佐々木基一集

イ 13 参考文 野間宏「人類の立場ー荒正人の問の前に立っ ( 群像昭和三一・七 ) 佐々木基一參考文獻 江藤淳「荒正人著『夏目漱石』」 ( 文學昭和三三・七 ) 伊藤整他「荒正人ーその仕事と人間」 ( 近代文學玉井乾介「佐々木基一『日本文學案内』」 ( 文學昭和二七・一一 ) 昭和三四・七ー八、連載座談會「戦 後文學の批判と確認」のうち ) 寺田透「『リアリズムの探求』評」 ( 日本讀書新聞昭和二八・八・三一 ) 埴谷雄高「荒エレクトロニクス」 ( 筑摩書房『新選 現代日本文學全集附録昭和三五・七 ) 杉浦明平「『昭和文學論』評」 昭和二九・一一 武田泰淳・荒正人・埴谷雄高「座談會『戰後派と現 本の作家』未來社昭和三一・九 ) ( 群像昭和三六・四 ) 文壇』」 花田淸輝「『昭和文學論』評」 ( 群像昭和三 0 ・一 ) 小田切進「瀬沼茂樹と荒正人ー覺え書」 ( 國文學昭和三六・一 9 埴谷雄高「『近代文學』創刊まで」 ( 近代文學昭「近代文學」終刊號 ( 昭和三九・八 ) 和三 0 ・一一、のち『鞭と獨樂』未來瓧昭和三一一・六 ) 本多秋五「『近代文學』の昨今」 編集久保田芳太郞 ( 群像昭和三七・一 9 無署名「〈人物案内〉佐々木基一」 ( 群像昭和三 0 ・一二 ) 平田三郎「荒正人『評傅夏目漱石』」 ( 筑摩版『現代日本文學全 ( 解釋と鑑賞昭和三九・三 ) 中島健藏「解説」 集』昭和三三・七 ) ( 日本讀書新聞昭和三九・ 日野啓三「荒正人」 ・一六「戦後批評家論」第二回 ) 伊藤整・臼井吉見・中島健蔵 ( 座談會 ) 「昭和の文藝 評論家たち」 ( 筑阜版『現代日本文學全 吉本隆明「『近代文學』派の問題」 集』月報昭和三三・七 ) ( 群像昭和三九・七 ) 淸岡卓行「『現代藝術はどうなるか』評」 平田弐三郞「回想餘録」 ( 日本讀書新聞昭和三四・二・ ( 近代文學終刊號昭和三九・八 ) 中田耕治「一九四八年夏まで」 久野收・鶴見俊軸・藤田省三 ( 共同研究 ) 「知識人の ( 近代文學終刊號昭和三九・八 ) 發想地點ー『近代文學』グループ」 ( 「戦後日本の思想』中央公論社昭和三四・五 ) 編集藤堂正彰本多秋五「『近代文學』創世記の一 0 ごほか ( 『物語戦後文學史』新潮瓧昭和三五・一 ll) 平野謙「文藝時評」 ( 毎日新聞昭和一 = 六・七、 のち『文藝時評』河出書房新瓧昭和三八・八 ) 花田淸輝「〈仲間の面々〉新日本文學會」 ( 群像昭和三七・三 ) 本多秋五「戦後文學は幻影か」 ( 群像昭和三七・九 ) 佐藤靜夫「とりちがえた『幻影論』ー佐々木基 一の『戦後文學』批判」 ( アカハタ昭和三七・九・六 ) 本多秋五「〈仲間の面々〉『近代文學』の昨今」 ( 群像昭和三七・一 0 ) 津田孝「マルクス主義の『超克』と現代の文 學ー佐々木基一批判」 ( 文學評論昭和三七・一 0 ) 津田孝「佐々木基一『再説・戰後文學は幻影 だった』」 ( アカハタ昭和三八・三・九 ) 中村眞一郎「『近代文學』への加入」ほか ( 『戦後文學の回想』筑摩書房昭和三八・五 ) 山室靜「戦後文學のロマンチックな夢」 ( 群像昭和三八・六 ) ( 日本讀書新聞無署名「〈文壇人物論〉佐々本基一」 ( 群像昭和三九・九 ) ・二一「のち『現代日

→昭和三十年頃武藏野市吉祥寺にて右か ら平野佐々木基一荒正人埴谷雄 高本多秋五山室靜 ーと →昭和三十三年二月 、本郷學士會館にて 右から平野謙山 ・一を室靜荒正人佐々 、木基一本多秋五 埴谷雄高 ~ 一↑昭和三十九年三月 三浦半島城ヶ島にて 右から荒正人山 室靜本多秋五佐 々木基一小島直記 ↓昭和三十九年四月 「近代文學」終刊號 記念右から佐々 木基一埴谷雄高 平野謙山室靜本 多秋五荒正人

日本現代文學全集・講談社版 平野謙本多秋五 荒正人佐々木基一隹 小田切秀雄

平野集 荒正人集 近に戮と」 ハ説日本近代文學史 コし′リ一 】三いのを日 力法に 序説價 私小の二律背反原子核エネルギー ついて自我の根源的要求 ー・リ可な間 字宙工學 藝術家の變質 と現代の文學思想 指導し」ビン、不ス 生龠 素人作家の間題 る 晩年の藤村 夏目漱石論下からの美學 リアリズム 田山花袋論大審間官とゾシマ 長老 り切秀ム集 作ロ解説 本多秋五集 人 孑一 / イ - 伊藤整 ( 文學的自傅 ) 近代短歌史の光榮平野謙 本多秋五 天龍河吽の小學校 】りルか浦 荒正人入門 A フ、」しし 佐々木基一 批評の基準は 佐々木基一集 小田切秀雄 てすまされない 文學精紳のために 瀬沼茂樹 「人類學的等價」 現代藝はどう の場・加 について なるか文亠者の只任 「白樺」派の文學藝術と大衆轉向と世代の間題 宀呂本百合子現代と藝術家の人間の信賴に 正宗白鳥の死 一意識 マス・コミの逆誌 日Ä.J

平野謙本多秋五 荒正人佐々木基一集目次 小田切秀雄 卷頭寫眞 平野謙集 私小説の一一律背反 : 島崎藤村論・ 新生論 晩年の藤村 : 田山花袋論・ 本多秋五集 天龍河畔の小學校 : 批評の基準はなくてすまされない : ・兊 「人類學的等價」について・ 『白樺』派の文學・ 宮本百合子ーその生涯と作品ー 正宗白鳥の死・

荒正人集 原子核エネルギ 1 ( 火 ) : ・ 宇宙工學 : 化頂とビジネス : 夏目漱石論・ 大審問官とゾシマ長老 : ・ 人間と技術 ( 文學的自傳 ) : 佐々木基一集 現代藝術はどうなるか・ 現代藝術はどうなるか : 藝術と大衆・ : 現代と藝術家の意識・ : マス・コミの逆説 : 近代藝術と小説・ : 記録的方法について : 藝術家の變質・ : 素人作家の間題 : 下からの美學・ : ・ : 一三六 : 一一六四

を一町ほど行くと、小學校の西南隅にある正門のまえ ~ 出る。私 は、先行の車に同乘してきた佐々木基一と一絡に、その字路のと ころで車を降り、學校へ通じる小路を入って行った。 學校の敷地は一段高くなっている。大まかにいうと、西半分が割 に大きな灌漑用の用水池で、その東側に二棟の校舍が東西に延び、 校舍の北側に、これは山の谷合に長くのびた運動場がある。校舍は 四敎室ならんだのが南北二棟あるきりである。山の中の小さな小學 校である。北側の校舍は古い建物で、南側のが白。 ( ンキを塗った新 校舍である。 この七月の終りころ、私は佐久間ダムの工事場を見學に行った。 用水池は、本當は學校の敷地ではないのだろう。しかし、とにか 同行は『近代文學』の友人たちーー・佐々木基一と荒正人と山室靜、 く正門を入った左側が池で、それがこの學校の他所と變った景に それに私を加えて四人。他に新聞瓧から案内役の記者が二名參加し なっている。百メートル四方位の淺い池である。この池の南側の堤 て、合計では六人であった。 が、校舍の方へ通じる道路になっているのである。この堤の右側、 濱松から自動車で、天龍川にそって約六〇キロさかのぼったわけ である。佐久間はもう長野縣との縣境に遠くないから、靜岡縣をほすなわち南側は一段低くなって、すぐ一面の田圃である。そこから ぼ南端から北端まで橫斷したことになる。その途中、私は二俣在のは、盆地の南端までひと眼に見渡される。夏休みのせいもあって、 船明という山村の小學校に立ち寄った。そこは私が二等兵として敗學校はひっそり閑としていた。 「なあんだ、まるで疎開していたようなものじゃないか。」 戰をむかえたところである。 私は、思わず佐々木基一と顏を見合わせて、笑ってしまった。明 遠州電鐵の終點である西鹿島をすぎて、數町行くと、天龍川の鐵 橋 ( 出る。この橋を東岸 ( 渡って、約半道ほどで二俣の古い町であ日をも知れぬ生活を送ったところ、とばかり思っていたのに、日本 中のどこよりも安穩そうな場所だったからである。 る。一一俣から約一里ほどのところに船明はある。 新校舍と舊校舍の間の中庭には、紅い夏の花が咲いていた。舊校 一一俣の町を出外れると、道はゆるい登り坂になる。山道がだんだ ん急勾配になって、切通しになった峠をこすと、眼の下に小さな盆舍の、とつつきから二番目の部屋が職員室になっていて、そこの窓 の下に花壇があるのである。そこは私たちが、あの八月一五日正午 校地がひらける。一面の靑田におおわれた小さな盆地である。 の放送をきいたところであった。正確にいうと、きこうとしたとこ 南北一キロほどのこの小盆地を、街道が縱に、南北につらぬいて 畔いる。部落はこの盆地の北寄りに、約百戸ほどかたまっている。盆ろ、であった。 あの日の正午、天皇の放送があるというので、私たちはそのころ 地の北詰り、部落の東はずれに、白ペンキを塗った小さな建物がく 天 もう滅多にはいたことのなかった編上靴をはき、上衣を着用し、劍 つきりとみえる。それが船明小學校である。 部落の中央まで入って行くと、道は字形に分かれている。そのを吊って、そこの花壇のまえに集合し、體をこちこちにして、「キ = 7 8 字の分れ目からもう一本、細い小路が東〈通じている。この小路ウドー = 一歩まえ ' 」、「右〈、ならえ ' 」というようなことを何度も 天龍河畔の小學校

小田切秀雄集 戦爭下の鬱屈・ 近代短歌史の光榮・ 〃頭が惡い″ということ : Ⅱ戦後文學の出發にあたって : 文學精神のために 絶對の場所 : Ⅲ論爭から : 文學者の責任 : 轉向と世代の問題 : Ⅳ思想論・文學史研究・ 人間の信賴について・ ・ : 三毛 : ・三三六 : 三 0 三 ・ : 三 0 五 : 三 0 五 日本近代文學史序説・ 最近の評論から・ 自我の根源的要求と 現代の文學思想・ 批評におけるリアリズム・ 作品解説 : 平野謙 本多秋五 荒正人入門 : : : 瀬沼茂樹三吉 佐々木基一 小田切秀雄 年譜 : 參考文獻 : 伊藤整三六三 ・ : 三七 皇六 : ・三五 0 ・三吾

4 ノ 4 佐々木基一「『小林多喜一一』と「日本近代文學研究』」 ・六・四 ) 評ー」 ( 日本讀書新聞昭和三一 小田切秀雄參考文獻 ( 同誌昭和二五・九 ) 荒正人「『現代における自我』」 花田淸輝「『共産主義者』ホセとの對話」 ( 讀書新聞昭和三二・四・二八 ) ( 新日本文學昭和一一七・三 ) 加藤子明「文化指導者三〇人の分析」 ( 「知性」増 岩上順一、ぬやま・ひろし等の小田切攻撃特集本多秋五「文藝時評」 ( 「頽の根源について」にふ 刊・「現代常識讀水」昭和三一・九 ) れて ) ( 新日本文學昭和二一・一 0 ) ( 東京新聞昭和一一八・九 ) 石川弘義「日本のプフグマチズム」 ・一一 ) 桑原武夫「平和運動と誓い」 ( 世界昭和二九・五 ) 唐木順三「『人間と文學』」 ( 展望昭和二一 ( 圖書新聞昭和三二・ 杉浦明平「小田切秀雄著『近代日本の作家たち』」久保田正文「勞働者作家の條件」 荒正人「小田切秀雄著「人間と文學』」 ( 文學昭和二九・七 ) ( 文學昭和二一・ ( 文學界昭和三三・九 ) 小原元「『近代日本の作家たち』」 平野謙「私は中途半端がすきだ」 村松定孝「評論家という名の文壇棲息者の生態」 ( 近代文學昭和一一九・一こ ( 文學時標昭和二一・ ( 解釋と鑑賞昭和三五・ II) 中野重治「小田切秀雄の人と學問」 除村吉太郎「主體か現實かー小田切秀雄氏への公小田切秀雄「同人脱退の回想」 ( 近代文學昭和三 0 ・一 ) ( 日本評論昭和二一・ ( 筑摩書房・新選現代日本文學全集昭和三五・七 ) ( 同書 ) 久保田正文「解説」 大井正「異なる立場からの協力について」 小田切秀雄「私は中途半端なぞ嫌だ」 ( 同書月 ) ( 新日本文學昭和三〇・ (l) 中島健藏「小田切秀雄の態度」 ( 近代文學昭和二二・ ( 文明昭和一三・四 ) 佐々木基一「知識人の知識人論」 佐々木基一「實感文學論」 本多秋五「『近代文學』グループの系譜」「戦爭 ( 群像昭和三〇・四 ) 丹羽文雄「面上の唾ー靑年批評家へー」 責任追及の端絡」 平野謙「倫理的な自己反省の姿勢ー『人間の信 ( 風雪昭和二二・四 ) ( 新潮社・物語戦後文學史昭和三五・一 ll) 賴について』評ー」 クポカワ・ツルジロー「新時代の批評家たち」 谷澤永一「竹内好・小田切秀雄」 ( 日本讀書新聞昭和三〇・四・四 ) ( 人間昭和二二・五 ) ( 國文學昭和三六・八 ) 祖父江昭一一「『創造的』思想が創造したもの」 窪田章一郞「小田切秀雄著『萬葉の傳統』」 山田博光「猪野謙二と小田切秀雄」 ( 文學評論昭和三〇を六 ) ( 文學昭和一三・六 ) ( 同誌昭和三六・一 0 ) 竹内良知「思想の平和的共存」 甘粕石介「民主主義藝術家は何を爲す・ヘきか」 佐々木基一・平野謙・埴谷雄高・山室靜・本多秋五 ( 讀書新聞昭和三〇・六・六 ) ( 民科藝術部會編「藝術研究」第一集 座談會「戦後文學を語る」 昭和一三・八 ) 田光輝「思想の平和的共存」 ( 近代文學昭和三八・二および三 ) ( 同紙昭和三〇・七・四 ) 霈川鶴次郎「文學史と創作方法」 小野二郞「『根源的要求』の根源はどこにあるの ( 八雲昭和二三・ 三 ) 窪川鶴次郞「『文學と政治』『日本近代文學』」 ( 同誌昭和三九・五 ) か」 ( 同紙昭和三 0 ・一一・七 ) 岩上順一「戦後民主文學の展開と批判」 古林尚「小田切秀雄」 ( 文學前衛昭和二三・七 ) 殖谷雄高「『近代文學』創刊まで」 ( 明治書院・現代文學講座川昭和三九・六 ) ( 近代文學昭和・三〇・一一 ) 水野明善「小田切秀雄の文學えの疑間」 ( 同誌 ) 井上光睛・日沼倫太郞・日野啓三・奧野健男・埴谷 日高六郎「異った學問的立場の協力」 内海繁「疑間ふたっ」 雄高座談會「『近代文學』の功罪」 ( 思想昭和三一・二および四 ) ( 新日本文學昭和一一三・八 ) ( 近代文學昭和三九・八 ) なかの・しげはる「小田切秀雄『民主主鶉文學論』粟田賢三「知識人の協力をめぐって」 レ」亠 耕「流されているのはだれか」 ( 知性昭和三一・ ( 文學昭和二三・一〇 ) 印象」 ( アカハタ昭和四〇・二・ 高桑純夫「プ一フグマチズムとマルクシズムとの 伊藤整「戦後文學について」 猪野謙一一「小田切秀雄著『日本近代文學の思想 ( 群像昭和三一・ 平和的共存」 ( 近代文學昭和二三・ と妝況』」 ( 週刊讀書人昭和四〇・四・五 ) 中野重治「異議あり」 窪川鶴次郎「性急な思想の克服」 稻垣逹郞「小田切秀雄著『日本近代文學の思想 ( アカハタ昭和三一・四・一六および一七 ) ( 新日本文學昭和二四・四 ) と从況』」 ( 圖書新聞昭和四 0 ・四・一 0 ) 唐木順三「現代史への試み」 ( 元版 ) 日高六郎「思想の『協力』の最初の提案書ー『さ ( 筑摩書房刊昭和二四・四 ) まざまな思想の新しい關係について』 編集古林尚 開状ー」