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検索対象: 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える
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1. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

を見ず、モノとカネしか考えないが、 ゴ チ 私たちは種まく人びとを応援してつな イ がりたいのである。 もちろん生産された米が届けられて と ごはんになるためには、その間をつな ひ ぐさまざまな仕事がある。保管、運送、 販売、さまざまな事務手続き。だから 、カ 一俵一一万四〇〇〇円で売りたいのであ の る。一俵当たりの差額六〇〇〇円は、 も たんなる流通経費ではなく、若者を中 心にしたさまざまな仕事の場を地域に の子 額菓 つくるために使いたいのである。 同ク 円ナ 国や市場経済をあてにせず、 な また翻弄されず の量は六〇ー七〇であるから、ごは自分が毎日食べているごはんの値段と ついでながら、自分の利益にはロをん一杯一一四円である。私が祠子の米位相を知らずに、米問題だ、農業間題 つぐみ、人の小さな利益には文句をつ発表会」の会場にぜひ展示したかった だもあるまい。とりわけ農政にかかわ ける市場経済主義者に言っておくが、 もののひとつは、一俵一一万四〇〇〇円る人間たちにはぜひとも見てほしかっ いま日本人の一人当たりの米の消費量の鳴子の米で炊いたごはん一杯が一一四た。都市の人びとに知ってほしかった。 は年間六〇瓸 ( 一俵 ) である。それが円であることと、それと同額の食べも も かって宮本常一は「日本の中央と地 当 一一万四〇〇〇円として一日当たりを計のを並べて比較してもらうことだっ方」という一文で次のように書いてい 1 算すれば一日六五円。また一膳分の米た。高いか安いかは人の判断である。

2. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

181 号」は草茎も長いし籾数も多いら、知恵を出し合ってできたプロジェ食べもの」の展示を見たとき、「米は ので「雪の舞」よりよいかと思いましクトですから、米だけでなく地域や自こんなに安いのだ ! という展示かと たがほば同じでした。こうした粘りの然もすべて丸ごと食べてもらいたい。 思ってしまった。じつは「一膳二四円」 ある米がおいしいと評価されています米は、ただ売ればよいのではなくて、は、「鳴子の米プロジェクト」がめざ が、寒冷地に適し、さらに多収穫できその米がどんなところで、誰が、どんす一俵一一万四〇〇〇円を、一膳あたり る米はないのではないでしようか ? な思いでつくったのかも伝え、自分たに換算した値段だった。 また私はアイガモ農法と温泉温沸処理ちも自然に生かされているということ 一方で、この秋に収穫される米を一 で無農薬米をつくっていますが、鳴子や、そして今、米を食べられることの〇たけ予約した際は、「四〇〇〇円」 でもせつかく自然乾燥まで行なってい幸せを感じてもらうことが大事だと、 という値段を、後継者育成や器の開発 るのでぜひ無農薬米栽培にも挑戦して心より思います。 コストなどを含めた「高い」値段だと ほしいです。 思っていた。だが、あらためて来足の 今回一番驚いたことは、ごはん一膳おくやま・かつあき山形県最上スー 1 の米の値段を見てみると、五 分の値段が一俵 ( 六〇の値段の一 町立小路在住。アイガモ農法ど温第一五〇〇円以上が圧倒的に多い。じ 〇〇〇分の一ということ、それがしか泉温沸処理による無農薬米づく ) つは「鳴子の米」は、ふだん自分たち もイチゴ一粒やポッキー四本とくらべを実践。東京都板橋区や足立区なが買っている米にくらべるとむしろ安 られていたことです。米とほかの食べ どの産業祭に毎年参加、農作物のい米だったのだ。 ものをくらべることで、米の価値をあ直販動を行なう。夢蛍会会長。 恥ずかしい話だが、自分が日常食べ ている米の値段を自覚しているようで らためて知らされ、驚いた次第です。 最後に「〇〇の米のプロジェクト」 いて自覚していなかった ( コンビニの 「消費者」を「当事者」に とは、その地域に住んでいる人と人が、 おにぎりは一一一〇円以上。自分でつく 変える「半商品」 」のよ一つにかか、わりム日つかとい一つこと ・編集部 れば一〇〇円はトクするということか だと思います。地域の人が米を食べら そうして哲工旧の内山節さんが、今 れなかった昔を思い出したりしなが「ごはん一膳分の値段で買える身近な ( 44 )

3. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

鬱もめない炙ない か 描 5 て を タ ス セ ロ プ な ′米 ん ど で ン ま ・勝化 ア フ タ る タ 袋 よ 階をか引 グ くかのさ ン るかたう すのまら イ をるヘルも スす入一て ビ供購ッっケ 一提いるな ケ】ジをひとっ添えて、遠方に送るお実際に行なア サにらすに 、場も用一マ フ である。同様のお客を数人認めたった一一事例を 品市て利タ客 商やしで一 、様解中ピ増 業客理のリ 段階で再度新聞にこのことをそのまま紹介したが、 事おにス なな様セン目 . リリースした。これは受験生などへのこの一一つの取 んん客ロア増 どどおプフ 贈答をターゲットに提案することをねり組みは増 図 らって行なったものである。遠隔地か販・増客マー らも多くの問い合わせや注文の電話がケティングのセオリーにもとづいていをすすめていく ( 図 1 ) 。 このことがキッチリできている商品 鳴り、新たな層のターゲットをつかむる。一般的に商品の増販・増客マーケ ことができた。 ティングを考えるとき、最初にやるのやサービスはうまくいっていることが がコンセプトとタ 1 ゲットを明確にす多い。ロングセラーといわれる商品も るということである。それを一致させ一見かわりばえせず店頭に並んでいる コンセプトとターゲットを るためにツールを用いたプロセスを駆ようでいて、じつはこういう仕かけが 明確にする 絶え間なく展開されていたりする。残 使し、一顧客のファン化・リピーター化 →一〉変 000 、 0 ・《てるア、ガリ性物 山、 0 当 = 物た感つく ? dA 福岡勝山 コンセプト 商品、サービス等 ターゲット 見込客・顧客 顧客との関係 無理なく、ど プロセス 関係づくりの 段取り ツール・イベント 各種の関係づくりの ツール、イベント、 さ ( 61 )

4. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

第もしの諺『」をえる 「通過儀礼」という手法です。子どももが考える「一人前」とは「おとなとです。 は一人前になりたがっています。子ど同じことができる」ということです。 乳幼児は何もかも親や兄 ( 3 ) は「反復」の大切さです。「弁 姉の真似をしたがりま当の日」が一回きりなら、きまりを破 す。これはおとなと同じって、「ほとんど親が弁当をつくった」 ことができるようになろで終わってしまう子どもが出てきま うと練習をしたがっていす。これでは教翕果は上がりません。 るわけです。「五年生かところが、一回目はほとんど自分で弁 ら始まる『弁当の旦ま当をつくらなかった子が、全部自分で でに自力で弁当をつくれつくった自信たつぶりの友だちのよう るようになっていないとすに「負けた」と思うのです。そして かっこ悪い」という気持「このつぎは自分で米を研ごう、買い ちが、子どもたちを自主物にも行こう」と固く心に誓います。 的に台所に立たせるようこれは外から強制された気持ちではあ にします。「弁当の日 りません。「ちょうど一カ月後に一一回 を継続していくうちに、 目がある。そして三回目がある : : : 」 ~ 、新しく五年生になる子どという環境が、子どもたちに技を身に もたちのレベルは毎年上っけさせていくのです。 がっていきました。滝宮「つくったことがある」をくり返すこ 小学校では「弁当の日」とで「つくることができる」というレ が七年目になりました。ベルに到達します。「量から質への転 早い子は一年生から台所換」ともいえます。「弁当の日」は一 に立っている子もいるのカ月に一度ですが、このインターバル ( 115 )

5. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

・、ま会社フロープ ・日市市楸を第」 1 第一 を、丸 HB-IOI 1 , 000 倍から 10 万倍 ( 1 升の水に 2 、 3 滴 ) に水で薄めて土壌 ・ 1 OOcc 入り ・・ 2 , 300 円 HB•IOI 灌水、葉面散布します種や根や挿し木を 1 , 000 倍液に漬け ・ 500CC 入り・・・・・・ 1 0 , 000 円 ることも効果的です。植物の種類によって異なる使用方法に ・ 1 リットル入り・・・ 1 8 , 000 円 ついて、効果の表れた実例を掲載した「 HB 廣報」をこ希望 ・ 300g 入り・・・ 1 旧 00 円 ( 消費税込み・送料無料 ) ・ 1 kg 入り・・・・・ 5 , 700 円 の方に差し上げますので、ご注文時にお申し付けください。 ( 消費税込み・送料無料 ) ハッビ - バイオ 103 ニャンケンボンニオワンダフル ニオイノンノ フロ - ラ・バス 402 タスカリッター ■肉・卵・乳の品質と 水で 1 倍 ~ 250 倍に 杉・桧・松・オオバコから 杉エキス・桧エキス・松エキ 貴方の健康と美容に ! 天然の植物エキスで森林浴感覚 収量が向上。 ス・オオバコエキス・オリゴ 出来たペレット状の 薄めて霧吹きなどで しっとりスベスべ、潤いのある ■糞尿の臭いが消え、 水やお茶やコーヒーや ペット食品。 糖・ビタミン C と緑茶エキス お肌を保ちます。 悪臭に散布すると、 ウジ・ハエが減少。 紅茶やジュースや酒や を配合した栄養機能食品。 たった 1 秒で消臭します。 ■動物の健康維持に ! ! ペットのエサにまぜて ビールや料理にサッと お湯 2000 に対して 与えて下さい。 1 日 2 包を目安に、水又はお茶 本品 15 ~ 20m0 を入れて、 ふりかけるだけ。 飼料に 0.3 ~ 0.6 % よくかき混ぜてください。 などでお召し上がり下さい。 混入するだけ。 ・ 1008 入り 2 , 300 円 ・ 500g 入り 1 , 800 円 ・ 500CC 入り 10,OOO 円 ・ 100g 入り 2 , 000 円 ・ 1 kg 入り 3 , 300 円 ・ 500 入り 3 , 000 円 ・ 200g 入り 3 , 700 円・ 1 袋 ( 2gx 入り ) 3 旧 00 円 ・ 1 リットル入り 18 , 000 円 ・ 2kg 入り 000 円・ 20Kg 入りス 500 円 ・ 2 0 入り 10 , 000 円 ( 消費税込み・送料無料 ) ( 消費税込み・送料無料 ) ( 消費税込み・送料無料 ) ( 消費税込み・送料無料 ) ( 消費税込み・送料無料 ) ( 消費税込み・無料 ) 平日の午後 4 時 料 までのこ注文は 無 その日に発送します 料 ー B -101 は強力な静菌力を持ち、長い生命力を維 . 沛る樹木 ( 杉・桧・松 ) と、薬草として知られるオオ バコを原料に、エキスを特殊な方法で抽出 希製しプレンドした天然植物活力液です。 ・人に優しく、地球に優しいので安心。・野菜・果物・米・茶等の味 がみすみすしく美味しくなる。・稲等が台風によって倒伏しない。・ 有毒物の使用量か大幅に減る。・葉や花や実の色艶と形が良くなり、 樹勢も向上・糖度が 1 ~ 8 度アップし、ビタミン C も増える。・植物が 活力化され、大きめ・重め・しまりめ・多め・早めの収穫が出来る。・ 収穫が 3 割以上増え、収穫物の日持ちも未使用に比べて倍以上長 持ち。・連作障害かおこらない。・ H 01 は 1 回、 1 反あたり 13 30 坪あたり 10cc 、 3 坪あたり lcc を水で薄めて使うたけたから極 めて安い。 ( HB -101 1 リットル 1 万 8 千円として、 1 回あたり、 1 反 で 1 , 800 円、 30 坪で 180 円、 3 坪で 18 円 ) ・ HB -101 を農業経営て 1 リットル 1 万 8 千円使えば 18 万円以上の利益 サンプレ無料進呈 ! ハガキか FAX か E メールで、住所・氏名・電話 番号・職業・生年月日を明記の上下記住所の 株式会社フローラ「現代農業」係までお申し 込みくたさい。お申し込みから 15 日以内に届か ない時は、ご連絡くたさい。 使用された方々より下記のご報告を頂いております。 H き 10 い あらゆる第に 1 お優い下さい H B - 1 01 は日本でもアメリカ でも中華人民共和国でも有機認定 の資材として取り扱われています。 使用方法 HB ・ 10 天然植物活力液 姉妹品もお使い下さい。 植物エキスパウダー食品 栄養機能食品 ( ビタミン C ) 浴用化粧品入浴液 魚・鶏・豚・牛のための混合飼料 ペット食品 植物性消臭液 00000 0120-86-1261 TEL ( 059 ) 345-1261 FAX ( 059 ) 345-4164 FAX は 24 時間受付けています。 フリーダイヤーレ

6. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

ターへと意識の誘導を行なうため、ロとして送るという女性の行動にヒント 以上かけてやって来る方もおられた。 コミや新聞などのマスコミの活用、商を得て商品化を行ない、そのことを新 米のパッケージは業者にアウトソーシ スすることで ングし、かかった経費をそのまま商品品提案などを行ない、勝山米の売上向聞や地方局にリリ 1 代に乗せた。けっこういい値段になつ上をねらった。対象が受験生に限定さロコミを広けた。一〇〇入り一五〇 たがおがおだけに十分いけるれると数が知れているため、受験生へ円のパッケ】ジはお守り用、三五〇 と踏んだ。しかし、売れなかった。参贈り物をする立場の者もターゲッ入り一一五〇円のものは受験前夜に食卓 加者を対象としたグループインタビュトとした。「合格祈願米」とせず「必で、という設定である。これを一俵換 ーをしてわかったことであるが、「イ勝祈願米」としたのは、選挙やスポー算で計算すると六万円になる。一般の べントに参茄するために遠方からお金ツ、競馬やパチンコなど、勝負事を意倍以上の価格である。計算上は儲かっ をかけてやって来たのだが、それはそ識する人たち広くタ 1 ゲットとしうて仕方がない るためである。 しかしながら、悲しいことに一袋一 れ。お米の値段となると話は別である。 中身が一緒なら直売所で売っている普勝山米を遠方のお孫さんにゲン担ぎ〇〇一〇〇個売れても一〇にし かならない。われわ 通のパッケージの安価な勝山米を買っ れの用意したコンセ ていく」のだそうだ。 プトは、あくまでも 勝山米本体であり、 受験生家族などをターゲット 米五、一〇のパ。 に販売拡大 祈ケージである。われ こ ~ まま必われは、売り場であ 地名にある「勝」を使「て受験生等「 1 を上一」 るお客を待った。 へのお守り、縁起担ぎを演出した ( 必一「ミ 3 ーミ、「第・ー , 待ち人は一一月に入 勝祈願米 ) 。必勝祈願米で「勝山米」 って現れた。五の と「受験生を家族や親戚にもっ響者」 お米に必勝祈願パッ に結びつけ、勝山米のファン、リピー

7. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

鬱もめないわない とい一つ 表四国リーグが設立される↓応援したいけど金は ない↓でも、俺たち百姓には米があるしゃない 石 か↓米で応援しよう ! . 日一 「すごくシンプルな企画書だったけど、これは面 を 俵 白い って思いましたね。お米をもりもり食べて 米 の からだをつくらなくては戦えない。お金を撰する だけがスポンサ 1 じゃないでしよ」 場大八がスポンサーとして名を連ねるプロ蹂界 一 ~ のへのアンチテーゼでもあった。さっそく川村さんた ンちは仲間に声をかけ、企画書練り直した。その結 べ イ 果、描かれたストーリーはこうだ。農家から一口三町 プ〇いの玄米でお米を撰してもらい、集めたお米の の 半分は四国リーグの選手たちへ。残り半分は趣旨に め 高してくれる者に一口四〇〇〇円で一〇いの の 立白米を冗。売り上げの一部は会の費レ」して使 〈分は四国リーグへという流れである。お米 のを撰してくれた農家は「一曻スポンサー」となり、 百お米購人してくれた消費者は「全国サポーター」 魂になる。お米介してかかわる人みんなが四国リー 俵グ二していくという仕組みだ。そして、集める お米の里、目標は一〇〇〇俵 ! に決定。お金に すると一俵二万円として総額二〇〇〇万円、こ

8. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

もめない炙わない 物をつくることの喜び、畑でて、ここで食と農と健康とのつながり ツの苦労話などを語った。足をを訴え、人びとの声を聞く。それはみ 。、イ止めた買い物客は、生産者のんなのメリットになることだと思いま ( 生の声に熱心に聞き入り、平す」 な一の積みされたヘルシーメニュー 藤崎さんも続けた。 日 【ののレシピもどんどんなくなっ 「ひとっ終わったら、またひとつ、み ていく。アスパラガス農家のんなでわいわい議論しながら新しい課 ョ小柳たみ子さんの家庭料理題に挑戦していきたい。次は何かな、 シ 「アスパラボテトのたみ子巻定例会に行くのが楽しみだなと思える ッ セ リにな食ネットであれば、この輪はもっと広 き」は、この催しで評半 ク り、今では学校給食のメ一一ユがっていく。近隣の市町村にも真似し てもらって、みんなで取り組めたらい のーに取り入れられている。 いなと思っています」 今年になって「平日の午後 をに行なうのも行政の都合じゃ 、《マないか。土日に開催すれば、■鳥栖農林事務所〒八四一ー〇〇五一 佐賀県鳥栖市元町一ニ三四ー一電話〇 アもっとたくさんの人にアピー ■三神農業改良普及センター〒八四九 コルできるはず」という意見が、 ー〇一ニ三佐賀県三養基郡上峰町大字 当の行政サイドから飛び出し 坊所一一ニ ー一電話〇九五ニー五ニー に指摘された。その反省を生かしたのた。そして一一月。はじめて土曜日に開一一 ・鳥栖保健福祉事務所〒八四一ー〇〇 催した「まちの保健室」は七〇〇人の 五一佐賀県鳥栖市元町一ニ三四ー一 メインイベントのトークセッション来場者を記録した。 電話〇九四ニー八三ー三五七九 では、エコファーマーがパネリストと保健事務所の小池さんは一一一一口う。 ( 森千鶴子フリー記者 ) なり、環境にも、体にもやさしい農産「それぞれの課、お店や畑を飛び出し 新伝える工 : 農産物について ( 101 )

9. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

、た頭しかおらず、絶滅の危藁を使ったさまざまなものづくりにい ミを一ま一籌一を朝きて機にある。宮崎さんは島たるまで、 ~ 〔羇さんの師となってくれ ~ ( 一 ~ ( ′。や原農業高校の協力でそのるのは、山内地区の七十代の人たち 繁殖に取り組んでおり、 リリーは一一月、メスの子「こんなにたくさんのことを地元で教 われるなんて、ここに住むまで予想し ・さ馬出産した。 え 丿丿ーの仕事は農耕かていませんでした。年輩の方たちは、 ら「運搬」に変わった。昔を思い出しながら、なっかしそうに 1 一 ( け宮崎さんは、かって馬車教えてくれます。みんなで世間話をし ながら、一緒にものをつくったり働い ツ】 ~ 一ゞ第 : 一「くりを専門にしていた 羲歳、ん地兀の鍛冶屋さんに馬車たりするのは、昔の『結』のようで、 崎をつくってもらい、それとても楽しいですよ をリリーに引かせて米や大島勝さん ( 七五歳 ) は、長崎県で らや材木などを運んでいる。唯一の桶職人だ。宮崎さんは四年ほど , ・′一《 ~ えまた、山で伐「た木を馬前、大島さんに頼み込んで弟子入りし、 《 ~ のに引かせてふもとまで運月曜から金曜まで毎晩、桶つくりを習 いに通っている。 、 ~ 耕び出す「じゃん出し」も している。 となる杉を山から伐り出し、桶 に向いたものを選び出す作業に始まる クタ 1 〃ですね」 牛の名前は「もえ」。馬は「リリ ー」。本人は県唯一桶職人の後継者に桶つくりは、高い技術が要求されるの で、一人前になるには相当腕を磨かな 一一頭は休耕田を利用した牧場で仲よくニ男は鍛冶屋に と ければならない。大島さんのように今 暮らしており、地兀の人に世話を頼ん ~ 回でいる。対州馬は現在、対馬にも一 = 一一牛馬の扱いから、炭焼き、木挽き、も手作業だけで桶をつくっている職人 ( 207 )

10. 2007年 現代農業 5月増刊 農的共生社会 自治と自給で「格差」を超える

米国でもオーガニックが法律で定義さた。 売所 ) や o ( 会員制の産直組織 ) れ、スタンダ 1 ドとして確立一されて以 の隆盛ともあわせて、「ロ 1 カルな食 降、オーガニックは巨大なビジネスに ・オーガニック、ローカル、フべもの」と、ローカルなフード・シス ェア、ジャスティス 成長した。地域の環境や生態系を無視 テムが注目されるようになってきた。 した大規模な単一栽培、移民の低賃金こうして近年の米国で注目されるよ 労働に支えられた早や収穫などの作うになったのが、ローカル・フード・ ・若者たちのフード・アクティ 業、はるか遠隔地から運んできた「有ムープメントである ( 詳細は増刊現代ビズム 機穀物飼料」による放牧させない「有農業一一〇〇六年一一月号「畑カフェ田んオーガニックでローカルな食のム】 機畜産」など、法律で定義されたオー ばレストラン」の拙稿参照 ) 。大手スプメントの担い手は、アッ ガニックは、その言葉が本来持ってい ーマーケットで全国どこでも手にのビジネスパーソンやインテリ層だけ た人や土地や環境との「有機的なつな入る遠くの「オ 1 ガニック」よりも、でなく、若者にも広がりつつある。現 がり」という意味を保証するものでは近くの小規模農家の産物を選ぶこと代のフード・システムの中で、低賃金 なくなっていた。こうしたオーガニッ は、新鮮で栄養価も高く結局は地域や労働者として搾取されると同時に、フ ク農産物の最終的な利益は、その土地環境のためにもなる。小規模農家は、 アスト・フードやジャンク・フードの や農家とは関係のない、地域外の企業有機認証費用の角を嫌い、オーガニ マーケティングの対象とされ、高カロ や株主に一皿していく。 ック以上でありながら認証を受けてなリー・ 高脂肪の食事によって健康に悪 安全で健康によいはずのオーガニッ いこともある。そして、近くの小規模影響を被っている一一重の当筆として クの一部が、低賃金の労働や不健康な農家なら、不法移民の低賃金労働などの若者が、そのシステムの内部で「選 状態で飼育された家畜によって成り立の社会面の問題も見えやすいし、代金択させられる」のではなく、システム っていることが明らかになるにつれとして払った金額の大半が地域外の企そのものを選択する主体として、つま て、オ 1 ガニックという一言葉のみでは、業の利益となって出ていくこともなりはそのシステムから提供された選択 現代のフ 1 ド・システムへの批判的対 。こうした意味で、近年の米国では、肢を拒否している。 抗力をもてないという状況になってきファーマーズ・マーケット ( 農産物直米国では、若者を中心にベジタリア