みかんの皮入り たこ飯おにきり ( 8 1 米 2 合は洗い、水力ッフっと 5cm 角の昆布 1 枚を入れ る。 2 ゆでたこ 160g は薄切り、油揚げ 1 枚、にんじ ん % 本、ごばっ % 本は 3cm 長さのせん切りにし、ごぼう は水にさらす。 3 ①の昆布を出し、しようゆ・薄ロ しようゆ・酒各大さじ 1 、②の具を加えて炊く。 4 ③ に乾燥させたみかんの皮のせん切り少々を混ぜ、 8 等分 にしてポール状ににぎる。 * 九州地方 * 鶏飯おにきり ( 4 諌早市目代町に古くから伝わる郷土料理で、家で飼って いる鶏 1 羽をつぶし、鶏飯と吸い物がつくられました 昔は村の行事や来客のふるまい料理に必す出されたもの で、最近では市の郷土料理として見直されています。 1 鶏肉 120g は 7 ~ 8mm 角に切り、熱したなべで炒め る。酒・しようゆ各大さじ 1 、みりん大さじを加 え、中火で汁けがほとんどなくなるまで煮か . ン ごはん 450g に①を らめる。 2 煮汁ごと加えて混ぜ、 4 等分 にして三角ににぎる。 いさはや 明太子おにぎり ( 4 コ分 ) 1 辛子明太子 1 腹 ( 40g ) はサッと焼いてぶっ切りにす ごはん 450g は 4 等分にして丸くにぎり、中心を る。 2 くほませて①を詰める。 3 焼きのり 1 枚はおにぎりの 側面の幅に合わせて細く切り、ぐるりと帯状に巻く。 1 7
* 四国地方 * かつお飯おにきり ( 8 1 米 2 合は洗ってざるに上げる。 2 かつお ( 刺身用 のさく ) 180g は 2cm 角に切り、しようが ( 小 ) 1 かけはせ ん切りにする。 3 なべにしようゆ大さじ 2 、みりん 大さじ 1 、水力ップを入れて煮立て、②を 3 ~ 4 分間 煮て、ざるでこす。 4 ③の煮汁に水をたして 430 に し、かつおとしようがをのせて炊き、 8 等分にして三角 ににぎる。 たい飯おにぎり ( 10 コ分 ) 瀬戸内海沿岸の地域でつくられる、 新鮮なたいを炊き込んたごはんで す。かっては阪神方面へ荷を運ふ 男たちへのねきらいのごちそうで したが、現在は村の寄り合いの場 で食へられます。これはそのたい 飯をおにぎりにしたものです 1 米 2 合は洗い、水力ップ 2 と 5 cm に切った昆布 1 枚を加える。 2 たいの切り身 160g は塩適宜を全 体に少し強めにふって 30 分間以 上おき、塩を洗い流す。 3 ① に酒大さじ 1 、薄ロしようゆ大さ じ 2 を混ぜ、②のたいをのせて炊 たいの骨と皮を除き、粗 く身をほぐしてごはんと混ぜる。 10 等分にして俵形ににぎる。 徳島 すだちおにぎり ( 15 徳島名産のすたちは焼き魚に絞ったり、果汁を刺 身しようゆに加えたりして古くから幅広く使われ、 親しまれてきたものです。このすたちを使って昭 和 50 年代に考えられたのがこのおにぎり。酸味と 香りか食欲を増すと県民に好評をえています 1 塩ざけ 1 切れは焼いて骨と皮を除き、身をほ ぐす。 2 すだち 2 コは、表面の皮の青い部分を すりおろし、さけとともにごはん 450g に混ぜる。 3 ②を 1 5 等分にしてすだち大に丸くにぎる。 薄切りにしたすだちの輪切り 15 枚にのせる。
のりおにぎり ( 4 コ分 ) ごはん 450g を 4 等分にし、のりのつく だ煮適宜を芯にし、手に塩少々をつけて丸 くにぎる。 2 焼きのり 2 枚は半分に切り、 ①を包む。のりはちぎってつけてもよい。 たけのこおにぎり ( 8 コ分 ) 1 米 2 合は洗ってざるに上げる。 2 ゆでたけのこ 150g は 2 ~ 3cm 長さの短冊切りし、油揚げ 1 枚は 2cm 長 さの細切りにする。 3 ①にだし汁 430m2 と酒大さじ 1 、 しようゆ大さじ 2 、②の具をのせて炊く。 4 ③を 8 等 分にし、三角ににぎる。 とうきびおにぎり ( 8 コ分 ) 高冷地の高千穂では米の収 穫が少なく、とうきひ ( と うもろこし ) やひえ、あわ に白米をつなきに加えたとうき びごはん、おにぎりがつくられてき ました。少ない米を増量する生活の知恵か ら生まれたおにぎりです。 1 ホールコーン ( 缶詰 ) 缶 ( 約 60g ) は汁けをきる。 2 なべにだし汁カッフ、塩小さじ % 、①のコーン を入れて 5 分間ほど煮、汁に浸したまま冷まして味を 含ませる。 3 ②の汁けをきり、 ごはん 450g に混せ る。 8 等分にして手に塩少々をつけて三角ににぎる。
もろこおにきり 12 1 もろこ ( コイ科の小さな淡水魚・琵 琶湖の名産 ) のつくだ煮 40g は中骨を刻 ごはん むようにして薄く切る。 2 450g に①を混ぜ、 12 等分にしてポール 状ににぎる。上にもろこのつくだ煮を 1 尾ずつのせる。もろこのほか小ブナ や川魚のつくだ煮でつくってもよい。 かに飯おにぎり み気、 ~ ーを * 中国地方 * なんこうばい りごま小さじ 1 を混ぜて 4 等分にし、側面が平らになっ で果肉を刻む。 2 ごはん 450g に①と削り節 3g 、白い 1 梅干し ( 紀州産の南高梅など ) 2 コは種を除き、包丁 梅干しおにぎり ( 4 た、丸いたいこ形ににぎる。 1 イ して三角ににぎる。 とり、万能ねぎ 3 本の小口切りとともに混ぜ、 8 等分に 塩小さじ、かにを入れて炊く。 3 かにを出して身を ①の米から昆布を出し、薄ロしようゆ・酒各大さじ 1 、 殻つきのずわいがに ( 冷凍 ) 150g はぶっ切りにする。 2 1 米 2 合に水 430m2 、 5cm 角の昆布 1 枚を入れておく。 ます。こでは手に入りやすいかにでつくりました にみそが多い 9 月下旬からが最高。秋祭りにふるまわれ った季節料理として古くから伝えられるもので、特にか 8 月下旬から 10 月下旬にとれる川がに ( もずくがに ) を使 ( 8 コ分 )
拏ツ第 ~ ラ オイ。 . 三 . - をを . ン 3 シューマイの ばくだんおにぎり ( 4 竕 シューマイが見えるようににぎり、 のりは半分、開くようにつけます 冷凍シューマイ 4 コはラップフィルム をして電子レンジ ( 500W ) に約 1 分 30 秒間 かける。熱いうちにからしじようゆ少々をま ぶす ごはん 300g は 4 等分し、手に塩少々をつ け、①を見せて丸くにぎる。 3 のり 1 枚を 4 等分にして②を包む。 こってりおにぎり 舌もおなかも満足するコクありおにきりです にんにく風味やサクサクのコロッケ風なと ちょっとやみつきになるものはかり。 すき焼きおにぎり ( 。。分 ) 甘辛く煮からめた牛肉とごはんの 相性バッチリ。アツアツが最高。 1 刻んだ紅しようが大さじ 1 をごはん 300g に混ぜ、 4 等分 にして俵形にしてにぎる。牛すき焼き用肉 150g を広げ、お にぎりを 1 コずつ、両端も包み込むようにして全体を巻く。 2 フライバンにサラダ油少々を熱し、①の巻き終わりを 下にして入れ、肉の色か変わるまでころがしながら焼く。 3 砂糖小さじ 1 、酒・しようゆ・みりん各大さじ 1 を②に 加えて煮立て、肉にからませる。上に白ごま少々をふる。 おにぎりコロッケ 4 フライ衣でカリッと揚げます 中はそほ ' ろ入りでジューシー 1 耐熱性のボウルに鶏ひき肉 50g としよう ゆ・みりん各大さじ 1 、しようがのせん切り 少々を入れて混ぜる。ラップフィルムをして 電子レンジ ( 500W ) に約 1 分 30 秒間かけ、 ラップフィルムをはずして 1 分間かけて水け をとばす。 2 万能ねぎ 2 本は小口切りにし、①、塩 少々とともにごはん 450g に混ぜる。 4 等分 して三角ににぎる。小麦粉、溶き卵、 ノヾン * 分 の衣をつけ、中温の油で揚げる。 35
朴葉包みえごま焼きおにぎり ( 4 コ分 ) 1 朴葉 4 枚 ( 乾燥させたもの ) は水に浸してもどし、水 けをふく。 2 えごま ( なければ白ごま ) 大さじ 3 ~ 4 は 細かくすり、砂糖大さじ 1 、しようゆ大さじ 2 を加えて ペースト状にする。 3 ごはん 450g は 4 等分にして三角 ににぎり、②を全体に塗って①の朴葉で全体を包む。 オーブントースターで朴葉が少しこげるまで焼いて香り を移す。 もに加え、③をのせて炊く。 8 等分にして三角ににぎる。 430m2 にし、②に塩小さじ、しようゆ大さじ 1 とと に切る。 4 かつおだしカップ 1 と①のゆで汁をたして ん % 本は 3cm 長さのせん切り、①は汁けをきって 8mm 角 げる。 3 干ししいたけ 3 枚はもどして薄切り、にんじ 間ゆで、そのまま冷ます。 2 米 2 合は洗ってざるに上 1 豚肉 150g は一度ゆでこばし、たっぷりの水で 15 分 豚飯おにきり ( 8 * 沖縄 * にぎる。 ②に混ぜて 8 等分にし、三角に て③とともにせん切りにし、 卵に、絹さや 30g は塩ゆでにし まで煮る。 4 卵 1 コは薄焼き さじ 1 を加えて汁けがなくなる しようゆ・みりん・砂糖各大′ る程度の水で 1 0 分間ほど煮、 ししいたけ 4 枚はもどし、かぶ を合わせて①に混ぜる。 3 干 じ 3 、砂壅大さじ 1 、塩小さじ 1 加えて堅めに炊く。 2 酢大さ 1 米 2 合は洗い、水 400 を して夜食や翌日のおやつにしたとか。 んに混せてにき。たもの。夜は茶碗で食べ、残りをおにきりに′ とされ、今でも産地として有名です。これを野菜とともにごは しいたけの栽培は、江戸時代前期に豊後 ( 大分県 ) で始まった しいたけ入り酢飯おにきり ( 8 竕
岐阜 栗ごはんおにきり ( 8 1 米 2 合は洗って炊 飯器に入れ、 4 3 0 の水に浸しておく。 2 栗 8 コは鬼皮、渋皮を むいて水にさらし、 1 コずつ 6 等分に切り、 8 分間ゆでる。 3 ① に塩小さじ % 、みりん 大さじ 1 を混ぜ、栗の 水けをきってのせ、 普通に炊いて蒸らす。 4 ③を 8 等分にして 三角ににぎる。 高菜巻き目張り おにきり ( 4 古漬けの高菜で包んた大きなおにきりで、昔 は 1 コを 2 合半のごはんでにきったという話 もあります。「食へるときに目を見張るほと 大きな口を開ける」「目を見張るほどおいし い」が名前の由来です 1 米 4 合は普通の水加減で炊く。 2 菜漬け 160g は洗って水けを絞り、茎の厚い ところはみじん切りにする。 3 高菜の茎と 削り節・白いりごま・しようゆ各少々を混 ぜる。 4 ごはんを 4 等分にし、③を芯にし て手のひら大の細いなまこ形 ( 細く平らなだ 円形 ) ににぎる。 1 つずつ高菜の葉を広げて 包む。 * 近畿地方 * 昆布おにきり ( 8 ごはん 450g に刻んだ塩昆布 10g を加え て混ぜる。 2 ①を 8 等分にして俵形ににぎ る。塩けの薄い昆布なら少し量を増やす。
ク 蠶順 音 ワ ぎ o お作 食と カ < 理 協・こふお 一三ロ 奥村彪生 枝元なほみ門間和子渡辺あきこ 石原昌子ウー・ウェン大久保恵子 河野雅子清水信子田口成子 川浦堅至小川勝彦志民賢市 撮影 綾部恵美子 スタイリング 成田由弥 (moca graphics) アートディレクション・デザイン 深谷良一 イラスト 山内寛子 校正 長坂美和、阿閉由起子 ( クエスト 21 ) 伊藤純子 編集 有山達也 シリーズタイトルテザイン 生活実用シリ - ズ む ki ! フ 2 いっても おにきり 2002 ( 平成 14 ) 年 5 月 25 日 * 発行日 小此木香 編集人 妻野海郎 発行人 日本放送出版協会 発行所 〒 150 ー 8081 東京都渋谷区宇田川町 41 -1 TEL ℃ 3-3780-3339 ( 販売 ) 振替 00110 -1 -49701 クエスト 21 〒 150 - 0042 東京都渋谷区宇田川町 7 - 7 TEL : 03 - 3770 - 5775 ( 編集 ) 印刷・製本図書印刷株式会社 雑誌 61878 - 56 ( 0 ) 2002 クエスト 21 Printed in Japan インターネットで NHK 出版および suki ! シリーズの情報を提供しています。 http://www.nhk-book. CO. jp ( ホームへージ内の web マガジン [@E 日 iO ] をご覧ください ) 定価は表紙に表示してあります。 日本誌の無断複写 ( コヒ。ー ) は、著作権法上の例外を除き、著作権侵害となります。 制作 48
けんさ焼きおにぎり ( 4 コ分 ) しようがみそを塗った焼きおにきりです。武士が 戦陣で剣の先におにぎりを刺して焼いたのか始ま りという説があり、剣先焼き、献残焼きとも書き ます。古くからの郷土食で現在もつくり伝えられ、 特に正月の夜食として食へられます。 1 みそ大さじ 2 、しようがのすりおろし・砂糖 各小さじ 1 を混ぜてしようがみそをつくる。 2 ごはん 450g を 4 等分にして丸くにぎり、オーブ ントースターで両面を香ばしく焼く。 3 ①を 表面に塗り、さらにこげ目がつくまで焼く。好 みで芯に梅干しを入れてもよい。 カリカリ梅おにぎり ( 4 1 カリカリ梅小 1 6 コは上から包丁の腹などを あてて押し、割るようにして種を除いて粗いみ 、 4 等分にし、丸いポール状ににぎる。 じん切りにする。 2 ごはん 450g に①を混ぜ、 * 中部 ( 東海 ) 地方 * に塩少々をつけてにぎる。焼きのり 2 枚を帯状に は 12 等分にし、③を②にくぐらせて芯にし、手 ぐらせて 170 ℃の油で揚げる。 4 ごはん 450g 冷水力ップイ、薄カ粉カップを混ぜ、えびをく と煮立ちさせてこす。 3 ほぐした卵大さじ 2 に 削り節各大さじ 1 と水大さじ 3 をなべに入れ、ひ 節を残して殻をむく。 2 しようゆ・みりん・ 1 小えび ( 無頭 ) 12 尾は背わたを取り、尾の一 えび天おにきり 1 ね分 ) 切って巻く。 ミ 桜えびおにきり ( 8 駿河湾でとれる、新鮮な生の桜えひを炊き込んでつくられます 炊き込みごはんにもおにきりにもされ、特に由比町周辺の名物 釜揚けの桜えひ ( ゆでたもの ) を使ってつくられるすしごはんも あります 1 米 2 合は洗ってざるに上げる。 2 湯カップ 2 に緑茶大さ じ 1 を入れて煮立て、こす。 3 ①に②を 430 、 5cm 角の昆 布 1 枚、酒大さじ 1 、薄ロしようゆ小さじ 1 、塩小さじ、桜 えび ( 干したもの ) 40g を加えて炊く。 4 ③を 8 等分にし、手 に塩少々をつけて三角ににぎる。
味のしみ込んだ煮物は、永遠のごはんの友 切り干し大根の煮物 材料とつくり方 ( 4 人分 ) 1 切り干し大根 1 袋 ( 60g ) はもみ洗いし、水力ップ 4 に約 10 分間つけてもどす。 2 油揚げ 1 枚は縦半分に切り、短冊切りにする。にん じん 1 本 ( 100g ) は 1 長さ、 4 ~ m 角の棒状に切る。 3 切り干し大根は水けを絞り、長いものは食べやすく 切る。もどし汁はだしとして使う。 4 なべを熱して油揚げを入れ、ざっとからいりし、切 り干し大根を加え、もどし汁カップ 3 を注ぐ。煮立った ら酒・しようゆ各大さじ 2 で調味し、落としぶたをして 中火で 15 ~ 16 分間煮る。 5 ④ににんじんを加え、再び落としぶたをして 4 ~ 5 分間、煮汁がほとんどなくなるまで煮含める。 ( 大久保 ) ねぎとゆずの薬味をきかせてどうぞ 揚げ出し豆腐 材料とつくり方 ( 2 人分 ) 1 豆腐 ( 木綿 ) 1 丁は半分に切り、軽く水けをきる。 2 小なべにだしカップ、しようゆ・みりん各大さ じ 1 を合わせ、一煮立ちさせておく。 3 ねぎ ( 白い部分 ) 8 師は 4 師長さのせん切りにし、 白髪ねぎをつくる。柚子の皮 % コ分は黄色の部分を 薄くそぎ、せん切りにし、白髪ねぎと混ぜる。 4 揚げ油を 175 ~ 180 ℃に熱し、豆腐の水けをふい て小麦粉適宜をつけて入れ、きつね色に揚げる。器 に豆腐を盛り、熱い②をはり、③をのせる。 ( 渡辺 ) のラ朝 シャキシャキのロ当たりで あとを引くおいしさ れんこんのきんびら 材料とつくり方 ( 2 人分 ) 1 れんこん 1 節 ( 約 200 g ) は皮をむき、薄 い輪切りまたは半月切りにし、水にさらして ざるに上げ、水けをきる。 2 赤とうがらし 1 本は種を除き、小口切り にする。 3 なべにごま油大さじ 1 を熱し、れんこん を入れてサッと炒め、砂糖小さじ 2 、しよう ゆ大さじ 1 、赤とうがらしを加え、汁けが ( 渡辺 ) なくなるまでいりつける。 46