2013 - みる会図書館


検索対象: 交流文化 volume 14
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1. 交流文化 volume 14

次号予 2014 年 3 月刊行予定 特集 おみやげ 父 ) ル文化 14 2013 年 1 1 月 20 日発行 筆者紹介 ( 50 音順 ) 門田岳久 ( かどた・たけひさ ) 観光学部助教 東京都立大学人文学部社会学科卒業。東京大学大学院総合 文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース博士課程修 了。博士 ( 学術 ) 。日本学術振興会特別研究員を経て、 2012 年 より現職。単著に『巡礼ツーリズムの民族誌 - ー消費される宗 教経験』、共著に『宗教と社会のフロンティアーー宗教社会学か らみる現代日本』、『聖地巡礼ツーリズム』、『来たるべき人類 学 3 宗教の人類学』、『都市の暮らしの民俗学 1 都市とふる さと』。近年は沖縄の聖地観光について研究を進めている。 佐藤大祐 ( さとう・だいすけ ) 観光学部准教授 2003 年筑波大学大学院地球科学研究科修了、博士 ( 理学 ) 。 長崎国際大学国際観光学科講師を経て 2009 年より現職。専 門は観光地理学 ( 対象は海岸・高原のリゾート , 文化伝播 ) 。主 な著書に『地域調査ことはじめー - あるく・みる・かぐー - 』 ( 共 著 ) 『観光の空間一一視点とアプローチ - ー』 ( 共著 ) など。 内藤順子 ( ないとう・じゅんこ ) 観光学部兼任講師 早稲田大学理工学術院創造理工学部専任講師 2007 年九州大学大学院人間環境学府単位取得退学、日本学 術振興会特別研究員 (PD) 、立教大学観光学部助教を経て 2013 年より現職。専門は文化人類学 ( 都市、観光、宗教、開 発 ) 。フィールドはラテンアメリカおよびスペイン、主な著書に 『「境界」のいまを生きる』 ( 共編著 ) 、『支援のフィールドワー ク』 ( 共著 ) など。 発行人 編集人 デザイン 印刷 村上和夫 大橋健一 望月昭秀 千代田巧芸社 問い合わせ先 立教大学観光学部 〒 352-8558 埼玉県新座市北野 1-2-26 TEL 048 ー 471 ー 7375 http://www.rikkyo.ac.jp/tourism * 本誌掲載記事の無断転載を禁じます。 ◎ 2013 Rikkyo University. College of Tourism. Printed in Japan. I S B N 9 7 8 ー 4 ー 9 9 0 5 8 7 8 ー 0 ー 2

2. 交流文化 volume 14

を第・賢 mi ーⅲ可面ⅲ朝 住 S 以 R え 4 参考文献 門田岳久 2013 『巡礼ツーリズムの民族誌ー消費される宗教経験』森話社 岡本亮輔 2012 『聖地と祈りの宗教社会学一巡礼ツーリズムが生み出す共同性』春風社 マックス・ウェーバー ( 大塚久雄訳 ) 1989 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』岩波書店 13 特集巡礼観光と巡礼

3. 交流文化 volume 14

農業・漁業関係者、食や自然、まちづくり関参加者にとっては、荘厳な雰囲気の中で繰りている。 広げられる神楽を鑑賞できる貴重な体験が盛なお、橋本研究室では、今年度から 3 年間 係者等、延べ幻人にのぼる。 り込まれた質の高いプログラムとすべく準備かけて、「風評被害」を克服するためのフィー 宝を活かした を進めてきたが、参加者からは概ねそのよう ルド調査を、裏磐梯で名高い福島県北塩原村 ウォーキングコースの提案 な評価をしてもらえたようである。これからで開始している。注 3 こうした調査に参加する 2012 年度には、前年度の調査成果をも地元の宝を活かした復興支援を、地元住民ゼミ生たちの成長が、今から楽しみである。 もとに、宝を活かした地域振興プランとしたちとともに考えていきたい。 て、ウォーキングイベントを企画した。黒森 注 1 2011 年度「日本観光研究学会震災特別研究」 ( 「エコツー 2013 年度は 神楽と三陸の海岸地域という 2 つのテーマに リズムによる震災復興支援の実証的研究一岩手県宮古市における 裏磐梯で名高い北塩原村調査 r-ooo 年の絆を紡ぐ宝探し調査」研究代表者】文教大学海津ゆり 沿ったコースとプログラム開発、ガイド育成 え ) 。 2012 年度は日本エコツーリズム協会 (OI-LJCD) 、日本エコ と活用、実施のための組織づくりなどの要素この調査に参加したゼミ生たちは、地元のウォーク環境貢献機構 ( -)WOO) 、東日本ウォータービジネ ス、ニ戸市 ( 岩手県 ) の支援を得て推進され、 2013 年度からは を組み込んで実現したものである。学生たち方々と一緒に作業をしたり、ツアー参加者と 文科省科学研究費 ( 「観光資源の持続的保全と利用を可能とする地 は、 7 月のツアーコースの整備 ( 旧参道の刈払交流する機会に恵まれたりしてきたし、観光域連営システムの応用研究」研究代表者【海津ゆりえ ) の研究対象 地域としている。 い ) 、 8 月のプレイベント、月の本番と、ツ学部でもエコツーリズム論を担当いただいて アーのサポート役として活躍した。 いる海津ゆりえ先生 ( 文教大学 ) の指導のもと、注 2 フェノロジーとは生物学用語で「生物季節学」という意味で ある。対象となる生物を人や人の営みに展開すると、地域における 3 年目となる本年は、黒森神楽の権現様 ( 獅海津研究室の学生たちと共同で調査する機会 自然・文化・行事・生業・食など多様なテーマに基づく暦を作るこ 子頭 ) を祀る黒森神社の例大祭 ( 7 月日 ) にを得たことは何よりの経験となっているはずとができる。この暦を活用すると、季節ごとの地域像が明らかとな 、地域の生活の疑似体験を構成することができ、その応用として 合わせて、神楽を鑑賞できるウォーキングプである。彼ら彼女らを見ていると、現場を繰 季節ごとのきめ細かい地域の宝を発信する観光プログラムを作るこ とが可能となる。 ログラムを実施した。主催は宮古市観光協会、 り返し訪れ自分の眼で観て、震災復興への着 ガイドは国立公園で働くバークボランティア実な足どりを全身で感じとり、土地のものを 注 3 立教東日本大震災・復興支援関連研究 ( 2013 年 など、住民が主体となることを意識した企画食しながら過ごすフィールドでの体験の一つ度 5 朽年度 ) 「観光資源の持続的活用による風評被害の克服に関す る研究」 ( 研究代表者橋本俊哉 ) である。今年も私たちは、本番 2 週間前のコー ひとつが血となり肉となり、心身ともにたく ス整備に参加し、地元の方々と連携をとりなましく成長していることを感じる。ゼミ生た がら準備を進めてきた。市民には地元の良さちの調査結果の一部は、コースマップやフェ を再認識する格好の機会となり、 遠方からのノロジーカレンダー注 2 として地元に還元され

4. 交流文化 volume 14

1 サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂の頂にある聖ヤコプの巡礼像 2 サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂正面の「栄光の門」の聖ヤコプ この 1994 年からの巡礼と観光客の増加 は、地元の人びとの実感としてもはっきりと 記憶されており、現在市内でタクシー運転手 をしている男性はその波に乗って 19 9 5 年 にそれまでのチーズ加工業から運転手へと仕 事を変え、一人娘を大学へ進学させられるほ どの稼ぎを得られるようになったという 1998 年には「祈りの道」としてサンティ アゴと日本の熊野古道は姉妹道提携を結び、 国際観光共同プロモーションと銘打って宣伝 も盛んに行い、日本からの巡礼も増えた。 2 012 年 1 月にはサンティアゴ巡礼オフィス (Oficina Acogida al pe 「 eg 「一 no ) か Faceb00k に参加し、 2013 年からは毎日の巡礼の数をチェック できる公式ホームページを稼働しはじめるな いまではインターネットをつうじてあら ゆる情報を集めることができる。また、巡礼 経験者やまさに巡礼中の人のプログやオ一冐 r も数多くみられ、それが世界規模で流布し、 人生にちょっとした迷いを持っている人の自 分探しや、定年をひかえた人の余生の巡礼へ の憧れと直結し、宗教的理由によらないあら たな巡礼を呼び込んでいる。

5. 交流文化 volume 14

観光学部アカデミックアドバイサー講演会 中山大学旅遊学院 ( 観光学部 ) の教育 2013 年 7 月日 ( 火 ) 新座キャン。ハス 4 号館 3 階 N431 教室 立教大学観光学部は、 アカデ、 , 、ツクアドハイ ザー講演会「中山大学 旅遊学院 ( 観光学部 ) の教育」を開催し、中 国・広州から来日中の 中山大学旅遊学院講 師・馬紅氏並びに助教・ 張科氏から中山大学に おける観光教育の方法、 目標、教育効果などに ついてお話しいただきました。 本学部は、同学院と 2 0 06 年に学部間協定を締結し、以来、積極的に 教育研究上の交流を行っています。 講演後の質疑応答の際には、学生交流プログラムによって来日した中山 大学の学生 4 名にも加わっていただきました。本学学生からの質問に対し、 流暢な日本語や英語で回答がなされ、中国における観光教育の特徴を知る 貴重な機会となりました。 最近の観光学部講演会・シンホジウム 開催日講演者 小川尚志 2012 一般社団法人 1 1 / 20 B 級ご当地グルメまちおこし団体連絡協議会 玉野井雅美 2013 フォーシンズンズホテル丸の内東京 4 / 6 セー ) レスマネージャー 劉亨淑 6 / 21 韓国・東義大学校 ホテル・コンべンション経営学科副教授 馬紅 中国・中山大学旅遊学院講師 張科 中国・中山大学旅遊学院助教 く共催・新座市〉 小沢健市 立教大学観光学部観光学科教授 く共催・新座市〉 10 / 5 稲垣勉 立教大学観光学部交流文化学科教授 ケーオキッサダーン・パッチャラボーン タマサート大学教養学部専任講師 演題 BI グランプリの誤解と本質 観光学部で学んた決断力 日韓における『海女観光』の現状 中山大学旅遊学院 ( 観光学部 ) の教育 世界遺産としての古都 Luang Prabang の変遷と 観光の古都への影響 近代リゾートの淵源を訪ねて - ー植民地かっくり出した山上都市七ルステーション一一 私の留学体験ーー異文化の下て学ふ 7 / 16 9 / 28 IO / 9 47 最近の講演会から

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【 e c 一 u 「 e 一最近の講演会から 岩手県久慈市小袖地区を舞台に、 鳥羽志摩地域では、観光用の「海女小屋」体を暖める体憩室のことであるが、観光用 1959 年、ラジオドラマ『北限の海女』を運営し、観光客を受け人れている。実際の「海女小屋」では、海女さんに海の話を が放送されて以降、この地域の海女は「ヒ 」の「海女小屋」は、海女漁の後に冷えた身聞きながら、海女達が獲った魚介類をその 限の海女」と称されるようになり、注目を 浴びてきた。 2011 年の東日本大震災によって、久 慈市も大きな被害を受けた。震災から 1 年 後、海には魚介類が戻ってきている。今年 は ZZZ の朝の連続ドラマ「あまちゃん』 の影響で、多くの観光客が小袖地区を訪ね てくるようになった。 小袖地区の「海女センター」では、 7 月 から 9 月まで、 " ゥニ素潜り漁 ~ の実演をし ながら観光客を呼び込んでいる。 日本で昔から海女が多く分布し、活躍し てきた地域としては、三重県鳥羽志摩地域 がある。今でも 1000 人近くの海女が海 女漁を営んでいる。 観光学部アカデミックアドバイサー講演会 日韓における「海女観光」の現状 2013 年 6 月日 ( 金 ) 新座キャンパス 4 号館 2 階 N421 教室 講師劉亨淑氏 ( 韓国・東義大学校 ホテル・コンべンション経営学科副教授 ) 4-

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立教大學顧光攣嘘集 2013. volume ~ に烏な , 特集 巡礼

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た「佐渡」を執筆している。 2013 年 ) では、文化人類学・民俗学の観点を通じて熱心に拝んではいるが、没入の度合い これまで宗教学では、聖地がなぜ存在する から、日本の巡礼、とりわけ四国遍路の現在にはそれほどでもなく、時に信仰なのか観光なの か分からなくなってくる。それは「他者」と突のかというと、その場所自体が強い宗教的なカ ついて論じた。現代では巡礼がツアー商品にな いうなれを有しているからだと考えたり、あるいは「天 る一方、完全に娯楽や消費対象になるわけでもき放せるほど遠い世界の話ではなく、 ば「私たち」の日常感覚で捉えられる範囲の話孫降臨」のように、ある場所に強い力を持った なく、地域の習俗としての側面や「お参り」と 霊的存在が偶然降り立ってできたと考えてき である。日常性の中で宗教の拡がりを捉えるこ しての意味も残している。それは「巡礼ツーリ と、それは私の考える民俗学的視点であると言た。いずれにせよ人間の力をはるかに超越した ズム」というべき、伝統と近代との融合である。 ハワーに結びつくことが、聖地成立の要件だと 私は四国での巡礼ツアーの現場、旅行会社やえる。 考えてきたのである。 巡礼者の日常的実践の場で参与観察を行うとと 聖地をめぐる動向 しかし現在聖地と言われている場所は必ずし もに、四国遍路への信仰の篤い佐渡島で、ツアー もうひとつは宗教社会学を専攻する人たちがもそればかりではない。より現実的な、人間の 経験者から聞き書きを行った。本書はツーリズ ムを介して宗教的世界に関わろうとする人々の集まって編んだ『聖地巡礼ツーリズム』 ( 星野営みの中で作られてきた場所が多い。本書の掲 英紀・山中弘・岡本亮輔編、弘文堂、 2012 年 ) 載事例でいえば、アウシュビッツやニューヨー エスノグラフィー ( 民族誌 ) である。 本書は博士論文をもとにした著書であり、事である。右記の単著が人々の宗教経験や内面性クのグラウンドゼロ、御巣鷹山は人為的な悲劇 例分析に加え、いくつかの理論的考察を行ってに焦点をあてた内容であったのに対して、本書を鎮魂するために多くの人が訪れる場所となっ いる。最も重視したのは「普通の人々」の宗教は聖地という場所をめぐる動向に焦点があてらている。また毛沢東の生誕地やバングラデシュ 1990 年代にいくれている。つまり現在聖地とみなされ、多くのの聖者廟は、歴史に名を残す個人への崇拝がも 的経験を描くということ。 つものカルト事件を経験してきた私たちにとつ人を集めている場所がどのような歴史をたどっとになった聖地であるし、巨大大仏として知ら て、「宗教」という響きは必ずしも心地よいもて現在の姿に至ったのかを、宗教的な観点だけれる牛久大仏やアニメの聖地と呼ばれる今戸神 のではない。それは多くの人にとって理解不能でなく、ツーリズムや政治状況にも焦点をあて社は、メディアのカ抜きには語れない 本書はこのように聖地というには意外な場所 な「他者」の出来事であろう。他方で、宗教はて描いたものである。 崇高であり人間存在の根本を規定する至上の価取り上げられている場所は世界カ所に上も多く取り上げている。それを通じ、現代の人々 る。その中で私は「四国遍路」に加え、世界文が何を「聖なるもの」と捉えているかを知るこ 値とする考えもある。 だが本書で描かれる人々は巡礼に対して「力化遺産にも指定されている沖縄の聖地「斎場御とができ、結果として宗教と観光の接合という、 ルト」的に没入しているわけでも、崇高な理念嶽 ( せーふあうたき ) 」、それに律令時代以来多極めて現代的なテーマへと読者を誘う。 ( 門田岳久 ) くの貴人が流され、独自の宗教性を蓄積してき を持って行っているわけでもない。確かに巡礼 43 読書案内

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4 佐世保市の黒島教会。黒島の信徒全員 の献金や労働奉仕によって 1902 年築。国 ト教関連遺産」の 13 資産のひとつ ( 2013 年 8 月 8 日 ) 5 黒島教会の内部。壁面は 下から順にアーケード、トリフォリウム ( 壁 付きアーチ ) 、高窓 ( ステンドグラス ) の 3 層構造で、大変珍しい。天井はリプヴォー ルト ( こうもり天井 ) 。アンジェラスの鐘や キリスト像、ステンドグラスはフランス製で 建築当時のもの 6 祭壇には有田焼 ( 佐 世保市の東隣の磁器産地 ) のタイルが敷 かれている 7 天井やドアの板は、建築時 に資金が不足したため、安価な板に信徒 が筆で木目を描いたもの。説明するガイド は、黒島で民宿を経営する鶴崎時雄氏で、 自身も先祖代々の信徒 39 特集巡礼キリシタンと現代の教会巡礼

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2014 年度 立教大学観光研究所 公開講座 立教大学観光研究所では、以下の 2 つの 観光産業の入門的公開講座を実施しています。 学生はもちろん、社会人の方々にも広く受講頂けます。 旅行業講座 「国内旅行業務取扱管理者試験」 「総合旅行業務取扱管理者試験」 のための準備講座 ( 2014 年 4 月開講 7 月講義終了 ) 「旅行業講座」は、毎年 IO 月に全国で行われる国家試験「総合旅 行業務取扱管理者試験」とそれに先立ち 9 月に行われる「国内旅 行業務取扱管理者試験」のための準備講座です。旅行業界とそ の業務に関心を持つ人たちが受講しています。旅行業に必要な 専門的、かっ実際的な知識を一流の講師陣が、実務経験のない 人にもわかりやすく講義します。講義内容は、旅行業法から海 外・国内観光資源、旅行実務などの幅広い分野を扱います。 ホスビタリティ・マネシメント講座 宿泊・外食産業の理論と経営、最新動向を学ふ ( 2014 年 9 月開講 12 月講義終了 ) ホテル・旅館業・外食産業を中心とするサービス産業を、今日 「ホスピタリティ産業」と呼んでいます。「ホスピタリティ・マネジ メント講座」では、ホスピタリティ産業の基本理念から、マネジ メントの基礎理論、マーケティング、人事、営業企画、法律、最新 の業界動向といった幅広い分野まで、業界の第一線の実務家を 講師に招いて講義を行います。 講座に関する問い合わせは 立教大学観光研究所事務局 〒 171 ー 8501 東京都豊島区西池袋 3 ー 34 ー 1 12 号館 2F TEL 03-3985 ー 2577 FAX 03 ー 3985-0279 Email : kanken@rikkyo.ac.jp http ://www.rikkyo.ac.jp/research/laboratory/lT/ 0