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検索対象: アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験
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1. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

時間に開設されていた「陸上生態系のパターンとプロセス、という講義を強く勧められた。陸上生態系の講 義は、夏のモジュールで「植物種の識別、を担当したトムⅡシッカマ教授が行う名物講義。頻繁に野外実習 を行って、生態系調査の基礎を学ぶ重要で人気のある講義である。私もその重要性は大いに理解しており、 アドバイザーの強力な指導を受けたので、やはりこっちをとるべきなのだろうかと迷ってしまった。しかし、 友人たちからの「ごみ問題に興味があるならとるべきだ」「シッカマ教授の講義は毎週の見学旅行で大変だ よ」といった助言を聞いて、やはり固形廃棄物管理のほうをとりたくなった。このため、再びメンデルソン 教授を訪ね、「固形廃棄物管理は、修士プロジェクトのためにも重要です」と主張し、また日本の放送大学 で「環境科学」の講義をとり、「生態学」も聴講したことを強調した。教授には、「それならいいだろう」と、 ようやく許してもらえた。ルールはあるが、理由があれば融通も効くのが & である。 実際の政策参加に基づいた講義 この講義は、固形廃棄物政策に関する研究、提一「〔、論文 ()o 「 king pape 「 ) の刊行などを行う & の 固形廃棄物政策プログラムの活動の一つと位置づけられている。アメリカの固形廃棄物管理の実際の手法を、 見学、コスト計算、ロールプレイイング・ゲームなど臨場感あふれる形で学ぶことができ、の講義 のなかでもっとも楽しかった。 講義の目的は、以下の三つだった。①自然科学および社会科学で現代の固形廃棄物管理の実際についてカ ギとなる諸問題を特定する、②固形廃棄物管理を、経済学、政治学、化学、生物学および工学を含む数多く の分野からの概念と技法を統合しながら、学際的な見地から検討する、③さまざまな講義、課題 ( 宿題 ) 、 142

2. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

講義の目的は、「環境管理の基本を学ぶ , ということだった。分析の技法、若干の歴史的背景、および概 念的枠組みを提供し、受講生が環境上の問題や課題をより速く明確に認識し、より効果的に組織的・戦略的 な対応ができるようにすることである。内容としては、経営・行政管理学や環境経済学を現実に適用した環 境管理法の分析がかなりの部分を占めていた。 シラバスでは、効果的な環境管理が必要とする三つの技法を挙げていた。①潜在的な環境上の問題やチャ ンスを認識すること、②可能性がある反応を定義・評価し、環境上の課題に影響を与える法規制・政治・経 済・倫理などの制度的要因と制約を考慮し、また他の利害関係者 (playe 「 ) の戦略的対応に注意すること、 ③選ばれた行動計画を、環境上の目的を制度的な文脈へと統合しながら実行すること、だという。あまりピ ンとこない説明だ。これらのすべての問題を、この講義ではケ 1 ススタディと学生の研究プロジェクトを組 み合わせながら検討するとされていた。 受講に必要な予備知識 (course p 「 e 「 equisites) は、 (<) 基礎的な経済分析、特に市場、外部性、厚生およ び天然資源の分析について知識があること、 (=) 基礎的な政治経済学、特にアメリカの政治と選挙の性質、 政策分析と評価の技法、および政策の形成や実行に対する利益団体の影響について理解していること、 (0) 営利または非営利の企業の行動 (corpo 「 ate behavio 「 ) 、特に競争的または規制的な問題への戦略的対応につ いて知っているか、または少なくとも興味を持っていること、だった。たくさんあるが、要するに O の とい一つ」 学生なら誰でもで、その他の学部の学生でも、政治・経済についての一般的知識があればいい とだろう。 単位取得のための必要事項はいろいろあった。①学期中に二つのケ 1 ススタディについてのレポートを書 166

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疫学の分析手法の基礎を駆け足で学んだ後に出された宿題は、なんと学術論文の批評だった。課題は、そ の論文の分析手法の問題点を指摘することだった。「ど素人がいきなり学術論文の批評などできるわけがな い」と思ったが、先生は、「学術論文でも、間違った手法で因果関係があることを主張している例が少なく ない」と一一一口う。最初はどうしていいかわからず途方に暮れ、リチャードに頼らざるをえなかった。それでも、 何回か宿題をやるうちに、先生に学んだ分析手法の知識を適用すれば、学術論文のおかしい論法がけっこう 見つかるようになってきた。 一二月一日—八日の学生の発表 (student p 「 esentation) とは、自分で環境リスク要因を選び、それに関し て行われている研究を概観して批評する、といったものだった。私は自動車が排出する窒素酸化物と健康と の関係に関する疫学調査を選んだ。図書館で英文の文献を集めるとともに、感謝祭の休暇に帰国した際に資 料を集めた。発表の当日、講義直前にオー ーヘッド・スライドを作ろうとしたら、のパソコン室の 、も ハソコンがいつも使っているワープロソフトのデータを受け付けなかった。あわてて & のパソコン室 野 に戻ったりして走り回り、結局遅刻してしまった。 分 の 環境疫学は、素人でもトライすればたいていのことはできてしまうという好例だった。最初は緊張したが、 知 徐々に慣れた。環境疫学の調査が自分でできるわけではないが、環境汚染物質と健康被害との関係を立証す未 章 ることにどのような技法を使い、どのようなことに注意すべきかがよくわかった。 ジョン教授はなぜか、宿題、中間試験のすべてに全員百点をつけてくれた。少々の欠点は無視してくれて いた。最終試験も、そこそこ良くできたと思ったが、成績は予想より悪かった。最終試験たけは、きちんと 7 採点されたようだ。考えてみれば、初心者の私などの成績が良ければ、の学生に失礼だろう。

4. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

単に頭に人るわけではなかったので、感謝祭の休みに一時帰国した際も、計量経済学のテキストだけは携行 して、一生懸命熟読した。 それに加えて、先生やのオフィスアワーを利用することもできた。オフィスアワーには、ほとんど皆 勤といえるほど通って、宿題その他についていろいろと教えてもらった。また、私と同しへレン・ハドレ・ ホールに住むイタリア人やフィリピン人の課程の学生と友達になり、いろいろと教えてもらうことが できたのも収穫だった。 新しい試み・ー。ー世界人口と環境問題 ( 「 0 「一 d population and Envi 「 onmental 一 u ) この学期から新しく始ま 0 た講義で、深刻になりつつある地球規模の人口間題を環境問題とのかかわりで 考えるものだった。三人の教官が経済学や生物学などの異なる視点から行う共同講義で、外部から人口問題恐 の専門家を招いての講演も行われた。人口増加の環境に対する影響を、生態系、衛生、経済、大気、水、土 壌、およびエネルギ 1 などの面から議論した。人口増加の歴史、人口移動のパターン、先進国と開発途上国 における家族計画、人口安定化と低成長経済の展望など、私も興味があるさまざまのテ 1 マに触れられた。 私は環境問題を深刻化させる根源的な要素として人口問題にもおおいに興味があったが、余裕がなかった 章 ので、単位取得ではなく、聴講 (audit) として参加した。始まったばかりなので、系統たった知識の習得 5 にはあまり向いていない印象だった。途中からは忙しくなって、ほとんど出席しなかったが、たまに出席す 9 ると、グループ・ディスカッションなどに央く参加させてくれたのがありがたかった。

5. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

この会議には、カナダ健康福祉省の一兀次官で、非営利機関である人口委員会 (Population Council) 代表 であるマーガレットⅡカトリーーカールソン ()a 「 ga 「 et Cat1ey-Ca ュ son) 氏をはじめ、二三人の人口問題に関 連する専門家、活動家が講演者あるいは討論の進行役として参加した。講演のテーマは、「人口と消費の環 境への影響」「中南米における開発、人口、そして環境」「より小さな家族へのマスメディアによる動機づ け」「人口と消費」「女の子の教育と人口政策」「人口、貧困そして環境」といったものだった。 小中学校教師のための人口教育セミナー 世界の人口問題は複雑だ。アメリカなどの先進国の人口増加率は頭打ちになっている一方で、世界の人口 が発展途上国を中心に着実に増えている。世界的な「人口爆発」の影響は、地球環境悪化・資源枯渇・食糧 危機・不法移民増加といった形で、先進工業国にも確実に及ぶわけで、世界人口の増加を抑制することは先 進工業国にとっても重大課題の一つだ。だが、一人当たりのエネルギーなどの資源の消費量は桁違いに大き い先進国が、自分たちの豊かな暮らしを守るために世界の人口抑制を行おうとすることには、途上国には反 発もある。 解決策が見つかっていないこのような複雑な問題を小中学生に教えるのは大変だ。小・ 中学校の先生に、 いかにして人口問題をわかりやすく教えるかを学んでもらおうというのが、この会議で行われた人口問題教 育セミナーた。三時間にわたる講習を受けた小・中学校の先生には修了証が発行される。私はこのセミナー をオプサー 1 として体験することができた。 主催は非営利団体である「ゼロ人口増加 ()e 「。 population G 「 owth =xæe) 」、セミナーの名称は「先 104

6. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

1 ル長ということもあって、多忙のため休講日が多かったが、それは他の日に倍の三時間の講義を行うこと でカバーされていた。 初日の一月一〇日の「水利用への入門、水問題とシステムの観点 / 講義の概観」では、水資源問題の基本 について解説された。①淡水の利用可能性 (availability 。「 f 「 esh wate 「 ) は、時間、空間、そして質の面か ら人類の需要と一致しない。地球上の水のわずか三 % が淡水で、そのうちなんと九九 % が極地で凍結してい るという。②人類は、水や他の資源を利用することで自然の水システム (natu 「 al water system) とそれが含 まれる生態系を攪乱する。また、他の資源と同様に、「水利用の持続可能性 (sustainability of wate 「 u を」 についての定説はないという。 以降の講義は三つに分かれていた。「—システム・エンジニアリング」で、水資源利用のシステムを数学用 モデルで分析する基本的な方法を学んだ。「Ⅱ政策分析」ではこれを政策決定に応用する方法を学んだ。「Ⅲ 水質のモデル化」では、水質についての管理をモデルに組み込む方法が解説された。工場排水などの排出源講 が変わると水質はどう変わるか、どの排出源を変えるべきか、どのように変えるべきか、どのような政策ッ外 ール (policyinst 「 uments) が使われるべきか、その利益とコスト ( 経済的でないものを含む ) とは何か、利一 益とコストはどのように分配すべきか、といった問題を考えるための、水質問題の基礎知識や数学モデルなク どの講義たった。 章 数学モデルが好きになっていた自分 9 8 宿題が出たのは一回きりだった。一一つのダムを組み合わせて最適な水資源の利用計画を線形計画法を使っ

7. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

て立てる問題が中心だった。私は、この問題に関し、コーホン・スクール長が期待していた答えをほば的中 させた数少ない学生だったようだ。私の書いたモデル式に対して「たいへんよい ()e 「 y good) 、と書いてく れて、宿題の表紙には「すばらしい (outstanding) 」とのコメントをつけてくれた。私の & での二年 間で先生からこれほどの良いコメントをもらったのは最初で最後たった。私は線形計画法が中心の数学モデ ル作成がとても好きになっていた。 中間試験は持ち帰り式の試験でなかなか手強かった。「相談しても良いのは教官だけ」と但し書きがつい ていたが、正直にいうと、これを完全に守ることはできなかった。それでも回答は本当に大変だった。ただ、 私は環境経済学や前学期の線形計画法の講義を受けていた分「慣れ」はあったと思う。 合同授業で政策提案をめざす 学期の後半には、実際の政策提案をめざしながら水資源に関する意思決定を考える「上級水文学」の講義 との合同演習も行われた。テ 1 マは、ニューヨーク市の水道の水源地である地域の山林に関する紛争だ。同 市当局は、水源の保護のためにこの水源地の山林の開発への制限を強化しようとしていた。だが開発の抑制 は、この山林地域に住む住民にとっては、雇用の縮小など地域経済の発展を阻害する結果となる。この問題 皮女は、夏の をテーマに博士論文のための研究を続けていたクリスⅡスティヴさんもこの実習に参加した。彳 モジュールで「生態系の計測」 ( 3 ・ 4 節 ) を教えてくれた人だった。この他にも、この間題を他の講義での 研究プロジェクトとして調査してレポートを書いた何人かの学生も参加していた。ただ、クリスは「この紛 争問題は、スク 1 ル長の得意な意思決定法の数学モデルで簡単に回答が出るようなものじゃない」と語って 0 9

8. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

および見学旅行を通して、また個別のテーマを深く掘り下げて提示することを通して、理論と実際を結び付 ける。 講師は 8 章で紹介したを率いるマリアンチャートウ ()a 「 ian Che 「 tow) 先生とウィリアム日ス ミス (William H. smith) 教授の二人。チャートウ先生は、一九七〇年代に資源回収会社 (waste Recove 「 y 一 nc. ) に勤務した後、コネチカット廾資源回収局 ( connec ニ c ミ Resou 「 00 R000V0 「 Y Auth0 「 (を) に勤務。ま た、コネチカット州のごみ問題諮問委員会の役員を務め、同州のごみ政策策定で重要な役割を果たしてきた 人だが、気さくで明るい人だった。講義の半分以上をチャ 1 トウ先生が教え、スミス教授が科学的な知識で これを補完するといった構成だった。スミス教授は、副スクール長でもあり、物質科学 (mate 「 ial science) 、 生態毒物学 (eco-toxicology) が専門だ。スミス教授は、固形廃棄物の処分の過程で発生する有毒物質対策 戦 や清掃 ( ごみ焼却 ) 工場や廃棄物最終 ( 埋め立て ) 処分場など処理施設の技術といった分野を中心に講義し ていた。 しろいろあった。必読文献は、二冊の厚い論文集と & の廃野 学生がこなす課題 (assignments) は、ゝ の 棄物政策プログラム発行の論文、ジョン日シャール ( 」 ohn schall) 「固形廃棄物管理の優先順位は正しいか 知 ( D00 : he solid W ラ M 当 emen ( Hiera 「 chY M 0 se ラ 0 ~ 」 ( 一九九二年一〇月 ) を読むことだった。毎回未 の講義で四—六編の論文を読む必要があったが、一字一句読んでいる時間はとてもないので、面白そうなと章 ころだけよく読んで、後はざっと飛ばして読んだ。 議諭こ参加すること、②政策問題の発表、③宿題、 / ィー一一口一ごロ この他に要求されていたのは、①授業の予習を一丁ゝ、 ④清掃工場立地の演習 ( 一〇月三一日 ) 、⑤関連する固形廃棄物管理についての論文または持ち帰り試験

9. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

この講義の門戸は経済学の知識のない学生にも広く開かれていた。シラバスは、この講義は「経済学にあ まり触れていない学生の経済的常識を養うもの。で「どのように経済が動くか、またどのように政策の効果 を分析するかを教授する」と説明していた。科学的証拠を政策に結びつける方法、および不確実性が存在す るなかで環境管理を行う方法が、頻繁に取り上げられた。 講義は三つの部分に分けられた。第一部では、汚染管理の理論ーー汚染管理を実践することは原則的には どういうことか・ーーを議論した。第二部では、実際の汚染物質による損害 (damage) とコストを測るため の経験的および科学的な試みを議論した。第三部では、実際の応用と政策問題を扱った。 単位取得のための必要事項としては、一時間の ( 中間 ) 試験と、すべてをカバーする最終試験があり、前 者が成績の二五 % 、後者が五〇 % にカウントされた。いくつかの課題 ( 宿題 ) も出されたが、これは、成績 の一〇 % にカウントされた。残りの一五 % は、講義内プロジェクト (classroom project) という課題研究で ある。プロジクトは、環境への損害やその他の関連するテーマに関するものだ。このテーマは、必ず先生 によって承認される必要があった。 主要なテキストは三種類あった。天然資源経済学でも使った『環境の経済学ーー教材論文集』に加えて、 E 、 ~ ミ、 0 、ミミミミミ ~ ~ ミ ~ 、、ミ Resource E00 、、ミ c 』 ( 環境・天然資源経済学〕「 d edition by T. T 一 0 ( enbe 「 Scott Fo 「 esman Co. および、 b 、誉、 0 ャ : 、 E ミ ) マ 0 、ミミミミ、き c 、 ~ ( 環境保護のための公共政策 ) ed. by PauI Portney, R ワ ou 「 c ワ「 0 「 the Futu 「 e だった。さらに、教材珊文バケット (a packet 0 「「 eadings) を 教材コピーセンターで購人する必要があった。 2 8

10. アメリカの環境スクール : 開かれた教育システムの体験

ればならない。 これは成績の二〇 % を構成する。残りの一〇 % は、教室内の議論への参加 (classroom parti- cipation) である。これも、質問が活発に出た一因だろう。 テキストは、必修教材がー Eco 、 ~ 0 ミヴ of the E ミ 0 、ミミ = 4 Se 、 e ミ 2 Readings ( 環境の経済学・教材論文 集 3rd edition by R. Dorfman and N. Dorfman, W. W. Norton たった。 この講義を受ける前提として、経済学を学んでいることは特に要求されていなかった。微分・積分は、講 義での説明に使われるが、練習問題や試験は、微分・積分を使わなくても解くことができるようなレベルに 設定されていた。だから日本の高校レベルの数学を学んでいれば十分だった。 資源管理には、将来の価値を割引率 (discountrate) を使って現在価値に換算することが重要になる。こ こで、自然対数を使うことを学んだ。インフレ率を無視すると、将来価値に自然対数のマイナス ( 年割 引率 x 年数 ) 乗をかければ現在価値が計算できる。夏のモジュール訓練でも使った関数電卓がここでも活躍 した。私にとっては関数電卓の自然対数のボタンを使うというだけですごいことをしているような気がし て楽しかった。 この講義では、九回もの宿題が出された。これは私が二年間に受けた講義のなかでは最も多かった。一回 一枚の紙に、五—七題くらいの問題が出された。複雑な計算を必要としない問題がほとんどだったが、 もらった時には、どうやって解いたらいいのかわからないものも多かった。そういう場合は、オフィスアワ ーに E-«を訪問して解き方のヒントを教わった。 天然資源を金額で評価する練習は、学生でグループをつくって、共同で調査をしてレポートを書くという ものだ。私は八人のクラスメートとともに、仮想的価値評価 (contingent valuation) という方法を使って、 8 6