ミクロキスティス - みる会図書館


検索対象: 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門
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1. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

ミクロスポラ属・・ ヘラオモダカ・・ ヘリックフクロワムシ・・ ミジンコ・ ミジンコワムシ・・ ホザキノフサモ・・ ミズアオイ・・ ミズオオノくコ・ ホシガタケイソウ・・ ホシガタケイソウ属・・・ ミズカマキリ・・ ミス・スマシ・・ ホシノ、ジロ・ ミス・ヒキモ・・ ホシミドリムシ・・ ミス・ニラ・・ ホシミドロ・・ ホシミドロ属・・ ミズワタ・・ ミツウデワムシ・・ ホシミドロ目・・ : ドリムシ・・ ホッスモ・・ ミナミイシガメ・・ ホティアオイ・・ ホルミデイウム属・・ ミノヒゲムシ・・ ミヤマアカネ・・ ホンモロコ・・ ミヤマゲンゴロウ・・ ミヤマサナェ・・ ・ 236 マガモ・・ ・ 156 , 157 ムレカヅキモ・・ マコモ・・ ムレカヅキモ属・・ ・ 191 , 194 ・ 191 , 193 マッカサガイ・・ ・ 151 , 165 , 165 メガネケイソウ・・ マッモ・・ メガネケイソウ属・・ ・幻 8 , 209 マッモムシ・・ ・ 191 , 194 メガネサナェ・・ メダカ・・ マルガタエナガワムシ・・ ・ 190 , 192 メリスモ′くディア・・ マノレタニシ・・ メリスモペディア属・ ・ 1 側 マルチビワムシ・・ マルトゲトゲワムシ・・ メロシラ・・ メロシラ . 属・ ・ 106 , 107 マノレミジンコ・ モッゴ・・ カヅキモ・・ ・・・ 87 カヅキモ属・・ ・・・ 85 モノアラガイ・・ ・・・ 87 モリアオガェル・・ クラステリアス・・ クラステリアス属・・ ・・・ 85 モンシカクミジンコ・ クラクティニウム・・ ・・・ 83 * ヤ * クラクティニウム属・・ ・幻 6 , 217 ・ 158 , 159 ヤマアカガ工ル・・ クリ・・ ヤマトヒゲナガケンミジンコ クロキスティス・・・・・・ 54 , 71 , 72 , 280 , 287 ・ 107 ・ 191 , 194 ミクロキスティス属・ ・・・ 72 ヤマトシジミ 366 種名さくいん ・・・ 85 ・ 104 , 105 ・翹 0 , 101 ・跖 0 , 161 ・ 168 , 170 ・ 208 , 209 ・幻 0 , 211 ・ 163 ・ 165 , 165 ・・・ 55 , 101 ・ 67 , 69 ・ 220 , 221 ・ 67 , 69 ・ 199 ・幻 0 ・ 202 , 203 ・ 160 , 161 ・ 165 , 165 ・・・ 77 ・ 237 ・ 82 , 87 ・・・ 85 ・・・ 82 ・ % 8 , 170 ・ 160 , 161 , 161 ・・・ 85 ・ 138 , 139 ・・・ 86 ・・・ 79 ・・・ 49 , 202 , 203 ・ 130 , 131 ・・・ 72 ・ 65 , 75 , 76 , 77 ・ 122 , 134 , 135 ・ 190 , 193 ・幻 6 , 217 ・・・ 54 , 翹 6

2. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

クロオコックス目 髜 / つ 、 0 / ③ ー 0 00 0 ー ュレモ目 ⑨ クロオコックス科 ⑦ケロスフェリウム属ネンジュモ科 ①クロオコックス属 ⑩ネンジュモ属 ②グレオテーセ属 ステイゴネマ科 ュレモ科 ③アフアノテーセ属 ⑧ュレモ属 ⑩ステイゴネマ属 ④ダクテイロコッコプシス属⑨サヤュレモ属 ⑤メリスモペディア属⑩ラセンモ属 ⑥ミクロキスティス属⑩フォルミデイウム属 ( 丸しはミクロキスティス ) 〔クロオコックス目〕 クロオコックス科 クロオコックス ( 新・アナキスティス ) 1 ~ 16 個の球形 細胞が , 寒天質膜に覆われる。 アフアノテーセ ( 新・コッコクロリス ) ーーー数多くの円筒状 の細胞が寒天質膜に覆われ , 群体の形も球形に近い。 ダクテイロコッコプシスー一群体であが , 細胞が細長い紡錘 体で , 数は 4 ~ 8 個からなる。 メリスモペティア ( 新・アグメネリ = ウム ) ーー楕円形の細 胞が 4 個が組になって , 縦横に並び群体をつくる。ß-mso ミクロキスティス ( 新・アナキスティス ) 1 ~ 3 ミクロ 72 1 プランクトン 一つ宿第 0

3. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

はツボコムシ , ェダワカレツリガネムシなどが優勢である。 れらプランクトンの環境要因の一つである水温は , 日中では 6 月から 9 月にいたるまで成層するが , この期間は植物フ。ランク トンのミクロキスティスの最盛期と一致する。その他の季節で は日中でも上下層での差はほとんどみられない。 月日 植物プランクトン 1970 べン毛藻 ウズオビムシ カラヒゲムシ タマヒケマワリ コナヒゲムシ メリスモのくテ・ア ミクロキスティス アフアノカプサ フォノレミテ・イウム アナベナ ホシガタケイソウ メロシラ メロシラ ヒメマルケイソウ オビケイソウ ハリケイソウ コッコネイス フナガタケイソウ クチビルケイソウ ッチア コ / ヾンケイソウ フタヅノクンショウモ ゴレンキニア ミクラクティニウム ディクティオスフェリウム ケラスツノレム ゴダテラ ムレミカッ、キモ イトクズモ アクティ・ナスツ丿レム セネテ : スムス ヒザオリ ミガッ、キモ スタウラスツ丿レム 10 > 細胞数 / 靦 10 一 4 2 3 1 7 1 15 29 1 2 2 0 500 ー 1000 ロ - 100 ー 500 - 50 ー 100 ロ 1000 く 図 3 ー 5 諏訪湖の植物プランクトンの季節変化 60 1 プランクトン

4. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

湖は 70 年前の夏にすでに 9 ~ 10 号の黄色湖で , 以後今日まで黄 色の濃度を増している。 一方 , 湖の栄養度は透明度によっても判定される。すなわ ち , 透明度が 5 m を中心に , それより大は貧 , 小は富と大別さ れるが , 図 5 ー 6 でみるように , 夏冬ともに 70 年前から 5 m よ りはるかに小さく , 年と共に減少してきている。夏の場合は , 70 年前でも 1 m よりやや大にすぎなかったが , 最近 15 年間の透 明度の減少は急速で , ミクロキスティスの発生の最盛期には年 ミクロキスティスが風で吹 によっては 0.1 ~ 0.15m を記録し , きよせられた箇所では完全に 0 m になった。 湖水の水温の垂直分布が上層で高温 , 下層で低温となる夏季 には , 比重の関係で湖水の上下移動が停止する停滞期に入る。 この停滞期には , 表層では植物フ。ランクトンの光合成作用で放 出される酸素量が増大するが , 光の透過の悪い深層ではプラン 3 明 度 (m) 1 0 1 900 1 920 1 940 1 960 1 980 ( 年 ) 図 5 ー 6 282 1910 年代からの諏訪湖での透明度の変遷。下線は夏 , ( 林ほか , 1980 ) 上線は冬の透明度に相当する。 5 植物フ。ランクトン相と量の変遷

5. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

ンの小さい細胞力、らなり , これが集まって群体をなすが , これ がさらに密集してくると , 水面を覆うまでに発達したのが , 「水の華」といわれるものである。 os—a-mso アフアノカプサ ( 新・アナキスティス ) ーー細胞は小さい球 形が集まり群体をなすが , 細胞の集まりはミクロキスティスほ ど密でなく , 群体の形態はほぼ球状に近い。 ケロスフェリウム ( 新・ゴンフォスフ = リア ) ーーー細胞の集 まりは中心部よりも周辺部が密になる。ß-mso 〔ュレモ目〕 ュレモト ュレモーーー細胞が連なり糸状体になり , さらに , これが単独 のものが群体に分かれる。糸状体は鞘に入っていない。ß-ms ラセンモ ( 新・アルスロスビラ ) ーーー鞘のない糸状体がラセ ン状になる。ß-ms—a-pso サヤュレモーー糸状体は鞘に入り , 単体または群体。糸状体 はラセン状になるものもある。ーー mso フォルミテイウム - ーー糸状体が寒天質の鞘にある。 ミクロキ ミクロキスティスの群 スティスの群体の中によく見かけるが , 体が大きくなり , しかも , その末期になるにしたがい , フォル ミデイウムの糸状体が増えるものもある。ーー ネンジュモ科 アナベナーー -- 細胞が連なり , 糸状となるが , これが単独ある いは群体をなす。糸状体の中の細胞でやや大きい異質細胞と休 眠胞子がみられ , いわゆるネックレス状である。 os¯a-mso ネンジュモーーネックレス状の形体で群体をなすが , 群体は 粘質や寒天質につつまれるものが多い。ß-mso スチゴネマーーー細胞が横に何列にもなり , 全体に枝分かれの 形体をとる。 第 3 章生物の観察とその調べ方

6. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

1 プランクトン 湖沼に出現するプランクトンは , 四季折々さまざまな様相を 展開している。湖沼は一つ一つが小宇宙であって , それそれ独 立して , フ。ランクトンや多くの生物によって営みが行われてい る。この小宇宙の生物に変化をもたらす要因には , 気候や地 形 , 湖の成り立ちおよび人間社会との関連などがあり , これら が複雑に作用している。夏の強い太陽のもとに , 諏訪湖など富 栄養湖では湖面を覆いつくすほどの植物フ。ランクトンの繁殖が みられる。それにはラン藻類のミクロキスティス ( アオコ ) が あり , この藻類はガス泡ができるために浮きやすく , 黄緑のペ ンキを流したように見え , 水の華をつくる。また , べン毛藻類 は静かな湖面に集まると , 褐色の螢光を発するように見えるこ とがある。今では中栄養湖の湯の湖においては , 秋も終わり頃 にケイ藻類のホシガタケイソウが著しく増え , 湖水は褐色をお びるようになる。これら植物フ。ランクトンの繁殖を始め , 出現 する植物によっては , それを餌とする動物フ。ランクトンへも大 きな影響をあたえることになる。 フ。ランクトンの個体は , 実に浮きやすい形態を備えている。 植物では緑藻 , ケイ藻にみられるように単細胞の個体は徴小で かっ突起をもっている。群体をつくるものには , 寒天状に包ま れた群体のミクロキスティス , 糸状のユレモ ( ラン藻 ) , メロ シラ ( ケイ藻 ) , 板状のクンショウモ ( 緑藻 ) など , 浮遊に有 利な形態を備えている。動物は運動性に富む形態を備えている : ツウデワムシ , が , なおかっ長い突起をもっネズミワムシ , 羽状付属物をもつハネウデワムシ , 体に長い棘をつけるトゲト ゲワムシ , 繊毛で包まれるゾウリムシなど , 全体としても沈み にくい形態とみられる。 ) イ 1 プランクトン

7. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

5 植物プランクトン相と量の変遷 表 5 ー 5 に示すように , 夏の諏訪湖では 70 年前には珪藻類が もっとも優勢で , 藍藻による著しい " 水の華 " 現象の記載はな い。水の華とは淡水の静水にみられる , 主として植物プランク トンが爆発的に異常増殖をなし , 比重が 1 より小さくて水面に 浮いているものをいい , 夏から秋にかけてが発生の主な時期で ある。それ以後珪藻に代わって藍藻類が優勢になり , 30 年前に はミクロキスティス ( アオコともいう ) を主とする明らかな " 水の華 " 現象が出現する。この頃のミクロキスティスは , 全 植物フ。ランクトン細胞数の約 60 % を占め , 1960 年代の後期より 現在に至る近年では一層著しく 99 % を超えている。 夏においては , 70 年前には細胞数が調べられていないが , お そらく x 103 個 / ml 以下であると推定され , 植物フ。ランクトン 、クロキスティ 相からみても中栄養湖的要素を残しているが , スが増加しはじめた 30 年前では X104 個 / ml 以上を数え , ここ 10 年では , X105 ~ 106 個 / ml に達する異常増殖は珍しくない。 植物フ。ランクトンの増加で当然クロロフィル量も増える。日本 の各種栄養型の夏の表面水のクロロフィル量は , 中栄養型が 1.0 ~ 10. 0mg/m3 であり , これより小は貧 , 大は富栄養型とさ れているから , 諏訪湖は 30 年以前から富栄養湖であったことに なる。細菌数も 70 年前では沖の水は飲料適の X102 ~ 3 / m ーが , 30 年前には x1()3&4/ml となり , 近年では X105 ~ 6 / ml にまで急増 するに至った。 植物プランクトンの増加は湖の水色を変え濁度を増す。古く から使われているフォーレルの水色標液は , 藍色から黄色への 11 段階の色調を持ち , 番号の小さい藍色の程度の高い湖は貧 , 番号の大きい黄色の度合いの強い湖は富栄養湖とされる。諏訪 28 。 5 植物フ。ランクトン相と量の変遷

8. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

表 3 ー 6 諏訪湖・水草群落内のプランクトン r 十丑冊 c 100 ~ 500 ~ 1000 ~ 00 ~ 5000 ~ 10000 ~ ヒシ群落 1.5m コウホネ・アサザ群落 0.5m 水草群落 水深 植物プランクトン 全出現種 全細胞数 / 種類組成 ミクロキスティス アナベナ ケラスツルム セネデスムス ヒザオリ メロシラ・グラニュラタ メロシラ・イタリカ ヒメマルケイソウ オビケイソウ ハリケイソウ ニッチア 動物プランクトン 全出現種 全個体数 / 7 種類組成 ハネウデワムシ ネズミワムシ フクロワムシ カメノコウワムシ オナガミジンコ ゾウミジンコ アサガオケンミジンコ 28 種 20000 ~ 42000 23 種 100 ~ 1300 丑 ~ 冊 r へ・・ CC 十 ~ 卅 十 ~ ~ c CC 十 ~ 辮 r ~ 井 r ~ 十 16 種 7.7 ~ 42.3 0 0 0 十 r ~ 十 5 種 0.03 ~ 1.8 蝌蝌井十 十十 0 0 8 2 水生動物

9. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

および原生動物が豊富にみられる。夏季の諏訪湖においては , 表 5 ー 7 のように 70 年前はケンミジンコがもっとも多く採集さ れたのに , 30 年前とここ 10 年間では枝角類が優位となり , ワム シ類は種属数も個体数も増え , 原生動物も増加している。とく に近年では , 汚濁生物の象徴である繊毛虫 ( ェダワカレツリガ ネムシなど ) が急増する年が多くなっている。現存量でみると 30 年前と 1970 年代では両者共に 15. 0kg / ha 前後であまり変わり はない。これに対し前述の植物フ。ランクトンのクロロフィル量 はここ 30 年間に約 2 ~ 3 倍に増大している。こうした両者の生 産量の違いは , 藍藻類が動物フ。ランクトンに直接利用されない ことにも関係しよう。 また , 低温のためミクロキスティスの大発生をみなかった 1969 年 8 月下旬には , 原生動物の渦鞭毛虫に属するツノモが大 発生し , 湖水の溶存酸素量を著しく低下させる一種の赤潮現象 を引きおこしたことがあるが , 夏の諏訪湖では藍藻の " 水の 華 " がむしろ湖水の安定化要因として働いていることを示唆す るものであろう。 図 5 ー 9 ウズオビムシ ( 左上 ) , カラヒゲムシ ( 左下 ) とミクロ キスティス ( 右 ) 第 5 章湖沼の汚染ー諏訪湖を例として 287 0

10. 自然科学への招待6 湖沼の生物観察ハンドブック 湖沼の生態学入門

1 ー 2 ー 2 ラン藻類 ラン藻類は下等な藻類といわれる所以は , 細菌類と同じよう に , 核膜に包まれた細胞核というものがなく , 他の藻類に見ら れるような大きな葉緑体は見えないし , また有性生殖も知られ ていない。クロロフィルやカロチノイドは持っているので , 光 合成を行うが , 普通のデンフ。ンではなく , ラン藻デンプンとい われる。色素の中にラン藻素を含んでいて藍青色をするので , ラン藻といわれている。毎年のように , 生活排水に汚染された 水域では , アオコとよばれるミクロキスティス ( 新・アナキス ティス ) が夏には水表面を覆うようになるが , これもラン藻類 の一種であって , これが岸壁に付き乾燥してくると , まさに青 緑色のペンキをぬったようになる。この青緑色になることは , ラン藻類をあらわしていることになる。 ラン藻類の形態的な特徴とすれば , 単独生活よりも群体をな す方が多い。群体内の細胞の並びには , 規則性・不規則性があ り , 糸状体をなし , 糸状体が鞘に入っているものと , そうでな いものがあり , また , 細胞がネックレス状に並ぶものなどがあ げられる。 ュレモ目 クロオコックス目 基質 群体性 アフアノカプサ 0 0 0 0 、 T 9 〇 単細胞性 ー 0 、 H T : トリコーム s : 鞘 H : 異質細胞 サヤュレモアナベナ ュレモ クロオコックス 図 3 ー 13 ラン藻類の形態的特徴 ( 広瀬他 ( 1977 ) から引用 ) 第 3 章生物の観察とその調べ方″