ストレリチ スノーフレーク ランディ ( 和名ウシノシタ ) は長さ 9 ン , 幅 60 享ンもある卵状長楕円形で裏が赤紫 色の葉が 1 枚で , 花茎を数本出し , 青 紫色の花をたくさんつける。 S. レキシ ー ( 和名ヒメギソウ ) は長さ約 2 ンの長 楕円形の葉を根生し , 淡青色の花をつ ける。紅・桃・白色花の園芸種もある。 ストレリチアゴクラクチョウバナ とも。喜望峰原産のバショウ科の宿根 植物。革質の長楕円形で柄の長い葉を 根生。 50 享ンほどの高さに伸びた花柄上 に , 冬季開花する。長さ約 15 享ンの緑色 で縁が赤く基部が紫色をした船形の包 の中から 6 ~ 8 花が順次に咲く。花は ストレリチア 212 ストレプトカルバス S. ウェン ドランディ 黄だいだい色で舌状花は青紫色。温室 内で栽培。切花 , 鉢植にされる。 ストロビランサスビルマ原産のキ ツネノマゴ科の小低木。たけは 1.5 続ほ どで茎は四角。長さ 15 享ンくらいの楕円 状皮針形の無柄の葉を対生。葉面は金 属光沢がある紫色で脈は濃色 , 裏面は 紫紅色。直立した穂状花序に淡紫色の 5 裂した筒状花がっく。観葉植物とし て温室で栽培。さし木 , 実生でふやす。 ストロン→匍匐当枝 スナビキソウ日本全土の海岸の砂 地にはえるムラサキ科の多年草。全体 に灰色の軟毛がある。茎は高さ 30 ~ 50 スノヾラキシス S. トリカラー
ミヤマキン ヤマノイモのむかご ミヤマキンボウゲ→ウマノアシガタ し , 栽培もされる。高さ 50 ~ 100 享ンで , ミヤマクワガタゴマノハグサ科の 茎は斜めに立ち葉鞘が巻き合う。葉は 多年草。本州の高山帯の砂礫地には 2 列に互生し , 広皮針形。夏 , 根茎か える。茎は高さ IO ~ 2 嘘・一 , 根は卵形で ら花穂を生じ , 淡黄色の花を開く。半 長い柄があり , 対生し , 根元に多く集 日陰の麕植質の多い粘質地を好み , 軟 まる。夏 , 茎頂に淡紫色で , 濃色の条 化栽培することが多い。花 ( ミョウガの のある径 1 享ン内外の花を多数 , 総状に 子 ) や春の若茎いョウガ竹 ) には特有 開く。花冠は深く 4 裂。雄しべ 2 本と の強い辛味と香味があり , 漬物 , 汁の 雌しべ 1 本が長く突き出る。 実 , 刺身のつまなどにする。 ミヤマコゴメグサ→コゴメグサ ミル緑藻類ミル科の海藻。日本各 ミヤマシオガマ→シオガマギク 地の沿岸の潮間帯下部に生育。体は数 回叉状に分岐して , 全体は扇形とな ミヤマシキミミカン科の常緑低木。 本州 ( 関東以西 ) ~ 九州の山地にはえる。 り , ビロードのような手ざわりで高さ 高さ 1 続内外 , 厚い狭長楕円形の葉が 10 ~ 3 時ン。体の表面に見える細かい粒 やや輪生状に集まる。雌雄異株。 4 ~ は体をつくる巨大な細胞の突起部分。 5 月枝先にかおりのある白色の 4 弁花 近縁にナガミル , クロミル , サキプト を開く。果実は球形で赤熟。有毒植物。 ミル , ハイミルなどがある。 ヤマシャシン→ツリガネニンジン ヤマ / 、ンショウヅノレ→ハンショ ウ、ゾル ミヤマムラサキ本州中部以北の高 山の砂礫地にはえるムラサキ科の多 年草。太い根の先に高さ 10 ~ 20 享ンの株 をつくり , 全体に白毛が密生。葉は線 状皮針形で長さ 3 ~ 6 享ン。夏 , 5 ~ 10 本の花茎を出し , 空色まれに白色の花 を総状に開く。花冠は 5 裂し , 径 8 % 内外 , 基部には短い花筒がある。 ミヤマメシダ→メシダ ミヤマリンドウ→フデリンドウ ミョウガ ( 茗荷 ) 熱帯アジア原産の ショウガ科の多年草。本州以南に自生 ムクゲ ミヤマクワガタ 374
工リカ 集し , 葉に対生する。雌雄異株。果実 は径 5 ミリほどの球形 , 房となり黒熟し , 食べられる。近縁のヤマブドウは北海 道 ~ 四国の山地にはえ , つるは太く木 質で , 角ばったまるい大きな葉をつけ る。果実は球形で , 径約 8 気紫黒色 に熟し食用となる。 工ビネ日本全土の山地の林中には えるラン科の多年草。葉は 2 ~ 3 個 , 節のある根茎につき , 長楕円形で長さ 25 享ン内外。花は春 , 葉間から出た 40 享ン 内外の花柄上に十数個っき , 緑を帯び た褐色であるが色の変化が多い。唇弁 は白 ~ 淡紅色で 3 裂。根茎に節が多く , この名が出た。類品のキエビネは暖地 工ビモ 産で , 花は黄色で大形。サルメンエビ 米を除き全世界に分布。水中に群生す ネは唇弁の中片が大きく , 内面にしわ る。茎は長さ 60 享ン内外 , 線形でやわら がある。この類は花が美しく , 栽培さ かく柄のない葉を互生。 5 ~ 7 月に淡黄 れる。 褐色の花が穂状に集まって咲く。花被 工ヒメアヤメ中国 , 四国 , 九州の 山地にはえるアヤメ科の多年草。花茎 はない。果実の背面はとさかに似る。 は高さ 1 饐ン内外で , 1 花を頂につける。 工リカ普通ヒースともいう。欧州 , 南アフリカ等に分布するツッジ科の一 葉は , 花が終わった後長くのび , 粉白 属の常緑低木で , 50 種余りある。切花 緑色で薄い。花は青紫色で径 3.5 ~ 4 。 や鉢植またはロックガーデンに植えら 内花被片はやや小さく , 直立する。愛 れる。針状の葉は 3 ~ 6 枚輪生し , 花 媛県で初めに知られた。タレュエソウ は筒状または鐘状で小さく , 色は紅 ~ ( 誰故草 ) の名もある。 工ビモヒルムシロ科の多年草。南 白。日本で多く作られているジャノメ 0 工ビネ 工ビヅル 果実 55
センネンホ 花弁の先が少しくほんだ朱赤色の花を 開く。観賞用に栽培されるマッモトセ ンノウは , 花柄がなく , 花弁の先は浅 く 2 裂し , 縁に細かい刻みがある。花 色は深赤だが , 絞りや白花品もある。 センノキ→ハリギリ センブリリンドウ科の一 ~ 二年草。 日本全上の日当りのよい山野にはえる。 高さ 1() ~ 20 享ン , 葉は線形で対生し , 10 ~ 11 月 , 白色の花を開く。花冠は 5 深 裂し , 径 2 享ン内外 , 裂片は皮針形で基 部には 2 個の腺がある。全草に強い苦 味があり , 苦味チンキ , センプリ散な ど苦味健胃剤の原料となる。 センポンシメシ→シメジ センブリ センポンヤリムラサキタンポポと は扁平となる。有毒植物。 も。キク科の多年草。日本全上 , 東ア センネンボク→コルジリネ ジアの暖 ~ 温帯に分布し , 山地や丘陵 センノウ中国から渡来し庭に栽植 にはえる。葉は根生しタンポポに似る されるナデシコ科の多年草。 6 ンほど が , ちぎっても白い汁は出ない。花に の高さになり , 全体に細毛を密生し , は春型と秋型があり , 春型は 5 ~ 15 享ン 節が高く , 広皮針形の葉を対生。夏 , の花茎に白色の舌状花のある頭花をつ 枝先に集散花序をつけ , 径約 4 の深 けるが , 秋型のほうは 30 ~ 60 の花茎 紅色の花を開く。花弁は 5 枚で先端に に→閉鎖花をつける。 不整の数個の切れ込みがある。スイセ ゼンマイゼンマイ科のシダ。日本 ンノウは南欧原産で , 全体に白い綿毛 全上に分布 , 特に山地の谷沿いに多く , があるのでフランネルソウともいう。 大群落を作る。地下茎は大株になり , 夏 ~ 秋 , 長い柄のある紅 ~ 白色の花を 葉は集まって出 , 高さ 0.5 ~ 1 。 2 回 開く。庭や切花用に栽培。フシグロセ 羽状複葉で , 小羽片は皮針形となり柄 ンノウは日本特産で , 山中の半陰地に がない。春早く普通の葉の出る前に , 自生。高さ 8 ンに達し , 節が高く紫黒 胞子嚢だけの葉 ( 胞子葉 ) が出る。巻い 色を帯びる。 7 ~ 9 月 , 径 5 享ンほどの た若葉を十し , 食用とする。 前葉体い原葉体 , 扁平体とも。シ ダ植物の配偶体。多くは大きさ 1 内 外のハート形で中央部以外は 1 層の細 胞からなり , 葉緑体があって独立栄養 を営む。前葉体は胞子が発芽 , 成熟し たもので , 裏面の下方に仮根と造精器 , 上方に造卵器ができ , 受精が行なわれ て , シダの幼植物となる。 センリョウセンリョウ科の常緑小 低木。中部地方 ~ 九州 , 東南アジアに 分布。茎は少し枝分れして , 高さ 7 ン 内外 , 節は隆起し , 長楕円形の葉を対 生する。夏 , 黄緑色の花が枝先に短い 穂状につく。花被はなく , 雄しべ 1 個。 お センポンヤリ 222
フエジョア フウトウカズラコショウ科の常緑 木性つる植物。本州 ( 関東以西 ) ~ 九州 , 東アジアの海に近い林内にはえる。茎 は樹幹や岩上をはい節から根をおろす。 葉は卵形で対生。雌雄異株。 5 ~ 6 月 茎の先から花穂を下垂し , 黄色の小花 を密につける。花被はない。果実は球 形で赤熟する。 フウラン本州中部 ~ 九州 , 東アジ アの暖地の樹上 , 岩上などにはえるラ ン科の常緑多年草。葉は密に短い茎に っき , 広線形で長さ 5 ~ 10 享ン , 硬くて 厚く内側に折れる。 7 月 , 葉腋から花 柄を出し 3 ~ 5 個の花をつける。花は 白色で径 1.5 享ン内外 , 細長い距がある。 園芸品種も多い。 フウリンソウカンバニュラとも。 南欧原産のキキョウ科の二年草。茎は 直立して 1 内外になり , 葉は広皮針 形で , まばらな鋸歯こよがある。 5 月 , 径約 2.5 享ンの鐘形の紫色の花が咲く。 花色が白・桃色の園芸種もある。花壇 , 切花用に栽培される。春まきして秋定 植 , 翌年夏に開花する。 フウロソウー般には→ゲンノショ ウコのことをいう。フウロソウ属は日 本に十数種あって , ときに山草として 栽培される。グンナイフウロは深山に はえ , 花は茎頂に散房状に密につき , 花柱は長く小柄は果実時にもそり返ら ない。チシマフウロは北海道 , アジア 北東部に分布。全体に逆毛があり , 葉 は細かく裂ける。タチフウロは→ハク サンフウロに似ているが山地の草原に はえ , 花はやや小さい 。ミッノヾフウロ はゲンノショウコに似るが葉が 3 深裂。 ヒメフウロ ( シオヤキフウロとも ) は一 年生で , 西日本の山地にはえ , 花は小 さく , 葉は細かく裂ける。 フエジョア南米原産のフトモモ科 の常緑樹。高さ 5 ほど。葉は楕円形 で光沢があり , 裏は銀白色。花は杯状 で内側が紫紅色 , 外側が白色で美しい。 果実は球形 ~ 楕円形で甘すつばく芳香 がある。生食のほかジャム , ゼリーなど にする。日本では観賞用に栽培される。 フ フウラン 329
ワタイオウ ワダイオウ→大黄 ワタスゲ本州中部以北の湿原など にはえるカヤツリグサ科の多年草。葉 は細長く , 線形で断面は三角形 , 多数 根生して大株をつくる。初夏 , 茎頂に な 高さ 20 ~ 50 の花穂を出す。子房の下 こは白毛があり , 花後にのびて 2 享ン内 外に達し , 全体に球形となる。 ワダンキク科の多年草。関東南部 ~ 東海地方の海岸にはえる。全体に柔 らかく , ちぎると自汁を出す。茎は高 さ 30 ~ 60 , 通常横に枝を分かち , 倒 卵形の葉を互生する。頭花は黄色の舌 状花からなり , 9 ~ 11 月こ、ろ開花。茎 頂は葉が群がっているだけで , その葉 腋から花柄が出る。 ワトソニアヒオウギズイセンとも。 南アフリカ原産のアヤメ科の球根植物。 葉は剣状で長さ 40 ~ 50 享ン。 6 月 , 高さ 1 内外の花茎を出し , 紅色の花を開 く。花被片は 6 枚 , 基部は筒形となり , 葯 ! は黒紫色で花筒から突き出す。雌 しべは雄しべより長い。切花 , 花壇植 として観賞。 ワライタケヒトヨタケ科の小形の キノコ。馬糞など堆肥の上に発生す る。柄は細長く , 傘は赤褐色で鐘状。 ひだは黒色で , ヒトヨタケと異なり自 己液化しない。オオワライタケはフウ センタケ科のキノコで本種より大形 , 傘は黄褐色で広葉樹に発生する。とも に毒菌で食べると中毒して笑い出す。 毒成分はまだ明らかでない。 ワラビワラビ科のシダ。ほとんど 全世界に分布し , 野原など , やや明る い所に多い。径約 1 享ンの地下茎が地中 やや深い所を長くのび , まばらに葉が 出る。葉は長さ 1 続内外となり , 葉面 は五角状卵形で , 3 回羽状複葉 , 細い 毛があり , 胞子嚢は葉縁に沿って列に なってつく。春まだ開ききらない若葉 を食用とする。 ワルナスビナス科の多年草。昭和 初期欧州から帰化。荒地などにはびこ り害草になるのでこの名がついた。茎 は高さ 30— 5 ン , 鋭いとげがある。葉 ワダン 0 ワトソニア ワレモコウ 428
ワルミ 株分け , 実生でふやす。 クリタケ北半球の温帯に広く分市 するモ工ギタケ科のキノコ。秋 , 山林 内広葉樹に東生。かさは径数享ン , 茶褐 色で繊維質。ひだは淡紫褐色で , 柄に 直生または湾生する。柄は中空で , 長 さ 10 享 ' に達し下半部は褐色 , 上部は黄 白色で不完全なつばの残片がある。美 味な食菌。毒菌→ニガクリタケに似て いるので注意を要する。 クリハラン本州南部 ~ 九州 , 東ア ジアの林下などにはえるウラボシ科の シダ。地中に太い針金状の地下茎が長 くのび , 葉がまばらに出る。葉は長楕 円形で , 長さ 30 ~ 60 , 柄が長く , 濃 緑色で , 網状の葉脈が見える。胞子嚢 群は楕円形で , 中脈の両側に 1 ~ 数列 っく。 クリンソウ北海道 , 本州 , 四国の 山中谷間などの湿地にはえるサクラソ ウ科の多年草。全体無毛。葉は根生し 倒卵長楕円形で , 長さ 15 ~ 40 , 基部 はしばしば赤みを帯びる。晩春 , 高さ 40 ~ 80 の花茎を立て , 紅紫色花を数 段輪生する。花色が自色 , かば色など の栽培品もある。 クルマバックバネソウ→ックバネ ソウ クルマバナ日本全土 , 東アジアに 分布し , 山地や原野にはえるシソ科の 多年草。茎は方形で , 高さ 30 ~ 8 / 長さ 3 ~ 6 享ーの卵形の葉を対生する。 夏 , 茎の先に淡紅色の唇形花を数段に 輪生。花冠は長さ 8 ~ 10 ミリで下唇は大 きく , 3 裂。がくも唇形で長毛がある。 クルマミズキ→ミズキ クルマュリ本州中部以北の高山の 草原や深山の林内にはえ , 千島 , カム チャッカにも分市するユリ科の多年草。 茎は鱗茎から出 , 高さ 30 ~ 7 ン。中央 下に 1 ~ 3 段に皮針形の葉ーを輪生する。 夏 , 径 5 ~ 6 の花を 1 ~ 5 個 , 茎頂 に横向きにつける。 6 枚の花被片は黄 赤色でそり返る。 クルミ クルミ科の落葉高木で , ク ルミ属の総称である場合と , オニグル クルマュリ 129
ガンビ 山野に多いモミジイチゴは , 葉が緑色 , キキョウ モミジのように掌状に裂ける。春 , 短 から植栽される。全株無毛で , 東生する い小枝の先に径約 2 享ンの白色 5 弁花が 茎は直立し , 高さ 40 ~ 90 になる。茎 1 個 , 下向きに半開し , 後に黄色の果 の頂部 , 葉腋に 5 ~ 6 月 , 径 4 享ンくら 実を結ぶ。果実は味がよい。暖地の海 いの朱赤色の美しい花を次々に開く。 岸地方にはえるカジイチゴは , ときに 葉は対生。ふつう春に株分けでふやす。 果実を利用するために栽培される。ほ ガンピ ( 雁皮 ) 本州中部以南の暖地 とんどとげがなく , 径 3 ~ 4 享ンで白色 の山中にはえるジンチョウゲ科の落葉 の花が数個 , 上を向いて咲く。クサイ 低木。樹皮はなめらかで , 若枝や卵形 チゴはやぶなどにはえ , 軟毛があり , の葉には白い絹毛がある。初夏 , 若枝 茎は低い。葉は 3 個の小葉に分かれ , の先に頭状花序をつけ , 黄色の小花が 大きな白色 5 弁花が上を向いて咲く。 集まって開く。がくは筒形で先が 4 裂 果実は赤熟 , 食べられる。 キエビネ→ェビネ し , 花弁はない。樹皮の繊維からは , 雁皮紙その他の和紙が作られる。 帰化植物つよ外国の植物が自生地 灌木→低木 から人間の媒介で渡来し , 繁殖 , 生育 観葉植物っ主として葉の形や して野生するようになったもの。栽培 色彩などを観賞する植物の総称であっ 種は含めず , 普通には導人経路が歴史 て , 特に定義はない。室内装飾として 的に見当のつくものだけをいう。日本 利用され , インドゴムノキ , クロトン , では約 5()()i!F 。ィネ科 , キク科などのも ドラセナ , アナナス類 , ヤシなどその のが多く , 雑草の大部分を占める。種 数はきわめて多い。異国的なものが喜 子は小さく発芽力が大で , 生育環境の ばれ , 日陰に強い植物がよく , ポット 幅の大きいものが多い。く帰化植物と スタンドやつり鉢などにも利用される。 雑草 > 参照 ( 104P ) カンランし→キャベッ キカデオイデアシカデオイデアと キイチゴバラ科キイチゴ属に属す も。中生代に繁茂した化石裸子植物。 る低木または草本の総称。茎などにと ソテッに近い。球状または樽形の幹 げのあることが多く , 葉は単葉 , 3 出 をもち , 頂部には長く堅い葉が茂り , 葉または羽状複葉となる。花は 5 弁 , シュロのような外観を示す。幹には鱗 後に多数の分果からなる果実を結び食 毛が多く , 包葉や葉が厚いキチン質の 102
プーゲンビ 州 , 九州に自生し , 東アジア北部に分 布するキンボウゲ科の多年草。早春 , 高さ 10 享ン内外の茎の頂部に , 径約 3 享ン の黄色花を日を受けて開く。花弁数 20 —300 花後 20 ~ 40 享ンの高さまでのび , 羽状に細裂した葉を広げる。江戸時代 以来園芸品種が多数作られ , 花色が赤 だいだい・白・緑のものや , 変わった 花型のものもある。移植 , 株分けは秋 フクロナデシコ にして , フレームで促成栽培すると , のコルク質となる。菌核の一種で生殖 正月に観賞できる。根は強心剤にする。 複相→単相の対語。→核相交番 器官は別にできる。利尿剤とされる。 において二倍体の相 ( 単相の場合の染 フクロナデシコサクラマンテマ , シレネ・ペンジュラとも。地中海沿岸 色体を 2 組もっ ) をいう。有性生殖で 地方原産のナデシコ科の秋まき二年草。 は減数分裂の結果染色体数の半減した 単相 ( 染色体数司の配偶体の合体によ 鉢植や花壇の縁取りとして栽培。草た って複相 ( 2 司に戻るが , 無性生殖で け 20 ~ 50 で葉に白毛がある。 5 は親の体細胞がそのまま新個体となる 月 , 袋状にふくらみ , 白色で緑色の脈 のあるがくに淡紅色の 5 弁花を開く。 ため , 常に複相の状態にある。 花色が白・濃紅のものや矮性種もある。 複葉 二つ以上の部分に分かれた 葉身をもっ葉の総称。分かれた葉身を フクロフノリ→フノリ ブーゲンビリアイカダカズラとも。 小葉という。単葉の対。小葉 3 枚から プラジル原産のオシロイバナ科のつる なる 3 出複葉 ( カタバミ ) , 葉柄の先に 性低木。茎には先の曲がったとけがあ 小葉が放射状につく掌状複葉 ( ァケビ ) , り , 毛を密生する卵状の葉を互生。花 中軸の左右に小葉の並ぶ羽状複葉 ( フ は枝先に総状に集まって咲き , 3 枚の ジ ) などがある。→葉 濃桃色の美しい包葉が観賞の対象にさ フクラシバ→ソヨゴ れ , 温室栽培される。包葉の中のがく ブクリョウ東アジア , 北米に分布 は黄白色で筒状をなし , 先端が 5 するサルノコシカケ科のキノコ。日本 裂 , 花弁はない。包葉が白・紅紫・だ ではアカマツなどの根に寄生。大小不 いだい・淡黄色等の品種もある。さし 規則な塊状で , 径 1 ン以上 , 表面は凹 凸のある黒い殻で包まれ , 内部は白色 木でふやす。 フ フェスク ブーゲンビリア 331
イ は , 南欧原産の一 ~ 二年草。高さ約 60 享ン , 5 月に芳香のある黄色の花を数段 に輪生状につける。繁殖は実生鷲によ る。ラッセルルビナスは北米西部原産 のワシントンルヒ。ナスから作られた園 芸品種。多年生で高さ 1 内外 , 矮性 種もある。花は 5 ~ 6 月 , 総状に密 につき , 紅・青・黄・紫色花のほか , 2 色花もある。繁殖は株分け , 実生に よる。 ルリカラクサ→ネモフィラ ルリソウ ルリギク→ストケシア ルリマツリ南アフリカ原産のイソ ルリソウムラサキ科の多年草。山 マッ科の常緑小低木。茎はよく分枝し , 中の林内にはえる。全体に粗毛があり 枝はのびて半つる性になる。葉は互生 茎は高さ 3 ン内外。根生葉は広倒皮針 し長楕円形。春 ~ 秋 , 枝先に花穂をつ 形で , 長さ 7 ~ 15 享ン , 長い柄がある。 け , 径約 2.5 の花を 5 ~ 10 個開く。花 4 ~ 6 月 , 2 分する総状花序を出し , 冠は空色で , 上部は 5 深裂し , 花筒は 空色の花をつける。花冠は 5 裂し , 径 細い。温室で鉢植とし , また夏には花 1 ~ 1.5 まン。近縁のヤマルリソウはルリ 壇に植えて観賞。繁殖はさし芽 , 株分 ソウに似るが花茎の数が多く , 花序は 小形の葉をつけ多くは分枝しない。 けによる。 ルリヤナギリュウキュウヤナギと ルリタマアザミ南欧 ~ 西アジア原 も。南米原産のナス科の低木。草質で 産のキク科の多年草。高さ 1 内外 , 全体に蠑質物があり , 白っぱい。地下 葉はアザミ類に似 , 対生して羽状に深 茎は周囲に広がり , 茎は高さ約 2 , 裂し , 葉裏には細い白綿毛を密生。 7 長楕円状皮針形の葉を互生する。夏 , ~ 9 月 , 枝先に径 4 ~ 5 享ンの球状で青 茎頂または葉腋に淡紫色の花が房状に 色の頭花を開く。頭花は筒状花のみか 咲く。花冠は 5 深裂。庭に植えて観賞 らなる。弱アルカリ土を好む。昭和初 期に日本に渡来。花壇植 , 切花として する。 観賞される。 レイシッルレイシ , ニガウリとも。 熱帯アジア原産のウリ科のつる性一年 ルリチョウチョウ→ロべリア 草。葉は掌状で淡緑色 , 雌雄同株で夏 , ルリヒナギク→プルーデージー ルナリア右は隔膜のみを残して枯 れ落ちた果実 レイシ 421