立教大学観光学部 観光学科 / 交流文化学科 立教大学観光学部は観光学科と交流文化学科の 2 学科体制で す。フィールドを世界に拡げ、リアリティに満ちた学びの場を 提供するオンリーワンの観光教育を目指します。 学部の紹介や入学案内については http: 〃 www.rikkyo.ac.jp/tourism 立教大学観光学部 〒 352-8558 埼玉県新座市北野 1-2-26 TEL 048 ー 471-7375
観光学部アカデミックアドバイサー講演会 中山大学旅遊学院 ( 観光学部 ) の教育 2013 年 7 月日 ( 火 ) 新座キャン。ハス 4 号館 3 階 N431 教室 立教大学観光学部は、 アカデ、 , 、ツクアドハイ ザー講演会「中山大学 旅遊学院 ( 観光学部 ) の教育」を開催し、中 国・広州から来日中の 中山大学旅遊学院講 師・馬紅氏並びに助教・ 張科氏から中山大学に おける観光教育の方法、 目標、教育効果などに ついてお話しいただきました。 本学部は、同学院と 2 0 06 年に学部間協定を締結し、以来、積極的に 教育研究上の交流を行っています。 講演後の質疑応答の際には、学生交流プログラムによって来日した中山 大学の学生 4 名にも加わっていただきました。本学学生からの質問に対し、 流暢な日本語や英語で回答がなされ、中国における観光教育の特徴を知る 貴重な機会となりました。 最近の観光学部講演会・シンホジウム 開催日講演者 小川尚志 2012 一般社団法人 1 1 / 20 B 級ご当地グルメまちおこし団体連絡協議会 玉野井雅美 2013 フォーシンズンズホテル丸の内東京 4 / 6 セー ) レスマネージャー 劉亨淑 6 / 21 韓国・東義大学校 ホテル・コンべンション経営学科副教授 馬紅 中国・中山大学旅遊学院講師 張科 中国・中山大学旅遊学院助教 く共催・新座市〉 小沢健市 立教大学観光学部観光学科教授 く共催・新座市〉 10 / 5 稲垣勉 立教大学観光学部交流文化学科教授 ケーオキッサダーン・パッチャラボーン タマサート大学教養学部専任講師 演題 BI グランプリの誤解と本質 観光学部で学んた決断力 日韓における『海女観光』の現状 中山大学旅遊学院 ( 観光学部 ) の教育 世界遺産としての古都 Luang Prabang の変遷と 観光の古都への影響 近代リゾートの淵源を訪ねて - ー植民地かっくり出した山上都市七ルステーション一一 私の留学体験ーー異文化の下て学ふ 7 / 16 9 / 28 IO / 9 47 最近の講演会から
Pie し d note IH 「地域の宝」を発掘する 山本陽太 ( 観光学科 4 年 ) 私の調査内容は、主として地元住民の方々へのヒアリング調 査でした。地元の人しか知らない料理や文化、習慣等の「宝」 を地域住民の方と距離を縮めつつ、発掘していくことです。調 査にあたって、いかに彼らの知識を引き出すか、いつも考えま した。 宮古の方々の震災復興に対する、そしてエコツーリズムによ る地域再構意欲により、調査をスムーズに行うことができ、地 域の団結力に感服しました。私たちがこれからも継続的に調 査に携わることで、宮古の復興、何より人々に間接的であれ貢 献できればと考えています。 宮古ェコツーリスム調査結果発表会 宝・宮古の 1 年の誇りを知るエコウォーク 現地での調査報告会の様子 未来を考えた行動の大切さ 後藤莉香 ( 観光学科 3 年 ) 宮古調査に参加して、私は「未来を考えた行動の大切さ」を 強く感じています。ヒアリング調査の中で、被災をした方々が 皆、震災後すぐに何らかの行動を起こしていたと知りました。 それは未来の自分や未来の地域のためです。その行動があって こそ、復興に向かう今の宮古が存在していると気付きました。 と同時に、呑気な自分の大学生活をみつめ直すきっかけとなり ました。未来の自分や周囲の人々のためにも、無駄な日は一日 もないと痛感しています。宮古調査は、学問的知識のみならず、 精神的にも私を成長させてくれました。 C ◎創ト 日本一 1 つ・一ク増増を滝ー物 「交流文化」フィールドノート
Pie し dnote IH 「交流文化」フィールドノート 工コツーリスムによる 宮古市の震災復興支援 ー 1 OOO 年の絆を紡ぐ宝探し調査一 橋本研究室 ( 観光学部観光学科 ) 橋本研究室では、 2011 年から東日本大震災で被災した岩手県宮古市の「地域の 宝」を掘り起こす地域復興プランを提案することを目的とした調査に取り組んでき た。以下、その活動を報告する。 26
次号予 2014 年 3 月刊行予定 特集 おみやげ 父 ) ル文化 14 2013 年 1 1 月 20 日発行 筆者紹介 ( 50 音順 ) 門田岳久 ( かどた・たけひさ ) 観光学部助教 東京都立大学人文学部社会学科卒業。東京大学大学院総合 文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース博士課程修 了。博士 ( 学術 ) 。日本学術振興会特別研究員を経て、 2012 年 より現職。単著に『巡礼ツーリズムの民族誌 - ー消費される宗 教経験』、共著に『宗教と社会のフロンティアーー宗教社会学か らみる現代日本』、『聖地巡礼ツーリズム』、『来たるべき人類 学 3 宗教の人類学』、『都市の暮らしの民俗学 1 都市とふる さと』。近年は沖縄の聖地観光について研究を進めている。 佐藤大祐 ( さとう・だいすけ ) 観光学部准教授 2003 年筑波大学大学院地球科学研究科修了、博士 ( 理学 ) 。 長崎国際大学国際観光学科講師を経て 2009 年より現職。専 門は観光地理学 ( 対象は海岸・高原のリゾート , 文化伝播 ) 。主 な著書に『地域調査ことはじめー - あるく・みる・かぐー - 』 ( 共 著 ) 『観光の空間一一視点とアプローチ - ー』 ( 共著 ) など。 内藤順子 ( ないとう・じゅんこ ) 観光学部兼任講師 早稲田大学理工学術院創造理工学部専任講師 2007 年九州大学大学院人間環境学府単位取得退学、日本学 術振興会特別研究員 (PD) 、立教大学観光学部助教を経て 2013 年より現職。専門は文化人類学 ( 都市、観光、宗教、開 発 ) 。フィールドはラテンアメリカおよびスペイン、主な著書に 『「境界」のいまを生きる』 ( 共編著 ) 、『支援のフィールドワー ク』 ( 共著 ) など。 発行人 編集人 デザイン 印刷 村上和夫 大橋健一 望月昭秀 千代田巧芸社 問い合わせ先 立教大学観光学部 〒 352-8558 埼玉県新座市北野 1-2-26 TEL 048 ー 471 ー 7375 http://www.rikkyo.ac.jp/tourism * 本誌掲載記事の無断転載を禁じます。 ◎ 2013 Rikkyo University. College of Tourism. Printed in Japan. I S B N 9 7 8 ー 4 ー 9 9 0 5 8 7 8 ー 0 ー 2
【 e c 一 u 「 e 一最近の講演会から 岩手県久慈市小袖地区を舞台に、 鳥羽志摩地域では、観光用の「海女小屋」体を暖める体憩室のことであるが、観光用 1959 年、ラジオドラマ『北限の海女』を運営し、観光客を受け人れている。実際の「海女小屋」では、海女さんに海の話を が放送されて以降、この地域の海女は「ヒ 」の「海女小屋」は、海女漁の後に冷えた身聞きながら、海女達が獲った魚介類をその 限の海女」と称されるようになり、注目を 浴びてきた。 2011 年の東日本大震災によって、久 慈市も大きな被害を受けた。震災から 1 年 後、海には魚介類が戻ってきている。今年 は ZZZ の朝の連続ドラマ「あまちゃん』 の影響で、多くの観光客が小袖地区を訪ね てくるようになった。 小袖地区の「海女センター」では、 7 月 から 9 月まで、 " ゥニ素潜り漁 ~ の実演をし ながら観光客を呼び込んでいる。 日本で昔から海女が多く分布し、活躍し てきた地域としては、三重県鳥羽志摩地域 がある。今でも 1000 人近くの海女が海 女漁を営んでいる。 観光学部アカデミックアドバイサー講演会 日韓における「海女観光」の現状 2013 年 6 月日 ( 金 ) 新座キャンパス 4 号館 2 階 N421 教室 講師劉亨淑氏 ( 韓国・東義大学校 ホテル・コンべンション経営学科副教授 ) 4-
農業・漁業関係者、食や自然、まちづくり関参加者にとっては、荘厳な雰囲気の中で繰りている。 広げられる神楽を鑑賞できる貴重な体験が盛なお、橋本研究室では、今年度から 3 年間 係者等、延べ幻人にのぼる。 り込まれた質の高いプログラムとすべく準備かけて、「風評被害」を克服するためのフィー 宝を活かした を進めてきたが、参加者からは概ねそのよう ルド調査を、裏磐梯で名高い福島県北塩原村 ウォーキングコースの提案 な評価をしてもらえたようである。これからで開始している。注 3 こうした調査に参加する 2012 年度には、前年度の調査成果をも地元の宝を活かした復興支援を、地元住民ゼミ生たちの成長が、今から楽しみである。 もとに、宝を活かした地域振興プランとしたちとともに考えていきたい。 て、ウォーキングイベントを企画した。黒森 注 1 2011 年度「日本観光研究学会震災特別研究」 ( 「エコツー 2013 年度は 神楽と三陸の海岸地域という 2 つのテーマに リズムによる震災復興支援の実証的研究一岩手県宮古市における 裏磐梯で名高い北塩原村調査 r-ooo 年の絆を紡ぐ宝探し調査」研究代表者】文教大学海津ゆり 沿ったコースとプログラム開発、ガイド育成 え ) 。 2012 年度は日本エコツーリズム協会 (OI-LJCD) 、日本エコ と活用、実施のための組織づくりなどの要素この調査に参加したゼミ生たちは、地元のウォーク環境貢献機構 ( -)WOO) 、東日本ウォータービジネ ス、ニ戸市 ( 岩手県 ) の支援を得て推進され、 2013 年度からは を組み込んで実現したものである。学生たち方々と一緒に作業をしたり、ツアー参加者と 文科省科学研究費 ( 「観光資源の持続的保全と利用を可能とする地 は、 7 月のツアーコースの整備 ( 旧参道の刈払交流する機会に恵まれたりしてきたし、観光域連営システムの応用研究」研究代表者【海津ゆりえ ) の研究対象 地域としている。 い ) 、 8 月のプレイベント、月の本番と、ツ学部でもエコツーリズム論を担当いただいて アーのサポート役として活躍した。 いる海津ゆりえ先生 ( 文教大学 ) の指導のもと、注 2 フェノロジーとは生物学用語で「生物季節学」という意味で ある。対象となる生物を人や人の営みに展開すると、地域における 3 年目となる本年は、黒森神楽の権現様 ( 獅海津研究室の学生たちと共同で調査する機会 自然・文化・行事・生業・食など多様なテーマに基づく暦を作るこ 子頭 ) を祀る黒森神社の例大祭 ( 7 月日 ) にを得たことは何よりの経験となっているはずとができる。この暦を活用すると、季節ごとの地域像が明らかとな 、地域の生活の疑似体験を構成することができ、その応用として 合わせて、神楽を鑑賞できるウォーキングプである。彼ら彼女らを見ていると、現場を繰 季節ごとのきめ細かい地域の宝を発信する観光プログラムを作るこ とが可能となる。 ログラムを実施した。主催は宮古市観光協会、 り返し訪れ自分の眼で観て、震災復興への着 ガイドは国立公園で働くバークボランティア実な足どりを全身で感じとり、土地のものを 注 3 立教東日本大震災・復興支援関連研究 ( 2013 年 など、住民が主体となることを意識した企画食しながら過ごすフィールドでの体験の一つ度 5 朽年度 ) 「観光資源の持続的活用による風評被害の克服に関す る研究」 ( 研究代表者橋本俊哉 ) である。今年も私たちは、本番 2 週間前のコー ひとつが血となり肉となり、心身ともにたく ス整備に参加し、地元の方々と連携をとりなましく成長していることを感じる。ゼミ生た がら準備を進めてきた。市民には地元の良さちの調査結果の一部は、コースマップやフェ を再認識する格好の機会となり、 遠方からのノロジーカレンダー注 2 として地元に還元され
では、宗教的な経験であるといってもいいのること」、「身体の痛み」や「奇跡」など、巡 の限界に挑んでいる。その姿は「楽に・手早く 礼で果たされる各種の経験である。 , ) うした 移動することを目指してきた近代の観光とはではないだろうか 経験はその場その場で消尽されていくわけで 対極にあるよ、つに見える。ロでは無信仰だと 「心の旅ーと新しい観光 はなく、確実に巡礼者の心や身体に残り続け しいつつも、その行為自体は決して一般の観 このような心や内面の変化が期待される旅るものとなる。 光で代替できるようなものではない は、旧来型の大衆観光にはそれほど見られる近年観光のかたちはますます多様化し、巡 というべき性格は、 , ) の「代替不可能性」 現代巡礼の最大の特色である。便利さや快適ものではなかった。長く国内観光の主流を占礼ツーリズムのような内面重視の「心の旅 さであふれた日頃の生活を脱し、敢えて苦労めてきた観光のタイプは、「見る」「食べる」「買のニーズは明らかに高まっている。たとえば の多い巡礼の旅を行い、時に足腰に強いて痛う」にポイントを置き、かっ短時間で名所訪心身の健康を回復する旅であるヘルスツーリ みを与えつつ、また時に自らの来し方行く末間を次々にこなすために観光対象に深くコズム、神聖な体験を行うことを目的とするス ピリチュアルツーリズム、他者に尽くすやり 、くットしない傾向を持っていた。つまりツー を思念しながら瞑想を行う巡礼地での彼らの 、こよって自らの存在意義を再確認するボ 経験は、他の手段ではなかなか得られるものリストは観光資源を次々に消費 ( 消尽 ) してが ( ( ランティアツーリズムなど、 いくつもの類例 ではない また巡礼ツアーの中では巡礼者がきたといってもあながち間違いではない それと比較した場合、現代的な巡礼は大きを挙げることができる。かって観光は、「お 奇跡に出遭うことが多々ある。例えば長い巡 礼の旅が終わりカタルシスを味わう中で、目く異なっている。ます巡礼者が経験する旅の伊勢参り」のような宗教的な物見遊山から離 の前に死んだ者の姿が現れ、自らに語りかけ出来事は規格化された旧来型の観光と異なり、れ、純粋なレジャーとなることで近代化を果 たしてきた。いわば観光の世俗化である。し るといった超常現象である。 , ) うした奇跡譚生き方や内面をえぐるような予測不可能なも は、現代巡礼が巡礼者の心身にいかに刻み込のである。なおかっ他の巡礼者や沿道の人々かし今、観光は再び「宗教的なもの」と接近 との交流は、ホスト / ゲストという立場が明することで、可能性を広げつつある。観光研 まれる経験であるかを伝えてくれる。 彼らは弘法大師空海に帰依しているわけで確に分離した旧来型の観光とも異なる様相を究においても、巡礼という古くて新しい主題 を改めて位置付け直す時期に来ている。 はなく、仏道に身を投じるため修行しようと見せるものである 内面重視の観光では旅を通じて自分の中に しているわけでもない。その意味では確かに 「無信仰」である。しかし心や内面が大きく何かを残す、という , ) とがポイントとなって くる。巡礼ツーリズムの場合「何か」に相当 変化する巡礼者たちの旅は、科学や合理性に 回収しきれない経験であり、そのような意味するものは、例えば「人生の回顧」や「信じ 1 1 特集巡礼観光と巡礼
父流文化 14 立教大学観光学部編集表紙写真 / 門田岳久、内藤順子 特集 巡礼 観光と巡礼 聖地サンティアゴ・テ・ コンホステラの現在 ー一巡礼と観光をめぐる素描 内藤順子 「交流文化」フィールドノートの 工コツーリズムによる 宮古市の震災復興支援 ーー 1 OOO 年の絆を紡ぐ宝探し調査一一 橋本研究室 キリシタンと 現代の教会巡礼 ーー長崎の文化層序と観光商品化 佐藤大祐 C 0 N T E N T S 02 04 門田岳久 34 読書案内 『聖地巡礼ツーリズム』 『巡礼ツーリズムの民族誌』 最近の講演会から 日韓における「海女観光」の現状 中山大学旅遊学院 ( 観光学部 ) の教育 42 44
グロー 、ハリゼーションの深化によって、優勝一人歩きしてしまう。すると、住民や信徒が 助劣敗の地域間競争が繰り広げられており、長その新たな価値を守り通すことを押しつけら 津崎もその例外ではない。特にキリシタンが多れたり、その価値にそぐわないものは切って く居住していた外海や平戸、五島列島は都市捨てられたり、といった危険がっきまとう。 また、観光客によってもたらされる収人は 竣部から遠く離れた半島や離島といった辺境の 地であり、過疎化が急速に進行している。そ主としてホテルや旅行会社などの業者に人る のため、他の地域との差別化を図りながら地ことになり、教会を守ってきた信徒には、ゴ 、 , 、問題や駐車場不足、トイレ清掃など負の側 域活性化することが喫緊の課題となっている。 近年、「長崎の教会群とキリスト教関連遺面が押しつけられるだけ、ということにもな りかねない。すでに、長崎の教会観光研究の 用産」と題して、キリシタン史に裏打ちされた 教会を世界文化遺産へ登録することが目指さ第一人者である松井圭介は著書の中で、地元 れており、 2007 年には文化庁からユネスのカトリック教徒にとって信仰の場としての コに推薦される暫定リストに登録された長教会や儀礼の場としての聖人殉教の地が、観 崎の観光産業にとって、修学旅行をはじめと光化によって観光客の個人的な祈りや癒しの する団体旅行が落ち込んでいるため、世界遺場、あるいは四国遍路を見本とした「ながさ 「ー ~ 告町れ産 ~ の登録は願 0 てもないことだろう。教会き巡礼」の創出というような、新しい意味を や信徒にとっても、過疎化が進む中で、観光持った巡礼地として再編されつつあると指摘 している ( 松井 2 013 ) 。 収人が教会の維持に寄与するかもしれないと 会 現代社会においては、観光客の嗜好は速い の期待もなされている。 宣 しかし、世界遺産化には大きな間題もはらスピードで多様化しており、とある場所や文代 む財 む。ひとたび旅行会社や行政、観光協会の視化が商品化され、消費され、飽きられると、 を文 また新たな商品が生み出される、という一連 島要点から、各所に眠るキリシタン史や教会およ 戸重 ら指び信徒の信仰生活に観光「商品」としての新のサイクルが高速回転している。教会が日常礼 か国 たな価値が付与されると、メディアや観光客生活に密着している長崎においては、世界遺 串設 長施 などによって都合良く解釈され、その解釈が産化と教会や信仰の観光商品化に伴って、教