月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 125 号 2017 年 9 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月千翡全軋の家族と家族会をなぐ機誌 月刊みんなねっと 2017 年 9 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 第 10 回全国精神保健福祉家族大会 in 岡山 みんなで一緒にやろう ! ~ 地域を変える「特区」づくり ~ 白壁の屋敷、倉敷川添いの柳並木 歴史ロマン薰る倉敷・美観地区ての全国大会です を己卩 2017 みんなねっと岡山大会 倉数駅 倉数市立美術館 倉敷市芸文館 ( 地下駐車場入口 ) ・特集・ それそれの自立をめさして—本人・家族・医療者が、共に考えられる社会へ—その 3 ( 夏苅郁子 ) ・小説雀の息子をめぐる物語その 3 ( 北村昌紀 ) ■事例からみる精神障害者の障害年金の実際 ( 白石美佐子 ) 連載 6 「不支給や却下が届いたとしてもあきらめないで ! 」 ・知ることは生きること ( 青木聖久 ) 連載幻回 経済的支援と暮らし《経済的支援特集 イラスト . MY 介護の広場 日時 2017 年 10 月 19 日 ( 木 ) 20 日 ( 金 ) 場倉敷市芸文館電話 : 086 ー 434 ー 0400 ( 岡山県怠敷市中央 1 丁目 18 ー 1 号 ) 敷芸文館までのアクセス http:″€vww.kcpf-or-jp/hall/geibu/geibu-koutsu-frame.html 参加費 3 , 000 円障がいのある人 58 円 学生 1 ,OOO 円 岡山大会事務局〒 701 ー 0212 岡山県岡山市南区内尾 739 ー 1 NP 〇岡山けんかれん内 T E L 086 ー 298 ー 1 162 F A X 086-298 ー 1 168 、倉数市民会 主催 : 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 特定非営利活動法人岡山県精神障害者家族会連合会 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会
0 そして、①住宅の確保図移動し 2 ・情報アクセシビリティの向 号 = 【一やすい環境の整備等 3 アクセシ上及び意思疎通支援の充実では、 月 、 ~ 一 ~ = , , 。わ、」一、。一 . 、を。、。、 , ト、 , 「」一ビリティに配慮した施設、製品障害者が必要な情報に円滑にア 年 等の普及促進 3 障害者に配慮しクセスするための、情報通信機 ■障害者政策委員会 ( 第回 ) たまちづくりの総合的な推進に器・サービス等の企画、開発及 と っ 7 月幻日に開かれた委員会でついて、主に身体障害者の団体び提供の促進や、放送・出版の ね 亠な は、障害者基本計画 ( 第 4 次 ) から熱心な意見が出されました。普及等の様々な取組により、意 ん 本文案の、Ⅲ各分野における その中に、精神障害者が安心 思表一小やコミュニケーションをみ 障害者施策の基本的な方向、のして自分らしい暮らしをするこ可能とする為に、人材の育成等 3 項目の案が示されて、活発なとができるよう、「精神障害にもの取組を通じて意思疎通支援の 意見交換がされました。 対応した地域包括ケアシステム」充実を図る、とのこと。その中 ・安全・安心な生活環境の整の構築を進める。という記載があに〇緊急時における情報提供等 備の基本的な考え方は、障害者ったことから、 " 引きこもり精神を行う際には、知的障害者等に が地域で安全に安心して暮らす障生暑への支援は、医療と福祉のも分かりやすい情報の提供に努 ための生活環境について、住環複合的訪問型の支援が期待されめる。とあることから、精神障 境の整備、移動しやすい環境、るが、包括的地域ケアとはどのよ害者も、異常な環境に置かれて アクセシビリティに配慮した施うな支援を相疋しているのか ~ と冷静な判断が不可能となった場 設やまちづくりなどでの社会的 いう趣旨の質問をしました。今回合は、障害特性に配慮した対応 障壁を除去し、アクセシビリテは厚労省の担当者が不在の險次が必要と意見しました。 イの向上を推進することです。回説明を受ける「主疋です。 3 ・防災、防犯等の推進につい ては、災害に強い地域づくりを呼びかけ団体とな「て、「精神城県知事 ) 堂本暁子 ( 元千葉県 日事 ) 立岩真也 ( 立命館大学教 科医療の身体拘束を考える会」矢 推進すること、災害発生時にお 授 ) 池原穀和 ( 弁護士 ) 佐々木 ける障害特性に配慮した適切なを設立いたしました。 この日は、措置入院中に身体信夫 ( 弁護士 ) 岸田貴志 ( 弁護 情報保障や避難支援、避難所や 士 ) 田中とも江 ( 看護師 ) 大熊 応急仮設住宅の確保、福祉・医拘束を受け死亡に至ったニュ 1 療サービスの継続等を行うことジーランド人の遺族の「人権侵一夫 ( ジャーナリスト ) マ 1 サ・ ができるよう、防災や復興に向害」の訴えと併せて、会設立のサベジ、澤田優美子 ( 当事者 ) 長谷川唯 / みんなねっと ( 公益 けた取組を推進する。また、障記者会見を都内で開きました。 身体拘束によって尊厳を失わ社団法人全国精神保健福祉会 害者を犯罪被害や消費者被害か ら守るため、防犯対策や消費者れ、最悪の場合、命が失われて連合会 ) ( 障害者イン き トラブルの防止に向けた取組をしまうことすら起きています。タ 1 ナショナル日本会議 ) これは看過できることではあり ( 法人日本障害者協議動 推進する。ことが基本的考えと して挙げられて、各団体からはません。今後は安易な身体拘東会 ) / あみ法人全国 保 引き続き活発な意見が出され、をなくしていくために、類似例精神障害者地域支援協議会 ) 神 精 4 時間があ「という間に過ぎまの掘り起しゃ厚生労働省に申し全国精神病者集団 ( 飯塚壽美 ) 入れを行うなどの活動を展開し《賛同団体》認定法人大 した。 き 阪精神医療人権センター / 大阪 お ていく予定です。 て 精神障害者連絡会 っ ■「精神科医療の身体拘束を考《呼びかけ人代表》 知 〇設立趣旨 ( 転載 ) 長谷川利夫 ( 杏林大学教授 ) える会」設立 「身体拘東」は、患者の手や 7 月円日に、みんなねっとも《呼びかけ人》浅野史郎 ( 元宮
ハラスメントに多くあい、すい実施してきました。 - 時両親は諦めず、一つ一つ成し 電話相談事業について大々的号 〇遂げて欲しいと私を励ましてくみん障害の統失になりました。 に実施されていた名古屋市精神叨 れました。仕事でも達成感や自人間関係はとてもにがてでした。 わ 信は得られると思う方もいら「でも、子どもに対する優しいま障害者家族会連合会の堀場会長年 ( 当時 ) 、愛知県精神障害者家族 の しやるかと思います。ただ、専なざしは持っていました。 と 今後は、畑仕事を主体とし、会連合会の木全会長 ( 当時 ) か 識に限らず今の日本で っ ね 亠な みは学歴がなければ社会的な信用興味で化石の夢と壮大な〕「ら国・県の予算化・運営に「〕 ん 〇はあまりありません。そのため、を後代の子どもたちに伝えつづてお話を聞いていました。 み そこで、ぎふかれんとしても、 けてゆきたいと思っています。 〇障がい者の進サポートは重要 とりとめのない文章にて失礼し県の予算化を、県の担当者に数 〇だと考えます ます。円子どもたちにいい給食年来訴えてきました。 〇 この間、みんなねっと ( 日本 〇◆鳥取県化石ハンター本人の食材をリが夢です。 財団助成事業 ) からの「精神障 ( 代 ) がい者家族のピアサポート相談 〇 地域の話題 私は、幼少の頃から、父母が 研修会」事業を受け、平成年 〇教育関係の仕事をしており、多 と年に実施しました。 忙なので、一人遊びで昆虫 ( ト◆やっと県予算が認められた 年度は、 2 日間の研修で、 「電話相談」事業 ンボ、チョウ、クワガタムシな 岐阜県精神保健福祉会連合会医師による講演は、「精神疾患 ど ) が好きで、オケラとかアリ 山田偉雄の治療最近の話題」としまし ジゴクと遊んでおりました。こ 岐阜県精神保健福祉会連合会た。また、 2 日目は、社会資源 れといって、スポ 1 ツ、勉強が できるわけでもなく、孤立した ( ぎふかれん ) では、電話相談の説明・事例研修でした。参加 環境にありました。なので、ず事業は、中日新聞社会事業団か者は支援者、事業者の方が多か —「と社会人 ( 今まで ) いじめ・らの助成金により小規模ながら「たようです。 年度の研修会も 2 日間で、り、急遽現在実施している週 2 ・事例研修会の開催が必須。 ぎふかれん及び地域家族会の電日、 2 時から時までを基準に 電話の対応はしばしば満足で 話担当者 ( 可能性のある方 ) にして、試算し、最低限の万円きる答えが出せない場合もあ 限定し、「ぎふかれん・地域家を提示しました。 り、数人によるべターアンサー 族会」強化の一環としての研究 結果、金額的にはそのまま認の検討・論議が必要と実感し、 会としました。 められ、岐阜県から今年 5 月に実施しています。 研修は、相談担当者の理解し通知がありました。 ・「ピア家族による家族のため ておくべき知識として、医師に 電話相談事業の現実 の電話相談」として対応してい 〇 よる統合失調症や他の精神疾患 ・電話相談事業の紹介は、中日ますが、当事者家族としての「強 〇 の解説を、また、地域活動支援新聞の一隅に、以前は毎週、今み」を発揮できるようにしてい わ センターのに各種社会資は 2 ヶ月に 1 回程度の掲載。 2 ます。 源の利用法について、講義を受月上旬に、チラシ枚を ・これらの対策として、担当者な けました。 2 日目は、事業所の各家族会、病院、事業所〈配布しのレベルアップ研修会を 2 回ほん を講師に、社会資源の説ました。配布当初は相談件数もど実施予定です。 明とロールプレイによる当事者それなりにありましたが、配布・現在、事務局体制がすべて役〇 対応の仕方を研修しました。 後数カ月で新聞掲載が滞るなど員のボランティアで運営されて〇の 研修終了後に、社会資源の収集と相まって件数は少なくなって います。電話担当者も同様です〇な と、相談者への対応について、電きました。 が、通勤費が出せることになり〇み 話対応マニュアルとして「第 1 次・現在 4 名で担当していますが、 ました。 〇、一 とりまとめ」を作成しました。 電話対応の実績不足もあり、的 この電話相談を、「ぎふかれ〇ペ これらの、実績を県庁〈報告確な回答が難しい場合もありまん」や「地域家族会」の強化の〇者 二一山 しましたところ、いかほどの予す。また、電話対応を担当してく一つとして活用出来ればと考え〇 算が必要かとの問い合わせがあれる適任者が少ない状況です。 ています。
ことを後悔している、という人 さることながら、本人がいかに支援が一つの転機になり、前述 号 今を幸せに感じているかに尽きしたように、生きづらさと「闘は殆どいないのです。 るのではないか、ということでう」から「付き合う」のきっか 年 エネルギーが低くなると実現し す。仮に、精神障がいが無かつけにもなるのです。 づらいが「活用する」という生 私はかねてより、精神障がい と たとしても、日々、うなだれて っ ね いる本人を見るのは、家族としのある人の地域生活が実現するき方の先に見えるもの ためには、①経済的基盤、②居以上のようなことから、経済 ん てつらいことです。 場所、③地域生活支援体制、の的支援の活用は、意義深いのでみ しかし、です。言うまでもな 3 つが不可欠と言い続けています。ところが、概して人は、エ いですが、一時的な不便ではな ネルギ 1 に満ち溢れていれば、 く、先が見通せない不便が日常す。とりわけ、経済的基盤は、 的に起これば、人は今を満喫で具体的に生活をするときのエン「使えるものは何でも使います よ。その際、わからないことが きません。また、不便のある状ジン機能になります。例えば、 あったら、聞きまくります」と 況が続くと、未来に対して大き障害受容が十分にできていない な不安感に苛まれるのです。そ段階でも、「えいや 1 」で、障なります。ところが、エネルギー のようなことからも、精神障が害年金を活用することによっが低くなっている時には、経済 て、後付けで地域での暮らしの的支援を活用する、という発想 いによる生きづらさに対して、 に至らないことが少なくないの 経済的支援が整っていること動機づけが高まることも珍しく は、大切なことだと言えます。ありません。障害年金を受給しです。仮に、目の前に経済的支 加えて、重要なことは、経済的た人のなかで、後に、受給した援を活用するきっかけとなるよ つつも、本人や家族は、最終的に うな事柄があったとしても、見ができない、ということを。 話をもどします。本人や家族経済的支援の諸制度を活用する 過ごしてしまいます。 ことによって、これまで見てき 「全国過労死を考える家族のが、経済的支援の諸制度を知り、 会」代表の寺西笑子さんが、活用するという段階に辿りつくた景色とは、異なる日々の暮ら 2017 年 7 月凵日の朝日新聞までには、相当なエネルギーがしを眺めることができることに の朝刊「耕論」で、次のように必要となります。いくら申請すなります。例えば、毎月の収入 こん 6 い 述べておられます。「疲労困憊ることの必要性を頭ではわかつが所得保障によって 6 万円増 え、毎月の支出が医療費助成等 になると、ダメージは心臓や脳ていても、気持ちの面ではつい だけでなく、精神を襲うこともていけないことも少なくないのによって 1 万円減れば、これま ある。あんなに家族思いだったです。時には、泣き叫びたいほで当たり前に暑い最中、素通り かっとうさいな のに、正常な判断を奪われ、選どの葛藤に苛まれることもありしていた自動販売機の前で立ち 止まることができるのです。暮 ぶ余地なく死に追い込まれた夫ます。 そのような時には、何十回でらしとは、このようなことの積 に、今はねぎらいの言葉しかあ りません」。寺西さんは、当初、 も、何百回でも、経済的支援のみ重ねではないでしようか : ( あおききょひさ ) 家族を残して自殺した夫に怒り諸制度を活用した事例を読み返 をぶつけたそうです。でも、後したり、「これでいいんですよ ①青木聖久 ( 2013 ) 『精神障害者 にわかった、と言います。それね」と、周囲の人たちに確認を の生活支援』法律文化社、 , 頁 は、人はエネルギ 1 が極度に低したくなるものなのです。 くなってしまうと、正常な判断 そして、これらの経過を辿り えみこ あふ 33 知ることは生きること
連載幻回 学「事前に知っていることの危うさ 井上さん ( 女性【仮名 ) は、障 害年金の受給要件を満たしてい ましたが、これまで申請をして 経済的支援と暮らし いませんでした。と言うよりも、 自分が障害年金の対象になると は考えもしなかったようです。 みんなねっと理事 その理由を問うと、井上さんは 「障害年金は、病院にずっと入 前月号まで、経済的支援につゆえに、経済的支援の諸制度の院していて、寝たきりのような いて凵回にわたり掲載してきま活用促進を願「て、本特集を組状態でないと受けられないです よね。私は、買い物にも行けま した。それらは、精神障がいのんだのです。 では改めて、経済的支援の諸すから」と答えられたのです。 ある人 ( 以下、本人と言うこと 私たちは、何らかの行動を起 もある ) が使える制度の内、代制度を知ることは、本人やその いかなる意味こす際、自分自身及び家族の経 表的なものであり、他にも使え家族の暮らしに、 る制度は少なからず存在します。があるのでしようか。このこと験や価値観、情報を土台にして ところが、まだまだ経済的支について、今月号は、経済的支動く傾向にあります。ところが、 その「知っていること」は必ず 援の諸制度は、十分に活用され援特集のまとめとして述べたい しも正しくないのです。例えば、 ていないのが実態だと言えます。と思います。 障害年金で一一一口えば、高橋先生が経済的支援の役割は何ですか」誰しも、これまで培った経験や 本誌の 2017 年 1 月号に書かと聞かれたら、私は「生きづら技術をはじめ、自らの力を、何 らかの形で発揮したいと願って れているように約万人がさを抱えている人たちに対し、 いるのではないでしようか。そ 受給しています。その中におい等身大のそれぞれの活動 ( 働く ) て、精神障がいは高い割合を一小が実現できるように支援するたの具体の活動が、働くことだと 言えます。その際、ピアサポ 1 しているのです。実際、障害基めのもの」と言います。その前 礎年金の新規申請では、精神・知提として、「働く」とは、フル ト活動で言えば、壁に向かって 的・発達障がいの三つを含めたタイムの一般就労、特例子会社自らの体験談を述べても、やり 「精神の障害」が、全体の 7 割弱 等での障害者雇用、地域活動支がい、生きがいにはつながりま を占めています。そして、その援センター等での福祉的就労、せん。そうではなく、聴衆が、 人たちの多くは、地域で暮らしピアサポート活動、芸術活動、一生懸命に自分の話を聞いてく ており、障害年金を基礎的収入家事労働をはじめ、多種多様なれたり、時には、涙を流しなが にしながら、買い物はもちろん活動を含むものであり、概ね、ら耳を傾けている姿を通して、 と のこと、プラスアルフアの何ら社会との何らかの直接的、ある「自己有用感」が芽生えるので こ る かの「働く」をしているのです。 いは、間接的につながりのあるす。ちなみに、自己有用感とは、 き 生 活動、と私は考えています。 「社会において、自分が何らか 等身大の「働く」を 大事なこととして、大半の人の役割を担っていると感じられこ 実現するための経済的支援 たちは、一方的な経済的支援をると共に、社会から自分が肯定知 「社会保障制度、とりわけ、求めているのではありません。的に捉えられていると実感でき みんなねっと 2017 年 9 月号 28
さ心 は読めませんでした。 できるようになりました。 な中。 よくぞ、歳—年間の苦労 みをで発症して 2 年以上苦しかったで の高 号 【猪擲ナすが、こんな簡単なことで心がを乗り越えられましたネ。貴女月 わ い・ まりコ安定するとは思いもしませんでの手記を拝読し、感銘と共に勇年 」便る の わおすした。 気、やる気、元気を頂けた全国 のの介 と 第な坊紹①歩く②書く③人に思いを伝の当事者・家族の方々が数多く ん っ えることは、誰でも出来ると思おられると思います。母上様 ね み な も、貴女様もまだお若いですか います。③は勇気はいるけど、 〇 慣れたら楽しくなると思いまら、これからの人生に良き糧。み 〇 として下さい。 〇 す。 私には、歳にて統合失調症 〇「みんなねっと」の感想田舎道を歩いていると幼い頃 を思い出します。 / 川の流れやを発病し、歳まで回の入退 〇◆福岡県有木温子本人 ( 野の草花、野鳥や虫。子供と同院をくり返し、回復を願い闘病 じ視点で見るようにすると、わ中の息子がおります。 〇 5 月号みんなのわ、みかんさくわくします。お金をかけてあ 私は現在歳ですが、 " 親無 〇 んの回復した方法がとても参考れこれするより、シンプルに歩き後の当事者 ~ の一助になりた になりました。毎朝、保育園のくだけで気持ちが楽になるなんくて、社会保険労務士の資格の 送迎時に音楽を聴きながら歩くて、それに気付いただけでお得学校に通い始めました。目標は、 ようになり、気持ちが軽くなり 2018 年 8 月の国家試験です な気分です。 ました。 が、目的は、制度や法律を知ら あと、友人と交換日記を始め◆兵庫県石原昭久家族代 ) ないで社会資源の申請さえも行 て、自分の考えがまとまり、人 5 ・ 6 月号、埼玉県ふーこ様って無い方々へ助言致すことで に自分の気持ちを伝えることがの「私と母の手記」、泪無くにす。ふーこ様も何か目標を持っ 読者のページ て頑張って下さい 支援を引き継ぐ制度がないのでっと勉強したいと思っている障 す。これが、いまの仕組みの欠がい者をサポートするところが ◆群馬県高橋健ニ家族元代 ) 陥だと思います。 あったらいいのに、とずっと思 みんなねっと 6 月号の「精神 っています。障がいを持つ人は、 保健福祉の動き」の後半に、「退日常生活 様々なことにチャレンンしよう 院後に地域で本人を孤立無援に としても壁が多いですそうい させない、安心して生活してい ◆愛知県あさひ本人元代 ) ったことの積み重ねで、私は物 ける仕組みをつくることがなけ は歳の時に病気になつ事をマイナスに考えがちになっ れば意味がない」とありますがて、病気の症状が壁にな「てなていました。しかし、大学を卒〇 同感です。 かなか思う道に進めませんでし業する事で達成感が得られ、自 わ しかし、現在でも仕組みはあた。一番困「ている症状は、対信につながりました。 5 年前の りますが、その仕組みに不満が人緊張が強いことです。そのた 私とは別人のようになったと感よ あるのだと思「ています。主に、め人間関係の些細なことがとてじています。 医療、福祉と親の支援により、 もストレスになり大学へ通うこ 学位を取得したということだみ 地域社会で生活しています。そとを諦めました。それでも、大けでは、ここまで回復するのは〇 わ して、リカバリー、回復、自立学に行きたいと思「ていた頃、難しか「たと思います。もう一〇 を目ざしています。しかし、親通信制の大学という選択肢を日 矢つの要因は、家族の病気に対す〇な が元気なうちに自立に至らない りました。この 4 年間の経験はる理解です。これはとても重要〇み 人もいます。 私の原動力です。大学は学ぶ楽です。家族の理解やサポートをジ 親の死や何かの事情により、 しさを教えてくれました。 受けられている患者は状態のい 〇ペ 親の支援が途切れることによ 現状では障がい者向けの支援い人が多いと感じています。私 〇諸 り、再発することが十分あり得というと生活の立て直しのあと は、大学を辞めたいと思「たこ〇 るでしよう。それなのに、親のは働くというサポートです。もとは何度もありますが、そんな
月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 ( 各号にタイムリーなテーマで 掲載します ) / ( 投稿 ) 私と家族の手記 / 連載①街の診療所からのお便り 連載②精神科医療の現状と改革の展望 / 連載③知ることは生きること / 連 載④真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか ・にリみまねこれまで特集紹・ ■ 2015 年■ 5 月号 : 精神障がい者の「住まい」を考える一英国の主支援から学ぶ ( 上野勝代 ) 6 月号 : 精神障がい者にも交通運賃の割引を 7 月号 : グループホームの運営ってどうなっているの ? 8 月号 : 家族をひろげ元気にする家族相談活動ー愛知の経験から ( 木全義治 ) 【品切れ】 9 月号 : 全科が無料になる医療費助成一地域家族会のとりくみ 1 0 月号 : 精神障がい・精襯呆健の正しい教育を一世界の教科書比較 ( 山田浩雅 ) 【品切れ】 11 月号 : 日本でも本人と家族をともに支援する家族支援の実現を 1 2 月号 : 戦後 70 年と障害者権利条約 ( 藤井克徳 ) ー 2016 年一 1 月号 : 世界から見た我が国の精神保健医療福祉 ( 長谷川利夫 ) 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) 【品切れ】 4 月号 : 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 【品切れ】 5 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれか自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 6 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 7 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取り組み① ( 野村忠良 ) 8 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取り組み① ( 野村忠良 ) 9 月号 : メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本すみ子 ) 10 月号 : 訪問看護が家庭内暴力とどう向き合うか ( 原子英樹 ) 11 月号 : 家族の思いから立ち上がった ACT のとりくみ ( 宮崎富夫・倉知延章 ) 12 月号 : 家族が求めていた訪問支援が実現するまで ( 岡田久実子・吉澤美樹 ) ■ 2017 年■ 1 月号 : 東京ソテリアにおけるイタリア交流事業のとりくみ ( 塚本さやか他 ) 2 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 3 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいカ 0 ( 渡邉博幸 ) 4 月号 : オープンダイアローグ ( 開かれた対話 ) の話 ( 飯塚壽美・野村忠良 ) 5 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精襯呆健医療 ) その 1 ( 野村忠良 ) 6 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 2 ( 野村忠良 ) 7 月号 : それぞれの自立をめざしてその 1 ( 夏苅郁子 ) 8 月号 : それぞれの自立をめざしてその 1 ( 夏苅郁子 ) ・第なっ」のツノ、一の申湾・ 電話、 FAX 、みんなねぢとのホ二ページまお申込みいただけます。 代金は「 300 円 >< 冊数 + 送料 80 円」となります。 バックナンバー発送時に振込用紙 ( 郵便振込 ) を同封させていただきます。 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 〒 1 70 ー 001 3 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 1 3 ホリグチビル 602 電話 : 03 ー 6907 ー 9211 FAX : 03 ー 3987 ー 5466 ■ここ毎日のように、各以前どの位置にあったか 地の大雨による災害の様を調べるそうです。技術 一子が報道され、心が痛みの進歩により、昔よりは 、一ます。自然は美しく、人早く作業が進むのでしょ うか。その根気のいる作 の心を癒してくれますが、 ひとたび荒れると人々の業に驚きました。 熊本県の各病院では、 生活を徹底的に破壊して、 ( 一人の無力を思い知らされ以前必ず家族会を組織し 一ます。被災地での日常生て、家族 ( の教育を実施 活が、 1 日も早く復旧さしたとのこと。全家連の れますことを願っていま立ち上げにも大いに貢献 したとお聴きして、医療 す。 則の素晴らしい事例につ 先日熊本県へ行く機会 1 があって、合間に熊本城いて取り上げたいと思い の様子を見てきました。ました。私たち家族は、 テレビで見た通りの石垣多くの苦難に耐えながら、 の崩れや、クレーンによ社会環境の改善に努めて ~ る復旧作業が見えました。きました。自然の猛威に 一石垣を組み直すのに、崩も負けず、これからを信 。一れる前の写真を使ってそじて、力強く生きたいと 。 ( れぞれの石の形をパソコ改めて思いました。 ( 飯塚壽美 ) ンに記意してから、バラ 、ハラに転がっている石が 、編集後記 【「みんなのわ」へメールで投稿できます】読者のページ ( みんなのわ ) への投稿がメールでできるようになりました。投稿のメールアドレ スは minnanet.seishinhoken@outlook.jp です。※投稿される 方は、氏名、住所、年齢、性別、 ( 家族、本人、その他 ) をご記入ください。 なお、ペンネームで投稿される方はペンネームをお書きください。 月刊みんなねっこ通巻第 125 号 ( 2017 年 9 月号 ) 定価 300 円 発行日 2017 年 9 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会個人・年間 3 6 0 0 円 団体・年間 ( お間い合わせください ) 理事長本條義和 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 4 6 一 1 3 ホリグチビル 602 TEL () 3 ー 6 9 0 7 ー 9 2 1 1 FAX () 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 O () 1 3 0 ー O ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生
「みんなねっと」の ホームページをご覧ください ☆メルマガ会員募集中 ( 無料 ) ☆ 「みんなねっと」で検索 ! http://seishinhoken.jp/ LINE 公式アカウント【@ minnanet 】 公式ツィッター【@ minnanet 】 月千リ もくじ LINE@ 【表紙の絵】織田信生 0 0 ロ 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 特集 それぞれの自立をめざして ~ 本人・家族・医療者が、共に考えられる社会へ ~ その 3 ( 夏苅郁子 ) 5 0 みんなねっと @minnanet 精神障害者家族会の全国事務局スタッフー同 東京都豊島区東池袋 96 フォロワー 1 フォロー ツィート メディア みんなねっと @minnanet' 18 時間 社会保障議会障害者部会 ( 第 85 回 ) 障害者総合支援法の一部改正に伴う検討や障 害福祉サービス等報物改定について いいね 詳細情報ー営業時間 ! 定休日 . 電話番号 . 住所など 事例からみる精神障害者の障害年金の実際 【連載第 6 回】不支給や却下が届いたとしてもあきらめないで ! ( 白石美佐子 ) 1 6 小説「雀の息子をめぐる物語」その 3 ( 北村呂紀 ) 2() 街の診療所からのお便り【連載 124 】 ( 増本茂樹 ) ・・精神科医に頼れば、うまく行くわけではありません・・・ 24 知ることは生きること ( 連載 21 回 ) 経済的支援と暮らし《経済的支援特集⑩》 ( 青木聖久 ) 28 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 78 回 ) 34 みんなのわー一読者のページ・地域の話題 36 0 みんなねっと 県連イベント情報 ( 〇 ■友だち追加の方法 ・フォローの方法 回・ - 回 ① Q R コードから Twitter ページより LINE アプリを起動し 「@minnanet」で検索 「その他」→ →プロフィールページへ行き、 「友だち追加」→ プロフィール画像のすぐ下に 「 QR コード」から QR コードを ある「フォローする」をタップ 読み取り「追加」をタップ ② ID 検索から LINE アプリを起動し こ登録 ! 「公式アカウント」→虫眼鏡マーク お待ちしています →みんなねっとと検索し「追加」 をタップ 「みんなねっと」電話相談のこ案内 TEL : 03 ー 6907-9212 受付時間 : 水曜日 IO 時 ~ 15 時 ※祝日と重なった場合はお休みです。※お昼 ( 12 時 ~ 13 時 ) はお休みをいただきます。 みんなっとのホームページではメールマガジンを発行しています ( 無 料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報なども随時お知らせす るメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。詳しくはホームペー ジをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。 6 / 8 16 : 12 第
モデルを見ることによって芽生と同じ就労継続支援型事業所 ている状態」と私は定義してい 号 える普遍的な捉え方と次の一歩に通う鈴木さん ( 男性【仮名 ) ますい 人は、働くことを通して、輝前述したことを、仮に社会全との出会いが、自身の価値観を 9 くことができます。私は、精神体が認めたとしても、本人や家揺さぶることになったのです。 障がいのある人が働くことは、族が制度活用に否定的だと、経鈴木さんの口癖は、「 2 人に 1 と っ 済的支援は絵に描いた餅に終人ぐらいが障がいをもっことに 自己有用感をもたらすと共に、 ね な 優しい社会づくりに大きな役割わってしまいます。実際、上田なるでしよ。僕は偶然、そのく ん み じを引いた。でも、一度きりの を果たすと思っております。たさん ( 男性【仮名 ) は、精神障がい だし、その「働く」は種類にを持ちながらも、決して経済的支人生、有意義に、自分らしく生き よって、必ずしも暮らしを保持援の諸制度を活用しようとしまていきたい」というものでした。 する収入を生み出さないことかせんでした。対人関係の苦手さピアサポーターとして、仲間の ら、経済的支援が求められるのが顕著なものの、フルタイム労相談に乗ったり、時に、地域で です。そのようにして、本人は、働に果敢に挑戦しては、短期間体験談を語る活動をしている鈴 経済的支援によって、生活の基で退職し、自信を無くしていま木さんは、障害年金と生活保護 礎部分が支えられることによっした。そして、しばらくして再を活用していたのです。何より て、等身大の働き方の実現に近びエネルギーがわくと、フルタも、悲壮感がなく、清潔感に溢 イム労働に挑戦する、というこれ、明るい鈴木さんの人柄に、 づくことになります。 上田さんは憧れすら感じていま とを繰り返していたのです。 ところが、ある日、上田さんした。 そのような中、ある日、上田と付き合っている感じの人だっとができ、具体的に制度活用へ向 かって、次の一歩を踏み出しやす さんは思い切って鈴木さんに、 た。この二人目の人と話してい これまでの経過を聞いたそうでると、こちらもすごく楽になれくなるのではないでしようか。 す。すると、鈴木さんは笑顔でたし、ほっとできたんだ。自分 以下のように話されました。 も好きで病気になったわけじや経済的支援は手段であり、 「最初は、障がいを認めるな ないし。そしたらね、妙に、残願っているのはその先 んて、あり得なかったな。だか 精神障がいのある人の家族 りの人生、自分らしく、今まで らくいん ら、障がい者と烙印が押されるの体験を生かしたいと思った ( 以下、家族 ) の松本さん ( 男性【 ような制度を利用できなかつら、気負いがなくなってね : ・」、仮名 ) から、「 ( 息子は ) 障害年 た。でもね、偶然、 2 人の精神というものでした。 金を受給するようになり、アル 障がいを持っている人と出会っ さて、精神障がいのある人は、 、ハイトも 2 年を超えました。す たことがきっかけになって、人経済的支援が一部の人への選別ると、病気が治ったように感じ 生が変わったかな。一人目は、的な給付と感じると、制度活用られて、親として、本当にうれ ちゅうちょ と 自分の病気のことを隠してい に躊躇してしまいがちになりましく思っています」と聞いたこ こ る とがあります。 て、いつも何かにおびえながら、す。そうではなく、精神障がい き 生 病気と闘っている感じの人だつを持つのは特別なことではな 私は松本さんの話を聞いて、 た。一一人目は、自分のことを全く、誰しもその対象になり得る以下のように思ったのです。そこ る てオープンにしていて、周りに 普遍的な給付と感じられれば、れは、家族が最終的に願ってい 知 もいい意味で頼りながら、病気前向きに経済的支援を捉えるこるのは、病気や障がいの有無も 4 のこ】か あふ
楽しいゆかいな年にしていきまきました。みなさんの活動のカ精神科病院に委託していた訪問 す」。実は、こう言ってる最中強さ、活動が広がっていくこと診療事業に、クリニックも参加 号 の彼女の息子さん、緊急入院さを信じてほしいです。 して、それぞれの機関が、うち 9 年 れたんです。でもこういう言葉 は医者を出す、うちは看護師、 を言ったのです。彼女の住む町 保健師、ワーカーさんをと、そ ・未受診者の訪問支援 と っ は医療過疎の地域ですけど、一 未受診者、通院拒否の方へのれぞれ出し合って、保健所が統 ね な 人の一兀気なお母さんとたくさん訪問診療は、大変大きな問題で括して県として、未受診者の訪 ん み 問にチームで取り組むというシ の支える人がいれば、お金はなす。診察室に座っているだけの くても活動は広がっていくんだ 私は、何もできないことに無力ステムができつつあります。こ と教えられました。障害者を身感でいつばいでした。私のよう うした取り組みなら個人のクリ 内に抱えていても、「楽しく元な個人のクリニックでは、看護 ニックでも負担がなくて参加で 気に」こんな一一一一口葉が一言える人に、 師さんを募集しても間歳まで 0 きると、私はすごい希望が持て 私もなりたいなあ、そう思いまと言っているぐらいです。そました。もちろんたくさんの した。そして、医者や研究者にれぐらい人手がない。だから、ケースは対応できません。だけ 伝えたいです。国に重い腰をあ訪問診療の必要性をものすごくど、ひとつひとつのケースで成 げさせ、固い財布のひもを緩めわかっていても出せる人手がな果を出していくことで、それを るために彼女のような粘り強い くて、継続的に訪問できなし 、犬国に見せることで、国の施策へ 取り組みを、第二、第三の彼女況でとてもつらかったです。でとつながる、そう期待します。 が全国でやってるのを私は見ても、今度静岡県では、これまでなにより、医師のやる気を引き 私が人生で最初に聞いた薬に いきます。 出します。訪問診療を 1 回やっ ついての言葉は父の言葉です。 てみると、「あ、こういう実態 「医者っていう奴はな、女を抱 の なんだ」「あ、こういう関わり・執念から楽しみへ そ 私の講演を聞いた当事者の方かせると薬を買ってくれるんだ するとこんなによくなるんだ」 体験しなければ、わからないとから「夏苅さんのお話から、あぜ」。昭和年、年代の医薬会 れ る種の執念を感じる」と言われ品の売り方はこんなでした。も いうことが見えてきます。 考 当事者・家族それぞれの踏込ることがあります。私が医師とちろん今はそういうことはあり いう職業を選んだ背景、私の父得ませんけれども、その当事者黒 や覚悟、そして実践があってこ 者 は製薬会社の営業マンでした。の方がご指摘されたように私の そ訪問診療やピアカウンセラー 医 家 の公的報酬制度が進むのだと思「オレは男芸者になんかなりた活動の原点は、恨みや執念、贖 人 本 います。これは、ぜひ必要だとくない」。自分よりはるかに年罪、感謝、いろんな感情が入り 思います。そして多職種の治療下の医者にペコペコ父は頭を下混じ「たものでした。それを見← げて、薬を売ってたんです。そてか、仲間のユキさんが、「夏ざ 参加などにより下から上へと私 を は変わ「ていくと思います。医れから母は看護師でした。「医苅さん、全国を走り回るのもい ・目 の いけどさあ、あなたは精神疾患 れ 師が変われば支援者も変わる、者っていいわねえ」、いつもそ れ 支援者が変われば家族も変わう言「てました。両親の医師〈で苦労したんだから、これから そ る、支援者と家族が変われば当の羨望、妬み、恨みを子ども時は精神科以外のことも楽しんだ 集 事者の生活も変わる、そう信じ代から聞いてたことも影響してら ? 」、そう心配して言「てく いたかもしれません。それかられました。でも、私は少し変 て、私は医師の世界から叫んで