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検索対象: 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える
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1. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

もある。予算がないときは、それぞれ の事業予算を活用し、事業そのものに 流 交 も相乗りして、相乗効果を高めていく。 食 給 テーマによっては、農家や飲食店な どの協力者にも加わってもらい、肩の こらない雰囲気の中で、活発な意見交 も ど 換がなされている。「会議には各分野 子 のトップでなく、実働部隊が来る。年 度が変わって人事異動があると、新し 室 ーメンハーが同じ訒瞬皿一もつまでには の 時間もかかりますが、本昔の意見交換をー 者 産 をするうちに、同志になっていきます」 と、藤崎き一ん。 タ 1 トした。 三、食農教育の翦 地産地消や、食農教育の観点から、給食に野菜を供給する生産者は、給 現場の実情を 学校給食における地産地消にも取り組食の現場を見に行った。「生産者の給 知り合うことから んだ。学校給食は、流通経路の整備や食室訪問 & 子どもたちとの給食交流 食ネット鳥栖は、一一一つの推進項目を経費管理などの面で、複数分野の連携会」だ。子どもたちからは、生産者に が不可欠。だが、思いはあっても、そ野菜に関するたくさんの質問がとび、 一、食と農の総合的視点に立った健れぞれの現場の都合や効率が優先さ意識とやる気が高まった。また、給食 れ、当たり前のことが実践されない場の現状について栄養士とも話し合う機 康づくりの翦 一「環境にやさしい農産物の地産地合も多い。そこで食ネット鳥栖では、会となった。その次は、「給食関係者 「現場の実情を知り合う」ことからスの産地見学会」。栄養士や調理員、納 消の翦 、あきらめない、。失わない 2 給食関係者の産地見学会 ( 97 )

2. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

鬱もめないわない ' " ー向が直売所に出荷供できる。「同じ品ぞろえ、同じ価格 ー、第の告 しているというの大型直売所ができることになりまし 「践さケースもまれでた。あなたの直売所は生き残れますか」 はないとう と問題提起したのはそのためだ。 れ " 岡 日藤 、 ~ の佐その一方で、大そんな中、いくつかの直売所は、 当る 】パーは直「笑顔」 ・学弁す型ス 大 売所の要素を取「女性」 「おばちゃん」 ~ 九ナ当り込んでいる。 つまり、両者のと、答えた。私が直売所に求めたい 日セの 1 側作 境がなくなってものはそれなのである。直売所では、 月一つ・目 2 こできているのだ。 ーでは絶対に提供できないもの あらためて考える。直売所の「直」を提供してほしい。 それは、生産者と って何なのだろう ? しての「想いーであったり、「苦労」 直とは、たんに流通プロセスを短縮であったり「裏話」であったり、「笑 するという意味だけではない。そこに顔」であったり、「農家ならではのお は、生産者と響者との関係性の構築いしい食べ方」であったり、「生産者 という考え方が含まれているはずだ。の人柄そのもの」であったりだ。 そうすれば、その野菜を食べるとき そうでなければ、直売所は、スー と同化してしま一つ。 、農家の人の顔を思い浮かべること 「あなたの直売所のウリは何ですか ? 」ができる。味としてのおいしさとは異 と、質間したところ、多くの直売所関なったおいしさもかみしめることがで 係者が、薪鮮な野米」「すべて地元産」きる。ありがたいと思える。咸館でき などと答えた。それはスー ーでも提る。そうして、食を通じての生産者と

3. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

らば、今の食料自給率 ( 四割そこそこ ) 、こ勝山が描いている米づくりは。 べらい顧客満足ではない。農業力。 ( はありえない。残念なことに、売り場しえの昔からもち続けてきた本当の価日本の人口の中で農業者が占める割 で者の意識を絶対的に支配するの値を日本に伝えていかなければならな合は約四 % 。食料自給率はわずか四 〇 % そこそこである。この危機的な状 は「価格である。この「者ニー 。農業が流す汗を無駄にはできない 况に置かれながら、これだけ物があふ ズ」に対応しようと、農業界では少し内輪でモメている場合か ! でも安く、少しでも者に受け入れ今回の取り組みでわれわれが相手側れている日本にいて食がなくなったと にまわしたのは、新潟産のコシヒカリきのことなどだれが想像できよう。 られるものをと技術力を高めてコスト を下げ、がんばってきた。汗水たらしゃ佐哿産のヒノヒカリではなく、のちと食のつながりが理屈ではわかっ てがんばってきたのである。 などの旅行会社であり、太宰府天満ていても実感として持てないのであ では者が少しでも食費を下げて宮である。農業が競争すべきは隣の産る。これが今、日本がかかっている病 得ようとしたものとはなんだろう ? 地ではなく、お菓子産業や産業、気。この病気を治すには農の力なくし レジャーの楽しさやの電話の便利自動車産業なのである。別に戦争を仕ては考えられない。農業を生業として 連携して同じ方成り立たせることは、今の日本を身の さなどさまざまだろう。しかし魯者かけるわけではない。 向を探ればいい。われわれがめざした丈にあった国にするために、もっとも はお金を持っていないわけではない。 少なくとも一一〇年前には電話の支「売れる米づくり」は「安くてうまく重要なこと。公僕のはしくれとして、 多くの受験生仕事を選り好みしている暇などないの 亠 9 払いはなかった。ただ価値を感じるもて簡早便利」ではない。 が自分の人生を勝山米に託してくれたである。 のにのみお金を使うようになっただけ のこと。ヒット商品をつくろうと思えことは新たに創造した価値である。ま ■福岡県京都地域農業改良普及センター ば節早である。顧客満足度を満たす商た、米づくりに幸せ感じ束の間の安 〒八ニ四ー〇〇三一福岡県行橋市西宮 品。安くてうまくて簡早便利。これららぎを得たり、子どもを教育したりと市五ー一一 ーニ電話〇九三〇ー一三ー め いった、棄日本が米づくりを通じて〇四七一 LL<>< 〇九三〇ーニ五ー〇ニ つ。をそろえてしゃれた販促をかけようも 〇〇 、じゃ んなら飛ぶように売れる。 伝えてきた価値なのである。 1 今、農業が選ぶべきは、こんな薄つないですか ! この延長線上ですよ。 = = 0 、、 www ご . 。。。 . 。。・一 pr ゴ一 8 。、

4. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

回と回のつながリ がり、一階の天井を取っ払ったら天井の街笛の剪定された枝とかを貰い受 が高くなって部屋が広くなる、という けてきてエネルギーの自給もできない 現代の生業をつくる かとたくらんでいる。 ことで急遽取り払うことになった。 --J--IQ ナリワイ また、漆喰を買い出しに行った先で 自分自身が現場で作業をやりながら カマドを売っているのを発見し、土間改壮フランを考えるのはちょっとした下馬土間の家の試みは、一番目には にカマドを自作することにした。近隣冒険気分が味わえて面白い 住の自給である。さらに入居者の四人 トを中・心に»-a :--a 2 ( 出資者全員の有 て イ限責任、内部自治 の徹底、構成員課 ひ税の適用という特 ン族徴を併せ持っ有限 , の責任未組合 ) を 〔一以 つくり、人生、生 者 、 = 一い活、仕事の自給度 つを咼めていこうと でしている。 き 係 たとえば食の自 て 関 や給については、農 内 る をつくるだけ 塗 を なじゃなくて自炊す 喰 ることも立派な ろ 自給の一歩と考 ( 187 )

5. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

と回分のつながり 見学者はひっきりなし。案内上手の古田さん 員参加。仕事は分業制で、食事をつく ほとんどが続かない。なぜ木の花農園きている」と驚いたという。 は続いているのか ? 何かこれからの る人、畑仕事、ニワトリの世話など、 新しい社会へのヒントがあるのではな ある程度、自分の受け持ちは決まって 親子は近すきると見えない いるが、季節に応じて、どの仕事にど いか ? その答え求めて毎日のよう子どもはみんなで育てよう のくらいの人数が必要か、前日の夜に に国内外から見工頃や研究者たちがや って来る。その数、年間六〇〇人。あ「理想の共産主義」ーーそう言われて行なわれるミーティングで決まる。 る研究者は、「資本主義の日本にあつも、ピンとこない。一般の農園や会社そして大きまうのは、所有の概念。 これには、お金だけではなく子どもも て、ある意味でここは理想の共産主義とどんなところが違うのだろう。 だ。しかもスピリチュアルな世界を生血はつながらなくても、「家族」と含まれる。 いう概念から、トイレやお風呂、台所農園では、ここにやって来る前に貯 は共用。夕食や夜のミ】ティングは全めた個人資産を提供させるようなこと 翌日の分担を決めるミーティング ( 223 )

6. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

入業者やに施設の人びとが、アス 「エコファーマーと給食関係者との意地の人びととやりとりしているからこ パラガスやジャガイモの畑、野米の集見交換会」では、保育園・小学校の栄そできる情報発信だ。 ~ 、農協の直売所を見学し、地場農養士、生産者、農産加工グループ、納「それぞれの持ち場で、今までより、 産物利用の仕組みづくりについて意見入業者、直売所担当、 p-;+< など、一ひと手間、ふた手間かけて汗を流し、 出し合った。 一一〇名もの人びとが一堂に会して仕組譲歩もし合えるのは、そこに『子ども みづくりのための意見交換をたちを地元の農産物で一兀気に育てよ 行なった。 う』という丑 ( 通の思いがあるから。そ こうしてできたのが、地場して、自分の目で、みんなの苦労な確 産野菜の給食納人システムかめているから」と、藤崎さんは語る。 「鳥栖モデル」 ( 凶だ。作物 を発注する栄養士と、供給す地元飲食店と農家を結ぼう る側の、市場が直接やり とりし、献立や、野米の種類、地兀の飲食店とともに取り組んだ活 量などを決めていく。やりと動もある。「 ( ロハス ) な みやき りのファックスシートは「今鳥栖一二養基メニュー」の開発と、飲食 が旬通信」と名つけられ、出店への地場産品の納人だ。 荷予定の農産物の種類や量を まずは、飲食店の地場産品に対する 記載すると同時に、担当者は関心を調べるために、アンケートをと 産地情報や、農産物のひとこることになった。このとき助一一一口者とな とも記入する。これを受ったのが、禹で和食と中華料理のお けて、栄養士のつくる「給食店「光林飯店」を経営する司さん だより」にも、現場の報が ( 四八き。 書き込まれる。産地を見、産林さんは「すべての飲食店に記入し 【納入システム】 給食だより 小学校栄養士 通信を参考にした翌月の 献立作成 納入業者へ発注 児童・保護者 入 納 “今が旬通信” ( 様式あり ) ・農協直売所 今が旬通信発行 ( 翌月の旬の野菜情報 ) ・野菜集出荷所 発 注 発 納入業者 直売所・市場へ買付調整 買付 注 発 買付 場 市 ( 98 )

7. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

から一〇年近く前に、こんなことを語が必ずしも貫徹していない商品のこ棗に対する「投資」にもなる。 っていたことを思い出した。 と。買い手が値段と品質とを比較して結城登美雄さんは、このプロジェク 「私はこれからは、農業にかぎらず、選ぶのではなく、「この農家の米なら」 トは、一九八〇後半から九〇覆 どんな分野でも、商品を半商品に変え「この地域の米なら」と買う場合も前半にかけて全国に一万一一〇〇〇カ所 ていく関係づくりをしていったほうが「半商品」である。 もできた農産物直売所に学んだものだ 面白いと思っています。そのことによ「鳴子の米プロジェクト」では、と言う。直売所もまた、ダンポールに って、暴力的な力を持っている今日の者が六〇第一万四〇〇〇円で「東北 1 詰められ、都市に大量出荷される「商 市場経済を、内部から空洞化させてい 81 号」を買い、農家の手取りは一万品」となっていた農産物を、農家のじ くことができたら、私たちは今日の市八〇〇〇円。差額六〇〇〇円は、農業いちゃん、ばあちゃん、母ちゃんとの 場経済の支配から大分自由になることを志す研修生の受け入れや「鳴子の器」対面販売復活させ「半商品化」する ができるでしよう」 ( 一九九八年「農づくり、祠子のおむすび」開発など、働きをもっていた。そこでは今、売り 村文化運動一四八」 ) 米にまつわるたくさんの「仕事」の開上げの一 % を基金として、たとえば就 内山さんは、その「半商品」の概念発に充てることになっている。たとえ農希望の研修生受け入れ、地域の料理 を、一九九二年に九一一歳で亡くなったば研修生の受け入れに月五万円かかる晝 ( 集作成などの夢と志の実現に使お とのうえ な 明治生まれの経済社会宀「エ旧・渡植彦太とすれば ( 受け入れ農家に一一一万円、研うという提案も始まっている ( 一〇一一 ( ~ 9 郎氏に教えられたという。 修生に一一万円 ) 、今年作付け予定の一一一 「彼は私と会うと、よくこう言っておヘクタ 1 ルだと年間一一人、来年予定の そこにはたしかに「商ロ罌半商ロに りました。『明治の人間は、町に半商一〇ヘクタールでは七人、一一〇一〇年変えていく面白さ、市場経済を内部か 品がたくさんあった時代を知ってい予定の一〇〇ヘクタールでは七〇人のら空洞化させる可能性ーがある。 一る。それが明治の人間の強みだ』と」受け入れが可能になる。このプロジ 「半商品」とは、商品として流通はしクトでは、買い手はたんなる「響者 . 」 も、 ているが、それをつくる過程や生産者ではなく、地域の食と農の雪事者 1 と者との関係には、経済合理主義になり、鳴子の米を買うことは地域の ( 45 )

8. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

ごはん ( バクダンおむすび ) , であつをもらさず、会場 ( 教室 ) 全体がゆっ品のかたちはもっているけれど、生産 た。このわずか一週間前に」朝鮮が地たりとした雰囲気に包まれているよう者と者の間に売り手と買い手だけ 下核実験を行なったと発表した中でのな気がした。受け手は、つくり手の意では割り切れない、文化的な関係が成 反核の表現、また、東大構内のスター 思を理解していたからに違いない。抵り立って」いるものでもある、という ックスやらサプウェイといったグロ抗食の会 ( がつくる「爆弾おにぎ渡植彦太郎という経済社会工旧の言葉 ーバル・フード・チェーンに対抗するり」にきちんと意味を見いだしていたを引用し、「『半商品』は、 ( この交通 反グローバリゼーション行動という深からに違いない が ) 市場経済の原理だけでは実現して い意味合いをもっ ( 爆弾 ) おにぎりと ここに、本誌の編集者に紹介された いないときに生まれてくる商品のこと なった。そこへ撈食の会 ( 仮 ) が推内山節氏の「品」という一言葉に共でもある」とつけ加え、最後に、「暴 進するの実践となるような要素通するものを感じた。内山節氏が東北力的な力を持っている今日の市場経済 も加えるべく、その場でおにぎりをつの農家を相手に行なった講義から、抵を、内部から空洞化させていくことが くり上げる方式を導入。キノコ類、梅、抗食の会 ( 仮 ) の美的センスと通じる、できたら、私たちは今日の市場経済の 高菜、明太子、かつおぶし、粉チーズ、「半商品」の定義なる部分を抜粋しな。支配から大分自由になることができる そして爆弾の核となる味付け卵など、 がら紹介すると、「半商品とは、市場。でしよう」【と締めくくっている。「ど さまざまな具を並べ、受け手が自発的 : では商品として通用し、 , 流通しているしうだっ ! 」と言いたくなる。思考や感 に好みの具のおにぎりを、つくり手で : けれど、それ作る過程や生産者と消情にあふれた人間ゆえの不器用さから ある撈食の会 ( 仮 ) と助つ人の美大ゞ費者との関係では 1 必ずしも商品の合生まれる賜物を、自由をめざす、ある 生、イウラチサさんと協同してつくり》理性が貫かれていない、そんな商品の、いは感じる勢力として直感できる愛お 上げていった。こういうわけたったの、、 , 《ことです 0 。 ( 中略プ簡単に述べればいしいものとして熟視している姿勢にい で、とてつもなくスローなフードとなお金を通してやりとりされてはいる》【たく共感する。撈食の会 ( 仮 ) がっ った。 が、《その面だけではみることができな。」。くる料理と、「半商品」には、 しかし、つくり手がきわめてスロー いもの、そういう商品です」「 = そしていたしかに通じるもの咸じる。 なことに対し、受け手はまったく不満「「商品にあらざる商ロ聖とも呼び、商

9. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

なった。 米を買い入れた以上後尿りはできな 。農業改良普及センターと農協の担 当者でチ】ムを組み、企画を練った。 その中で成果のあった事例を一一つ紹介 する。 矢山マイ米田んぽ隊 矢山地域の集落営農組合に都市農村 交流イベントの開催を委託し、農業体 めた。作品は人に見せたくな るモノである。黙っていても 売れる、と思った。 ーション化することによる勝山米の販 参加者は思い入れの醸成度 売展開をねらった。 都市からの参加者は五〇人。この 合が深まるにつれ勝山米を買 ( ~ 9 方々に目いつばい米を食べていただい 米ってくれた。しかし、残念な ても年間五〇俵。これでは目標に達し卞」 いがらこの贈答用パッケ】ジは 何名かのお買い上げにとどま ない。そこで「私たちがつくったお米」一を一 ~ という思い入れを田植えや草取りなど った。問題は価格設定にあっ 《一をた。福岡市をはじめとする遠 一めの農業体験により醸成し、さらに収穫 写方から電車を乗り継いでタク つ、時に撮った記念晝 ( を。フリントした米一一一 ・冪時シーでやってくる皆様であ 袋をつくるなどして「私たちがつくっ たお米」を「私たちの作品」にまで高 収る。なかには往復五〇〇〇円 7 月には田んほの生き もの調査

10. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

はずの食べものが、あまりの味のよさであって、私はちょっと手伝っただけ」 に瞬く間になくなった。はっと汁 ( 米と、しみじみ思った。都会人は、私の 粉と白玉粉をこねて耳たぶ大につまみようにきっとはまる。「温泉付米つく 入れた、実だくさん汁 ) は、仙台出身りツアー」は、者と生産者の出会 いの場にもなるだろう。 , 刔の友人が「おばあさんに教わった」と 中 このような動きが、あちこちである 食べさせてくれたのを思い出して懐か ん しく、米粉と半々のパンは、しつかりと聞く。日本も捨てたものではないと さ一 弓 とした味わいであった。 嬉しくなる。 眞 原 何とかゲットしたおにぎりは、主催 笠 かさはら・まゆみ手葉県市川市 者が一一一口う通り、たしかに「冷めてもお いしい」。趣味の稲作をしている私と在住。月刊誌『婦人え友』て環境、 医学を主に担当する編集記者。茨 しては、米粒の色や形が気になって、 祭壇に上がった米を手にとって見せて城県の八郷て、仲間ど「都市生活 者の米っ ~ り」を薬しんている。 の煮ものや鬼首菜のふすべ漬け ( さつもらった。ぶつくりと胴張りがよく、 ) と熱湯に通して漬ける ) などの物業や艷やか。粳の透明感と糯の乳白色の中 ( ~ 9 漬物がつぎつぎ運はれる。今日のごち間の不透明感が、まさに「糯と粳の間」日本版地域サポート 農業システムの面白さ そうは、農産物直売所などの地一兀の女である。きれいだ。 ・田中正治 性グループが、壓並から調理までした結城登美雄さんは、鳴子の米﨟子 という。団子はもちろん、米粉平分の温に供したいと話していた。っ な いでに田んば仕事に参してもらうの鳴子の米発表会・春の鄙の祭りに参 ( の入れたパンやピザ、クッキーも、地兀 もいい。私がはじめて苗を手で植えて加して、「これは日本版地域サポート っ ~ の漆職人がつくった器に盛られてい る。 手刈りしたときの咸勤は、忘れられな農業 (OT<) かな」と思った。 。「米は太陽と水と風がつくったの欧米の地域サポート農業は、コンセ 1 大試食会が始まると、「十分にある」 ( 37 )