顔も名前も、どこの病院の医医師が判断されている訳ではな は、等級表では 2 級に該当する 師なのかもわからない認定医が く、社会保険審査官が一つの案内容であったということは、稀 障害年金の判断で大きな権限を件を担当し判断しています。もなケースではありません。 その様な現実がある中で、認 持っています。誰が、判断したちろん、社会保険審査官は医師 ではありません。 のかを明確にできなければ、し 定医だけの問題では済まされな 、奥深い問題が多く取り残さ つまでも、審査への不満は残り、 現段階の認定医制度の審査の 審査は不透明なままでしよう。在り方が問題であると言わざるれていると思います。 審査の在り方、診断書の内容 たとえば医療過誤などの裁判を得ないと思います。 際 など、その一つ一つを丁寧に解実 であっても、最終的に判断を下 主治医が作成する診断書の問題 決していくには、長い年月が必金 すのは、裁判官です。 意見を述べた医師がジャッジ 認定医の問題以上に大きな問要になるでしよう。 障 の を下す訳ではありません。 題と思えるのは、主治医が作成現在は、何ら変わらないかも 者 害 年金機構の審査も、審査組織する診断書そのものに客観性がしれません。 障 神 でも、私たちの未来の人々へ を作り、誰が審査の責任をもつあるのか ? ということです。 精 る み て判断したのかを明確にし、認 < 病院で診断書を依頼するの想いを繋げていくために、今、 定医については、必要な場合にと、等級表から外れた不支給に動かなければならないと感じてか 例 事 なる可能性が高い診断書が作成います。 参考意見を求める程度でも良い のではないでしようか ? されましたが、転院し、 2 か月 実際に審査請求等の時には、 後に病院で作成された診断書 ないでしようか し、納得しなさいということで いう案件は、私は今のところ 1 しょ , つか 件も知りません。 単に「思考力の低下、集中力号 月 の低下・ : 」とありふれた記載内 精神の等級目安表に該当しな 診断書のイ欄の記載 年 8 容よりも、「思考力、集中力の がらも、私のところへ等級落ち になったという方、不支給に 等級表に該当しながらも等級低下から、仕事上でもミスが多 と く、強い叱責を受ける」「度重っ なったという相談があります。落ちした、不支給であったとい う相談から言えることは、診断なる叱責や失敗体験から、自尊な 今、私たちが出来ることは、 心が低下し、何をやっても上手み 不支給や等級落ちにならないた書のイ欄の書きつぶり、そして、 めに、障害年金の診断書の重要診断書裏面の日常生活活動能力くできないという思考になり、 性を理解し、生活実態、労働実及び労働能力、予後、その部分自発的行動ができないでいる」 態をしつかりと医師に伝え、診の記載内容が影響していると一一一一口と記載された方がより具体的 で、その人の状態が目に浮かび 断書を自分で確認するなど、自えます。 イ欄については、不必要なこます。 助努力は必須だと考えます。 精神の診断書は、まず、等級とを書くと足を引っ張られるな 障害年金の判断と権限 目安表に当てはまっていることど難しい部分もありますが、具 認定医が判断する権限を持っ を確認することは最低限必要だ体的エピソードなどの記載があ ている以上、認定医にいかに る方が良いと思います。 と思います。 厳しい審査の中、等級を上げ現状を的確に伝えるのかがポイ 全く等級表に該当していない にも拘わらず、救済があったとることもできる欄であるのではントになってくると思います。
( 集約 ) されました。平成四年 認定の標準化と適正化 4 月からは、全国の障害年金審号 月 障害年金は、病気やけがに査業務を障害年金センターに集 年 るの 8 よって生活や仕事などが制限さ約しました。また、全国 6 か所 み者の てれるようになった場合に、受けの地域代表年金事務所に障害年 と ら圭 0 っ 金センターのサテライトオフィ 取ることができる年金です。 っ ね 亠な 日常生活の制限の程度につい スを設置しています。 方 ん 厚生労働省は、十分な認定医み 例神 て、個々の病状や、日常生活の 状態像に応じ、その認定を公平の確保ができたとしています 事キ月害 米安早査 ド審 が、認定医の人数の確保が難し に判断しているものとされてい 3 ますが、私は、以前から、そのく、サテライトオフィスとして、 一迴 認定の標準化と適正化、そして全国 6 か所で、認定医が障害年 認定医の問題等について、訴え金の審査をしているということ = 子 6 務さ佐近 だと思います。 事《美最続けてきました。 務 各都道府県で、認定率に大き東京での審査の集約は県単位 労士叱石 な差があることから、その解決の認定率の差に対する対応とい 会険 策として、平成年 2 月から平うものの、実際には、認定医の 社保 石会 白社 。一成四年 4 月にかけて段階的に障認定率の差の問題であったにも かかわらず、県単位の認定率と 害年金の審査を東京に一元化 私は、こういった報道がされ いう理由にすり替えてしまった 神の等級判定ガイドラインにお いて、すでに、障害年金を受ける度に疑問でなりません ( 左上の ために、東京で審査が集約され る様になった後も、様々な問題ている人に対しては、前と診断注【年金機構のホームページを参 が浮上してくるのだと思いま書の内容が変わらなければ、支照 ) 。 す。 給停止にはしないことを発表し精神・知的についても、前の 診断書の内容と変わらなければ 東京で、平成四年の秋まで症ているからではないでしよう 支給停止にしないと発表したこ 1 刀 状別の審査体制が、その後、地 域ごと ( プロックごと ) の審査体全国からの相談の中で、なぜとに対しても、念のため調査・ 際 制になっています。認定医ごと不支給になったのか、なぜ等級点検すべきだったのではないで実 金 しょ , つか の認定率を出さないならば、今落ちをしたのか ? / 年 1 受 お甲て金 後、プロックごとの認定率の発と正直頭をかしげ 田い年匸 等級落ちした人への対応 の 、お礎し るような内容の診 0 者 表をすべきでないでしようか。 厄に基っ 度害に そして何より、問題なのは等障 断書もあります。 年品 障圭礎の支について 庄 7 四前店級落ちになった人たちへの対処 精神・知的以外 る 田成歳 み についての具体的眦平審等は一切行われていないという 平成年 2 月ロ日発表の、障 ら O キ / カ ことです。 害基礎年金の支給停止者にかか調査方法や実際の / 8 と 事 1 級から 2 級へ等級落ちした る再審査結果についても、精神・診断書の内容など ä* 田構査 機審 2 方に対しては、 2 級の障害年金続 知的については、対象外とされ知りたいと思いま 金麺 < 叩赭が支給されているから、良しと たのは、平成年 9 月施行の精せんか ?
~ 当事者と家族の 【意思を第一に 施策提案にとりくむ 氏 代 ン張井 セ立ロ 藤 究究 研研 療療 医医 経神 神精 神司 精・ 立域 国地 策に反映させようとなさってい ンタ 1 』の『地域・司法精神医共同研究も行います。 そのデータを分析し、今後のる熱意が伝わってきます。 療研究部長』という役職に就い ています。この役職に見合うだ施策を決める根拠 ( ェビデンス ) ◆当事者の主観的評価を重視し けの成果を出せているかどうとなる資料をまとめています。 た研究 か、自信がありません」と、謙その過程で、外部の関係機関の 「研究部では他にも今年から、 人たちにも意見をもらいます。 虚に話されます。お仕事につい て : 当事者と家族の方々のご意見は入院を経験した当事者が地域で む 必ずお聞きして、できる限り優安定した生活を送るために必要 ◆お仕事の内容について レ」 なサービスを検討するためのコ 先して取り入れ、厚生労働省に 「代表を務めている研究班で政策提言のための資料として提ホート研究 ( 要因対象研究 ) を 策 開始しました。多くの研究では、 は、精神障害の当事者と家族を出します。 研究班では、地域で精神障害当事者の症状や機能をスタッフ 支えるための今後の施策のあり 第 方を研究するための研究をしてをもっ方に包括的な支援を提供が評価するのみのことが多いで 意 います。全国規模のデータ収集している自治体の好事例を集すが、この研究では、患者さん の 家 と分析、良い実践をしている医めたものを報告書に掲載して、自身にも自分の健康度やサービ と 療機関や自治体についての情報ウエプ上でも閲覧できるようにス満足度を評価してもらいます。者 当 評価指標は、患者さんと一緒に 収集やサービスの効果検証などする準備をしています」 集 当事者が大切にされ、家族も考えました。評価の基準の中に です。英国やイタリアなどの視 特 察にも出かけますし、海外との支えられる支援のあり方を、施は、『本人の意思を第一にするこ 例年になく暑さの厳しかった 8 月 3 日の午後、編集者は東京 都小平市にある国立精神・神経 医療研究センターに、藤井千代 先生をお訪ねしました。藤井先 生は、付属病院の玄関まで笑顔 で出迎えて下さっていました。 編集委員会では、先生がお仕 事の中で、家族と当事者を支え るための施策提案に熱心にとり くんでくださっていることを知 り、この度、お話を伺うことに なりました。 まず、研究センターでの役職 から : ◆藤井先生の役職について 「私は、現在『国立研究開発 法人国立精神・神経医療研究セ みんなねっと 2018 年 12 月号 6
で厚生労働省の方たちと話す機ていただいたこともあります。事業も進められています。この 会が多いのですが、真剣に精神当事者、ご家族がどう考えてい 仕組みをつくるうえでは地域全号 月 科医療福祉をよくしたいと一生るのか、ということについては、 体が精神障害について正しく理 年 懸命とりくんでいる職員がたく思った以上に気にしてくれてい解することが大切で、たとえば 非専門家である一般市民が『傾 さんいて、世界の精神保健医療るという印象を持ちました」 の動きにも着目しています。し 国会での厚生労働省の官僚の聴』などの研修を受けてプチ専っ かし、少ない職員で多くの仕事答弁を聞いていると、どこを向門家になってもらい、相談に訪な をこなさなければならず、働き いて仕事をしているのかと思っれた市民の困りごとを傾聴してみ 専門家の支援につなげてゆくシ 方改革に完全に逆行しているよていましたが、見直しました。 ステムなどがあってもよいで うに見えます。それもあり、国 ◆包括支援とアウトリーチ の政策がなかなか進まないのか しよう。川崎市の地域住民全体 もしれませんが、職員ひとりひ 「厚生労働省が 2 年前からとを対象とした地域包括ケアシス とりはとても熱心です。 りくんでいる『精神障害にも対テムや、千葉県の中核地域生活 たとえば、精神障害者の退院応した地域包括ケアシステム』支援センターの実践など、包括 後支援のガイドラインを作成しは、これから少しずつ広がって支援の先駆けと一一一一口えるモデルも たときなど、厚労省と考えが違ゆくでしよう。精神障害があつあります」 「全国の医療保護入院 ( 非自 う内容についても、『ここは家ても地域で安心して自分らしく 族の意見だから、是非とり入れ生活できるように、地域全体で発入院の一つ ) の入院患者数は るべきです』と説明して了解し支える仕組みを構築するための多すぎます。社会の都合で本人 医でもよかったのですが、患者 の意思に反して入院となってい せん。 る場合もあり、本来ならば入院地域の特性によって、求めらさんの心に寄り添って、人生の 費は公費負担が望ましいですれるアウトリーチのあり方は変全体を支えたかったのです」 なぜ、そう思うようになられ が、現実には難しいようです。わってきます。人口密集地域と 非自発的な入院に頼りすぎるこ過疎地ではニーズも違います。たのかお聞きすると : となく患者さんが地域で暮らせ愛媛県愛南町は、人口減少が著 ◆ご家族への思い るようにするには、地域の支援しい地域ですが、御荘診療所の む 「実は、私の父にいろいろ問 を強化しなければなりません。長野敏宏先生が地域の特性を活 ずいぶん前から制度化されてい 題があったのです」と話し始めと かした実践をされています」 案 るアウトリーチは、職員をそろ 予算がなくても実現できる方られました。聞き手はあわてて、 提 策 えるための予算の問題などで、法を懸命に模索されていました。先生の不利益になるといけない 導入できる自治体は限られてい 話題を換えて、今度はなぜ精から、聞かないことにします、 第 を ます。手軽にできるようにする神科医になられたのか伺いましと言うと、 田 「いいのです。このことは隠 方法としては、保健師が行う『訪た。 家 してはいませんから。記事にし 問支援』の機能強化という方法 と ◆精神科医になった理由 者 てくださって構いません」 もあると思います。今の地域の 事 当 続けてお聞きすることになり 保健師は、精神以外の業務や事 集 務量が多くて精神保健の訪問支患者さんの全体像を診て仕事をました。 特 「私が幼いころから、父は突 援などにはなかなか手が回りましたいと思ったからです。家庭 「私が精神科医を選んだのは、
藤井先生が本気で精神科医療けると良いと思います」 しいです」 の改革にとりくんでいらっしゃ さらに続きます。 ◆取材を終えて るお気持ちが、聞き手にはよく 「家族会の若返りを図れない 分かった気がしました。 でしようか。ホームページを充私たちとは遠いところで動い 最後に家族会について、ご意実させてください ているように感じていた国立の 見を伺ってみました。 私たちの研究部では、家族支研究センターで、藤井先生が家 援に関する研究も行っていま族会役員に劣らぬ情熱を持ち、 ◆家族会に望むこと む す。そのような研究を通じて、未来の社会の適切な設計図を描 「厚生労働省に足を運んで、政家族支援の充実を図りたいと考 いて着々と弛まずに努力を重ねと 案 策に関する家族会の要望、意見えていますので、ご協力いただていらっしやることを知り、聞 提 を伝え続けてほしいです。家族けるとありがたいです。家族会き手は心強く思いました。藤井施 としての立場には、重みがありで調査をするときに、デ 1 タの先生が今の役職にいらっしやる 第 ます。それを活かして、国民の提供などのお手伝いもできると 間に、家族会も大いに活動を進 意 ために発言してほしいです。精思います。 めなければ先生の熱意がもった の 家 神科の関連団体も、そのような家族会で行なった調査結果や いないと思えました。 と 働きかけを行っているようです。家族会の意見は、精神科のいろ ( 聞き手野村 ) 者 厚生労働省の職員は異動があ いろな学会で発表してほしいで 集 りますから、家族会はその度にす。家族の想いを理解できる医 特 新しい職員に直接働きかけを続師はいますし、もっと増えてほ 然いなくなったり、お金の使い に苦慮しました」 私に電話がありました。その電 方がおかしかったりして、この お父様のことがあり、子ども話で、私は義母から実父のこと ため経済的に困窮し、生活保護のときにお父様を助けたかつをののしられ、思わず冷静さを を受けていました。高校生の頃た、それも、お父様の人生を丸失い思慮に欠けたことを言って の私の思い出で恥ずかしかった ごとお世話したかったから精神しまいました。その直後電話が のは、医療機関にかかった時に、 科医になられたのかな、と勝手切れ、翌日、義母は自殺をしま 帰りの窓口でお金は要らないと に想像しながらお聞きしていました。 言われた時です。貧しい家庭でした。すると、 夫とは、結局別れることにな あることを痛感しました。 「それから義母の事もありまりました。 高校卒業後、医師になるため、す。義母は、明らかに精神障害 自責の念に堪え続け、ようや お金がなくても勉強できる防衛でしたが、受診しませんでしく私が義母との関わりを肯定的 医大に入りました。父はなかな た。事故を起こして初めて診察 にとらえることができるように か医療にはつながらず、母とはを受け、統合失調症と診断されなったのは、最近のことです。 離婚して、私は母と暮らしながて措置入院となりました。夫の義母の最後の主治医はとても信 ら別居している父の世話をして親族は、嫁が精神科医であるこ頼できる先生でしたが、病院が いました。その後、精神科に長とを知り、頼っていました。そ遠く、義母の地元は地域精神科 期入院となり、退院後は一人暮の後入退院を繰り返していまし医療が非常に脆弱でした。精神 らしを始めましたが、いろいろたが、ある時家出をしてしまい 科医療の問題点を身に染みて感 問題を起こして、その都度対応心配していたところへ義母からじました」 みんなねっと 2018 年 12 月号 12
日本では、人権擁護も家族に える基盤があってこそ、オープ 国立精神・神経医療研究センター 頼っていますから人権感覚が育 ンダイアローグ本来のよさが発 ちません。人権擁護は精神医療揮できるのですが。オープンダ 審査会だけでなく他の第三者機ィアローグや ( 重い患者 関等が介入できるようにすべきさんの地域生活を多職種による です」 アウトリーチで支える体制 ) の 幅広いご活躍に感心し、続、 ~ しような、良い実践が地域で力を む てオープンダイアローグについ 発揮できるような仕組みが必要 レ」 て伺いました。 です。世界の流れは、人と人と 案 の関係の平等、個々人の尊厳と 提 ◆オープンダイアローグについて 自由の保障の方向に進んでお施 人権擁護の仕組みは、現在の 「この方法は、エビデンスは り、日本もその方向に進んでい 第 を 日本の制度では到底十分とはい 弱いのですが、理念として正しきたいですね」 く、みんなが『正しい。そうす えません。英国ではケアクオリ では、日本ではどうすれば良 家 ティ 1 コミッション ( ケアの質をべきだろうな』と思えるのです。 いのだろうと、結論に期待しな レ」 者 守る委員会 ) という人権擁護機関しかし、日本ではこの方法を地 がら聴き入ります。 事 当 の中に精神保健部門があります。域で実践するための基盤が脆弱 ◆厚生労働省の職員たち 集 予告なしの訪問や、当事者によです。技法だけ表面的にとり入 特 る病院評価も行われます。 れるのではなく、地域全体で支「私は研究の打ち合わせなど と』と『傾聴』 ( 1 対 1 で向き合っ 臨床での研鑽が欠かせません。ました」 て、相手の話を気持ちも含めてそのため、私は埼玉県所沢市の本当に真摯な心で裏打ちされ号 丁寧に聴き取る技法 ) などと関自治体アウトリーチ ( 多職種た研究なのだと、感じ入りまし 年 8 係する項目が入っています。 た。話は人権擁護に移ります。 チ 1 ムによる訪問支援 ) のチー 当事者の主観的評価は、ムで嘱託医を週 1 回程度務めて と ◆精神医療審査会の委員として っ o Q ( 経済開発協力機構 ) も重 います。ひきこもりの事例など ね 視し始めています。を訪問し、当事者の方と心がっ 「社会活動としては、精神医 み は、医療の評価では患者自身にながったと感じられたときは、療審査会囮の医療委員も務めて います。合議体は月に 1 回、患 よる主観的評価、患者目線によ本当にうれしく思います。その る評価を重視しようと言ってい 者さんから退院請求や処遇改善 他、外来診療もしています。 ます。本当によいサービスを提 以前は一時期、末期がん患者請求があれば、本人やご家族に 供しようと思ったら、当事者の専門の訪問診療をしていまし会いに行きます。兼業ですので、 主観的な回復の程度や満足度に た。外科専門の先生と一緒に、時間が十分に取れないのが悩み 注目することが大切です」 疼痛ケアやメンタルケアを提供で、人的資源を確保する工夫が その通りと思え、お話の続きし、住み慣れた自宅で人生を終必要です。 に聴き入りました。 えることができるよう支えまし 囲【精神障害者の人権に配慮しつつ、そ た。多くの人の看取りを通じて、 の適正な医療及び保護を確保するために ◆臨床のお仕事 精神科病院に入院している精神障害者の 本人の希望を尊重すること、地 処遇等について専門的かっ独立的に審査 を行うために設置された機関です。 「研究者としての仕事には、域で支えることの重要性を学び
月刊み え 2018 んなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 140 号 2018 年 12 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 子どものように天真爛漫で、夫婦漫才では決まって突っ込み役 0 知るこど控きること ( 胃木聖久 ) 連載 36 囘《自らの人生の主人公としての家族の暮らし特集⑩》 0 続・事例からみる精神障害者の障害年金の実際 ( 白石美佐子 ) 「最近の報道から、審査の在り方につし、て」 ~ お冐さんお父さんという大仕事 ~ 第 9 回 ( 久保田健司 ) ・新連載語りあおう、つながろう、町の中で、日常の中で 当事者と家族の意思を第一に施策提案にとりくむ ( 藤井千代 ) ・特集・ 月刊みんなねっと 2018 年 12 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 精神陸がい者家族 相談事例集 A 4 判・ 1 1 2 頁 定価 1 OOO 円 ( 別途送料 ) 家族相談の活動は家族会の原点です 好評発売中 ! ! 本書は、全国から寄せられた家族による相談事例の中から 32 事例を掲載しま した。事例を、日常生活、医療、家族会、家族依存、地域連携、親亡き後、制度の七 つに分類し、それにコメントを加えた初めての家族相談事例集です。同じ家族 としての立場から相談にのり、情報を伝え、家族会につなげていく活動は家族 会の原点ともいえます。みなさんの活動に役立てていただければと思います。 精神勒ル、者相談事爍 B5 判・ 180 頁・定価 1400 円 ( 送料込 ) 【内容】医療に関する制度 / 地域で生活するための支援 / 日中活動の 場、就労や復学の支援 / 経済的な支援を受けたいとき / 財産の活用 や保護、法的な支援など / 家族が情報を得る、相談できるところ 社会資源ハンドブック ッ凸凸 精神障がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブック 家族会員・支援者のための 運嘗燾ま☆家族会運営のてびき A4 判・ 18 頁・定価円 ( 送料込 ) 会からのラ蚊は 1 冊 600 円に割引します 家族会の設置から運営の仕方まで家族会の活性化に役立つ「てびき」ができま した ! 会報や案内パンフなどの見本の資料ページもあり、家族会とつながり のある支援機関でもせひご活用を ! 【内容】精神障がい者家族会とは / 家族会 活動をおこなおう / 運営・活動費 ( 財政基盤 ) について / 家族会の組織強化をし よう / 地域にとけこむ活動への積極的参加 / 新しい家族を家族会につなげよ う / 新しく家族会を立ち上げよう / 支援者・関係者の方々へ / 資料編 ☆家族相談ハンドブック A4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) 目談のテキストができました ! 家族会からの注文は 1 刪 500 円に割引 【内容】家族による家族支援 / 精神障がい者の状況 / / ' 精神障がい者家族の状況 / 家族相談の 意義と特徴 / 家族相談の目標 , / 家族相談の留点 / / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 新しく家目談事業を立ち -- E げたいときは / 家族相談員の養成 / 家族相談の事例 問い合わせ先 まま相談 ハントブック 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) te103 ー 6907 ー 9211 fax 03 ー 3987 ー 5466 ホームへージ http://www.seishinhoken.jp
「みんなっと」の ホームページをご覧ください ☆メルマガ会員募集中 ( 無料 ) ☆ 「みんなねっと」で検索 ! http://seishinhoken.jp/ 「賛助会員 My ヘージ」のご利用について みんなねっと HP サイト「賛助会員 My ページ」へのログ インについてお知らせいたします。 ※初期ログイン画面は、みんなねっと Web サイト画面右上の ①「ログインボタン ( 鍵マーク ) 」から表示できます。 ② ID : メールアドレス : ご登録いただいたメールアドレス ③初期パスワード : kOOOOO ※会員番号 ※ログイン画面は、みんなねっと web サイト画面右上の「ロ グインボタン ( 鍵マーク ) 」から表示できます。 メールアドレス未登録の会員の方は . 登録を希望するメールアドレスから、件名を「 Web ア カウント発行希望」として、本文に、氏名・住所・会員 番号・登録するメールアドレスをご記入の上、 member@ seishinhoken.jp までメールを送信してください。通常、 1 ~ 2 週間でアカウントを発行し、メールの返信にてお知ら せいたします。 [ 注意事項 ] ご登録いただいたメールアドレスは会員本人以外が利用で きないものであることをご確認ください。 お知らせしますみんなねっとの活動 2 平成 29 年度全国調査より見えること⑤ ( 杉本豊和 ) 3 特集当事者と家族の意思を第一に施策提案にとリくむ ( 藤井千代 ) 6 2018 多事彩「介護は国の責任で」 ( 野村忠良 ) 14 語りあおう、つながろう、町の中で、日常の中で ~ お母さんお父さんという大仕事 ~ ( 第 9 回 ) 16 続・事例からみる精神障害者の障害年金の実際 《 9 》最近の報道から、審査の在り方について ( 白石美佐子 ) 20 街の診療所からのお便り【連載 139 】 ( 増本茂樹 ) ・・病気にかかったことは受入れて、ゆっくり自分らしく生きましよう・・ 24 知ることは生きること ( 連載 36 囘 ) 子どものように天真爛漫で、夫婦漫才では決まっ て突っ込み役《自らの人生の主人公としての家族の暮らし特集⑩》 ( 青木聖久 ) 28 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 92 回 ) 34 みんなのわー一読者のページ・地域の話題 36 ご登録 ! お待ちしています 「みんなねっと」電話相談のご案内 TEL : 03 ー 6907-9212 受付時間 : 水曜日 10 時 ~ 15 時 ※祝日と重なった場合はお休みです。※お昼 ( 12 時 ~ 13 時 ) はお休みをいただきます。 みんなねっとのホームページではメールマガジンを発行しています ( 無 料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報なども随時お知らせす るメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。詳しくはホームペー ジをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。 感想・意見・投稿を募集しています メールでの原稿募集を始めました。 アドレス : minnanet.seishinhoken@outlookjp ・「みんなのわ」コーナー ( 300 ~ 350 字程度 ) ・「地域の話題」コーナーへ皆様の原稿をお寄 せ下さい ! ( 1000 ~ 1200 字程度 )
お知らせします 中核市市長宛に「障発 0921 本人と介護者 1 名の割引を行 一 - 第 8 号・障害者に対する航空旅う。 1 種 2 種の区分は行わない。 みんなねとの活動 客運賃の割引について ( 通知 ) 」等級も問わない。 ■航空運賃割引精神障害者にもが周知されました。 年のオリンピックパ 適用実現 ! —,<t--a 、 <Z< とも、身体障生ロ ラリンピック開催に向けて、 全国精神保健福祉会連合会者手帳、戦傷病者手帳、療育手リアフリ 1 の機運が高まってき ( みんなねっと ) は、鉄道だけ帳、精神保健福祉手帳の所持者ている。 でなく、船舶・タクシー・高速に対して、本人と介護者 1 名の ハリアフリー関連については 道路等公共交通運賃の他障害同割引を行う。 1 種 2 種の区分は にも社会的な役割として 等の割引実現を求めてきていま行わない。等級も問わないとの求められていることが背景。割 画期的な内容になっています。 す。航空 ( 飛行機 ) についても「一 引実施は当社独自の判断。厚生 般社団法人全日本航空事業連合 この発表を受けてみんなねっ労働省からの要請はあった。 会」へ他障害同等の航空運賃割と事務局では、、 <Z< 【 <Z< 】身体障害者手帳、戦 引の要請 ( 2015 年 6 月日 ) に対し、御礼と併せて実施に踏傷病者手帳、療育手帳、精神保 を行なってきていました。 み切った背景について問い合わ健福祉手帳の所持者に対して、 そのような運動を続ける中、せた結果、より詳細な回答を得本人と介護者 1 名の割引を行 う。 1 種 2 種の区分は行わない。 2018 年 9 月幻日、厚生労働ました。 省社会・援護局障害保健福祉部 【」 <—l 】身体障害者手帳、戦等級も問わない。また従来手帳 長名で国土交通省と協議の上、傷病者手帳、療育手帳、精神保に航空運賃割引の承認印 ( 障害 都道府県知事、指定都市市長、健福祉手帳の所持者に対して、福祉課などの窓口 ) が必要だっ たが必要なくなった。「定期航て進められています。 2 月日める意見書」が採択され、市町 には、「関係閣僚村では、政令指定都市を含め 空協会」の要請があった。 166 の市町村議会で採択され 会議」において「 Q 2 0 2 0 オリンピック東京大会を契機行動計画」が決定されています。ています。 これらの動きを背景に、とり として、共生社会の実現に向け また、全国の家族会の働きか たユニバーサルデザイン、心のけにより都道府県で「他障害わけの運賃割引を引き続き バリアフリーの推進が施策とし同等の交通運賃割引の実現を求求めていきましよう。 と 平成四年度全国調査より見えること⑤ こ ・ 4 % の , っ の設問に回答した四 る 身体拘東の経験がある人の状況 え つ病の人 ( 613 人 ) が「身体 見 白梅学園大学杉本豊和・目白大学久田はづき 拘束があった」としました。自 よ 査 昨年の調査結果では、「わか経験した本人の状況についてみ殺企図と関連があるかも知れま 調 国 せんが明確な要因は不明とはい ・ 1 % がていきます。 らない」を除くと、 全 度 まず、身体拘束があった人とえ、回答したうつ病のほとんど 身体拘束を経験し、その内四 年 9 % の家族に対しては医師からなかった人で統計的に有意な差の人が身体拘束を経験している の説明はなかったという結果でがあったものとしては、「主なという驚くべき結果でした。そ平 した。今回はこれら身体拘束を病名」の「うつ病」でした。この他の病名とは有意差は認めら みんなねっと 2018 年 12 月号 2
立った有意差はありませんでした以外は有意差がありませんで食を摂らない、眠らないといっ た。これらについては、過去をした。「絽時間以上」では、「病たことが見られた」「普段はし 振り返っての調査でもあります状が悪化したときの状況」の、 ないような恥ずかしい言動がみ ので、どちらが原因でどちらが「性的な逸脱行動があった」「そられるようになった」「家族に 結果かは不明ですが、おおむねの他」に有意差があり、「他人暴言を言ったり、暴力が見られ 障害が重かったり、症状が悪化 に暴言を言ったり、暴力がみらるようになった」「他人に暴言 して様々な言動があった人は身れるようになった」に弱い有意を言ったり、暴力が見られるよ 体拘束の経験をしている人が有差がありました。 うになった」「常識外れの浪費 思に多一いとい , っことになりま 次に身体拘東時間の経過とのがあった」「性的な逸脱行為が す。 関係をみてみます ( グラフ ) 。 あった」がある人は身体拘束の と こ さらに詳細に身体拘束があっ 「うつ病」は期間が延びるに期間が長くなっていました。 る え た時間毎に有意差を見てみまし従って身体拘東の経験者が減っ 近年、身体拘束の方法や期間 見 た。「時間以内」では、「主なています。逆に「日常・社会生について問題視されていますり 査 病名」の「統合失調症」、「日中活の状況」では、重度になる程が、身体拘束をしなければなら 調 活動の状況」では「就業・生活身体拘束の期間が延びていまない状態になる前の医療や対応国 度 支援センター」に有意差がありす。また、「日常生活の状況」を考える必要があるのではない 年 ました。「時間以上絽時間以では、「通所施設」、「悪化したでしようか。 成 内」では、「主な障害」の「双ときの状態」では、「意思疎通 ( すぎもととよかず・ひさたはづき ) 平 極性障害」に弱い有意差があつがうまくいかなくなった」「飲 意思疎通 他人暴言・暴力 通所施設 性的な逸脱行動 浪費 重度 家族暴言・暴力 飲食・睡眠 1 ( ) 8 グラフ「身体拘束の期間の経過と本人の状況」 「 24 時間以内」を 100 とした場合の変化 1 ( ) 7 106 105 104 1 ( ) 3 恥ずかしい行動 102 101 うつ病 48 時間以ーし 24 ~ 48 時間 24 以 れませんでした。 その他の項目で は、「日常生活及 び社会生活」の重 度に強い有意差が っ ありました。また たにつつ れうなな 「病状が悪化した らよに 見るうう がれよよ ときの状況」では とらるる こみれれ たがらら 「部屋に閉じこも たっ動見見 つい一言がが 度なとしカカ るようになった」 重くいか暴暴 ななず たた 況」きら恥 叭叭つ。以外は強い有意差 状設で眠なたたああ うつつがが 病の施く っ活所まいよ言言費為かありました。「こ う生通うないをを浪行 会「がらな言言の脱 名社動通摂し暴暴れ逸れらのような状况 病・活疎をはにに外な な常中思食段族人識的 主日日意飲普家他常性に亠なつ」ことは ~ な い」は身体拘東が なかった群との強 い有意差がありま した。「日中活動 の状況」では、目 みんなねっと 2018 年 1 2 月号 4