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検索対象: ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法
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1. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

32 3 ゴルフスイングの基礎 トップ , ひっかけ , スライスなどが多 いい当りが出ても , ダフリ , く , たまに練習場でよくても , コースに出るとメタメタといった状 態を繰返している。この大きな原因の一つは , このような練習は , ポールにクラプへッドを当てる練習にはなっても , ポールをヒット する練習には程遠いのだ , ということである。 つまり , ゴルフで要求される , 「遠く , 正確に」を満たすための ショットは , ただポールを飛ばそうとして , がむしやらにポールに クラプへッドを当てにいくだけの練習では , なかなか体得すること がむつかしいのである。誰でも , 一三度練習場に行けば , おそらく もう少なくとも空振りはしなくなる。つまりどうクラブを振って も , ポールには当たるようになる。それは , クラプへッドをポール に当てるという学習をしたからである。ところが , ゴルフで本来要 求されるポールをヒットする条件とは , 基本的に異なるのである。 もうーっの理由は、一般ゴルファーの持っているいろいろの知 識 , とくにスイングに関する技術的知識が , かえってゴルフア自身 がポールをヒットする基本を身につける上に , 大きな支障となって いるようにも思われる。つまり , クラブの振り方や , 手や腕の使い 方などに関する断片的技術知識が , あるいは写真やテレビで見るプ ロのスイングのイメージが , 頭の中に去来している一方 , 体は懸命 にクラプへッドをポールに当てにいくことに終始する。しかも , そ では , ポールをヒットする条件とはどういうことなのか。基本的 る。これではまともにールをヒットするには程遠いのである。 / 、ツクコ れは腕や手を使っての , フィ ントロールをしてであ

2. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

この練習は , 4 学習と練習 ごく僅かの時間でよく , しかも家庭で実行しうるも のである。大切なことは継続して行なうことである。そして , コー スに出た時も , スコアをあまり気にせずに この練習を思い出しな がらやることが必要である。 練習したことをコースでやってみて , それを確かめる。 しが大切なのである。 0 ショットの基本条件を満たす練習 この繰返 2 番目に重要なのが , 前にも述べたポールをヒットする基本技術 を身につけることである。 この技術習得の順序は , ショートアフ。ローチ→ショー トアイアン というように , 逐次大きなクラプへといくのが , 体得が容易だとは すでに述べた。 まず , ショートアプローチの練習を重点的にやることを奨めた い。この練習も工夫次第で , 家庭でも十分可能である。数メートル の庭先とか , あるいは室内でやることもできる。 要はポールをキチッとヒットするときのフィーリングを , 繰返し 体得することが目的であり , ポールの飛距離は , いわばその応用に すぎないのである。 しばしば繰返し実行して , 感得しているフィーリングというの る。実戦でのショー が , コースのプレイにおいて , スイングの大きさを変えるか , インパクトの強さを変えるだけで , トアプローチにおいては , 距離に応じてバック 自分のよりどころ , つまり標準にな

3. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

3 ゴルフスイングの基礎 35 これではクラブなりのまともなポールは出ないのである。よく言 われる " 振り抜く " ということは , クラプへッドを加速状態でポー ルに当てることに他ならないのである。 以上に述べた点が , ゴルフにおける重要な一要素である , ポール をヒットするということの , 基本的要件であることを , まず強く認 識しておいてほしい。そして , ではいかにしてその要件を満足する のか , については , また後でふれることとし , その前にスイングと は何か , という問題にふれてみたい。 0 スイング行動における脳神経系の関与 まず図 4 を見ていただきたい。これはゴルフというものが , 人間 の行動の一つであることから , その行動を支配するであろう脳神経 系と , その機能および行動への関与のしかたを , 時実氏の分類を拝 借して , 試みに表現してみたものである。 この図では , ゴルフ行動というものを , 大脳および神経系の機能 をベースとして , 分けてみたもので , 前章図 1 で述べた , 情報シス テムとしてのゴルフ行動というものは , その殆んどが大脳 , とくに 前頭葉新皮質の関与するものであり , そこに , 個有のソフトウェア というものが , 意味をもってくる。言いかえれば , 最も人間らしい 行動であるといえよう。したがってゴルフのプレイには , その人の 性格がとくによく反映すると言われるゆえんでもある。 ところが , ポールをヒットするスイング行動というものは , その 支配する系が異なるのである。スイングにおいて , 大脳の関与しう

4. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

4 学習と練習 83 け , 修正する術をどれだけ身につけているか , ということが自分の ゴルフを決めることになるのである。基礎を身につけないゴルフ は , 早晩クローズされてしまう。出発点でまず基礎を身につけるこ とができれば , あるいは途中でもよいが , あとは常に無限の可能性 に向って , オーフ。ンされたゴルフになるのである。 ・ショットの基本条件の学習 3 章以降 , スイングの基礎として体の働かせ方について , かなり の頁を費してきたが , スイングというものは元来 , クラブでポール をヒットし , 「遠く , 正確に」ポールを運ぶことを目的としたもの である。したがって , いかにしてポールをヒットすればよいか , と いう基本的条件があることは , すでに 3 章の冒頭で述べたとおりで ある。 この基本条件は , 前項で述べた体の使い方の基礎と等しく , いや むしろそれにも増して , ゴルフにとって基本的に重要なものである と言えよう。一般アベレージゴルファーにとっては , このショット の基本条件も , また体の使い方の基礎と同様 , 忘れられているもの の一つであるという意味で , 二重の重要さをもつものといえよう。 さて , もう一度くりかえすと , ショットの基本条件とは , 3 章の ソールが地面をこすっていくようにする。 2. ポールの前方 , 飛球線にそって , 1. クラプフェースを飛球線と直角にしてポールに当てる。 最初に示したように 10 ~ 20cm の間 , クラブの

5. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

3 ゴルフスイングの基礎 図 3 ポールをヒットする基本条件 34 (D ワラ 7 。たースを球に直蜀にして飛 - ルにあてる ( 2 ) クラフ、ヘッにのソール冢ボ、一 ) しの月」オ ~ 20C れ 地面とこっていくようにす ~ 20 ワラフ。ヘッドをカロ . しなカぐらボ、一ルにあて 5 ( 3 )

6. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

目 まえがき 次 ゴルフへの姿勢ー自己創造のために ・知識は魔のささやきか 11 ・己を知る 12 ・仕事と遊び ・ビジネスとゴルフ 15 ・情報システムとしてのゴルフ行動 ・個有のシステム・モデル 14 18 17 ・個有のイメージと意思決定のサイクル 21 ・外部情報の価値 23 ・スイングの基礎も姿勢である ・姿勢とはなにか 28 27 3 ゴルフスイングの基礎ー自己診断のために ・ポールをヒットするための基本条件 ・スイング行動における脳神経系の関与 ・初期条件の設定がスイングを決める ・構えにおける基礎条件 41 31 35 40 ・スイングの基礎概念 ( 1 ) スイングの軸 61 52 ( 2 レくックスイングのスタート ・・・ 31 67

7. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

ゴルフスイングの基礎ー自己診断のために コースに出るようになっても , たまに自分でもおどろくような , べながら , とにかくボールを打ちに打つわけである。 かすな , などなど。そして , そういったことを , いろいろ思いうか ップがどうの , スタンスがどうの , あるいはスエーするな , 頭を動 は多くの教え魔的先輩から , いろいろの知識をさずけられる。グリ して , ゴルフ技術の解説書を見 , テレビのゴルフ番組を見 , あるい 合まず練習場に行って , ポールを打っことから始めるであろう。そ 一般のとくにサラリーマンゴルファー諸氏は , ゴルフを始める場 うか。答えはノーなのである。それはなぜなのか。 めて , まずそういった基本を身につけることから始めているであろ ことゴルフについて , われわれサラリーマンゴルファーは , 私も含 に , 最初に身につけるべきものであることは , 当然なのであるが , 一般的に言って , 基本というものは , 本来ものごとを始めるとき ・ポールをヒットするための基本条件

8. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

76 きいのである。 4 学習と練習 そこで , われわれ一般ゴルファーにとって , 練習することの意味 はどこにあるか , その目的はなにか , その方法は , といったことにつ いて , ヒントになろうと思われるいくつかの点を述べておきたい スイングが安定し , ショットが良くなれば , スコアもよくなる し , ゴルフがさらに愉しくなる。当然の話だが , ショットが良くな るということは , われわれの場合は , まず飛距離ではなく , 安定す るということであり , 自分の想定する , あるいはねらいとするとこ ろに , ポールをかなりの確率で運べる , ということである。 したがって , まっ先に身につけねばならぬことは , 前章で述べた スイングの基礎であり , ポールをヒットする基本条件を満足する術 である。 このために必要なことは , スイングやショットの概念を正しく頭 においての , 自らの学習しかない。それは , 前述したように , スイ ング運動というのは , 意識を超えた反射運動であるからである。 練習と言わず , 学習といったのは , 身につけるためには , 体ごと それを学びとらねばならぬからである。 ひとたび学習して身についたものを , 正しく再現しうるかどうか をチェックしたり , さらにその再現性の精度をあげたり , もし誤っ た点があれば修正したり , というのが練習であろう。 われわれの場合は , まず , これらの基礎 , 基本を学習することに 殆んどの時間と労力を投入することが , 長い目で見ると最も効率が よく , 自分のゴルフをすることへの , 最短の道であることを強調し

9. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

4 学習と練習 に繰返す。 87 練習場か , 広場に行き , 20 ~ 30m 位のところに目標を決めてや るとよい。最初は目標にポールを寄せることより , ポールがあって もショットの基本条件が守られるかどうかに重点をおく。 第 3 のステップとして , ショー トアイアンで , ハーフスイング を , つづいてスリークオータスイングへと , バックススイングを大 きくしていく。 以上のようなステップを踏むことによって , 概ね次のようなフィ ーリングがつかめるであろう。 1. 振り抜くためには , テークバックをゆっくりし , 右脚にタメ を作ることが必要だという球じ ノ、 0 2. クラプへッドを加速しながら , ポールにあてるフィ グ , つまりクラブを振り抜くという感じ。 3. フォワードスイングで , インパクト後 , ポールの先方地面を ソールでこすっていくように打っための , 下半身 , とくに膝の 使い方の感じと , 体のバランスの保てる感じ。 4. ポールを打ち抜いても , ポールのあった所を見ていられると いう球じ ノし、 0 このようなフィーリングがつかめれば , もうポールをヒットする 基本条件が , ほぼ得られたと見ていい。あとはどのクラブでも , 同 じようなフィーリングで振ればいいので , もちろんそのための最低 限の練習は必要であるが , 少なくとも基礎はできつつあるわけであ る。コースに出た場合も , まずショートアプローチで , この演習を

10. ソフトゴルフのすすめ 知的ゴルファーの上達法

2 ゴルフへの姿勢 27 このように見てくると , 外部情報の価値というものを , かなり正 しく認識できると同時に , より重要なのは内部情報の蓄積である。 ・スイングの基礎も姿勢である ることを , 重ねて強調したいのである。 と同時に , そこにのみ心からの大いなる愉しみとよろこびが存在す ろこんで自らに鞭うち , 自らに挑戦することこそ , 唯一の道である そのためには , 自らの問題解決のためには , 積極的に さらにはよ ア自身は何とかショートゲームのミスを減らすことで , 僅かずつよ つまりポールをヒットするやり方が , 全く身につかなかった。スコ 正直言って , 私はゴルフを始めてから , 約 8 年もの間 , スイング , こで私がぜひふれておきたい , と思うことが一つある。 格さえないと思うからである。 るほどあるので , 私のごときものが立入る意味もなければ , その資 り , 今日においても , 技術解説的な情報は , いぜんとして巻に溢れ 古くから内外の多くのプロなどによって , 幾度となく書かれてお いるものには , ほとんどふれないつもりである。それらはすでに はじめに断っておきたいのは , いわゆるスイング理論といわれて しれない , スイングについてふれておきたい。 が , つぎに , アベレージゴルファーとしての , 最も大きな問題かも について , いわば人間の行動といった面から , 若干の考察を試みた ファーとして , どのような取くみかたをすべきかという , 心の姿勢 前項までには , 主としてゴルフに , とくに一般ビジネスマンゴル