現在、聴覚障がい者団体を中心 〇障害者権利条約第 5 条 動」を強めていきましよう ! に「手話一一一口語法の制定」を求め 締結国は、障害に基づくあら て全国運動が中央・地方で展開 ゆる差別を禁止するものとし、他障がい者の運動に学ぶ されています。 いかなる理由による差別に対し どんな立派な憲法や条約、法 ても平等かつ効果的な法的保護身体・知的障がい者の交通運 賃割引の対象は、・民鉄・律があっても、日々の暮らしに を障害者に保障する。 生かす「運動」がなければ、単 航空・旅客船・バス・タクシー 〇障害者権利条約第囲条 て め 求 に「絵に描いた餅」になってし 障害者自身が、自ら選択するの運賃及び有料道路通行料金と を なっています身体障がい者 ( 外まいます。全国の仲間が手を繋 方法で、自ら選択する時に、か 度 いで「交通運賃割引の全国運 つ、負担しやすい費用で移動す部障がい者 ) は昭和年、内部 ることを容易にすること。 障がい者は平成 2 年、知的障が動」を成功させ、それを突破口 い者は平成 3 年から適用されてに、立ち遅れてきた精神分野の 「憲法」「条約」「法律」が、 の 等 わたしたちの日々の暮らしにと います。内部障がい者団体も知医療・福祉施策を改善させてい 一口 ても身近な存在であることが理的障がい者団体も、中央・地方きましようー 者 において要請行動や全国請願署 解できます。 障 的 知 日本は法治国家です。国及び名運動などを展開して要求を実 身 地方自治体において権利条約な現させてきました。 集 障害者権利条約は「手話も言 どの有利な「条文規定」を活用 して、格差是正の「声」と「運語」であると明文化しました。 < あります。都道府県連に送者権利条約」及び「障害者基本障害者に対する差別となる既 付した「計画書」に節々の行動法」「障害者総合支援法」「障害存の法律、規則、慣習及び慣行 内容が記載されていますので、者差別解消法」などの法律も「差を修正し、又は廃止するための すべての適当な措置 ( 立法も含 別の禁止」と「分け隔てのない 例会などで「計画書」を活用し む ) をとること。 てください 社会」を謳っているからです。 この条約と両立しないいかな そういう理屈っぽい、堅苦 る行為又は慣行も差し控えるこ a 実現する見通しはありますしい話は苦手ですー < そんな連れないことを言わと。また、公の当局及び機関が カフ・ この条約に従って行動すること < あります ! 追い風が吹いてずに、少し付き合って下さい を確保すること。 います。立ち上がるのは、今が ※「条文中」の「障害者」を「精神 チャンスです ! その根拠は、 憲法や権利条約では 障害者」と読んでください。 〇「日本国憲法」も「国連障害 精神障がい者を制度の対象か 〇憲法第条 ( 法の下の平等 ) すべて国民は、法の下に平等ら除外することは「修正、又は 別、廃止」の対象であり「条約と両 であって、人種、信条、性」 社会的身分又は門地により、政立しない行為」に該当すること は明白です。 治的、経済的又は社会的関係に さらにダメ押し的な「条文」 おいて、差別されない。 を紹介します。 〇障害者権利条約第 4 条 ( おくだかずお ) みんなねっと 2015 年 1 月号 12
さ心 主治医にお尋ねしたり、家族会 設に」ということを計画してい な中。 に参加したりしてきました。で 号 みをでます。 の稿一 月 猪投ナ大切なことは、病院と施設はすがいつも「あまり勉強するよ 年 わ まりコ違うということで、医療から福り、ゆっくりのんびりしないと。 の わおす祉への転換をいかにスムーズに本人が神経質になるよ」と言わ のの介 と ら紹するかではないか。退院して施れることが多く気持に水をささ っ ん ね 設での支援を受けながら、地域れ、又回復の目途が立たないし、 み 亠な の一員として生活する。もちろ暗い気持の日々でした。 〇 ですが連載の菊山先生は「家み ん自宅やアパートで生活するこ 〇 とができれば、さらに良いと思族も勉強しましよう。ありった けの情報を伝えます」とおっし います。 〇「みんなねっと」の感想 やり、とても難しかったですが、 いつも展望の開けることの希望 〇◆福井県ペンネーム福井春男◆大阪府晴れない空子家族 を感じ、嬉しく読んでいました。 ( 代 ) 〇家族元代 ) 息子が発病して以来、病と薬連載終了でとても残念です。 「みんなねっと」 2 月号に「高 〇 齢化する精神障がい者にどんなの複雑さ、治療とその効果が理 支援が必要か」という特集が掲解しづらいことに重ねて、息子◆愛知県大石哲也本人 ( がともすると服薬拒否をするこ代 ) 載されていました。 初めてお便りします。私たち やどかりの里で生活する辰村とに悩む毎日でした。 は精神障害者同士で結婚してⅡ さん ( 行歳 ) が、いろいろな支回復の展望が見えないなか、 なんとか病を納得し、前向きに年になります。 援を受けて生活していることが Ⅱ月号「街の診療所からのお 紹介されていました。折しも厚暮らしたいと思い、手さぐりで 労省は「病棟を転換して居住施あれこれ情報を手に入れたり、便り」の「『半分年金、半分自内 読者のページ ルネスタ十デバケンを服用して という生き方」を見て、ぼくたちなるほどなるほどと読みました。 もそうして生活しています。一一人岩手県松崎さん「私と子どもおります。 コンスタは昨年 5 月より導入 でパートでそうじの仕事で、同じのあゆみ」の、最後の言葉「障 害を持っ子どもと親子一緒にケしましたが、昨年 9 月より乳汁 会社で働いています。 分泌十巨乳で、生理不順でも苦 ア付きホームをつくれないもの ぼく一人では生活はできない しんでおり、乳腺外科十皮膚科 でしよう。しかし夫婦一一人で男か」に同感です。 と通院が増えました。精神科は しあって生きています。妻に感謝 自立支援医療を受けていますが、 しています。両親にも感謝です。 日常生活 〇 精神科の薬の副作用で他の科を 〇 ◆奈良県りんごさん家族◆徳島県花子家族 ( 代 ) 受診しても、他の科は 3 割負担 わ 「みんなねっと」の会員の皆が重くのしかかってきます。 ( 代 ) 「みんなねっと」わくわくし様、お元気でお過ごしでしよう 娘は現在も自立できておらな ながら封を切ります。 か ? いつも相談室の先生方にず、障害者 2 級を年 7 月まん Ⅱ月号増本先生の「街の診療は大変お世話になり良いアドバ でいただけるのですが、それまみ 所からのお便り」大変興味深くイスを頂き、今日まで生きてこでに何とか働ける様にしていか〇 わ 読みました。「ゆっくり生きよられました。ほんとうに有難うなければいけません。今は娘と〇 の な 2 人自立に向けて頑張っており〇 う」ということも考えさせられございます。 〇み ました。 娘歳 ( 統失 ) は凵歳発病で、ます。 姫井先生の「薬物療法を正し病歴年目に入りました。 2 年 〇、一 く理解する」で、薬は多すぎて前に病気が再発して初めて 6 か◆ばんやん本人代 ) 〇ペ も少なすぎてもいけないと実感月間医療保護入院し、 1 週間保 私は統合失調症の歳の女性〇者 しました。 護室にいました。現在はコンスです。結婚してⅡ年になります。〇 結婚生活を一言で表すと " とて 真澄さんの「つれづれ日記」タの注射 / 1 回と、ねる前
通運賃割引推進プロジェクト ( 以下、計画書 ) の作成に着手参加者に力強く呼びかけてきま チーム ( 以下略称・ a-:+) 」をしました。同時に「など運した。 2 月引日、全福連理事会は、 設置し「身体・知的障がい者同賃割引推進ニュース」を発行し、 等に割引制度の適用を求める決都道府県連との情報交換に努めの「計画書 ( 案 ) 」を審議・ てきました。 承認し、都道府県連に「計画書」 議」を採択しました。 の座長には、奥田和男氏全福連は 2 月 8 日、国土交通を届けました。現在、全国各地 ( 奈良県 ) 、事務局長には、堀場大臣、厚生労働大臣、総務大臣で「交通運賃に関するアンケー て 洋二氏 ( 愛知県 ) を選出。近畿と衆・参国会議員団の政策責任ト調査」がとりくまれています。 プロックの推進委員の協力のも者及び交通運輸会社の全国組全国の家族・家族会が、共通実 度 とで「全国運動推進計画書 ( 案 ) 」織 ( 全国組織のない各社との目標に向かって行動し、目標 高速道路各社は除外 ) に、本條を達成することができたなら、 理事長と全国 8 プロック代表理その先に、どんな希望や可能性 の 等 事の連名で「交通運賃割引の適が開けてくるのでしようか。 一口 みなさん ! 一緒に考えてい 用を求める要望書」を提出しま 者 した。みんなねっと石川大会できましよう。 障 的 知 は、この間の経緯を伝えるパン フレットを配布し、奥田座全国運動がもたらすもの躰 集 長から「石川大会を全国運動開 特 始の歴史的大会にしよう ! 」と①全国の家族・家族会に「やれ 身体・知的障がい者と同等の 交通運賃割引制度の 実現を求めて 」など交通運賃割引推進プロジェクトチーム 新年明けまして、おめでとう 座長奥田和男 ございます。 「夢と希望」が実感できる年と条約 ) 」は「障がいに基づくあい者を障がい者福祉の対象から するために「など交通運賃らゆる差別の禁止」「障がい者除外するような差別は「権利条 割引を実現させる全国運動」のが社会に参加し、包容されるこ約」に照らして、直ちに是正さ 構想を紹介したいと思います。 とを促進」することを明記してれなければなりません。 います。締結国は、権利条約を 権利条約を履行する義務履行する義務が課せられている交通運賃の全国運動を決断 のです。 日本政府が、昨年 2 月に締結従って「官」「民」を問わず「交 全国精神保健福祉会連合会 調印した国連の「障害者の権利通運賃割引制度」や「障害者医 ( 以下略称・全福連 ) は、昨年 に関する条約 ( 以下略称・権利療費助成制度」など、精神障が 6 月の定期総会で「など交 集 特 みんなねっと 2015 年 1 月号 6
ばできる」という「確信」を与全福連との一体感・結束力は必そこにアンケ 1 ト調査の大きな 号 意義があるのです。 えることができます。本人・家然的に強まっていくのではない 月 国や交通運輸会社など「強大 族・家族会に大きな励みとなり、でしようか。 年 家族会活性化のカンフル剤とな④全国運動の成果と体験は、単な組織」を相手にする運動です。 と に格差是正問題にとどまらず、家族・家族会の皆さんに「その るに違いありません。 っ ね ②多くの地方公共団体では、身精神保健・医療・福祉制度改革気になってもらえるかどうか」 の運動に発展していく可能性をは、運動の成否にかかわる問題 体・知的障がい者に適用してい み です。は、「推進ニュース」 る「障がい者医療費助成制度 ( 全秘めています。 科無料・対象範囲は地方自治体⑤こころの健康政策実現会議ので各地の活動を紹介し、一人で で異なる ) 」から精神障がい者「提一一一一〔書」実現は叶いませんでも多くの皆さんに「その気」に したが、運動の再構築も現実味なっていただけるよう努力して を除外しています。 まいります。 今回の全国運動と結合して取を帯びてくるかもしれません。 皆さんからも忌憚のないご意 組めば、都道府県・市町村にお ける格差是正問題も解決の道筋アンケートの意義と目的見をまでお寄せください。 アケート調査の最大の目的は、 がみえてくる可能性があります。 アンケート調査を実施するに①デイケア・作業所など、本人 ③全国運動を成功させるには、 全国の仲間との連絡調整・活動は「何をするために」「何の目のサービス利用状況 交流・情報交換が必要・不可欠的で行うのか」を家族に伝え、②本人の日常生活の交通費の負 となってきます。都道府県連と話し合わなければなりません。担額と障害年金などの収入額 ③交通運賃割引の実施を求める家族のみなさんにご協力いただです。現在でも、家族会の働き 理由など、経済的な問題が「参きますようお願いいたします。 かけでバス運賃については都 加と平等」「均等な機〈至を阻ん 「事務局」に寄せられた率道府県で、地方鉄道も路線で でいることを、憲法や条例に反直なご意見を「」 & 「」方割引制度が導入されています。 する「直接差別」であることを式でご紹介したいと思います。 運動といっても、高齢で動 明らかにすることにあります。 ける人が少ないのですが。 調査結果は、多くの方々に「交 < 高齢の方ほど偏見・差別の苦 て 通運賃格差の是正」に対する理 渋の人生を余儀なくされ「親亡き勅 コ 解と共感を広げていくための有 後問題」も切迫しています。それ艱 力な武器となります。 ぞれの仲間が、できることを寄礙 アンケート調査は、今後のす せ合っていきましよう。「一人の べての運動の出発点とい「ても 0 家族会の「高齢化と停滞」「会一〇」は遠慮して「一〇〇人 過言ではありません。 員の減少」という状況の中で全の一歩」でいきましよう。 同 調査活動が家族会の大きな負国運動をするような力はあリま a どんな運動を考えているの 者 担とならないように、会員の一すか ? ですか ? 割程の回収を見込んでいます。 < あります ! 現に、貯都道府県 < まずは、各家族会の例会で知 ①家族会の例会参加者を対象連と傘下の市町村家族会が存在全福連が交通運賃の全国運動に 身 ②その場で記入していただく しています。存在していること立ち上が「たことをお知らせ下黻 など、工夫を凝らして、本人・自体が大きな力になっているのさい。そして「交通運賃に関す
り精神病に対する偏見も減って ほとんど諦めていましたが、 も楽しい ~ です。 〇私は教員をしていましたが、何が主人の心にひびいたのかわきているのを実感します。次の 号 月 失恋と仕事によるストレス等でかりませんが、主人は結婚を決 5 年 2 年で、もっと病気や障害 わ 年 病気になっていきました。次第断し友人たちを集めて式をひらを抱える人の暮らしがよくなる ことを祈っています。望む人誰 いてくれました。しかし式と引 ょに思考も正常でなくなり、強い っ越し等、環境の大きな変化でもが仕事をし結婚をし、子供を と ん緊張感・幻聴でもう " だめだ ~ っ みと思った時、主人 ( 当時はボー病気は決定的になり、叫ぶ怒鳴持ち友人と語らい、快適な住ま いに住む・ : 。そういう生活が当な 〇イフレンドの一人でした ) に「助るの状態が続き入院しました。 7S8 年の闘病を経て、今は たり前のようにできる時代が来み 〇けて」とすがりつきました。 〇 2 人で穏やかに過ることを祈っています。 〇 ごしています。母 〇 とクリスチャンフ◆新潟県ペンネームひぐちま 〇 レンズの支えもあさや本人 ( 代 ) 〇 って、なんとかや 、歯を磨か 風呂に入らない " 〇 力し ・ : 日常 をそらない " 本ってこれました。 〇 時代も当時は病名生活であたり前の事ができない し が「精神分裂病」自分が昔いた。 ひから「統合失調確かに病気と言ってしまえば 症」に変更されて病気かもしれない。だけど日常 賀いて、心理的負担生活のあたり前の事ができない 佐がずっと減ったとと、病気はなおさら悪化する。 ◆ 思います。 私達は一般の人達にはなれない この川年で昔よかもしれない。でも毎日のあた どいこ花こあたあこお ◆ 身づつる自り うつれにんりくなれ花熊 にけてこと分前 ぞまはなながさたまをあ本寺つる、れ思はの 受でありにとんがで届り県住 けよ少かう、事 けもなまきうの重のけが ・てうしら。回が 取枯たしれの良ねなにと M いにでも復で そ つれにたい声いたが来う き毎も作のき てなしなが行いまののた日一業方る くいか 集な年し花 いの般所によ まい月た束本他 だ花見 。生のな向う さ束え つに 活人どかに いでな て 習達に つな 50 すい 慣にかてっ 代 を近よいた で心吐雪 ◆で届き 40 もはくが 代愛きけっ 頑息降あ知るにと ーなはるな県と来ま 「私と子どものあゆみー母として」杯冷た 思るた のコーナーへお母様の体験談をおの凍た寒のけ 寄せ下さい ! コっくいお まとっ ーてて朝か すがか 昨年 6 月号からスタートした、おヒしに 次 母様の体験手記コーナーに、読者の一ま の ん 花 皆様からたくさんの共感、感動の言 そ 葉をいただいております。 本 を つ そこで様々な体験をお持ちのお母 人 様方に、お子様とのあゆみ、エピ ソードの手記を募集します。内容を 2400 ~ 2600 字程度 ( 原稿用紙・ワー やそそ今あそ迷私強そー プロなどでも可 ) にまとめて、氏名 さししがなばつはさし杯 ( ペンネームも可 ) ・住所・電話番号 しててあたにて救ての を記入の上、みんなねっと事務局 ( 巻 いあ私るのいもわああハ 末住所 ) までご送付ください。 街なものおてれたなー 編集会議で検討し、掲載の方には でたでかくもまたたプ ご連絡致します。また、内容等につ 暮とやすげれがしかのテ らさでたいたさ優イ いてのお問い合わせは、事務局 (03- て 6907 ー 9211 ) までご連絡いただけれ た く もあさ ば幸いです。 いな り 皆様の貴重な体験をお待ちしてい り ます。 た と つ - 〇〇〇〇〇〇〇〇〇みんなのわ〇〇一 39 読者のページ ( みんなのわ )
知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 / 私と子どものあゆみ / 連載① 街の診療所からのお便り / 連載②統合失調症はどこまでわかったか / 連載 ③絵を描く人たち / 連載④真澄こと葉のつれづれ日記 / わかりやすい制度 のはなし / みんなのわ ( 読者のページ ) ほか 【特集】 ■ 2012 年・ 1 月号 : 2012 年を障がい者制度改革の年に 2 月号 : 本人・家族の体験 3 月号 : 認知行動療法ってどんなもの ? ( 上 ) 【在庫なし】 4 月号 : 認知行動療法ってどんなもの ? ( 下 ) 5 月号 : こころの健康基本法 ( 仮称 ) 制定に向けて 6 月号 : 「働きたい」を実現するための支援 - ーー就労移行支援事業 7 月号 : 日本で家族支援をどのように実現していくか 8 月号 : 引きこもりの支援と居場所づくり 9 月号 : 楽しむことで元気になれる一一フットサルを通して 10 月号 : 保護者制度がなくなる ? ! ーー新しい家族のあり方へ 1 1 月号 : 家族相談ーー静岡県連の取り組みと家族会活性への期待 12 月号 : 絵を描く楽しさーー原画の選考会をとおして ・ 2013 年■ 1 月号 : 夢と希望を語ろうーーそれぞれの立場から 2 月号 : みんなねっと茨城大会 3 月号 : 生活を支えるケアホーム・グループホーム 4 月号 : オームヘルバーを知っていますか ? 5 月号 : 現在の精神科医療の動向 6 月号 : イギリスの家族支援視察 7 月号 : 精神障がい者へのアウトリーチのとりくみ 8 月号 : 家族が望む家族支援とは ? 9 月号 : 働きかたいろいろ - ー雇用の現場から 10 月号 : つながリをもとめて - ーー病気の親をもっ子どもの集い・交流会 11 月号 : 「精神保健福祉法」改正について考える 12 月号 : みんなねっと大阪大会 ・ 2014 年・ 1 月号 : 私たちが求める本当の家族支援とは何か 2 月号 : 働き続けるために一一自分に期待できる働き方 3 月号 : 薬を減らすガイドラインへの期待 ・「。一刊みんなねつのパッナンパーのお中し込み方法・二 ) 「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」の金額を巻末の振込用紙にてお振り込みくた さい。「通信欄」には、ご希望の号を記入してください。郵便局に備え付け の振込用紙の場合、「 0 () 1 3 0 ー 0 ー 3 3 8 3 1 7 みんなねっと」宛て にお振り込みください ( この場合、振込手数料は自己負担願います ) 。 FAX での申し込みもお受けします (FAX 番号 03 ー 3987-5466 ) 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ ーあけましておめでとう火鉢の炭火で、ごまめ、 ございます。 黒豆、栗きんとんの見守 お正月の食卓をにぎわりが役割りでした。結構、 すのは、なんといっても時間のかかるもので、味 おせち料理ですね。年末見をしながら、やってい のニュースでは、東京のました。かまぼこ以外は デパートで万円 ( 江戸ほとんど母の手づくり キリコの重箱 ) のおせちで、大みそかまでは、家 料理の予約が始まり、即中に美味しいにおいが漂 ってました。 日で完売となったとのこ と。おせち料理も様変わ結婚してからも母の味 りしたものと驚きました。を受け継ぎ、毎年作って いましたが、ここ数年は、 お正月は年始客も多く、 台所に立っことなく、お品数も少なくなってきま こ一丁すま 料理を供することができした。スー るようにと、保存の効くほんとうにすべてのおせ おせちを作ったと思いまちがあり、買ってしまう す。私の小さい時は、スこともできますが、でも、 ー。、ーなどはなく、三賀やつばりわが家の味が一 日は商店も閉まってしま番です。 今年一年の家族の健康 いますので、年末はお正 と何事もなく過ごせるよ 月の準備で大変でした。 母が忙しくする中で、うにと祈り、おせちをい 私はおせちの担当でした。 ただきます。 ( 川﨑洋子 ) 編集後記 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 加入者名みんなねっと ・郵便振込 00130 ー 0 ー 338317 定価 300 円 月刊みんなねっこ通巻第 93 号 ( 2015 年 1 月号 ) 発行日 2015 年 1 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会個人・年間 3 5 0 0 円 団体・年間 3000 円 x 人数 ( 2 人以上 ) 理事長本條義和 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 4 6 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL 0 3 ー 6 9 () 7 ー 9 2 1 1 FAX () 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 () () 1 3 0 ー () ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生
その後、本條義和理事長より失調症などの精神科の病気のこ 今こそめざそう ! 共に生きる社 会を—」をテ 1 マに、石川県金当会の平成年度事業・活動報とや、精神安定剤の服薬につい 沢市にある金沢歌劇座にて 2 月告があり、「保護者制度の廃止」てお話いただきました。 懇親会は、名余が参加 に向けて都道府県連や各地の家 日 ( 木 ) —川月Ⅳ日 ( 金 ) に ——oo 名余の方々族会と共に働きかけをおこなっされ、全国各地のそれぞれの立 開催され、 たことや、家族会設置・運営の場の方が交流を図り、大いに盛 が参加されました。 り上がりました。 一日目は、全体会で開会式がてびき書を作成したことなどが 一一日目は、分科会が行われま 行われた後、児童精神科医の夏報告されました。 行政報告では「精神保健福祉した。家族会活動、就労促進、 苅郁子氏から基調講演「『あな 行政の現状」というテーマで、偏見・差別、家族支援、障害の た病気の人、私治す人』から『私 動 活 も家族の一人です』と言えるよ厚労省精神・障害保健課課長のある本人の活動の 5 つのテーマ の と うになって見えてきたこと」を冨澤一郎氏より、長期入院精神の分科会を設けて、それぞれ意 っ ね お話いただきました。母親が統障害者の地域移行における行政見の発表と討議を行いました。 合失調症であり、精神疾患の親の今後の方向性について話され多くの質問や意見が上がり、活な 発的な分科会となりました。 を持っ子どもとしての立場、母ました。 記念講演では、金沢医科大学最後に閉会式が行われ、提案す が病であることを公表したこ し せ と、医療者は何をするべきか、精神神経科学教授川﨑康弘氏よされた「みんなね「と石川大会 ら 知 などをこれまでのご自身の経験り「精神科利用法ー叩けよ、さアピール」が満場拍手で採択さ お を交えて話されました ( 前号にらば開かれんー」を演題にしたれ、一一日間の大会を終えました。 話がありました。うつ病や統合 特集として掲載 ) 。 なのをはじめ整備しなければなあり、追加部分に委員会のかなされるとされました。 「障害者差別解消法」の制定の らない法整備はまだまだ残ってりの意見が盛り込まれました。 月 いる」と主張し、文言は整備か家族に関しては、合理的配慮背景は「障害者権利条約」で定 年 ら推進と変えるものの、権利条のところで、精神障害者、知的障められた障害に基づく差別の禁 約の水準からみて整備が必要な害者には、意志の表明にあたり、止があります。これに基づき「障 と っ 障害者の家族、介助者などの支害者基本法」の改正が行われた 法制度があることを認識し、引 ね 亠な 際に、差別の禁止の基本原則が き続き取り組みを続けていくこ援が含まれるとされました。 ん 啓発活動では、家族も差別を規定されました。「障害者差別解み とが確認されました。 受ける立場であることから、「障消法」はこの基本原則を具体化 害者差別は、本人のみならず、する法として制定されました。 ■障害者政策委員会 今後は担当室で基杢カ針をまと その家族等も差別や不利益を受 ( 第回材月匐日 ) けるものであることを国民一人め、パプリックコメントを求めて、 今までの委員会の意見などを 盛り込んだ「障害を理由とするひとりが認識するとともに、法内に閣議決定される予定です。 差別の解消に関する基本方針」の趣旨について、障害者も含め お知らせします ( 以下基本方針 ) 案を最終論議広く国民への浸透が図られるこ することになりました。 とが重要である。」の文言を入みんなねうとの活動 前回では、かなり多くの意見れることを当会から意見しまし た。また、新たに設置される障■全国精神保健福祉会家族大会 が出され、これらが基本方針に みんなねっと石川大会が開催 反映されるかが委員会が案じた害者差別解消支援協議会には、 「笑って語ってつながって— ことでしたが、担当室の配慮が障害者とその家族の参加が配慮
にも活用させて頂きたいと思い るアンケート調査」にご協力く ます。 ださい 号 月 a アンケートの期限を教えて a そのほかに何か具体的な計 年 ください。 画はありますか ? < 各家族会は、 2 月川日まで < あります。や高速道路 と っ にアンケート用紙を集計し、県会社は、エリア別に本社があり、 ね 亠な 年明けには関係する都道府県連 連に届けてください ん しかし、この主張は、事実をみ は 2 月末までに全国集計会長の連名で「要望書」を提出 反映していません。割引制度の をまとめます。翌月に「記者会して頂くことになっています。 見」を行いアンケート結果の公その他に、衆・参国会議員団、適用によって障がい者の利用が 表と交通運賃格差の是正を社会及び交通運輸会社などへの要請拡大すれば、同伴介護者も含め、 一面では割引額イコール増収額 行動を検討しています。 に告発する予定です。 a アンケートは何に使います財政問題もあり困難が予想との捉え方もできるからです。 0 、、 されますが。 現に、—æ旅客会社では「シノ < その通りです。新聞報道に ング倶楽部」「大人の休日倶楽 < など交通運輸会社に、 運賃割引制度の適用を求める際よれば、社、大手私鉄部」「早特切符」「フルムーン夫 社は「新たな福祉割引は、国や婦グリーンパス」「九州マ の説明・説得材料に使います。 また、政府関係や国会議員、地自治体の負担でやってほしい」イ・ウェイ・クラブ」「アクティ プ」などの営業政策的割引を 方議会議員へのロビー活動の際と主張しているそうです。 するためには、相手の出方に応行いました。北海道運輸局は、 実施しています。 現在実施している障がい者割じて、時として「機敏」かつ「大北海道バス協会会長及び未実施 LO ヾ、 ノス事業者に精神障がい者に 引の対象から精神障がい者を除胆」に行動することも想定して いかなければなりません。 割引制度の適用を求めました。 外することは、障害者基本法が 禁止する「直接差別」に該当し①次回の全福連理事会で請願署②全国一斉に、総務省地方管区 ます。利用者に対する公平な名問題が検討される予定です。行政評価局に都道府県連会長が サービス提供という観点から提出先は衆議院議長と参議院議連盟で「斡旋申請」を行えば、 て め 求 も、精神障がい者を適用対象に長宛ですが、交通運賃は国土交社会的にも大きな反響・インパ を 現 実 通省の管轄です。請願審議も「国クトを与えることができます。 するよう強く求めていきます。 の 度 0 一筋縄ではいかないと思う土交通委員会」です。出先機関③昨年の通常国会でも「精神障 のですが。 として、全国 7 箇所に地方運輸害者に対して公共交通機関の運 賃割引制度の実施を求めること < その通りです。目的を達成局があります。 の 等 また、行政評価の管轄は総務に関する請願 ( 審議未了 ) 」が複 一口 省です。全国 7 箇所に総務省地数の会派から提出されています。 者 中央・地方の運動で社会問題 方管区行政評価局があります。 障 北海道では北海道管区行政評化することができれば、要求実知 身 価局に「バス運賃格差の苦情救現の可能性が近づいてきます。 集 済の申立て」があり、行政評価 a 全体の運動のスケジュール 特 局は北海道運輸局にあっせんを的なものはありますか ?
る。今までの違和感のある多くのしつかりして、物を減らす。④きには最悪の雰囲気となる。母 エピソードが解決され、心の曇り母を介護しなければならないこの口癖は「働かざる者食うべか がこの年にしてようやくとれた。 とを前提にしたライフスタイルらず」ということである。休職 自分の過去を振り返ることをを確立する。⑤優先順位をつけ、の期間を含めて一一年間以上職業 したくない。現在の病院では優秀効率よく作業するスキルで仕事 ( 給与所得 ) のない私には、こ な医師・スタッフに囲まれて有意をする。 : ・の 5 つであり、一度の家にいる権利はないと主張し 義な日々を送っている。私の障害 にすべて満点といかないと思うている。病気のことも、自分で は治るものとは考えていないが、 が、目に見える変化を遂げたい。 資料などを調べるのではなく、 今の自分の生活状況には決して 最後に、現在の我が家は障害知人の情報がすべてであり、病 満足していない。多方面から自者にとって居心地の悪い場所に院も通院すれば絶対に治るもの 分の障害とこれからどう付きなっている。私と母との良好なであり、結果の出ない通院はた 合っていくのか情報収集し、対関係が築けず、極めて険悪なもだ遊びに行っているだけのもの 処していかなければならない。 のとなっている。私の行動・方と思っている。 ポ 私が克服しなければならない法・思考など、非難・否定され 上記 5 つの課題を克服し、自 サ 課題は、①無計画・衝動的な書ることが多い。八十歳を過ぎ気立生活することで母を安心さ解 理 の 籍等の購入をやめる。②図書館力も体力も次第に衰えてきて、せ、これ以上の親不孝者となら 障 の本を計画的に借りて、読み切自分自身も思い通り動けなくな ないようにしなければならない 達 発 れずに返却延長を何度も更新すり、何をするにも時間がかかる。 と思 , つ。 ( いなばみきお ) ることをしない。③整理整頓をそのイライラも重なっていると 自分の専門外の憲法学者の人権や上司・同僚から何度も嫌味を疑いが持たれたが、「睡眠の質が 論の本などどっさりと買い込ん言われたが、ひたすら耐えて居悪いだけで、それが改善されれば 号 月 で、リフォームで引っ越す時に直った。資格試験を何度も受験復職可能である。ただしそれが改 年 大量にゴミとして出したこともしたが、勉強方法が悪く合格で善されなければ重大な疾患かも あった。大学一一年生の月にはきなかった。顧問先との良好なしれない」と診断を受けた。自分 と っ 本屋で 8 時間以上立ち読みして、関係は保たれたが、歳を取ってとしては「ただし」の部分が気に ね な あげくの果てに腹膜炎で入院し、 も無資格の肩身の狭さと、直属なり、その正体を突き止めるべ ん さらにその年の学年末テストの上司 ( 退職時 ) や女性との人間く、受診すべき診療科を求めてみ 単位を数単位落とし、再履修と関係が築けずに孤立して、顧客色々な医療機関を受診した。そし するという痛い目にあった。現先減少による在籍出向をへて事て、前の主治医からは適応障害の 在でもその癖がなかなか抜けず、実上解雇された。 診断をうけ、リワーク・デイケア 病院の帰りには必ずと言ってよ その後は社会福祉施設の事務にも参加した。その仲間との生活 いほど立ち寄って、ウインドウ員として就職した。だが、ここで、自分は更に本質的な病気があ ショッピングを楽しんでいる。 でも上司・同僚との人間関係がるのではないかという疑問が生 充実していた日々が、印刷会築けず、私自身に遅刻や就業時まれ、現在の病院の門をたたいた。 社社長の死去により一変し、法の眠気が多いことを理由に、休今の主治医からは ( 自閉症 人解散により解雇され、怖いも職期間後に退職に追い込まれた。 スペクトラム障害 ) 、 ( 注 の知らずに税理士事務所に就職 仕事上の不注意が露骨に出て、意欠如多動性障害 ) の診断をうけ、 した。算盤・暗算が苦手で所長勤務先の看護師から睡眠障害の専門のデイケアにも参加してい
新年のごあいさつ 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会理事長本條義和 謹んで新春をお喜び申し上げます。 こ数年精神保健福祉をはじめとして、障害福祉施策は大きく変化してきて います。障害者基本法及び障害者総合支援法の改正、障害者差別解消法の制定、 障害者権利条約の批准が矢継ぎ早に行われました。家族会に関係深いものでは、 精神保健福祉法の改正がまず挙げられます。法の改正によって、明治 33 年に 制定されて以来 110 年以上続いてきた保護者制度が廃止されたことは大きな 成果でしたし、障害者雇用促進法の改正によって精神障害者雇用が義務付けら れたことも大きなできごとでした。 しかし残された課題もまた大きいことも事実です。保護者制度が廃止になり ましたが、医療保護入院における家族の同意要件が残りました。本人の権利擁 護システムが築けなかったことなども大きな問題です。また、 J R 運賃割引や 障害者医療費助成における他の 2 障害との格差是正は喫緊の課題です。このう ち、公共運賃等割引問題では、昨年他の 2 障害同様の運賃割引をめざすプロジェ クトチームを立ち上げ、要望に向け第 1 歩を踏み出しました。本年はこの要望 活動を加速させるとともに、他の様々な課題に優先順位を決めながら一つ一つ 取り組んでいきたいと思います。それらの課題を検討する政索委員会も、立ち 上げていきたいと考えています。 さて、家族会の三本柱は、支え合い、学習、運動と言われていますが、この うち、支え合いについては、当会ではその設立以来本当の意味の家族支援を求 めてきました。その一つとして英国の家族支援技術の導入普及が考えています。 しかし、それを成し遂げるには、みんなねっとだけでできないことは言うまで もありません。行政や関係団体のご理解とご支援、そして何より全国の家族会 の皆様の、ご支援ご協力が必要です。 本年も、本人と家族が住み慣れた地域で社会から本人を含めた家族全体が支 援を受けながら生きていける社会をめざしていきたいと思います。 月刊 新年のごあいさつ 1 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 4 特集 身体・知的障がい者と同等の 2015 1 月号通巻第 93 号 【表紙の絵】織田信生 交通運賃割引制度の実現を求めて ( 奥田和男 ) 6 発達障害の理解とサポート【連載 9 】 初老のホヤキ・・・窓際族になって ASD ・ ADHD と診断され ( 稲葉幹夫 ) 私と子どものあゆみー母として 私と息子の自立へのあゆみ ( 松田仁美 ) 1 8 街の診療所からのお便り【連載 92 】 ( 増本茂樹 ) ・・薬を止める時期は決めにくいです・・・ 22 わかりやすい制度のはなし《その 54 》 ( 鈴木卓郎 ) 地域の生活拠点「地域活動支援センター」 26 1 4 メンタル障害をサポートするための知識ーー薬物療法を正しく理解する・連載 6 ( 姫井昭男 ) 第 1 章「精神科の薬」を学ぶ前に 6 : 「神経伝達物質」その 4 30 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 46 回 ) 34 みんなのわー一読者のヘージ 36 「みんなねっと」電話相談 TEL03-6907-9212 受付時間 : 月水金 10 時 ~ 15 時