用として事業所ごとに定められ活にあった食事を自分で用意 た利用料や光熱水費、食費等をし、平日の夕食のみ弁当をとる かかる費用について 支払うことになりますので、入ことができます。昼間の過ごし グループホームを利用する場居を検討する際はご確認くださ方としては、デイケアや近くの 就労継続支援事業、地域活動支 合、世帯の収入に応じて、定率 援センタ 1 などを利用している 負担の個別減免の制度がありま 実際の生活を ほか、アルバイトに通っている す。世帯の収入が障害基礎年金 見てみましよう 方もいます。 2 級程度の場合、自己負担はか かりません。 筆者が関わっている「さぼー 夜間の支援体制は夜時まで それ以上の収入 ( 障害基礎年とハウスけやき ( 介護サービスに 2 回程度、職員が様子を見に 金 1 級や厚生障害年金、就労で包括型 ) 」に入居されている方うかがい、急な連絡事項を伝え 得た収入など ) がある場合も一 の年齢層は、代—代と幅広たり体調を確認しています。ま 定額が控除されます。実際に自く、さまざまな方が入居してい た、日中は世話人が常駐し、体 己負担額がいくらになるかは、 調かすぐれない方への声かけや ます。各居室にはキッチン、 利用する人の収入の状況によっス、トイレ、エアコン、冷蔵庫緊急時の対応もおこなっていま て異なりますので、お住まいのなどが完備されているほか、居す。 市区町村の障害福祉担当窓口に室ごとに電気、ガスメーターが 世話人や生活支援員は、入居 ご相談ください あります。 されている方の生活上の相談に ただし、そのほかにかかる費食事は朝食と昼食は自分の生のるほか、必要な方に対して服 薬管理のサポートや金銭管理のまた、生活する拠点で 手伝い、お風呂が苦手な方などすので事前に使う方が への声かけ、受診や買物の同行雰囲気を確認すること など必要性に応じて具体的なサが大切です。まずは見 ポートをおこなっています。 学するところから始め てみましよう。 利用についての お問い合わせ グループホームの利用につい ては、事業所や入居予定の方の 住所地の障害福祉課にご相談く ださい。また、地域の資源の情 報については病院の医療福祉相 談室や相談支援事業所でも相談 にのってもらえます。 障害者総合支援法になって、 居住系サ 1 ビスが増えてきてい ますが、サービスや支援内容が 事業所によってさまざまです。 ( よこやまもとき ) ロロロロロロ ロロ ロロ ここで 斤しい生話だ 00 ホーム - し D みんなねっと 2015 年 7 月号 28 29 わかりやすい制度のはなし
このように、は増えてきた いくことも多くあります。 性を身につけるよい機会ととら えています。また、近所の方と建前では人権擁護の考え方をとはいっても、現状では不足した 仲の良い入居者もいて、地域かもちつつも、いざ自分の隣や町状態にあり、必要としている人が 内に施設ができるとなると、精多く、なかなかタイミングよく利 らは見守られていると思ってい 用できないというのが実態です。 ます」と渡辺さんは言います。神障がいへの正しい理解がない ため、不安要因ばかりが持ち出 を設置するには、適した に合わない人もいる 建物であることに加えて、大家・されて開設を望まない声が出る その一方で、グループホ 1 ムの 地主からの協力や地域からの賛ことも少なくありません。精神 同も重要な事項です。また、入保健分野全般の更なる啓発教育基準や入居者との兼ね合いで入 居が困難なこともあります。 居者の方と地域の方が交流しても求められます。 「ご高齢の方や建物の問題で昇 いく中で、偏見が取り除かれて 降が難しい場合などは、入居をお 本人とのマッチングなど断りすることもあります」と渡辺 さんは言います。また、同じ入居 ています。 者から隣の入居者の音がうるさ 入居待ちが多い それは、入居待ちの人が多いと一一一一口われることもあります。共 三原荘では、原則として入院く、空きがでるとすぐに応募が同生活であるため、このような が 6 か月を超えると、長期化のあり、入居募集をしていなくてケースは少なくありません。 また、見学や体験で来てに ため退居してもらうことになつも問い合わせがあるためです。 合わないという人もいます。渡辺う一つ大切なことがあると渡辺は担当ケースワーカーとのつな さんは「に合わないという人さんは言います。それは、「入がりも大事です。生活の拠点と なる場は、その生活圏域の重層 は、自分の意思で入居したいと思っ居者には、デイケアや作業所な ていないという場合が多いです。どの日中活動の場所が必要」と的なかかわりや連携があって成 周囲から勧められて数回泊まりに いうことです。毎日でなくても立していくからです。 しいのですが、日中に決まった きたが、馴染めないということも 最後に、取材した三原荘の利 あります」と言います。 ところに通うということが、生用者のこえを紹介したいと思い の 周囲の人が本人の気持ちをしつ活を安定させる大きな要素になます ( 過去のやまびこ三原荘の る かり汲み取り、本人の希望にそっります。 法人広報紙に掲載されたもの て っ た入居と思っても、それが本人の また、相談支援専門員や担当で、現在はお一一人とも退居して 亠な 一人暮らしをしています ) 。 ど 本心にならないとすれば、自分にの保健師、生活保護受給の場合 て っ 合ったが地域社会にないため 営 運 だと思われます。 利用者のこえ の ム より多様な「住まい」や「グルー ホ 誘われてから何年もたち、やっ プホーム」を考えていく必要もあ プ と保健相談所の保健師さんと 5 ると思います。 箇所のグループホームを見学 日中活動の大切さなど 集 いざ三原荘に入居するため 特 の懇談会を開こうとした前日 グループホームの生活で、も やまびこ三原荘に 入居して (•) 「グループホームを見学した らどう」と作業所のスタッフに みんなねっと 2015 年 7 月号 10
〈夫婦の問題〉 〈夫婦別の受診〉 頼しているようなので、私も来 子さんのみは「結婚して 初診の診察室に歳代の男性てみました」 そう言われて、私はもう半年 1 年たったけど夫の考え方が分 が来られています。問診表には 「めまい、吐き気」と書いてあ間も通院している妻の»-a 子さんからない」というものでした。 入籍はしたけれど、親を呼んで ります。ちょっと疲れた感じはのことを思い出しました。 ありますが、身なりはきちんと 彼女とは、主に彼ら夫婦の悩の結婚式をしてくれない。それ して、勤めている人の感じです。みを相談してきたのでしたが、を求めると不機嫌になる。自分 めまいだったら、内科とか耳子さんの話から想像する彼は元は働いていたのだからパー ( 夫さん ) のイメージと、目トに出たいけれど、「家事を完 鼻科とかを受診するのではない の前の本人とはかなり違ってい全にしてから」と、許してくれ ですか ? ない。なんで ? 家に囲ってお 「妻がここに通っていて、信ましたから。 き、今後はどんな考え方をして きたいの ? 仕事で帰宅が遅い 行くかを相談します。薬は少量 ことが多いけれど、ご飯は作っ ておかなければいけない。でも、の抗不安薬と抗うつ薬で、肩の 夜遅く帰り、食べないで寝てし力を抜いて自分を責めない方向 に応援します。 まうことが多い。夫婦らしいこ でも、 *-a 夫さんについては情 となどまるでない。私は愛され 報不足で、彼がどんな人なのか、 ているのか ? 彼とどう暮らし 私は分かってはいませんでし ていけよいいの ? た。 " ちょっと変な人ではない 〈倦怠期 ? 〉。 の日の報告を書くのに毎日遅く か ? ~ などと思っていました。 ちょっと楽しくないですね。 〈夫の側の悩み〉 話を聞いていくと、夫さん このまま妊娠・出産・育児と には " 男は仕事をし、女は家庭 なってしまったら、一人で迷路今回の夫さんの悩み事は元 お に陥ってしまいます。子さん気が出ないことと妻とうまくを守るべきである ~ という思い の ら がとても強いことがわかりまし には、気持ちが沈み、家事をすやって行けないと感じているこ た。彼は仕事に打ち込み、収入所 る気が起こらないけれど、これとでした。仕事は営業で自分に 療 はうつ病ではありません。彼女向いており、この会社の製品はを増やすために、 1 日 4 時間の の には、彼の言動に対して自分が立派で特徴のあるものなので、残業と土曜日もタ方まで出勤す街 どう感じてどう行動したかを聞楽しんでやっている。でも、そるような生活を続けていまし : 家族の意見を聞かないと 想像が 0 かないことも多いです。・ 連載 % 回 しげき ましもと 増本クリニック院長 みんなねっと 2015 年 7 月号 22 増本茂樹 1 一一口
《その》 わかりやすい制なし グループホームとは いなしきハートフルセンター - 横山基樹 グループホームとは、精神障トを借り切って事業をおこなっ がいをもっ方が共同生活をしなているところもあります。また、 がら日常生活上の相談をしたアパートの 1 室を数か所借りて り、食事や掃除などの家事援助運営しているグループホームも を受けることができる居住系あります。 サービスの一つです。 平成年度の障害者総合支援 世話人や生活支援員と呼ばれ法の改正により、旧ケアホーム るスタッフが配置され、入居さ ( 共同生活介護 ) がグループホー れる方の生活をサポ 1 トしてくムに一元化されました。このう れます。建物は一軒家を活用しち、介護や支援の提供について ているところもあれば、ア。 下記のいずれかの形態を事業者 が選択できる仕組みとなりまし生活を体験しながら生活の仕方おこなってから入居の判断をす を身につけ、また自宅に戻るなるところもありますので、各事 ど、活用の仕方もさまざまです。業所にお問い合わせください。 グループホームの活用 サービス管理責任者 利用するまでの流れ につして グループホームは「社会的入 グル 1 プホ 1 ムには「サービ グループホームを利用するた 院」と呼ばれる方の退院先とし て活用されています。 めには、住民票のある市区町村ス管理責任者」と呼ばれる職員 地域移行支援 ( 退院促進支援 ) に障害福祉サービスの利用を申を設置することが義務付けられ でも、グループホームを退院先請し、認定調査等の手続きを経ています。 の候補として検討される方が多て発行される「障害福祉サービ サービス管理責任者は「個別 いようです。 ス受給者証」が必要となります。支援計画」と呼ばれる入居中の ほかにも、①退院後、単身生 受給者証に「共同生活援助」支援計画を作成したり、事業所 活をしてみたものの不安や孤独の記載があれば利用できるようが提供するサービスの質が保た 感が強くてうまくいかなかった になりますが、先述の介護サー れているかをチェックするなど 方が入居、②宿泊型自立訓練施ビス包括型グル 1 プホームを利の役割を担っています。 設など期限のある入所訓練を退用する場合、障害支援区分の認 また、第三者的な立場として 所した方が次の生活の場として定が必要となります。 入居されている方や職員の相談 活用、③自宅から入居し、単身事業所によっては体験利用をにものっています。 必要な介護や支援をグループ 介護サービス包括型ホーム内のスタッフが行います。 障害支援区分の認定が必要です。 介護や支援を外部の居宅介護事 外部サービス利用型業所に委託し、必要に応じて外部 の事業所が支援します。 みんなねっと 2015 年 7 月号 26 27 わかりやすい制度のはなし
荘 日 ( 火 ) に「精神障がい者が共めざすことを目的として開催し 水ネタ心戸 に暮らせる地域づくり 5 当事者ます。 山レン中瀬 セルセ来ト のカ、家族のカ、地域の力が未 0 参加申し込みについて 所泉館一流未一場 来を拓く 5 」をテーマに福岡国 温会ホ交館吉ル議 申込書にご記入の上、ファッ 場湯際日祉会倉ン会 際会議場にて開催します。 土国朝福民立サ際 クス、郵送、メール ( 申込書添 市月町市県県ル国 私たち精神障がい者の家族付 ) にてお申込みください。 表島奈楽松庫取テ岡 をとりまく動きは障害者権利 程福宇有浜兵鳥ホ福 申込書についてはパンフレッ 条約批准、障害者差別解消法トや当会ホームページから印刷会 大の 3 ( 2016 年度施行 ) など大きできます。※なるべく多くの方にご く変わりつつあります。 参加していただくためにご案内を郵送ッ程 ( 、 ( 、日日月 社会的長期入院者問題や根強 していますが、お手元に届かない場合ブ 度日 3 1 月月月 1 1 2 く残る偏見差別など、精神保健は福岡大会事務局またはみんなね「と 0 1 月月月 年月月 C) 1 1 1 C) フ」 C) 福祉をとりまく課題は未だ大き事務局にご連絡ください。 年年年年年年年年 なものがあります。 成 ワ」ワ」フ」ワ」 2 」フ〕ワ」フ〕 平 今年の全国大会は家族会を始 ■みんなねっと各プロック大会 地県県都県県県県県 催島山京岡庫取川岡 め、当事者、支援者等が一堂に の日程 開福富東静兵鳥香福 会し、当面する諸問題について平成年度プロック大会の日 海 学びあい、交流を深めながら精程が下記のように決まりました ク . 越東東畿国国溺 を 会 神障がい者と家族が地域で安心ので、お知らせいたします。 退 , 1 ロ 蹊北関州近中四州大 して暮らせるよう、その実現を 談員制度」についても論点の対 難病の 5 要件のうち、「発病のり方⑥意思疎通支援⑦精神障害 号 機構が明らかでない」と「患者者支援⑧高齢障害者支援⑨障害象とすべきであると意見表明し 月 ーセントに達し児支援⑩その他福祉サービスのました。 数が人口の旧パ 年 川項目になっていました。 啓発教育についても意見表明 ない」という 2 要件を総合支援 このうち、①障害者就労支援すべきでしたが、ほかの委員か 法では要件としないとしたこと と っ です。 で、労働施策等福祉施策との連ら提案がありましたので次回以 ね 亠な 図障害者総合支援法施行 3 年携が入っていることは評価した降意見を出していきたいと思い ん 。②精神障害者の意思決定ます。また、居住支援をはじめみ を目途とした見直し は精神保健福祉法上の意思決とする精神障害者支援について 今回は見直し論議の初回とな ることから、事前にワーキング定 ( 権利擁護、代弁者 ) とも関は、論点整理の中の 1 項目とし グループでまとめていた「障害福連するので十分審議すべきであて設けられていますので次回以 祉サービスのあり方についてのる。③その他のところで障害者降に意見表明していきたいと考 論点整理」についた厚生労働省の範囲とあるが、障害者の定義えています。 ( 文・理事長本條 ) 並びにワーキンググル 1 プから、を含め、しつかりと審議すべき 〔知らせします、 ( 現状と論点整理の説明の後はフである④又その他のところで、 リートーキングとなりました。 「障害者総合支援法の付帯決議」みんなねっとの活動 論点整理案は①常時介護支援で「精神障害者やその家族が行 ②移動支援③就労支援④障害区う相談のあり方等について、早■今年の全国大会は「福岡県」 分認定を含めた支給決定⑤成年急に検討を行うこと」とされてで開催します ! いるのだから、「精神障害者相 平成年 9 月日 ( 月 ) ・四 後見制度を含めた意思決定のあ 5 お知らせしますみんなねっとの活動