜松市〉、精神保健福祉士 ) 0 コーティネーター佐藤純氏 ( 京都ノートルダム女子大学准教授 ) 主催・問合先 : 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) tel 03 ー 6907 ー 9211 / fax 03 ー 3987 ー 5466 / http://www.seishinhoken.jp 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 13 ホリグチビル 602 Supported by 〇事前申し込みは不要です。直接会場にお越しください。なお立ち見 曰ホ ができませんので、定員に達した場合はモニターでの聴講になりま丁 す。ご了承ください。 THE NIPPON 〇昼食は各自ご用意ください。周辺の飲食店もご利用いただけます。 FOUNDATION 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 93 号 2015 年 1 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 ・特集・ 身体・知的障がい者と同等の 交通運賃割引制度の実現を求めて・奥田和男 ・私と子どものあゆみーー母として 私と息子の自立へのあゆみ ■街の診療所からのお便り ( 増本茂樹 ) 薬を止める時期は決めにくいです 公益社団法人全国精神保健福祉会連合ム
る。今までの違和感のある多くのしつかりして、物を減らす。④きには最悪の雰囲気となる。母 エピソードが解決され、心の曇り母を介護しなければならないこの口癖は「働かざる者食うべか がこの年にしてようやくとれた。 とを前提にしたライフスタイルらず」ということである。休職 自分の過去を振り返ることをを確立する。⑤優先順位をつけ、の期間を含めて一一年間以上職業 したくない。現在の病院では優秀効率よく作業するスキルで仕事 ( 給与所得 ) のない私には、こ な医師・スタッフに囲まれて有意をする。 : ・の 5 つであり、一度の家にいる権利はないと主張し 義な日々を送っている。私の障害 にすべて満点といかないと思うている。病気のことも、自分で は治るものとは考えていないが、 が、目に見える変化を遂げたい。 資料などを調べるのではなく、 今の自分の生活状況には決して 最後に、現在の我が家は障害知人の情報がすべてであり、病 満足していない。多方面から自者にとって居心地の悪い場所に院も通院すれば絶対に治るもの 分の障害とこれからどう付きなっている。私と母との良好なであり、結果の出ない通院はた 合っていくのか情報収集し、対関係が築けず、極めて険悪なもだ遊びに行っているだけのもの 処していかなければならない。 のとなっている。私の行動・方と思っている。 ポ 私が克服しなければならない法・思考など、非難・否定され 上記 5 つの課題を克服し、自 サ 課題は、①無計画・衝動的な書ることが多い。八十歳を過ぎ気立生活することで母を安心さ解 理 の 籍等の購入をやめる。②図書館力も体力も次第に衰えてきて、せ、これ以上の親不孝者となら 障 の本を計画的に借りて、読み切自分自身も思い通り動けなくな ないようにしなければならない 達 発 れずに返却延長を何度も更新すり、何をするにも時間がかかる。 と思 , つ。 ( いなばみきお ) ることをしない。③整理整頓をそのイライラも重なっていると 自分の専門外の憲法学者の人権や上司・同僚から何度も嫌味を疑いが持たれたが、「睡眠の質が 論の本などどっさりと買い込ん言われたが、ひたすら耐えて居悪いだけで、それが改善されれば 号 月 で、リフォームで引っ越す時に直った。資格試験を何度も受験復職可能である。ただしそれが改 年 大量にゴミとして出したこともしたが、勉強方法が悪く合格で善されなければ重大な疾患かも あった。大学一一年生の月にはきなかった。顧問先との良好なしれない」と診断を受けた。自分 と っ 本屋で 8 時間以上立ち読みして、関係は保たれたが、歳を取ってとしては「ただし」の部分が気に ね な あげくの果てに腹膜炎で入院し、 も無資格の肩身の狭さと、直属なり、その正体を突き止めるべ ん さらにその年の学年末テストの上司 ( 退職時 ) や女性との人間く、受診すべき診療科を求めてみ 単位を数単位落とし、再履修と関係が築けずに孤立して、顧客色々な医療機関を受診した。そし するという痛い目にあった。現先減少による在籍出向をへて事て、前の主治医からは適応障害の 在でもその癖がなかなか抜けず、実上解雇された。 診断をうけ、リワーク・デイケア 病院の帰りには必ずと言ってよ その後は社会福祉施設の事務にも参加した。その仲間との生活 いほど立ち寄って、ウインドウ員として就職した。だが、ここで、自分は更に本質的な病気があ ショッピングを楽しんでいる。 でも上司・同僚との人間関係がるのではないかという疑問が生 充実していた日々が、印刷会築けず、私自身に遅刻や就業時まれ、現在の病院の門をたたいた。 社社長の死去により一変し、法の眠気が多いことを理由に、休今の主治医からは ( 自閉症 人解散により解雇され、怖いも職期間後に退職に追い込まれた。 スペクトラム障害 ) 、 ( 注 の知らずに税理士事務所に就職 仕事上の不注意が露骨に出て、意欠如多動性障害 ) の診断をうけ、 した。算盤・暗算が苦手で所長勤務先の看護師から睡眠障害の専門のデイケアにも参加してい