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検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

〈夫婦の問題〉 〈夫婦別の受診〉 頼しているようなので、私も来 子さんのみは「結婚して 初診の診察室に歳代の男性てみました」 そう言われて、私はもう半年 1 年たったけど夫の考え方が分 が来られています。問診表には 「めまい、吐き気」と書いてあ間も通院している妻の»-a 子さんからない」というものでした。 入籍はしたけれど、親を呼んで ります。ちょっと疲れた感じはのことを思い出しました。 ありますが、身なりはきちんと 彼女とは、主に彼ら夫婦の悩の結婚式をしてくれない。それ して、勤めている人の感じです。みを相談してきたのでしたが、を求めると不機嫌になる。自分 めまいだったら、内科とか耳子さんの話から想像する彼は元は働いていたのだからパー ( 夫さん ) のイメージと、目トに出たいけれど、「家事を完 鼻科とかを受診するのではない の前の本人とはかなり違ってい全にしてから」と、許してくれ ですか ? ない。なんで ? 家に囲ってお 「妻がここに通っていて、信ましたから。 き、今後はどんな考え方をして きたいの ? 仕事で帰宅が遅い 行くかを相談します。薬は少量 ことが多いけれど、ご飯は作っ ておかなければいけない。でも、の抗不安薬と抗うつ薬で、肩の 夜遅く帰り、食べないで寝てし力を抜いて自分を責めない方向 に応援します。 まうことが多い。夫婦らしいこ でも、 *-a 夫さんについては情 となどまるでない。私は愛され 報不足で、彼がどんな人なのか、 ているのか ? 彼とどう暮らし 私は分かってはいませんでし ていけよいいの ? た。 " ちょっと変な人ではない 〈倦怠期 ? 〉。 の日の報告を書くのに毎日遅く か ? ~ などと思っていました。 ちょっと楽しくないですね。 〈夫の側の悩み〉 話を聞いていくと、夫さん このまま妊娠・出産・育児と には " 男は仕事をし、女は家庭 なってしまったら、一人で迷路今回の夫さんの悩み事は元 お に陥ってしまいます。子さん気が出ないことと妻とうまくを守るべきである ~ という思い の ら がとても強いことがわかりまし には、気持ちが沈み、家事をすやって行けないと感じているこ た。彼は仕事に打ち込み、収入所 る気が起こらないけれど、これとでした。仕事は営業で自分に 療 はうつ病ではありません。彼女向いており、この会社の製品はを増やすために、 1 日 4 時間の の には、彼の言動に対して自分が立派で特徴のあるものなので、残業と土曜日もタ方まで出勤す街 どう感じてどう行動したかを聞楽しんでやっている。でも、そるような生活を続けていまし : 家族の意見を聞かないと 想像が 0 かないことも多いです。・ 連載 % 回 しげき ましもと 増本クリニック院長 みんなねっと 2015 年 7 月号 22 増本茂樹 1 一一口

2. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

てすぐの頃には、寂しさや不安 から、世話人さんや他の入居者 取材を終えて の方に頼ってしま、つことが多 かったと思います。また、作業 今回取材させていただいた渡活しているという実感を得られ 所でも、仕事に集中てきないこ辺さんは「グループホームを利るように、様々な地域生活の拠 ともありました。 用することで、家族が抱え込ん点のひとっとしてを増やし でもそれでは、人に迷惑をか でしまっている負担感を軽減すていくためにも、私たちの姿を の けてしまうし、将来的には一人ることにもつながっていると思 伝えていくことは大切です。 る 暮、らしをしてみたいと思って、 また、運営の安定化を図 う。窮地に立ってから考えるの て るので、何かあ「ても、なんとではなく、本人の力を信じて、るためには、現在、利用中の方な か自分て対処できるように、自自立に一歩踏み出すことも大切や施設だけに任せるのではな ど て ノ刀て訓糸しています く、地域での生活を支える関係 っ です」と話しました。 今ては、作業所の職員さんや 生活者として日常の生活を者や私たち家族会も、共同・連運 の ム ーさんからも励まされ、送っているという当たり前のこ 帯して、各自治体に地域の実状 集中して仕事をて、るよう・にな とが、環境が整わないと実現しに応じた加算等の手立てを講ずホ ) ました。 ないということは、大きな人権るように働きかけていきたいも レ 将来は、一人暮らしをするこ 侵害でもあります。 のです。 ( 取材・鈴木 / 小幡 ) グ 集 とと、体を動かせる仕事に就く いいことばかりではありませ※本誌頁のわかりやすい制度のは 特 なし「グループホームとは」も参考 ことが目標です。 んが、失敗や挫折も含めて、生 にしてください うな生活でした。 に、急に不安になり、病院に入生活範囲も広がり、夕食も時に 入院中に、病院内ての活動に 他の入居者 は自分で作ったり、 院になってしまった。回復して 号 月 からも不安が募り、初めに誘わとテレビを見たり、充実した日取り組んだり、薬を調整したり 年 にちを送れるよ、つになりまし して、体調はだんだんと落ち着 れた作業所のスタッフに電話し 、てきました。それから、退院 たら「皆グループホームに入居た。皆様の支援のおかげだと思 と っ を者》えるよう・になりましたが、 感謝しています。 が決まると不安になるのよ。 D ね 亠な に主んでいた親元には帰 入院前 さんならてきるよ」と言われて ん グループホームでの生活 ることかて一なくなー 一人暮み 安心した。 ( タイガーマスク ) らしは不安だったので、グル それから 7 か月入院しました。 私は、グループホームのやまプホームを希望しました。 初めは入居に対して不安で毎日 やまびこ三原荘は、駅から近 びこ三原荘て暮らして 1 年半く 違った判断をしていた。その後、 、らいになり , ます . くて、すごく良い環境で、自由 何回も主治医、ケースワーカー 人間関係で少し困ることもあな生活ができるのがとても ~ に 看護師、保健師さん、兄たちと ) ますが、生活はとても充実し入っています。 カンファレンスをして、最後に ています。 他の入居者さんもいい人だ 医師の意見に反論できず、また、 し、世話人さんが上から目線で 三原荘に来る前は、鬪年くら 母からも電話て「もう同居は、 普通に接してくれるの い入院していました。入院生活 やだ」といわれ、決意した。 て、とてもありかたいです。 グループホームての生活はも 制限が多くて、タハコかお 今から思うと、三原荘に入っ う 3 か月を過ぎたが、だんだん菓子くらいしか楽しみがないよ

3. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

のような孤独との戦いは、「突族のサポートがあまりに足りな 離れていました。 かった結果ではないか。そんな 号 そして根治したはずの病気の然死」という形で終わりを告げ 月 ことを考えていると悔やむこと 再発の時がやってきました。突ました。 年 ばかりです。 いつものようにグループホー 然兄の努めていた会社から連絡 があり、解雇されたのです。支ムを出た兄はいつものように外同じ親から生まれ、同じ環境 と 離滅裂な言動が続き仕事をする出し、そのまま路上で亡くなりで育った兄妺である私たちの運っ 亠な ました。連絡を受け駆けつけた命を分けたものは、一体何だっ 状況にないと。 ん み たのだろう。 それからは転がるように措置私は、警察官に悟られないよう 子どもの頃から兄は、おとな にそっと兄に声をかけました。 入院、再発の繰り返しでした。 「何も力になれなくてごめんしく真面目で、いつも両親の期 父の叱咤激励が更に拍車をか け、悪化の一路をたどっていつなさい。楽になれたんだよね。待を背負って生きていたのかも しれません。 たように思います。やがて両親一人で戦って辛かったね」 あの白いさくらを見た日、辛特に父の期待に答えようとい と暮らせなくなるほど悪化した 兄は、グループホームに入居。くても病気に背を向けずに正面つも勉強している姿がありまし こ。ムよ父の話を聞かず常に逃 から受け止めていれば、家族と力不し / 父は一度もホームを訪ねること して病気とともに歩んでいく覚げ出してきました。ー はしませんでした。 / ・ ~ 悟を持てて違っていたのかもし 病気の理解と兄への想い 兄の突然死 れない。道のりは平坦ではな そして数十年間続いた兄の石かったかもしれないけれど、家兄が初めて再発した頃から、 生きてこられたのは、兄が必死 私は精神医学の本を読みあさことばかり考えていたのです。 に両親の期待を背負ってくれた 兄が亡くなり、お世話になっ り、いっかどんな最期を迎える のだろう、病気はどんな進行をたグループホームの部屋を片付から。ありがとうと伝えたい。 たどるのだろうと考えていまけに行くと、部屋には一輪の花 兄への感謝 が飾ってありました。 した。「精神障害者ホームヘル 今、私は社会福祉士の資格を ゴミ袋を片手に、兄の残した ー」の講習を第一号で受講し とり、障害のある方や高齢の方 物を片付けながら思い出してい たり、兄妺姉妹の会に参加した の支援をしています。このよう り、家族会が運営する支援センました。 な仕事をしようと思ったこと 「自宅に帰りたい。母に会い タ 1 のボランティアに参加した は、兄を見てきたからだと思っ り。けれど結局は何もすることたい」 そんな電話をよく掛けてきてています。兄には何もできな ができませんでした。 かったけれど、いま困っている いた兄は、遺骨となり白い箱に 兄が生きている間にもっとで なって、石のような孤独と何十人たちにすこしでもお役に立て きることがあったはずでした。 年をとったらいっか又兄妺で年も戦い抜き、死んでやっと自ばと仕事をしています。 「お兄ちゃん、見守っていてね」 暮らすこともあるかもしれな宅に戻ることができたのです。 そして今年も又さくらの季節の もしも、もう一度だけ会うこ そんな風に漠然と考えてい ただけだったのです。人に知らとができたなら長い間苦しんでがやってきました。あの日見た家 と 白いさくらが、あの日と同じよ れたらどうしよう、父の方針にきた兄に妺として謝りたい。 うに道に舞っています。 そして幼い頃から私が自由に 逆らうのは面倒くさい、そんな 一三ロ

4. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

な、年は経ったと 思う ( 良くなった時 〇日常生活 期もあったけど ) 。 わ ◆大分県フレンドワーク家 今は体の病気によ って不安神経症と戦 な族 (€代 ) ん毎月の「みんなねっと」で色々っている。でも負け ない ! 手術が怖く みなことを学んでいます。また、 〇定年退職後、少し時間ができまて、今度、体の負担 〇したので、 zæo 法人や障がい が少ない治療法を受 〇の本も読んでいます。どう考えける予定。精神疾患 〇ても三障がいは、同じ取り扱い はわかってもらえに ではありません。国の法律、地くい 〇 方の条例等、精神だけが別ワク 皆さんもポチボチ 〇 の中です。地方から政治活動を いきましよう。元気な人でも心おり続きません。・でも 〇起こさないと、今後の進展があが凹むことも多少ある・ : 生きてそれで良かった。と思える今日 この頃です。それは、学問がで りません。市町村長や議会等へるだけで奇跡なのだ☆☆と自分 請願書を出そうではありませんに言いきかせています。 きるから。また、友人とも、オ か。今、動かなければ。 ープンにして交われるから " ◆静岡県のっぽさん本人老後のことも考えますが、今 ◆山口県郷頭ひろみ本人代 ) が現役。神の手の中で生かされ ( 代 ) 苦節年 : 代で統合失調症る喜びです。今のボクは生きる はじめまして。郷頭デス。精になり、職活で右往左往し、結のが仕事です。 神疾患にかかり、何年経ったか局は今月 ( 5 月 ) 号の記事のと 詩・その他 「夢」 ◆新潟県猪田孝一本人 ( 代 ) なんでもないところに 壁はある もがいても あの街にまだ有るのだろうか、 しょ一つがない 駅前に有るジャズ喫茶 あきらめようか 仕事帰りの疲れた足を 考えながら 気使う様に地下に有る店 立ち止まり 店内には古いドラムセットと そこで、どうしよう ウッドベースが置かれて有る 時間は同じ時刻を 客はサラリーマン風の男性が 一人新聞を見てコーヒーを飲ん支えている でいる 私も仲間と共に歩いている コ 1 ヒーをオ 1 ダーして なんでもないことでも、生かさ れている 出来たコーヒーを飲んで、タバ コを吸うと、何か自分が、偉く君と一緒に歩いてみたいよ 5 月川日のあの日のように・ 成った様な気分に成った 今でもジャズの音楽が好きなのね。 は、あのジャズ喫茶へ良く行っ た訳なのだろうか。 ◆さん本人 ( 代 ) 代 ー」人 本 ず か 〇 乱〇 わ ◆の ん み 〇 , 「読者の皆様へ」 〇な 当会では本誌内容について、執筆 〇み 者への直接のお取り次ぎは致してお りません。内容についてのご意見ご〇 感想等は、投稿としてお寄せいただ 〇、一 ければ幸いです。また、「みんなのわ」〇ペ コーナーにお送りいただいた各種文 〇諸 書、作品等は原則としてお返し致し ませんので、ご了承ください 第ん、、づ戸守乙フ . 3 [ チし山ィみンっ ◆熊本県田代瑠美本人 みんなねっと 2015 年 7 月号 38

5. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

ても、自動思考は瞬間的に浮か出来事に対する自分の受け取りちは悲しい気持ちになります。 んですぐに消えていきます。し方、つまり認知が一番よく現れ病気になって健康な自分を失っ かし、瞬間的に浮かぶだけでも、ているからです。そして、そのたときや、仕事に失敗して成功 自動思考はとても大きい力を発認知が私たちの気持ちや行動にする可能性を失ったときも同じ ですが、喪失体験をきっかけに 揮します。自分に否定的な考え影響します。 私たちはうつ状態になります。 私たちは、うつや不安、怒り が一瞬でも浮かぶと、私たちは などいろいろな感情を体験しまうつ状態になると元気がなく 自信がなくなってきます。そう なって閉じこもりがちになりま するとできない部分にばかり目すが、そうした感情それぞれに が向くようになって、ますます特徴的に関係している認知 ( もすが、そうすると人との出会い 自分の力を信じられなくなってのの考え方や受け取り方 ) があが減って喪失体験が増えてくる ります。それをひと言でまとめことになります。 きます。 このように、うつのときには、 ですから、そのように意識しると、うつは喪失と、不安は危 喪失したという認知が悲しいと ないうちに自分で自分を追い込険と、そして怒りはひどいとい いう感情や引きこもるという行 う認知と関連しています。 んでいないかどうか、振り返っ 喪失というのは、何かを失う動を引き出し、そうした感情や てみるようにしてください ということです。何かの理由で行動が喪失感を強めるという悪 ◆認知と感情、行動は 親しい人と別れなくてはならな循環が起きてきているのです。 セットになっています 同じことが不安や怒りの場合 くなったとき、親しい人との関 にも起こっています。メールの 自動思考が重要なのは、ある係がギクシャクしたとき、私た 返信がないときに、「怒らせたますます腹立たしくなってきま循環を解消することで気持ちを んじゃないか」と考えると不安す。ここでも認知と感情、行動楽にする治療法です。 になってきます。その人との人の悪循環に陥っています。 訃矢行動療法は、こうした悪 間関係に「危険」が迫っている と考えるからです。そのように 考えると、私たちはその人に連 せす動ンねでねの一係まのるのん先もロめのり 絡するのを躊躇するようになり で一丁ゼなまなで 6 トき法あ修さ野認誰カるた駒か - りせレん日んき 4 ンだ療で監柱大「「のす ? るわ ます。そうすると相手の人の様 ロ認プみみが一ゼた動者生匸し 子を確認できないために「危険」矢の だという認知は強くなります。 , つの一」 豈ロ 医描と説法て、すをトとご 同じ場面でも、「何ですぐに の効島とカ書に科に画解療ってう日ン敗く 返事をよこさないんだ、ひどい ノ占選な書印都ね「、、。』 " 』。』 一最近 ,. ル ~ 」ンガでわかりやすい じゃないか」と考えると腹が立 何をやっても うまくいかない三一 「この仕事、 私には向いてない ちます。その勢いで怒りのメー 〔みうつ病の んじゃないかな・ 認知行動療法 O ロ明 レンる勵要あせ開 2 ルを送ると、相手も気分を害し カよカ官しろナⅣレ賞 = = 房「。 , 。 7 。。 , , ' ' プ , 今谷鉄柱 生刊た : 咸さし付〒ビ て腹を立てる可能性がありま 者裕のはてへくの先グ す。それを見て、「すぐに返信 ま野生』し募誌函誌はりリ、 しなかった自分が悪いのに、何 - - - - 大先法を応と投と募送ホキ で腹を立てるんだ」と考えると ( おおのゆたか ) 名分の第物もを第して 第り第すュッ みんなねっと 2015 年 7 月号 16 17 誰でもわかる認知行動療法

6. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

さ心 住宅改修工事の支援は無いよう ことと思います。 ッ査。みを に感じます。 の呂で誰もが自分に適した治療を受 少しでも住みやすくすること " 赭擲ナけられるよう願っています。 わ と、家族の負担が少なくなるよ の う声を発していきたいと思いま 「ーーーをわ扠す◆福島県根本清隆家族 ( ) ー「のの介 す。 なら紹代 ) ん 上野勝代先生に感謝申し上げ 「特集精神障がい者の『住ま み い』を考える」を拝読させて頂ます。 〇 き、英国は夢のようなシステム 〇 であると感じました。精神障が◆東京都おかあさん家族 い者の住む家賃補助が出ること ( 間代 ) 〇「みんなねっと」の感想 「みんなねっと」いつも有 や住む権利が守られているた 難うございます。絽歳の息子 〇◆山形県施設職員 ( 代 ) め、家族の負担も低減されてい は治療抵抗性の統合失調症で 4 月号で安部武康さんの文章ると思います。 〇 を読みました。 また、私も建築に関する仕事 2011 年 5 月より「クロザリ 〇 興味を覚え安部さんの著書もをしております。精神障がい者ル」を服用しています。現在、 3 6 2 ・ 5 E ( 2 014 年 1 とりよせて読みました。 の施設は、あまりきれいな状況 いまだに精神の病になった人といえるものではありません。月日より ) ですが、幻聴、妄 目 5 、虫吾、ひきこもりの部分は はかかる病院、先生によって、清潔にし、明るくすれば前向き少豸言 その回復に大きな違いが生じてになれる感じがします。現在、改良せず、訪問看護も何とかこ しまうのかを感じました。 国の制度では、高齢者に対してなしてますが、それ以上の回復 良い出会いとご自分の向きあの住宅改修工事について支援はは望めません。朝日新聞出版の い方に、多くの人が励まされるありますが、精神障がい者への「丁先生漢方っておもしろいで す」の中で「丁宗鐵」先生が統 合失調症に大量の大黄を投与す ると寛解が得られる旨のお話を なさってます。是非お話を聞き たいです。 ◆大阪府家族代 ) 5 月号特集の精神障害者の 「住まい」を考える英国の居住 支援から学ぶで、英国での様々 な住宅事情の運営状況が紹介さ れていますが、費用面での運営 はどの様な額で収支が行われて いるのでしようか 金銭面で日本国内で成立させ るためには、家族の負担はどの 程度の金額になるのでしよう か。精神障害者のための様々な よい環境をつくるには膨大な費 用がかかるのでは ? ◆茨城県ペンネーム石油王本人 ()0 代 ) - 〇〇〇〇〇〇〇〇〇みんなのわ〇〇 37 読者のページ ( みんなのわ ) みんなねっと 2015 年 7 月号 36

7. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

た。これは月—00 時間以上の 〈家族の意見を知りたい〉 した。 超過勤務です。医師による健康 この例のように、家族のメン これまでは、精神科医は子 チェックが必要と法律で決まっ バ 1 が診療所を訪れて自分の考 さんの話を聞いて、まず、変わっ ています。 えを述べることで、精神科医が 夫さんには、まず、もう少たところがある夫との付き合い し早く家に帰って、疲れを取ろに疲れている彼女に元気を取り助かることは多いです。 う、と伝えました。それから、 " 男戻してもらおうと考えます。そ曰日日」 ) いド 〈現実 ? 妄想 ? 〉 の甲斐性 ~ にこだわるのは止めれから、彼女の感じ方や行動を ましよう。奥さんは家の外で幸変えようとし、それを通じて夫統合失調症の場合、その人の せに働くことができるようですの考えが変わるのを期待するの話だけでは、それが現実的なも ですから、簡単にはいきませんのなのか妄想なのか分からない よ。 ことが多いです。 よね。 一人の患者さんとの付き合い 別々ではあっても夫と妻の両 者が受診することになって、現が長くなってくると、その人の 実の生活が見えるようになりま考えが分かり易くなるものです すと、『夫は昔風な立派な夫にが、やはり、家族の悩みを聞い なろうとがんばり、心身に疲れていくと、患者さんの " 独特な が溜まっている。妻は自分の思考え ~ も見えてきます。彼らは いを言わずに考え込み、袋小路長時間同じことを考えているこ とが多く、人によっては何年も 〈受け入れられないこと〉 繰り返し考えています。「大学どをしてもらっている、と奥さ を法学部でなく、工学部に行っんは言っておられます。夜は服神経症的な夫さんの場合、 た方が良かったのではなかつを脱がしてもらったり、背中をこだわりを指摘されて自分を変 たか ? 」とかです。「次は何分流してもらったりして入浴しまえる気持ちになりました。これ に対して精神病的なレベルの 後におしつこに行けば良いのすし、朝は「仕事に行かない」 などと駄々をこね、奥さんに会さんの場合、幻聴は抗精神病薬 か ? 」というのもありました。 の服用で止めることができてい 社まで送ってもらうそうです。 彼らは臨機応変にちょうど良く それでも威張っていて、「女ますが、心の底にこびり付いた 行動するのが上手でないため、 は男の世話をするべきだ」と考え方に対しては、それを指摘 ずーっとその言い訳を考え続け てしまうのだと、私は思います。言っているらしい。そんなことして受け入れてもらうのは難し ヒヒ いようです。 〈男尊女卑の信念〉 で今の職場の立場を保つのには精神病の人ではすごく自信の 旧帝大を卒業して高級官僚と無理があるからではないか ? ない場合が多いですから、家族お の はそのことを理解し彼らを支え ら して中央官庁に就職した後に統奥さんにそんなにやってもらう カ 所 合失調症を発症したのはさんのも無理があります。その無理ることが必要です。でも、あま 療 1 三ロ です。今は公営企業の幹部ですを通していくために『自分は偉りにも身勝手な考えについては の 街 いんだ』と考えることが必要な協力しないでおくべきだと思い が、職場では部下に支えられて ます。 のでしよう。 何とかなっているらしい みんなねっと 2015 年 7 月号 24

8. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

《その》 わかりやすい制なし グループホームとは いなしきハートフルセンター - 横山基樹 グループホームとは、精神障トを借り切って事業をおこなっ がいをもっ方が共同生活をしなているところもあります。また、 がら日常生活上の相談をしたアパートの 1 室を数か所借りて り、食事や掃除などの家事援助運営しているグループホームも を受けることができる居住系あります。 サービスの一つです。 平成年度の障害者総合支援 世話人や生活支援員と呼ばれ法の改正により、旧ケアホーム るスタッフが配置され、入居さ ( 共同生活介護 ) がグループホー れる方の生活をサポ 1 トしてくムに一元化されました。このう れます。建物は一軒家を活用しち、介護や支援の提供について ているところもあれば、ア。 下記のいずれかの形態を事業者 が選択できる仕組みとなりまし生活を体験しながら生活の仕方おこなってから入居の判断をす を身につけ、また自宅に戻るなるところもありますので、各事 ど、活用の仕方もさまざまです。業所にお問い合わせください。 グループホームの活用 サービス管理責任者 利用するまでの流れ につして グループホームは「社会的入 グル 1 プホ 1 ムには「サービ グループホームを利用するた 院」と呼ばれる方の退院先とし て活用されています。 めには、住民票のある市区町村ス管理責任者」と呼ばれる職員 地域移行支援 ( 退院促進支援 ) に障害福祉サービスの利用を申を設置することが義務付けられ でも、グループホームを退院先請し、認定調査等の手続きを経ています。 の候補として検討される方が多て発行される「障害福祉サービ サービス管理責任者は「個別 いようです。 ス受給者証」が必要となります。支援計画」と呼ばれる入居中の ほかにも、①退院後、単身生 受給者証に「共同生活援助」支援計画を作成したり、事業所 活をしてみたものの不安や孤独の記載があれば利用できるようが提供するサービスの質が保た 感が強くてうまくいかなかった になりますが、先述の介護サー れているかをチェックするなど 方が入居、②宿泊型自立訓練施ビス包括型グル 1 プホームを利の役割を担っています。 設など期限のある入所訓練を退用する場合、障害支援区分の認 また、第三者的な立場として 所した方が次の生活の場として定が必要となります。 入居されている方や職員の相談 活用、③自宅から入居し、単身事業所によっては体験利用をにものっています。 必要な介護や支援をグループ 介護サービス包括型ホーム内のスタッフが行います。 障害支援区分の認定が必要です。 介護や支援を外部の居宅介護事 外部サービス利用型業所に委託し、必要に応じて外部 の事業所が支援します。 みんなねっと 2015 年 7 月号 26 27 わかりやすい制度のはなし

9. 月刊 みんなねっと 通巻第99号 2015年 7月号

「新後記 冖 9 月 28 日 ( 月 ) 9 月 29 日 ( 火 ) 2015 みんなねっと福岡大会主なスケジュ司い ( 詳細は、案内ハンフのトをこ参照くたさい ) 分科会では、テーマに沿って数人から 9:00—受付 問題提起や経験報告を予定しています。 9 : 30 第①「家族と家族会の力と役割」 ~ 家族の思いと体験をいかす ~ ☆コーディネ - ターみんなねっと事務局長野村忠良 1 1 : 30 第②「わが国の家族支援に求められるもの」 ~ 孤立をなくす家族支援 ~ ( 仮 ) ☆コーティネーター京都ノートルダム交子大学を教授佐藤純 分第③「地域でくらし、地域でささえる」 ~ 地域生活支援の仕組みを考える ~ 科 ☆コーディネーター九州産業大学教授愈知延章 会第④「働く喜びを広めよう」 ~ 様々な仕事、色々な働き方 ~ ☆コーディネーター西南学院大学教授舘暁夫 第⑤「当事者のカ、自立と経験を活かす」 ~ 支え、支えられる、これからの活動 ~ ☆ラネづ - 壁者福社会達合会事部会村上大作 第⑥「このままでいいの ? 神障がい者のくらしと権利」 ~ ホンネをきかせて ! ~ ☆コーティネーター西九州大学准教授橋本みきえ 閉会式 分科会報告大会アヒール採択次期開催県あいさつ 12 : 40 閉会 ( 予定 ) 1 0 : 00 ~ 受付※当日は、事業所の授産製品の即売会も予定。 1 1 : 1 5 ~ オープニングセレモニ 1 2 : 00 ~ 開会式 1 3 : 00 ~ 基調講演 「戦後 70 年と障害者権利条約」 ( 仮題 ) ~ 精神障かい者施策の課題と展望 ~ 日本障害フォーラム ( JDF ) 幹事会議長 / 藤井克徳氏 14 : 20 ~ みんなねっと活動報告 みんなねっと理事長 / 本條義和 行政報告 厚生労働省より ( 予定 ) 記念講演 「精神病となっても希望をもって生きられる」 ~ これからはみんなで本人中心のをらしを応援しよう ~ 十勝精神障かい者支援センター理事長 / 門屋充郎氏 17 : 00 終 3 ※懇親会参加者はバスで移動 18 : 30 ~ 懇親 ホテルオークラ福岡 ■昨年、この欄で、高齢ルマザーの平均年収は、 者の貧困の問題について 181 万円と深刻で、親 触れましたが、 今回は、 から子へとつながる貧困 子どもについて書いてみの連鎖が断ち切れません。 たいと思います。 大学生の 2 人に 1 人が 驚いたのは、日本は、子奨学金を受けているとい どもの貧困率についても、 うのも驚きでした。この 後れた国になっていると奨学金は、卒業後、返済 いうことです。貧困率としなければならないもの は、国民の平均所得の半で、なかなか正職員にな 分に満たないという世帯れない就職難の時代にあ の子どもが、どれくらい って、 8 人に 1 人が滞納 いるかという数字ですが、 ( 延滞金が加算 ) せざるを なんと日本は 6 人に 1 人得ないという実態です。 の子どもが貧困と言われなんともやりきれない ています。加盟のは、振り込め詐欺の受 の先進国か国中、肥番け子 ( お金の受け取り役 ) 目に高いのです ( 高いほ に、若者たちが利用され、 ど悪い ) 。しかも、一人親高齢者から老後のために の世帯の子どもの貧困率貯めたお金をだまし取っ ではトップという最悪のているということです。 水準になっており、 2 人 ニュースを見るたび、 に 1 人が貧困と言われ今の日本の縮図を見るよ ています。とくにシングうでにつらいです。 ( 谷 ) 15 : 40 ~ 編集後記 1 1 : 45 ~ 参加申込書 ( 宿泊なし用 ) ◆串込先 FAX 092-739-7773 ◆ E-Mail#fukuoka2@tobutoptours. CO. jp 「参加証」などの送付・連絡先 ( 勤務先・自宅 ) 備考 都道府県 ( ) 都道府県 所属団体 申し込み 代表者 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 ■郵便振込 00130 ー 0-338317 加入者名みんなねっと 月刊みんなねっこ通巻第 99 号 ( 2015 年 7 月号 ) 定価 300 円 発行日 2015 年 7 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉連 ロ / ゝ AZx ムロム個人・年間 3 5 0 0 円 理事長本條義和 団体・年間 3 0 0 0 円 x 人数 ( 2 人以上 ) 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 4 6 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL () 3 ー 6 9 () 7 ー 9 2 1 1 FAX () 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 () () 1 3 () ー () ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生 ( ふりがな ) 電話 FAX 参加種別・家族・医療福祉ー参加希望する分科会懇親会お目の弁当注文 性年支援者、一般 3()00 円 ( 2 日目 9 時半 ~ ) 円 1 食 1000 円 別嗣当事者 500 円 第 1 第 2 第 3 1 日目 1 日目 2 日目 学æ1000 円 希望希望希望 55 家族 X ②①③ 歳 3000 円 7000 円 1000 円 ふりかな 氏名 はかた たろう 例博多太郎男 NQ CD 己 11000 円 ※宿泊のお申込みか必要な方は、別紙・「大会案内ハンフレット」にある「参加申込ま ( 宿泊用 ) 」にてお串込み下さい。 ※お串込みは、 FAX ・メールもしくは郵送にてお串込みくたさい。 ( トラブル防止のため、電話でのお串込みお受けしておりません ) ※申込み・問い合わせは、『東武トップッアーズ ( 株 ) 福岡支店』電話 : 092-739-0010 FAX : 092-739-7773 〒 810-0001 福岡市中央区天神 3 丁目 11 ー 1 天神武藤ビル 4 階担当 : 中島・松井