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検索対象: 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える
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1. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

ン、ヴィガン ( 肉類だけでなノ、、品現代のフード・システムをいかに選択ムの内部で限られた選択肢を強制され も摂らない ) が増加している。日本にせずに、オーガニックでローカルでフ「買わされる」「食べさせられる」ので はなく、そのシステム自体を選ぶ主体 いると、米国は臠の国というイメー ェアな食べものⅡ grub をどのように ジがあるが、確実に増加しているベジ楽しむか、料理のレシピやのリとして立っことは思ったより平に可 タリアン・ヴィガンの意識は、たんにストとともにその」窪を提案して、若能である。 そうすれば、少なくともシステムに 動物愛護・福祉という理由からだけで者たちから支持されている。 加担しないことはできるし、そこから なく、工業的畜産を土台にした現代の フード・システムそのものへの拒絶ま■フード・アクティビストとし各自の選択を通して、健康にも社会に て行動をー も環境にも、よりよい食のために行動 で矗に絡み合っている。 示さな惑星の緑の食卓』で、現代の健康にも社会にも環境にもよくなすることができる。料理ができる者は 、現代の工業化されたフード・シス料理で、よりよい食材をつくることが 工業的畜産の問題を一九七〇に指 る 摘し、動物や倫理の問題ではなく、テムの問題を明らかにした ~ 工やジャできる者は生産で、生産とをつな 世界の飢餓と不平等と畜産の瞹な関ーナリストなどの専門家、映画監督なぐことができる者は双方をつなぐこと ) ・連への批判を土台とした社会的ベジタど、現状のシステムを批判的な立場かで、行動Ⅱアクションができる。何を リアンの一兀祖ともいえるフランシス・ ら変革しようとする米国の彼らは「フ食べるかは、強制されることではない ード・アクティビスト」と呼ばれるよし、自分の意志で早に変えられる。 ムア・ラッペは、二〇〇〇覆に入っ 一つになっている。 個人の健康にも、社会にも環境にと ても精力的に食の問題に対して発言し、 ってもよりよい食のために、「フー 影響力を発揮している。また、その娘日本のフード・システムの現状も、 のアンナ・ラツ。へは、黒人シェフのプ米国と相似した病状に進行しつつあるド・アクティビスト」として行動を始 ライアント・テリーと共著で [fGrub 』が ( 食にかかわる労働コストの切り下めよう。 の ( 、という若者向けの本を一一〇〇六年に刊げや子どもや若者の食生活と健康の問 ( 注 1 ) http://www.mcdonalds.com/ も 行した。「 grub 」はスラングで「食べ題、トランス脂肪酸など ) 、われわれ ( 注 2 ) http://www.themetrix.com/ もの」という意味であり、問題の多い一人ひとりも、現代のフード・システ

2. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

ると、メニューに野菜料理が増えた。ていねいに拭き取る姿があった。 る。 〇エンタコースつくった人に感謝「茶色い弁当」の子の弁当も見事に変 身。彩りも鮮やかに、野米も多 , 、、入っ子どもの「やる気」と の言葉表現豊かに伝える。 「できること」の発見から お弁当のつくり方どころか、包丁のたお弁当をつくってきた。 お弁当づくりで料理に興味をもった 握り方さえも学校では教えていない 保護者の中には、「そこまでしなくてこの男の子は、三学期にクラスで実施「『食べる』の学習をしてから、お弁 も = = ・・、「子どもにお弁当なんてつくした「卵焼き大会」や「自分たちで仕当をお母さんと一緒につくり始めまし 込んだみそを使ってつくるみそ汁大た。最初は、むずかしかったけど、な れない」と思われた方もいた。 遠足の日。九五 % の子どもたちが完会」でも、見事に料理をつく「ていた。れてくるとそんなにむずかしくなか「 璧コースもしくはおすすめコースでお保護者の話によると「卵焼きをつくるたです。お弁当をお母さんと一緒につ けん、卵買ってきてね」ど言って、家くると、お料理のこつが少しつかめた 弁当をつくってきた。 その中のひとつの弁当。卵を入れたでも練習をしていたとのこと。子ども気がします」 ( 女 焼きめしの上にノリを敷いて、その上の成長は、料理だけではなか「た。片お弁当づくりでは、学習の成績は何 にコロ「ケとミ】トボールとウインナづけのとき、シンクの水滴を最後までら関係がない。教室には、勉強が得意 提つな子どももいれば、 1 を並べていた。見た目は「茶色い弁 のが 苦手な子どももい 会顔 当」。自分が好きなおかずを、自分の 機笑る。関係していたこ 考えで、親の手を借りずにつくったよ 出割 とは、家庭でのお手 き役 うすが伝わってきた。 引なる伝い、親の支え、な を切が 一生縣大叩につくったとしても、子ど 性大なにより、お弁当をつ もたちのお弁当には課題が残った。肉 能のつ 可校にくろっとい一つ「卞ども 類が多い。できるだけ野米を増やした の学欲 、も、意の意志だった。 そこで一一学期には、おかずの半分 どはの 、ー、、—・子案ぎクラスでともに生 は野菜にしようという提案をした。す ( 124 )

3. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

・く、連動して取り扱われる傾向があるよ醍醐味味わえるのは、なんといってする差別的なシステムに抵抗するため にも、都会人は都会人なりの都市型自 うに思える。「自給自足」というと、。。も、まだまだ使えるのにゴミと見なさ すぐに農業や畑など運想するが、されて廃棄されようとしているムダの直給自足 ( ムダの排除、ムダの回収、手 きほど挙げた手料理というアク . 接回収だろう。、この種の行動は、近年料理など ) をすることによって、いの ちよりも利益優先の資本、王義経済シス ションに加えて、都市型の自給自足のの欧米では、 Freegan ( フリーガン【 ( 自由 ) 心と " ヴィ 1 ガンテムの中枢にあたる都会の内側からジ アイデアを挙げたい。しかも、手料理《〃フリー よりも、断然、簡早にできてしまう行 , 、 ( 完全菜食 ) を融合させた言葉 ) をワジワと打ち崩していくことができれ 動だったりする。 信条に持つ新世代アクティヴィストなば、きっと都会にも人間らしい、自由 たとえば、棚に並べる商品の回転をどの間で「「 DumpsterDiving ( ゴミな生活がいっか蘇ってくるのではない なるべく早くしたいため、膨大なムダ籀漁り ) 」というネーミングで親しまだろうか ? 排出するスー ーやコンビニに対しれている。イギリス人の友人に一一一一口わせ 0 。て zo を叩きつけるべく、野菜は地兀【。れば、東京では道端で拾えるもので、不完全な非グローバルフーズ 一一〇〇六年十月十六日、中央大学の ~ 商店街の八百屋で買ったり、 : 、 : 。賞味十分に家具→式をそろえることが ) 一期限の日にちが近いものをあえて選んできるじゃないか ) とのこと。まった「文化人類学解放講座」の番外編とし て、一兀・現代美術家で、民族誌家のイ だり・・ : : 。個別包装をしているような、く、そのとおりかもしれない ッケージングの商品よりも、個別包こう書いていると、。はじめに大企業ルコモンズ氏による「イルコモンズ・ やムダありきのアーパン・ストラグアカデミー」の「トーキョ】・サイコ 装をしていない商品を選んだり・ : 自分自身でを生産できるほどの上ル、という図式が成り並ってしまうよ ( キャン ) パス編」 ( 於・東〔小大学 ) に、 地持てない都会人は、どうせ金田うに思えてくる。だが、実際にそれが抵抗食の会 ( 仮 ) が、給食当番として のすなら、ムダをなくすほうに投資する都会の悲しい現実かもしれない。主に参加、講座受講者とともにグローバリ ( 、、」のが環境にとってよいに決まってい都会の需要と供給や大企業の都合を優ズムについて考え、抵抗する行動を行 る。 先した価格調整のために農家の野米がなった。給食の献立名は「核爆弾実験 しかし、都市における個人的撈の大量廃棄されるという、非都市部に対とグローバルフーズに抵抗する爆弾型 ( 163 )

4. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

関節のすき間を広げて体の痛みや疲れを取漁師直伝ー 健康が自立の根源 る。実技用音声 0 付。 ・ 165 。円魚のたべ方種 読体術全 2 冊仙頭正四郎著 新版図解四季の薬草利用奥本光魚著さばき方、旬、目利き、料理 の秘訣など、魚種の本当にうまい食べ ①体質判別・養生編東洋医学で体質を自小林正夫著わが家を薬草園に ! 四季、約 方・漁師の家庭料理を紹介。・ 1600 円 己診断。罹りやすい病気と未病の術を解 120 種について、草の姿と利用法を図解。 説。 ・ 13 。。円カラー頁を充実させた新版。・ 15 。。円四季の田舎料理 ②病気診断・対策編東洋医学で広がる治 【全 2 冊】春夏編・秋冬編 療の幅。の病気・症状。・ 15 。。円体がよろこぶ健康術 別冊現代農業「操体法」、「冷えとり健康松永モモ江著野菜、山菜、若葉、木の実、 自力整体法の実際 法」、薬草利用、四季の薬膳など、暮らしのきのこなど、身近でその日とれたものを自在 にあしらう「旬あそび料理」。・各 1600 円 矢上裕著医者に頼らず「自力」で背骨ゃなかで確かめられてきた健康記事満載。 ・ 1200 円 ☆医薬に頼らぬ養生の知恵 ☆暮らしを創る自給の原像 食術 = 食卓の自立 ( びようかすち ) 日本の食生活全集 病家須知 家庭でつくるこだわり食ロロ ロ全巻都道府県別編集 天保 3 年刊、日本初の看護書とされる家全 5 冊素材の持ち味を生かす食品加工の 戦争による混乱、戦後の洋風化を経る以 庭医学百科を翻刻、現代語訳。 手引き。①肉・牛乳・魚他②野菜③ 前、地産地消、 平野重誠原著、小曽戸洋監修、中村篤彦芋・山菜・きのこ他④果物⑤豆・米他一 ~ 一、 身土不二の昭和 監訳、看護史研究会編著・円 ・各 1470 円②のみ 1280 円 初期の日本の度 民の食の原形を、 ド " フロクをつくろ , っ 古老からの聞き へ - 物へ・おの聳、 0 と 4 ま・ト 前田俊彦編酒税法は憲法違反。「ドプロク 書きと再現写真 ヘっホりキ ( を民衆の手に」と各界人がこの悪法を粉砕。 物・′をく求ハ ドプロクやワインの造り方も。・ 1330 円 とに記録した壮 ぐもわト & 、 , ( 大な食の民族誌 ぼ 0 えッくキも 山の幸利用百科 各円 大沢章著山菜、木の実、野草 115 種の る - かどて 0 こへ・ 心揃価 栄養価や効用と乾燥・漬物・ビン詰・薬用 ・、朝・多 ( にを上ャ 145000 円 第まころ 0 を卒 ~ : し 3 、・ - を′ / 酒・健康茶など加工と利用の手引。 ・ 1850 円 ( 259 )

5. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

ノラネコに食べものを分けることだっ 食事じゃん ! とふと気がついたり : ・ VEGANISM ・ : 。たとえば、アメリカでは穀物の総て、べランダ菜園への水やりだって、 筆者個人は Vegan ( 動物性のものを生産量の約七〇 % と、水の総消費量のお互いの生を感じられれば、それも抵 使用しない完全菜食主義 ) という食事五〇 % が食肉産業が占めている、とい 抗食の会 ( 仮 ) になり得る。ヴィーガ うことは、肉を喰わないだけで飢餓のンやフリーガンじゃなくてもいい、む 法も、抵抗の一手段として提案したい。 ヴィーガン ( ヴェーガンと一一一口う人もい 撲滅に貢献できるのかもしれない、としろ、それさえもプチ壊すほど強力な る ) は、反動物搾取から反戦まで、シ考えてみたり・ : Vegan は壮大なス抵抗勢力となり得る何かを自分のレシ ステムへのアンチテ 1 ゼへと発展するケールの食事なのだ。肉や魚や品ピで創り出せれば最高。抵抗食の会 可能性をもっ食事だと思えるようなデを使わないなんて、味気ない食事だな、 ( 仮 ) はだれでもいい、何でもいい。 いつまでたっても ( 仮 ) なのだ。けっ ータや現実が数多くある。抵抗食の会と思う人も多いけど、そうでもなかっ ( 仮 ) が提供するヴィ 1 ガン料理を口たりする。野米 /. キノコ / 豆などの味して逃げているわけではない。 ( 仮 ) る にすることで、現在の社会が抱えるビやダシや質感の違いを利用したりしの中に動ける余日を残している。権威 ヨーキを、喰う瞬間だけでも意識するて、あれやこれやと工夫しながらおい と特権、規制と既成を脅かす影となっ て、自由に動き、自分なりの生を自ら を ことができればめつけもんだ。たとえしい Vegan 料理に仕立てていく、クリ の手で掴もう。 ば、動物プロティンを一カロリーっくエイティヴになれる料理でもある。 Eat, resist, exist! 喰って腹を満た るのに必要な化石燃料 ( 石油 ) のカロ し、撈して心を満たし、生きている 丿ーの比率が牛の場合一対七八のとこ余白 ろ、大豆プロティンの一カロリーをつ抵抗食の会 ( 仮 ) は実体のないモノことを実感しよう。 くるのに必要な化石燃料は一カロリー である。コレクティヴでも、団体でも、 抵抗食の会 ( 仮 ) プログ ( 一対一 ) 。ということは、石油消費の組織でもない。形が定まっていないモ の http://teikoshoku.exblog.jp/ メールアドレス ( ンレ削減につながっていて、つまり石油のノ。メンバーもいなければ、定例ミー teikoshoku@excite. C0も も 奪い合いが原因となることが多い戦争ティングもない。顔もいらない。レシ をしなくてもすむ方向に転がるようなピもいらない。言葉だっていらない ( 165 )

6. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

たんに自分でやることで自動的に付い CD てくる " 棚ばた。や " おまけ。、これ a—>- . 旧抵抗食スタイル 会 手料理も立派な—アクション ヾ・のが凄い 食ほかで見当たらないもので、自分のだ。いつもの punkcake ( パンクケ 1 CJ) 趣味や理想に限りなく近いものがつくキ ) も立派な抵抗食。小麦粉を適量の も れて、手に入る。仲介人など、だれか水で溶かしてフライバンで焼けばお好 み焼きつばいモノができるよ。具は自 に見返りとしてお金を支払わなくてい てる月 いから安くすむ。日課をくり返すだけ由、なくてもイケる。ネギゃ一一ラを刻 んの退屈な日常生活の中で、新しい何かんで入れたり、食べられる雑草を摘ん をつくり出せたときに思わず笑みがこできて刻んで入れれば、チヂミ風にも どて会一おだ タんばれてしまうような充実感と新鮮な気なっちゃう。それに、数百円の野菜と もン台う ウりや持ちを得られる。多くの制約や既成概調味料だけで、レストランで頼んだら 念に縛られることなく自由に発想で一〇〇〇円ぐらいしそうな料理が一一人 もて奄 ' 読ち き、自由に動ける。あらゆる搾取をで分 ( Ⅱ一一〇〇〇円相当 ) できちゃうも っ 0 な きる限り日取小限に抑えられる。 のだったりする。これも抵抗食。痛快 てに抗力 そんなことをしているうちに、、 ( つじゃないか。「してやったり ! 」と思 寺べ抵ケ の間にか経済システム、政治システム、わずニャリとしてしまう。そして、あ d 》オ「食げア 管理システムなど、人の自由や権利をらためて、システム & システムを維持 奪ういろんなシステムの外側でフラ 5 する歯車となっている産業 ( この場合、 Do lt Yourself ッと自由に生きている自分を発見す外食産業など ) が人びと搾取するこ Ⅱ自分でやる。自ら動いて、自らエる。アクションこそ、個人が簡とによってこそ成り立っていることを 夫して、自らして何かをつくり出単にできてしまう抵抗の手段のように実感できたりもする。レストランに行 す。とてもシンプルなこと。そして、思えてならない かないといけなかったり、形が悪い野 食の龕

7. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

と、おどろくようなテーマが一一四もそだしからと「てつく「ていました。おらがスタートだと思「て、親子ともど も " 食べる。というテーマにそって、 いしかったですよ」 ( 男児の父親 ) ろった。この学習の成果は、報告集に いろいろと学んでいき、楽しく食べる 「たしかに子どもたちが家庭で食べる まとめて冊子にして配布した。 「フロジクト学習を機に、子どもが食事は、あと十数年です。でも、子どように心がけたいと思います」 ( 女児 も時代の食生活はいかに大切なものでの母親 ) 料理をする機会がとても増えました。 私が子どもに卵焼きを教えてからは、あり、やがて自分で家庭をもったとき 親から子へつなぐ 朝ごはんのおかずをつくるようになりに重要なものか、私自身、身にしみて ました。今では、家族みんなで料理を感じています。先生がお「しや「たよ暮らしの中の「大切なこと」 一つに、これがゴールではなく、ここか して、会話が弾んでいます。みそ汁も、 四年生の二学期から「健康」を題材 内 る とした「生活発曻フロジェクト自分 て第 ーレ の体は自分でつくる」に取り組んだ。 、実 を これから成長期を迎える子どもたち ン が、どのようにしたら健康な体をつく シこれるかを考える学習だ。この中で、玄 テ米やごはんに雑穀を混ぜて食べること 《ア′ンを を保護者と子どもたちに提案した。そ ゼ激 刺の後の子どもたちの調査によると、四 のい年生の四分の三の家庭で玄米や雑穀を も 習大 学も食べていることがわかった。 ~ クと廟六時一一十分に自分で起きられるよ 工お つになりました。朝食は、パンから」 プ容はんとみそ汁に変わりました。ごはん ( 128 )

8. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

ん ( 三八きら、築城町 ( 当時 ) の保見えないし、子育てについての意見もシピ集も出して」という声が上がり、 健師は、平成十四年、食生活改羊罹進言いにくい。歯攤健連災ムで実施し続編として、「昔食レシピ集」も発行 会やボランティアグループなどに声をた「二ー八歳の子どもをもっ保護者をされた。 かけ「食の冊子編集委員会」を結成し対象とした食生活アンケート」も、意 合併直後、 て郷土料理の聞き取りを始めた。 見を袰づける結果だった。西岡さんは、 産業課が持ちかけた きっかけは、地域の歯科保健連絡会。子どもたちのためには、まずおとなた 「漬物コンテスト」 歯科医、養護教諭、保育士、保健師なちが食に関してもっと連携して取り組 どが顔を入口わせる会合で、西岡さんはまねばならないという思いを強くす 子どもたちの食生活の現状に直面しる。そこで企画したのが、身近な食を その後、築城町は隣の椎田町とム た。はじめて聞く保育士や養護教諭の見つめ直す活動、郷土食についての冊した。椎田町は、産業課が中心となり、 現場の声。 子づくりだった。 平成六年から、町民一万一一〇〇〇人分 「町内の小学生の四人に一人は、かま「お手本は身近にありました。この町のし尿を使って、年間一万トンの液肥新 ない、かめない」 には元気なお年寄りがたくさんいまをつくっている。そのうちの七割は田 「好き嫌いが多く、とくに、イワシのす。その一兀気を支える食と、暮らしのんばに散布し、米と麦を栽培。米は、 。な丸干し、たくあんなどの硬いものがき中に息づく食文化を伝えることで、若循環の意味を表す「環」と名づけて、 いお母さんたちに、伝統食に興味をも週三回の米飯給食に使用する。学校で 「保護者も子どもの好きなものばかり ~ ってもらい、つくってみたいと思わせも液肥を使っての「循環授業」、米を を与えている人が多く、結果として和たかったんです」 栽培しての味噌づくりなどを行なって 食中心の食事を親もっくっていない」 そうしてできた郷土料理の聞き書き 一め「乳幼児健診だけでは、そこまで見え集「昔の食卓に学ぶ」は、保育園、「できた作物を食べてもらわないと、 ・中学校の副読本として配布。つく循環型農業は成立しない。そのために ? なかったのです」と、西岡さん。健診 では発達・発育についてのやりとりはり手の思いと、料理の北旦化 ) 中心にまも、地兀の米や野米をもっと食べても あるが、育児の姿勢や生活環境まではとめたこの読みものは大好評で、「レらいたい」と一一一口うのは、産業課施設係

9. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

地事の話も面白い。私はりませんでした。この日一緒に来た人 お母さんたちの料理がは家が農家で、今年から田んばを増や 会大好きで、何らかのかしたそうです。発表会の会場では「東 レベたちでお母さんたちを 」 181 号」を予約しようかと迷った ' ) 第 ~ 。、《 ~ 「応援したいと思いましのですが、これは私の住む真室川でも 私の場 、、、 3 町た。私にできることは起きていることではないか ? 漆を塗ること。お母さ合は真室川のお米を食べるのが本筋だ 真 んたちがほしい器をつなと思い、やめました。今後は地兀の くること。お母さんたお米をたくさん食べるつもりです。 ちの料理が引き立っ器 む お がつくりたい、そんな思いで器の たしろ・じゅん東京生まれ。平 ま楽校に参加しています。 成六年岩手県安代町器センター ま 鳴子へは、仕事で行くことので て研修。平成十一年よリ真室川う きない役場の人の代わりに参加し るしセンター勤務。 れ ました。「代わりに行って見てき もちうるち 盛 て。とにか・く、写宣 ( をたくさん撮っ まさに「糯と粳の間」 てこい。おむすび食べられるみた ・笠原眞弓 れ いだよ ! 」と頼まれ出かけました。 イベントの概要も知らずに、じっ体龕の中に設えられたテープルに っ で はおむすび目当てで出かけましは、今日の主役「子どものため」「働 く人の」「ハレの日の」など、テ】マ 楽 そんな私ですので、今農業の現に沿った一口おにぎりが幾皿も並び、 総、器す場で起きていることをま「たく知はじめて食べる古漬けと酒粕、鮭の頭 こ 0 しつら ( 36 )

10. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

います。骨密度を測ってみませんか ? 「とす〃食と農〃まちの保健室」は、 心安全な食材とは ? 」「伝統料理を知 「鳥栖・三養基のエコ農産物、見て行食ネット鳥栖の知恵の持ち寄りの尖っていますか ? 」の一一本立て。食生活 きませんか」 成だ。毎回さまざまな食と健康にかか改善推進協議会の女性たちは、お手製 「昔のおやっ『ふな焼き』の試食です、わるテ 1 マで、パネル展や、試食会、の伝統料理を解説パネルっきで展示。 トークセッションなどを行なう。保健試食のおやつづくりに〈芯がない。工 どうぞ食べていってくださーい」 ・元気な声がこだまするのは、鳥栖駅分野からは、収師、栄養士、保コファーマ 1 の農産物も、認証制度の 前にあるショッピングセンター「ジョ健師などが参加し、骨密度、体脂肪、説明などとともに、会場の目立っ位置 イフルタウン鳥栖」。一一カ月に一度の血圧測定、健康、栄養相談などを行なにディスプレイされ、職員が買い物客 っている。オープンと同時に、骨密度に向けて熱心に解説する。前回、「 *-Ä 測定のコーナーには順番待ちの長い行な鳥栖三養基メニュー」のお 歹ができた。 披露目をしたときには、「農産物がな この日のテーマは「エコ農産物、安 生産者の顔が見えない」と林さん燗 栖月 昔方 鳥隔 、室ヒ 保の ( の栖 の食 ち鳥 農タ ンき弾 、焼が たよェロ 食フ = = ロ 、の出 が思 ( なや 1 回