あの日 - みる会図書館


検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

な、年は経ったと 思う ( 良くなった時 〇日常生活 期もあったけど ) 。 わ ◆大分県フレンドワーク家 今は体の病気によ って不安神経症と戦 な族 (€代 ) ん毎月の「みんなねっと」で色々っている。でも負け ない ! 手術が怖く みなことを学んでいます。また、 〇定年退職後、少し時間ができまて、今度、体の負担 〇したので、 zæo 法人や障がい が少ない治療法を受 〇の本も読んでいます。どう考えける予定。精神疾患 〇ても三障がいは、同じ取り扱い はわかってもらえに ではありません。国の法律、地くい 〇 方の条例等、精神だけが別ワク 皆さんもポチボチ 〇 の中です。地方から政治活動を いきましよう。元気な人でも心おり続きません。・でも 〇起こさないと、今後の進展があが凹むことも多少ある・ : 生きてそれで良かった。と思える今日 この頃です。それは、学問がで りません。市町村長や議会等へるだけで奇跡なのだ☆☆と自分 請願書を出そうではありませんに言いきかせています。 きるから。また、友人とも、オ か。今、動かなければ。 ープンにして交われるから " ◆静岡県のっぽさん本人老後のことも考えますが、今 ◆山口県郷頭ひろみ本人代 ) が現役。神の手の中で生かされ ( 代 ) 苦節年 : 代で統合失調症る喜びです。今のボクは生きる はじめまして。郷頭デス。精になり、職活で右往左往し、結のが仕事です。 神疾患にかかり、何年経ったか局は今月 ( 5 月 ) 号の記事のと 詩・その他 「夢」 ◆新潟県猪田孝一本人 ( 代 ) なんでもないところに 壁はある もがいても あの街にまだ有るのだろうか、 しょ一つがない 駅前に有るジャズ喫茶 あきらめようか 仕事帰りの疲れた足を 考えながら 気使う様に地下に有る店 立ち止まり 店内には古いドラムセットと そこで、どうしよう ウッドベースが置かれて有る 時間は同じ時刻を 客はサラリーマン風の男性が 一人新聞を見てコーヒーを飲ん支えている でいる 私も仲間と共に歩いている コ 1 ヒーをオ 1 ダーして なんでもないことでも、生かさ れている 出来たコーヒーを飲んで、タバ コを吸うと、何か自分が、偉く君と一緒に歩いてみたいよ 5 月川日のあの日のように・ 成った様な気分に成った 今でもジャズの音楽が好きなのね。 は、あのジャズ喫茶へ良く行っ た訳なのだろうか。 ◆さん本人 ( 代 ) 代 ー」人 本 ず か 〇 乱〇 わ ◆の ん み 〇 , 「読者の皆様へ」 〇な 当会では本誌内容について、執筆 〇み 者への直接のお取り次ぎは致してお りません。内容についてのご意見ご〇 感想等は、投稿としてお寄せいただ 〇、一 ければ幸いです。また、「みんなのわ」〇ペ コーナーにお送りいただいた各種文 〇諸 書、作品等は原則としてお返し致し ませんので、ご了承ください 第ん、、づ戸守乙フ . 3 [ チし山ィみンっ ◆熊本県田代瑠美本人 みんなねっと 2015 年 7 月号 38

2. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

のような孤独との戦いは、「突族のサポートがあまりに足りな 離れていました。 かった結果ではないか。そんな 号 そして根治したはずの病気の然死」という形で終わりを告げ 月 ことを考えていると悔やむこと 再発の時がやってきました。突ました。 年 ばかりです。 いつものようにグループホー 然兄の努めていた会社から連絡 があり、解雇されたのです。支ムを出た兄はいつものように外同じ親から生まれ、同じ環境 と 離滅裂な言動が続き仕事をする出し、そのまま路上で亡くなりで育った兄妺である私たちの運っ 亠な ました。連絡を受け駆けつけた命を分けたものは、一体何だっ 状況にないと。 ん み たのだろう。 それからは転がるように措置私は、警察官に悟られないよう 子どもの頃から兄は、おとな にそっと兄に声をかけました。 入院、再発の繰り返しでした。 「何も力になれなくてごめんしく真面目で、いつも両親の期 父の叱咤激励が更に拍車をか け、悪化の一路をたどっていつなさい。楽になれたんだよね。待を背負って生きていたのかも しれません。 たように思います。やがて両親一人で戦って辛かったね」 あの白いさくらを見た日、辛特に父の期待に答えようとい と暮らせなくなるほど悪化した 兄は、グループホームに入居。くても病気に背を向けずに正面つも勉強している姿がありまし こ。ムよ父の話を聞かず常に逃 から受け止めていれば、家族と力不し / 父は一度もホームを訪ねること して病気とともに歩んでいく覚げ出してきました。ー はしませんでした。 / ・ ~ 悟を持てて違っていたのかもし 病気の理解と兄への想い 兄の突然死 れない。道のりは平坦ではな そして数十年間続いた兄の石かったかもしれないけれど、家兄が初めて再発した頃から、 生きてこられたのは、兄が必死 私は精神医学の本を読みあさことばかり考えていたのです。 に両親の期待を背負ってくれた 兄が亡くなり、お世話になっ り、いっかどんな最期を迎える のだろう、病気はどんな進行をたグループホームの部屋を片付から。ありがとうと伝えたい。 たどるのだろうと考えていまけに行くと、部屋には一輪の花 兄への感謝 が飾ってありました。 した。「精神障害者ホームヘル 今、私は社会福祉士の資格を ゴミ袋を片手に、兄の残した ー」の講習を第一号で受講し とり、障害のある方や高齢の方 物を片付けながら思い出してい たり、兄妺姉妹の会に参加した の支援をしています。このよう り、家族会が運営する支援センました。 な仕事をしようと思ったこと 「自宅に帰りたい。母に会い タ 1 のボランティアに参加した は、兄を見てきたからだと思っ り。けれど結局は何もすることたい」 そんな電話をよく掛けてきてています。兄には何もできな ができませんでした。 かったけれど、いま困っている いた兄は、遺骨となり白い箱に 兄が生きている間にもっとで なって、石のような孤独と何十人たちにすこしでもお役に立て きることがあったはずでした。 年をとったらいっか又兄妺で年も戦い抜き、死んでやっと自ばと仕事をしています。 「お兄ちゃん、見守っていてね」 暮らすこともあるかもしれな宅に戻ることができたのです。 そして今年も又さくらの季節の もしも、もう一度だけ会うこ そんな風に漠然と考えてい ただけだったのです。人に知らとができたなら長い間苦しんでがやってきました。あの日見た家 と 白いさくらが、あの日と同じよ れたらどうしよう、父の方針にきた兄に妺として謝りたい。 うに道に舞っています。 そして幼い頃から私が自由に 逆らうのは面倒くさい、そんな 一三ロ

3. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

いませんでした。病室で両手両隠し通した父、両親の喜びは大 遠く離れた山の中の病院でし た。何人もの医者らしき人が一足を縛られた兄の姿。独房のよ変なものでした。 ことある度に兄を連れ、国内 斉にタクシーの中に入り込み注うなコンクリートの個室に小さ 射のようなものをし、兄を担ぎな窓には鉄格子、トイレと思わのあちこちへよく旅行に出掛け 出しました。茫然としている私れる穴、異様な臭いの立ち込めていました。 るその病室が初めて見た精神病病気に対する知識のなさ、現 たちに医者が言ったのです。 実に背を向けて、常に否定し最 「社会で生きていくことは諦院の実態でした。 その後何十年もの間いくつも初の一歩ができないまま。 めてください」「妺さんは、お そう奇跡的に根治したと思い 兄さんのことは一生人に話しての精神病院へ面会に行くことと はいけません。これからの貴方なり、ベルトで固定された兄の込んでいたのです。 姿を数えられないほど見ること の人生のために」 しかし再発の繰り返しの日々 その後どうやって自宅に戻っとなるとも知らずに。 そうして十年近い年月が流 たか思い出すことができませ 家族が信じた兄の回復 れ、兄はいっしか通院もしなく ん。ただ両親は泣くばかりでし なり、服薬もしなくなっていま 兄は数年掛けて転院に漕ぎ付 た。「どうしてあんな良い子が」 け、都心の大きな病院から大学した。 そ , つ一言いながら。 あの頃は精神分裂病という病に復学。卒業後大手商社に就職妺である私は、いっか医者に 名で、今のように福祉の手などまで果たしたのです。病院に数言われたとおりに兄の病気のこ 全くというほど差しのべられて年通い続けた母と、兄の病気をとを隠したまま結婚し、自宅を 私と」 ( 家寘の、 記 自いさくら ー兄への想い一 東京都ぼの き叫ぶ母でした。突然のできご 兄の発病 とに凍りつく私に更に兄が言い あの冬の日の霊安室で、私はました「おい、家の周りを見ろ。 あの日の白いさくらを思い出し警察が包囲しているぞ。お前も ていました。当時私たち家族が戦え」と。その頃父は単身赴任 暮らしていたその家の前は、桜で自宅にはおらず、ただ茫然と 朝が来るのを待っことになりま 並木が続く美しい街でした。 した。 その夜私はいつものように、 深夜まで友人と遊んで家の前で 初めて見た精神病院の実態 車から降りました。さくらの花 びらがアスファルトに舞い、家その深夜の出来ごとから私た の前は白く染まっているようでち家族と兄自身の孤独な戦いが 始まったのでした。いえ本当は、 した。 当時まだ十七歳だった私は、兄はたった一人でもっと以前か 母親にみつからないようにとら戦っていたのかもしれませ そっと玄関の鍵を回し、扉を開ん。私たちが気づかない間に。 翌朝父の帰宅を待ち、いくっ けました。そんな私を待ってい たのは、包丁を両手に持って「おもの病院をタクシーで移動し、 かえり」と薄笑いをする兄と泣やっと受け入れてくれた病院は みんなねっと 2015 年 7 月号 18 19 私と家族の手記

4. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

さ心 住宅改修工事の支援は無いよう ことと思います。 ッ査。みを に感じます。 の呂で誰もが自分に適した治療を受 少しでも住みやすくすること " 赭擲ナけられるよう願っています。 わ と、家族の負担が少なくなるよ の う声を発していきたいと思いま 「ーーーをわ扠す◆福島県根本清隆家族 ( ) ー「のの介 す。 なら紹代 ) ん 上野勝代先生に感謝申し上げ 「特集精神障がい者の『住ま み い』を考える」を拝読させて頂ます。 〇 き、英国は夢のようなシステム 〇 であると感じました。精神障が◆東京都おかあさん家族 い者の住む家賃補助が出ること ( 間代 ) 〇「みんなねっと」の感想 「みんなねっと」いつも有 や住む権利が守られているた 難うございます。絽歳の息子 〇◆山形県施設職員 ( 代 ) め、家族の負担も低減されてい は治療抵抗性の統合失調症で 4 月号で安部武康さんの文章ると思います。 〇 を読みました。 また、私も建築に関する仕事 2011 年 5 月より「クロザリ 〇 興味を覚え安部さんの著書もをしております。精神障がい者ル」を服用しています。現在、 3 6 2 ・ 5 E ( 2 014 年 1 とりよせて読みました。 の施設は、あまりきれいな状況 いまだに精神の病になった人といえるものではありません。月日より ) ですが、幻聴、妄 目 5 、虫吾、ひきこもりの部分は はかかる病院、先生によって、清潔にし、明るくすれば前向き少豸言 その回復に大きな違いが生じてになれる感じがします。現在、改良せず、訪問看護も何とかこ しまうのかを感じました。 国の制度では、高齢者に対してなしてますが、それ以上の回復 良い出会いとご自分の向きあの住宅改修工事について支援はは望めません。朝日新聞出版の い方に、多くの人が励まされるありますが、精神障がい者への「丁先生漢方っておもしろいで す」の中で「丁宗鐵」先生が統 合失調症に大量の大黄を投与す ると寛解が得られる旨のお話を なさってます。是非お話を聞き たいです。 ◆大阪府家族代 ) 5 月号特集の精神障害者の 「住まい」を考える英国の居住 支援から学ぶで、英国での様々 な住宅事情の運営状況が紹介さ れていますが、費用面での運営 はどの様な額で収支が行われて いるのでしようか 金銭面で日本国内で成立させ るためには、家族の負担はどの 程度の金額になるのでしよう か。精神障害者のための様々な よい環境をつくるには膨大な費 用がかかるのでは ? ◆茨城県ペンネーム石油王本人 ()0 代 ) - 〇〇〇〇〇〇〇〇〇みんなのわ〇〇 37 読者のページ ( みんなのわ ) みんなねっと 2015 年 7 月号 36

5. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

荘 日 ( 火 ) に「精神障がい者が共めざすことを目的として開催し 水ネタ心戸 に暮らせる地域づくり 5 当事者ます。 山レン中瀬 セルセ来ト のカ、家族のカ、地域の力が未 0 参加申し込みについて 所泉館一流未一場 来を拓く 5 」をテーマに福岡国 温会ホ交館吉ル議 申込書にご記入の上、ファッ 場湯際日祉会倉ン会 際会議場にて開催します。 土国朝福民立サ際 クス、郵送、メール ( 申込書添 市月町市県県ル国 私たち精神障がい者の家族付 ) にてお申込みください。 表島奈楽松庫取テ岡 をとりまく動きは障害者権利 程福宇有浜兵鳥ホ福 申込書についてはパンフレッ 条約批准、障害者差別解消法トや当会ホームページから印刷会 大の 3 ( 2016 年度施行 ) など大きできます。※なるべく多くの方にご く変わりつつあります。 参加していただくためにご案内を郵送ッ程 ( 、 ( 、日日月 社会的長期入院者問題や根強 していますが、お手元に届かない場合ブ 度日 3 1 月月月 1 1 2 く残る偏見差別など、精神保健は福岡大会事務局またはみんなね「と 0 1 月月月 年月月 C) 1 1 1 C) フ」 C) 福祉をとりまく課題は未だ大き事務局にご連絡ください。 年年年年年年年年 なものがあります。 成 ワ」ワ」フ」ワ」 2 」フ〕ワ」フ〕 平 今年の全国大会は家族会を始 ■みんなねっと各プロック大会 地県県都県県県県県 催島山京岡庫取川岡 め、当事者、支援者等が一堂に の日程 開福富東静兵鳥香福 会し、当面する諸問題について平成年度プロック大会の日 海 学びあい、交流を深めながら精程が下記のように決まりました ク . 越東東畿国国溺 を 会 神障がい者と家族が地域で安心ので、お知らせいたします。 退 , 1 ロ 蹊北関州近中四州大 して暮らせるよう、その実現を 談員制度」についても論点の対 難病の 5 要件のうち、「発病のり方⑥意思疎通支援⑦精神障害 号 機構が明らかでない」と「患者者支援⑧高齢障害者支援⑨障害象とすべきであると意見表明し 月 ーセントに達し児支援⑩その他福祉サービスのました。 数が人口の旧パ 年 川項目になっていました。 啓発教育についても意見表明 ない」という 2 要件を総合支援 このうち、①障害者就労支援すべきでしたが、ほかの委員か 法では要件としないとしたこと と っ です。 で、労働施策等福祉施策との連ら提案がありましたので次回以 ね 亠な 図障害者総合支援法施行 3 年携が入っていることは評価した降意見を出していきたいと思い ん 。②精神障害者の意思決定ます。また、居住支援をはじめみ を目途とした見直し は精神保健福祉法上の意思決とする精神障害者支援について 今回は見直し論議の初回とな ることから、事前にワーキング定 ( 権利擁護、代弁者 ) とも関は、論点整理の中の 1 項目とし グループでまとめていた「障害福連するので十分審議すべきであて設けられていますので次回以 祉サービスのあり方についてのる。③その他のところで障害者降に意見表明していきたいと考 論点整理」についた厚生労働省の範囲とあるが、障害者の定義えています。 ( 文・理事長本條 ) 並びにワーキンググル 1 プから、を含め、しつかりと審議すべき 〔知らせします、 ( 現状と論点整理の説明の後はフである④又その他のところで、 リートーキングとなりました。 「障害者総合支援法の付帯決議」みんなねっとの活動 論点整理案は①常時介護支援で「精神障害者やその家族が行 ②移動支援③就労支援④障害区う相談のあり方等について、早■今年の全国大会は「福岡県」 分認定を含めた支給決定⑤成年急に検討を行うこと」とされてで開催します ! いるのだから、「精神障害者相 平成年 9 月日 ( 月 ) ・四 後見制度を含めた意思決定のあ 5 お知らせしますみんなねっとの活動

6. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

「新後記 冖 9 月 28 日 ( 月 ) 9 月 29 日 ( 火 ) 2015 みんなねっと福岡大会主なスケジュ司い ( 詳細は、案内ハンフのトをこ参照くたさい ) 分科会では、テーマに沿って数人から 9:00—受付 問題提起や経験報告を予定しています。 9 : 30 第①「家族と家族会の力と役割」 ~ 家族の思いと体験をいかす ~ ☆コーディネ - ターみんなねっと事務局長野村忠良 1 1 : 30 第②「わが国の家族支援に求められるもの」 ~ 孤立をなくす家族支援 ~ ( 仮 ) ☆コーティネーター京都ノートルダム交子大学を教授佐藤純 分第③「地域でくらし、地域でささえる」 ~ 地域生活支援の仕組みを考える ~ 科 ☆コーディネーター九州産業大学教授愈知延章 会第④「働く喜びを広めよう」 ~ 様々な仕事、色々な働き方 ~ ☆コーディネーター西南学院大学教授舘暁夫 第⑤「当事者のカ、自立と経験を活かす」 ~ 支え、支えられる、これからの活動 ~ ☆ラネづ - 壁者福社会達合会事部会村上大作 第⑥「このままでいいの ? 神障がい者のくらしと権利」 ~ ホンネをきかせて ! ~ ☆コーティネーター西九州大学准教授橋本みきえ 閉会式 分科会報告大会アヒール採択次期開催県あいさつ 12 : 40 閉会 ( 予定 ) 1 0 : 00 ~ 受付※当日は、事業所の授産製品の即売会も予定。 1 1 : 1 5 ~ オープニングセレモニ 1 2 : 00 ~ 開会式 1 3 : 00 ~ 基調講演 「戦後 70 年と障害者権利条約」 ( 仮題 ) ~ 精神障かい者施策の課題と展望 ~ 日本障害フォーラム ( JDF ) 幹事会議長 / 藤井克徳氏 14 : 20 ~ みんなねっと活動報告 みんなねっと理事長 / 本條義和 行政報告 厚生労働省より ( 予定 ) 記念講演 「精神病となっても希望をもって生きられる」 ~ これからはみんなで本人中心のをらしを応援しよう ~ 十勝精神障かい者支援センター理事長 / 門屋充郎氏 17 : 00 終 3 ※懇親会参加者はバスで移動 18 : 30 ~ 懇親 ホテルオークラ福岡 ■昨年、この欄で、高齢ルマザーの平均年収は、 者の貧困の問題について 181 万円と深刻で、親 触れましたが、 今回は、 から子へとつながる貧困 子どもについて書いてみの連鎖が断ち切れません。 たいと思います。 大学生の 2 人に 1 人が 驚いたのは、日本は、子奨学金を受けているとい どもの貧困率についても、 うのも驚きでした。この 後れた国になっていると奨学金は、卒業後、返済 いうことです。貧困率としなければならないもの は、国民の平均所得の半で、なかなか正職員にな 分に満たないという世帯れない就職難の時代にあ の子どもが、どれくらい って、 8 人に 1 人が滞納 いるかという数字ですが、 ( 延滞金が加算 ) せざるを なんと日本は 6 人に 1 人得ないという実態です。 の子どもが貧困と言われなんともやりきれない ています。加盟のは、振り込め詐欺の受 の先進国か国中、肥番け子 ( お金の受け取り役 ) 目に高いのです ( 高いほ に、若者たちが利用され、 ど悪い ) 。しかも、一人親高齢者から老後のために の世帯の子どもの貧困率貯めたお金をだまし取っ ではトップという最悪のているということです。 水準になっており、 2 人 ニュースを見るたび、 に 1 人が貧困と言われ今の日本の縮図を見るよ ています。とくにシングうでにつらいです。 ( 谷 ) 15 : 40 ~ 編集後記 1 1 : 45 ~ 参加申込書 ( 宿泊なし用 ) ◆串込先 FAX 092-739-7773 ◆ E-Mail#fukuoka2@tobutoptours. CO. jp 「参加証」などの送付・連絡先 ( 勤務先・自宅 ) 備考 都道府県 ( ) 都道府県 所属団体 申し込み 代表者 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 ■郵便振込 00130 ー 0-338317 加入者名みんなねっと 月刊みんなねっこ通巻第 99 号 ( 2015 年 7 月号 ) 定価 300 円 発行日 2015 年 7 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉連 ロ / ゝ AZx ムロム個人・年間 3 5 0 0 円 理事長本條義和 団体・年間 3 0 0 0 円 x 人数 ( 2 人以上 ) 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 4 6 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL () 3 ー 6 9 () 7 ー 9 2 1 1 FAX () 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 () () 1 3 () ー () ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生 ( ふりがな ) 電話 FAX 参加種別・家族・医療福祉ー参加希望する分科会懇親会お目の弁当注文 性年支援者、一般 3()00 円 ( 2 日目 9 時半 ~ ) 円 1 食 1000 円 別嗣当事者 500 円 第 1 第 2 第 3 1 日目 1 日目 2 日目 学æ1000 円 希望希望希望 55 家族 X ②①③ 歳 3000 円 7000 円 1000 円 ふりかな 氏名 はかた たろう 例博多太郎男 NQ CD 己 11000 円 ※宿泊のお申込みか必要な方は、別紙・「大会案内ハンフレット」にある「参加申込ま ( 宿泊用 ) 」にてお串込み下さい。 ※お串込みは、 FAX ・メールもしくは郵送にてお串込みくたさい。 ( トラブル防止のため、電話でのお串込みお受けしておりません ) ※申込み・問い合わせは、『東武トップッアーズ ( 株 ) 福岡支店』電話 : 092-739-0010 FAX : 092-739-7773 〒 810-0001 福岡市中央区天神 3 丁目 11 ー 1 天神武藤ビル 4 階担当 : 中島・松井

7. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

てくるまで、の報酬は激減 うことでした ( 単独加算につい 入居者が入院すると するため運営がきびしくなりま ては、あとで紹介します ) 。 報酬が激減するしくみ す。 今年度、おこなわれたの 地域での生活の拠点となる 報酬改定について、渡辺さんは、 自治体単独制度では が安定した運営をしながら広 「今年度の報酬改定によって、 どうなっているの 障がいが重い人 ( 障害支援区分のがっていくためには、現在の国 こうした場合、東京都では、 4 、 5 、 6 の人 ) の基本報酬は手厚の報酬基準では不十分なことは 単独加算として入院や外泊にか 明らかです。 くなりました。 そのため、の安定的な運かわらず、都の単価が維持され しかし、精神障がい者の場合、 重い人の区分 4 、 5 、 6 に判定さ営を支援するために、自治体がます ( 区分 1 で職員配置 6 対 1 、 5 対 1 、 4 対 1 の場合、 1 日 れる人は少ないので改定の影響国基準に上乗せ助成をおこなっ 3220 円。ただし国基準単価 ているところもあります。 はあまりありません。 例えば、病気と障害を併せ支給分を差引く ) 。これにより 精神障がい者の場合、支援区 分の判定は低く出ても、体調の持っている精神疾患ゆえに、入入院や外泊があってもの収 急変や心理面でのサポートなど院せざるを得ないという場合が入は維持されます。 また、都の単独加算として、 専門性の高い支援が必要なのであります。しかし、国基準では、 すが、そこのところは、報酬上に対して、月一回の「入院家賃補助に該当するものとして かりあげひ 考慮されていません」と言いま時支援特別加算」しか保障され施設借上費が支払われます。こ ないので、本人が退院して戻っれは、入居者 1 人につき家賃分 す。 ( 上限 6 万 ooooo 円 ) が毎月、 に助成されているもので、 建設基準が厳しくなっている 運営上、「とても大きい」と渡 平成年 3 月末までに設置する 辺さんは言います。 グループホーム開設の問題 ことになっています。建物や消 で暮らす障がいのある人 次に、を運営する上での防の基準については、防災面で たちの生活とそれを支える職員 の労働条件、そして事業の運営課題として、建物や消防の基準とても大切です。一方でこの設 の を守るために、何ができるのが厳しくなっているという問題置基準により借家を利用した Q-) る があります。例えば、新しいの設置が難しく、増やしずら か、制度の枠内ではなかなか思 て っ くなっている理由の一つにも うような支援を展開しにくいのには火災報知機などの設置が 亠な ど も事実ですが、一歩踏み出しな義務付けられ、既存のでもなっているようです。 て っ がら利用者や家族に配慮した 事業を進めてほしいと思いま 根強い偏見や地域との関係は ? ム した。 「入居者が、近所迷惑なことをホ 地域との交流も大切です。 三原荘では、開設時、特に住すれば、に連絡が来ること 民からの反対等はなく、地域ともありますが、これを偏見とし 集 は、自治会や防災訓練の参加なてとらえるのではなく、本人が 地域生活をしていく上での社会 どで関わっています。 みんなねっと 2015 年 7 月号 8

8. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

てすぐの頃には、寂しさや不安 から、世話人さんや他の入居者 取材を終えて の方に頼ってしま、つことが多 かったと思います。また、作業 今回取材させていただいた渡活しているという実感を得られ 所でも、仕事に集中てきないこ辺さんは「グループホームを利るように、様々な地域生活の拠 ともありました。 用することで、家族が抱え込ん点のひとっとしてを増やし でもそれでは、人に迷惑をか でしまっている負担感を軽減すていくためにも、私たちの姿を の けてしまうし、将来的には一人ることにもつながっていると思 伝えていくことは大切です。 る 暮、らしをしてみたいと思って、 また、運営の安定化を図 う。窮地に立ってから考えるの て るので、何かあ「ても、なんとではなく、本人の力を信じて、るためには、現在、利用中の方な か自分て対処できるように、自自立に一歩踏み出すことも大切や施設だけに任せるのではな ど て ノ刀て訓糸しています く、地域での生活を支える関係 っ です」と話しました。 今ては、作業所の職員さんや 生活者として日常の生活を者や私たち家族会も、共同・連運 の ム ーさんからも励まされ、送っているという当たり前のこ 帯して、各自治体に地域の実状 集中して仕事をて、るよう・にな とが、環境が整わないと実現しに応じた加算等の手立てを講ずホ ) ました。 ないということは、大きな人権るように働きかけていきたいも レ 将来は、一人暮らしをするこ 侵害でもあります。 のです。 ( 取材・鈴木 / 小幡 ) グ 集 とと、体を動かせる仕事に就く いいことばかりではありませ※本誌頁のわかりやすい制度のは 特 なし「グループホームとは」も参考 ことが目標です。 んが、失敗や挫折も含めて、生 にしてください うな生活でした。 に、急に不安になり、病院に入生活範囲も広がり、夕食も時に 入院中に、病院内ての活動に 他の入居者 は自分で作ったり、 院になってしまった。回復して 号 月 からも不安が募り、初めに誘わとテレビを見たり、充実した日取り組んだり、薬を調整したり 年 にちを送れるよ、つになりまし して、体調はだんだんと落ち着 れた作業所のスタッフに電話し 、てきました。それから、退院 たら「皆グループホームに入居た。皆様の支援のおかげだと思 と っ を者》えるよう・になりましたが、 感謝しています。 が決まると不安になるのよ。 D ね 亠な に主んでいた親元には帰 入院前 さんならてきるよ」と言われて ん グループホームでの生活 ることかて一なくなー 一人暮み 安心した。 ( タイガーマスク ) らしは不安だったので、グル それから 7 か月入院しました。 私は、グループホームのやまプホームを希望しました。 初めは入居に対して不安で毎日 やまびこ三原荘は、駅から近 びこ三原荘て暮らして 1 年半く 違った判断をしていた。その後、 、らいになり , ます . くて、すごく良い環境で、自由 何回も主治医、ケースワーカー 人間関係で少し困ることもあな生活ができるのがとても ~ に 看護師、保健師さん、兄たちと ) ますが、生活はとても充実し入っています。 カンファレンスをして、最後に ています。 他の入居者さんもいい人だ 医師の意見に反論できず、また、 し、世話人さんが上から目線で 三原荘に来る前は、鬪年くら 母からも電話て「もう同居は、 普通に接してくれるの い入院していました。入院生活 やだ」といわれ、決意した。 て、とてもありかたいです。 グループホームての生活はも 制限が多くて、タハコかお 今から思うと、三原荘に入っ う 3 か月を過ぎたが、だんだん菓子くらいしか楽しみがないよ

9. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

た。これは月—00 時間以上の 〈家族の意見を知りたい〉 した。 超過勤務です。医師による健康 この例のように、家族のメン これまでは、精神科医は子 チェックが必要と法律で決まっ バ 1 が診療所を訪れて自分の考 さんの話を聞いて、まず、変わっ ています。 えを述べることで、精神科医が 夫さんには、まず、もう少たところがある夫との付き合い し早く家に帰って、疲れを取ろに疲れている彼女に元気を取り助かることは多いです。 う、と伝えました。それから、 " 男戻してもらおうと考えます。そ曰日日」 ) いド 〈現実 ? 妄想 ? 〉 の甲斐性 ~ にこだわるのは止めれから、彼女の感じ方や行動を ましよう。奥さんは家の外で幸変えようとし、それを通じて夫統合失調症の場合、その人の せに働くことができるようですの考えが変わるのを期待するの話だけでは、それが現実的なも ですから、簡単にはいきませんのなのか妄想なのか分からない よ。 ことが多いです。 よね。 一人の患者さんとの付き合い 別々ではあっても夫と妻の両 者が受診することになって、現が長くなってくると、その人の 実の生活が見えるようになりま考えが分かり易くなるものです すと、『夫は昔風な立派な夫にが、やはり、家族の悩みを聞い なろうとがんばり、心身に疲れていくと、患者さんの " 独特な が溜まっている。妻は自分の思考え ~ も見えてきます。彼らは いを言わずに考え込み、袋小路長時間同じことを考えているこ とが多く、人によっては何年も 〈受け入れられないこと〉 繰り返し考えています。「大学どをしてもらっている、と奥さ を法学部でなく、工学部に行っんは言っておられます。夜は服神経症的な夫さんの場合、 た方が良かったのではなかつを脱がしてもらったり、背中をこだわりを指摘されて自分を変 たか ? 」とかです。「次は何分流してもらったりして入浴しまえる気持ちになりました。これ に対して精神病的なレベルの 後におしつこに行けば良いのすし、朝は「仕事に行かない」 などと駄々をこね、奥さんに会さんの場合、幻聴は抗精神病薬 か ? 」というのもありました。 の服用で止めることができてい 社まで送ってもらうそうです。 彼らは臨機応変にちょうど良く それでも威張っていて、「女ますが、心の底にこびり付いた 行動するのが上手でないため、 は男の世話をするべきだ」と考え方に対しては、それを指摘 ずーっとその言い訳を考え続け てしまうのだと、私は思います。言っているらしい。そんなことして受け入れてもらうのは難し ヒヒ いようです。 〈男尊女卑の信念〉 で今の職場の立場を保つのには精神病の人ではすごく自信の 旧帝大を卒業して高級官僚と無理があるからではないか ? ない場合が多いですから、家族お の はそのことを理解し彼らを支え ら して中央官庁に就職した後に統奥さんにそんなにやってもらう カ 所 合失調症を発症したのはさんのも無理があります。その無理ることが必要です。でも、あま 療 1 三ロ です。今は公営企業の幹部ですを通していくために『自分は偉りにも身勝手な考えについては の 街 いんだ』と考えることが必要な協力しないでおくべきだと思い が、職場では部下に支えられて ます。 のでしよう。 何とかなっているらしい みんなねっと 2015 年 7 月号 24

10. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

月刊みんなねっと 2015 年 7 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月刊みんなっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 99 号 2015 年 7 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月予翡を軋の家族と家族会をつなぐ機誌 ( 合 会連 合会 連祉 会福 祉者 福害 健障 保神 神精 精県 国岡 全福 人人 法法 団団 土土 益益 公公 第 8 回全国精神保健福祉家族大会 精神障がい者が共に暮らせる地域づくり ~ 当事者のカ、家族のカ、地域の力が未来を拓く ~ 日時 2 。 15 年 9 月 28 日 ( 月 ) 、 29 日 ( 火 ) 会場福岡国際会議場 〒屬第 . に 1 福岡市博多区石城町 2-1 0 2- 2-4111 ー 福間国際会議場への交通アクセス http ://w 響 w 測飛 m “静な ongre “ / / 障がいのある人 58 円ル 参加費 3 OOO 円学生 1 , 000 円編” 〒鉱矚岡博多区吉塚本町宿県吉塚合局庁 P 第袱会事既 「福精連」 TEL : 2- 四 2 ・ 05 FAX : 四 2- 四 2- 61 2015 ・特集・ グループホームの運営ってどうなっているの ? ・私と家族の手記「白いさくらー兄への想い」 ■誰でもわかる認知行動療法④【自動思考に、悩み解決の手がかりが隠れています】 ( 大野裕 ) ・街の診療所からのお便り ( 増本茂樹 ) 家族の意見を聞かないと想像もっかないことも多いです 柳川・川下り ~ 東公■ ニ第 ※青色の線は橋岡市営地下鉄線 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会