ミネサワラ つ並ぶ。 ミッパ東アジアに分布するセリ科 の多年生の野菜。高さ 30 ~ 60 享ンで , 葉 は鋸歯こよのあるとがった卵形の 3 小葉 からなり , 互生する。夏 , 自色の小花 からなる複散形花序をつける。全草に 強い芳香があり , ふつう軟化栽培した 茎葉を食用。 ミッパアケビ→アケビ ミッパウッギミッパウッギ科の落 葉低木。日本全土の山地の樹下にはえ る。葉は対生し 3 出複葉 , 小葉は卵形 ミネザクラ で先はとがる。 5 ~ 6 月 , 枝先に集散 葉の出る前に紅紫色で径 3 ~ 4 享ンの花 花序を出し , 平開しない白色の 5 弁花 を開く。果実は平たく秋に熟し , 先は を開く。雄しべは 5 本で花柱とともに 浅く 2 裂する。材を箸ど , 木釘しなどと 毛がない。近縁のトウゴクミッパッツ し , 若葉を食用とする。 ジは下面の主脈上に褐色の毛があり , ミッパッチグリ日本全土の山地や 花柱の下部や子房には腺毛が多く , 雄 丘などの草地にはえるバラ科の多年草。 しべは 10 本。 葉は太くて短い根茎上に数個っき , 3 ミツマタジンチョウゲ科の落葉低 枚の小葉からなり , 小葉はやや薄く , 木。中国原産で古く日本に渡来 , 各地 長楕円形で縁には鋸歯こよがある。春 , に栽植される。枝は 3 本ずつに分かれ 高さ 15 ~ 25 の茎を出し , 少数の葉と 黄褐色。葉は薄く広皮針形で , 裏面に 径 10 ~ 15 ミリの黄色の 5 弁花を数個つけ は白みがある。 3 ~ 4 月 , 葉の出る前 る。雄しべ多数。 に枝先に黄色の頭花を下向きに開く。 ミッパッツジツッジ科の落葉低木。 がくは筒形で先が 4 裂 , 花弁はない。 関東 , 東海地方の山地にはえる。高さ 樹皮の繊維は強く , →コウゾとともに ~ 4 , 芽は鱗片に包まれ , 粘質と 和紙の原料とされる。主産地は高知。 2 なる。葉は 3 枚 , 枝先につき , 広卵形 ミネサクラタカネザクラとも。北 で上面には腺状の突起があり , 下面は 海道 , 本州の高山 ~ 深山にはえるバラ 科の落葉小高木または低木。サクラの 白色を帯び , 葉脈が著しい。 4 ~ 5 月 , ミツマタ花 ミッガシワ 371
オヒョウ オミナェシ右はオトコェシ は高さ 30 ~ 6 ン , しばしば分枝し , 細 に熟する。アイヌはこの樹皮で厚司きつ 長い線形の葉をつける。夏 ~ 秋 , 掌状 を織る。 に開いた 3 ~ 6 個の花軸を出し , その オヒルギ→ヒルギ 下側に小穂を 2 列に密生する。小穂は オーブレチアムラサキナズナとも。 4 ~ 5 個の小花からなる。 南欧原産のアプラナ科の多年草。 10 オヒョウニレ科の落葉高木。日本 くらいの高さで , 葉はひし形。すみれ 全 - 上 , 東アジアの山地に広くはえる。 ~ 空色の十字花で , 花っきがはなはだ 葉は短柄をもち , 広倒卵形で , 先端は よいので , 花壇 , ロックガーデン , 鉢 普通三つのとがった裂片となる。縁に に群植をするのに向く。繁殖は秋に株 は重鋸歯こよがあり , 表面は短毛がはえ 分けでやるが , 春と秋にさし芽をして ざらっく。春 , 葉の出る前に , 淡黄色 もよい。 の小花が群がって咲き , 果実は淡褐色 オミナェシ ( 女郎花 ) オミナェシ科 の多年草。日本全土の山野にはえ , 東 アジアに分布する。茎は高さ 0.5 ~ 葉は対生し , 羽状複葉で , 裂片は細く とがる。夏 ~ 秋 , 黄色の小花を多数開 く。花冠は 5 裂し , 雄しべは 4 個。秋 の七草の一つ。これに似たオトコェシ オーブレチア オヒシバ 70
マサキ マッカゼソウ マサキ果実 上部に雌小穂 , 下部に雄小穂をつける。 は対生し , 楕円形。淡紫色の小花をつ 小穂は 1 小花のみからなる。葉を仏事 ける。全草に芳香と苦味があり , 葉 , に用い , また編んで菓子などを包む。 花 , 茎を香辛料として用いる。シロッ 黒穂病にかかった幼苗は肥厚軟化し , プ , スープ , シチュー ソース , 野菜 中国では広く食用とする。また , その サラダの香味料や肉料理のにおい消し 時期を過ぎて黒粉の出たものをマコモ に使う。 マダケニガタケとも。イネ科のタ 墨といい , まゆ墨などとする。 マサキニシキギ科の常緑低木。本 ケ。中国原産で古く日本に渡来 , 寒地 州 ~ 九州の海岸にはえる。葉は対生し 以外の各地に広く栽植される。茎は直 立し中空で径 10 内外 , 節はやや高く , 倒卵形で厚くつやいあり , 縁には鋸帳 こよがある。 6 ~ 7 月 , 葉腋に集散花序 各節から 2 本の枝を出す。葉は枝先に を出し , 緑白色 4 弁の小花を開く。果 5 ~ 6 枚っき , 皮針形で長さ 8 ~ 12 第 ' , 実は球形で冬に成熟し 3 ~ 4 裂して黄 葉鞘の肩毛は長い。たけのこは 5 月下 赤色の仮種皮をかぶった種子を出す。 旬に出 , 皮には毛がなく , 黒色の斑点 庭木 , 生垣とし , 斑人嗇品などの園芸 がある。まれに開花して枯死。茎はか 品種もある。 こ、など , たけのこは食用となる。 マーショラムマヨラナとも。地中 マタタビマタタビ科の落葉っる性 海沿岸原産のシソ科の草本状低木。葉 木本。日本全上の山地にはえる。葉は 卵円形で先がとがり , 縁には鋭い鋸歯 リがある。上部の葉は開花期に表面が 自色に変わる。雌雄雑居性。 6 ~ 7 月 , 新枝の上部の葉腋に白色 5 弁の花を下 向きに開く。果実は長楕円形で 9 —10 月 , 黄熟 , 食べられる。全木をネコ科 の動物が好み , 食べると一種の酩酊饗、 状態となる。 マチンフジウッギ科マチン属の常 緑高木。種子は馬銭子またはホミカと いい , ストリキニーネ , プルシンなど のアルカロイドを含有 , 硝酸ストリキ ーネ ( 興奮剤 ) の製造原料とするほか , マタタビ花 358
スズメノヤ い日 円形の仮球がある。葉は 2 枚対生して 根生し , 楕円形。夏 , 葉間から高さ 20 ~ 3 ンの花茎を出し , 上半に紫色で長 さ約 1 の花を 10 個内外つける。唇弁 は幅が広く , 径 1.5 享ンに達する。スズ ムシが翅を広げたように見えるので , この名がある。 スズメノエンドウ→カラスノエン ドウ スズメノカタビライネ科の一 年草。全世界に分布 , 南極大陸にも帰 化しており , 路傍など至るところには える。おもに春に開花する。高さ 5 ~ 25 第になり , 茎や葉はやわらかい。花 穂は円錐形で小穂は 3 ~ 6 個の小花か らなる。 スズメノチャヒキイネ科の一年草。 本州 ~ 九州 , ューラシア大陸の温帯に 広く分布し , 路傍や川原の日当りのよ いところにはえる。 5 ~ 7 月に開花 , 高さ 30 ~ 80 享ンになる。葉に軟毛があり , 大形の円錐花序は先がたれ下がる。小 穂は楕円形で , 小花は 10 個内外 , 子房 の頂には毛がある。 スズメノテッポウィネ科の一 年草。日本全土 , 東アジアにみられ , 畑地にはえる型と , 田にはえる型の 2 型がある。高さ 20 ~ 4 ン , 葉は線形で , 基部は茎を抱く。花穂は円柱状で直立 し 4 ~ 6 月に開花。小穂は広卵形で , 同じ長さの 2 枚の包穎がある。雄し べは黄だいだい色。近縁のセトガヤは 高さ 25 ~ 6 ン , 小穂は大きく , 雄しべ は白い。関東以西の田や湿った野原に はえる。 スズメノヒ工 ( 1 ) イネ科の多年草。 本州 , 九州の路傍や野原に普通にはえ る。高さ 40 ~ 9 ン , 葉は線形で多く根 生する。 8 ~ 10 月に開花。花穂は中軸 に互生した 3 ~ 5 本の枝穂からなる。 小穂は卵円形で , 凸レンズ状に片面が ふくらむ。暖地の牧草ダリアグラス ( シ マスズメノヒェ ) は本種に近縁。 ( 2 ) → スズメノヤリの別名。 スズメノヤリイグサ科の多年草。 日本全上 , 東アジアの平地や山麓など スズメノヤリ 209
サンショウ 色の小花を多数つける。果実は中に黒 い種子があり , 9 ~ 10 月 , 褐色に熟す。 若葉と若い果実を香辛料として , あえ 物 , 刺身のつまなどとし , 果実を干し たものを薬用 , 香辛料とする。同属の 類似種のフュザンショウは関東以西の 暖地の山地にはえ , 葉軸には狭い翼が あって , 小葉の数も少ない。普通食用 にはしない。日本全上の野原にはえる イヌザンショウは , サンショウによく 似るが属が違い , とげが対生せす , か おりも悪く利用されない。 サンショウバラ箱根を中心とした 地域の山地にはえる日本特産のバラ科 の落葉低木。枝にはとげが多く , 葉は 9 ~ 19 個の小葉からなる羽状複葉で , 下面には軟毛がある。 6 月 , 淡紅色で 径 5 の 5 弁花が短い枝の先に 1 個っ く。がく筒にはとげを密生。葉がサン ショウの葉に似るのでこの名がある。 サンショウモムカデモとも。本州 中南部 ~ 九州に広く分布するサンショ ウモ科の一年生のシダ。池 , 沼などの 水面に浮かぶ水草で , ときには水面い つばいに広がる。サンショウの葉のよ うに楕円形の葉が対生し , 水中に根が たれる。この根は葉の変形したもので , 大小の球形の胞子嚢果をつける。 サンセべリアアフリカ , アジアに 産するユリ科の多年草で , 50 種以上を 含む一属 Sansevieria である。根茎か ら東生する葉は繊維質で繊維作物とし S. ニロチカ ( 和名チトセラン ) は俗に 「虎の尾」と呼ばれ , 80 ほどになる 剣状の葉に不規則な濃淡の横斑がある。 この葉に黄色い縁をつけたようなのが S. ローレンチ ( 和名フクリンチトセラ ン ) で , その他 , 葉が円筒状をなすもの や , 長さが著しくつまって楕円状卵形 をなす葉が重なり合ってつくもの ( ハー ー ) などもある。いすれも高温を好み 乾燥には強いが , 低温多湿に弱い。株 分け , 葉ざしでふやす。 サンタンカ ( 山丹花 ) イキソラとも。 中国南部 ~ マライに原産するアカネ科 サンショウ果実 ジイソブ サンショウモ 170
ニワナスナ ニワフジ ニワトコ果実 序を出し , 淡黄白色の花を多数開く。 セリの代用ともされる。 果実は球形で 6 ~ 7 月 , 赤熟。材は細 ニンドウ→スイカズラ ニンニクガーリックとも。西アジ 工物などとする。 ァ原産といわれるユリ科の多年草。オ ニワナズナ→アリッサム ニワフジ本州 ~ 九州の河岸などに オニンニクとヒメニンニクとがあり , ふつう前者をさす。花茎は高さ 60 以 はえ , 寺院などの石垣に植えられるマ 上で , 下部が鞘状になった扁平な葉を メ科の落葉小低木。茎は高さ 50 内外 , 2 ~ 3 枚出す。夏 , 白紫色の散形花を 基部は木質になる。葉は奇数羽状複葉 開く。鱗茎は 5 ~ 6 個の小鱗茎からな で , 小葉は長さ 3 ~ 4 , 長楕円形で , り , すりつぶすと強烈な刺激臭を発す 下面は白みがある。初夏 , 葉腋に淡紅 る。 5 ~ 6 月に収穫。古くから香辛料 , 色で長さ約 2 の蝶をよ形花を多数 , 総 強壮剤として知られ , 特に中国 , 朝鮮 , 状につけ , 後に長さ 3 ~ 4 の豆果を 西洋の肉料理では多く使用される。粉 ニワホコリイネ科の一年草。ほぼ 末にしたものをガーリックパウダーと 日本全上に分布し , 畑地や半陰地に並 いう。 ヌカボイネ科の多年草。日本全上 通にはえる。茎は繊細で , 高さ 10 ~ 30 にみられ , 田のあぜや多少湿った野原 , 葉は狭い線形となる。 8 ~ 10 月に などに普通にはえる。高さ 4 0 ~ 80 , 開花。花穂は狭楕円形で , 長さ 6 ~ 10 5 ~ 6 月開花。花穂は細長い円錐形で , 。小穂は淡紫色で 4 ~ 8 個の小花を 多数の小穂がっく。小穂は小さく長さ つける。 ニンジン ( 人参 ) 欧州 , 北アフリカ 2 ~ 3.5 ミリ , のぎはない。近縁のコヌカ グサ ( レッドトップ ) は欧州から牧草と ~ 中央アジアの原産といわれるセリ科 して輸人された帰化植物で , 高さ 40 ~ 二年草。羽状複葉の根出葉を出 90 享ー。花穂は円錐状で斜上枝が出る。 し , 根はふつう倒円錐形で肥大し長さ IO 1 , カロチンを含み黄 ~ 赤色。 春 ~ 初夏に開花。 夏 , 1 前後の花茎を出し多数の小形 ヌスビトノアシ→オニノヤガラ 自花を開く。品種は東洋系と西洋系と ヌスビトハギ日本全上のやや日陰 のやぶや草原にはえるマメ科の多年草。 に大別され , また長根種と短根種とに も分けられる。一般に表上の深い砂質 葉は長さ 4 ~ 8 の卵形の小葉 3 枚か 壌土を好む。根はビタミン A が特に豊 らなる。夏 ~ 秋 , 枝先に長い総状花序 富で , 生食 , 煮食のほか各種料理のっ を出し , 長さ 3 ~ 4 ミリで淡紅色の蝶をよ け合せ , みそ漬 , 粕漬とする。また葉 形花をまばらにつける。豆ざやは平ら もビタミン A を多く含み , 浸し物やパ で , 2 ~ 4 個の深いくびれがあり , 両 280
ヤフタハコ ウ ソ 東さ つで点色プ本家 低な跚あ状く本用芸本州は茎をかい 。東し , ひの よの葉るに開 緑林さが生開 5 賞園日既葉 , 花 , す , 長本ま葉 , 褐ャ。日 し の科小、張腋をるも , 枝しき色で 。集複り濃ニる ' 夏白外や丿 ン常の高リ輪をベ観の っ葉花けと分生巻緑形 。市 くダは状あはオあ草 草ア。の内き九 分 こ 当「薄引 , 形「汚本物葉 , はウケ科山茎鋸し小雄熟多年ジ 8 る形、、。「 ~ きシ葉丱がにのが年 脈柄縁沢二 ゾキジの , 細接の , 赤来二アな小 3 に州大の く複夏実 のす。、リ方 ~ 蝶花カ と , さど本は。科 新状葉近光の 土生上夏の鎖ウ草る長状。果ンサウアくでは色し , 古の 科え葉し長なは実いダ多網 カラコジ長形で白裂冬 全群 ~ の。外閉ボ年えが掌る リよ高複出で服ミ果多シに川の在るくク →ムプアが円部に 5 ~ れ 本に川葉る内いン多は柄る出 暖 , がオ地 ~ 特散あ多キ →ャ東茎楕上腋く秋らたセに布状を形衣ラ 日どさ小れミリなビ性にはなに開 の こ ジしげ山間独がが , 根長が葉深 , えれど分羽序卵 ア な長 , 切 5 のる地葉ら側をウ ジ ウ傍はりにさ弁シっ平 , か対花ゾンジ土。はる , でで植らミなも回花はてプ布とツのさ , 群片岸コ 州高形嚢鱗海・ ア ソ路葉な形長花ラののい葉反弁ンマウ全る葉す夏状形にくラ原に 2 形実っャ分 , テ ズの。らでにガ科アは小の 4 カケコ本え。生。杯球庭っジ野カ , 散果あオに外ソ九 , 大子のはタ 野草か筈色他プウジくの葉な。ブブブ日は外互るははてがブのリし複。がのア内ブ ~ ては胞形ツブ 。に内 , な冠実し種ャ土フ生にく毛縁ジミリヤ部出片の大テャ土 ャ原年枚矢紫。ャドア長枚はさ熟ャヤャ 南て羽状でソ全 木ど第りと花果と品全ア互頂開ぎ近ア 5 プ南て 5 一 3 と紅 ャブタバコ 実 果 ウ ャ ャブソテッ 397
プーゲンビ 州 , 九州に自生し , 東アジア北部に分 布するキンボウゲ科の多年草。早春 , 高さ 10 享ン内外の茎の頂部に , 径約 3 享ン の黄色花を日を受けて開く。花弁数 20 —300 花後 20 ~ 40 享ンの高さまでのび , 羽状に細裂した葉を広げる。江戸時代 以来園芸品種が多数作られ , 花色が赤 だいだい・白・緑のものや , 変わった 花型のものもある。移植 , 株分けは秋 フクロナデシコ にして , フレームで促成栽培すると , のコルク質となる。菌核の一種で生殖 正月に観賞できる。根は強心剤にする。 複相→単相の対語。→核相交番 器官は別にできる。利尿剤とされる。 において二倍体の相 ( 単相の場合の染 フクロナデシコサクラマンテマ , シレネ・ペンジュラとも。地中海沿岸 色体を 2 組もっ ) をいう。有性生殖で 地方原産のナデシコ科の秋まき二年草。 は減数分裂の結果染色体数の半減した 単相 ( 染色体数司の配偶体の合体によ 鉢植や花壇の縁取りとして栽培。草た って複相 ( 2 司に戻るが , 無性生殖で け 20 ~ 50 で葉に白毛がある。 5 は親の体細胞がそのまま新個体となる 月 , 袋状にふくらみ , 白色で緑色の脈 のあるがくに淡紅色の 5 弁花を開く。 ため , 常に複相の状態にある。 花色が白・濃紅のものや矮性種もある。 複葉 二つ以上の部分に分かれた 葉身をもっ葉の総称。分かれた葉身を フクロフノリ→フノリ ブーゲンビリアイカダカズラとも。 小葉という。単葉の対。小葉 3 枚から プラジル原産のオシロイバナ科のつる なる 3 出複葉 ( カタバミ ) , 葉柄の先に 性低木。茎には先の曲がったとけがあ 小葉が放射状につく掌状複葉 ( ァケビ ) , り , 毛を密生する卵状の葉を互生。花 中軸の左右に小葉の並ぶ羽状複葉 ( フ は枝先に総状に集まって咲き , 3 枚の ジ ) などがある。→葉 濃桃色の美しい包葉が観賞の対象にさ フクラシバ→ソヨゴ れ , 温室栽培される。包葉の中のがく ブクリョウ東アジア , 北米に分布 は黄白色で筒状をなし , 先端が 5 するサルノコシカケ科のキノコ。日本 裂 , 花弁はない。包葉が白・紅紫・だ ではアカマツなどの根に寄生。大小不 いだい・淡黄色等の品種もある。さし 規則な塊状で , 径 1 ン以上 , 表面は凹 凸のある黒い殻で包まれ , 内部は白色 木でふやす。 フ フェスク ブーゲンビリア 331
アサガオ 楕円形の小葉からなる。 4 ~ 5 月に総 状花序に淡紫色の花が咲く。花弁状の 3 個のがく片があり , 花序の上部に小 形の雄花 , 下部に大形の雌花がっく。 果実は長楕円形で長さ約 7 享ー , 果皮は 紫色を帯び , 果肉とともに食用 , 木部 は薬用となる。近縁のミッパアケビの 葉は波形の歯がある卵形の 3 個の小葉 からなる。つるでアケビ細工を作り , 若芽 , 果実を食べる。ゴョウアケビは 小葉 5 個 , 波形の歯がある。 アケポノスギ→メタセコイア アゲラタム→カッコウアザミ アコウアコギとも。クワ科の常緑 高木。和歌山 , 四国 ( 太平洋岸 ) , 九州 , 東南アジアなど暖地の海岸にはえる。 気根を出す。葉は互生し , 質厚くなめ らかで , 楕円形をなし , 葉や茎を傷つ けると白い乳液が出る。雌雄異株。花 序はイチジクに似るが小さい。防潮 , 防風 , 生垣に用いる。 アコギ→アコウ 狭義には普通→タイマ ( 大麻 ) 麻さ をさすが , 広義には綿のような種子毛 繊維以外の植物性の長繊維 , またはそ の繊維を採る植物の総称。繊維材料と して重要なものには , 衣料および工業 用として→アマ ( 亜麻 ) , チョマ ( 苧麻 , →カラムシ ) , タイマ , 包装用として →コウマ ( 黄麻 , ート ) , 綱索用と して→マニラアサ , →サイザルなどが ある。なお商取引上 , 感触の差により , 双子葉植物の靭皮繊維を軟質繊維 , 単子葉植物の維管東繊維を硬質繊維と 呼ぶこともある。 アサガオ ( 朝顔 ) ヒルガオ科のつる 性一年草で , 熱帯アジアの原産といわ れる。 1 ~ 3 続の高さに左巻きに登る。 茎 , 葉ともに細毛があり , 葉は互生し 深く 3 裂する。花は葉腋に 1 ~ 3 個っ き , 漏斗状の花冠で , がく片は 5 枚 , 花色は白 , 赤 , 紫など , 早朝開花し午 前中にしばむ。奈良時代に唐から輸人 され , 種子を牽牛子豎と称し , 薬用 ( 下 剤 ) とされていたが , 江戸時代以降は一 般に観賞用として栽培され , 多くの園 果実 アコウ 7
ウスユキソ に見立てこの名がある。 ウグイスカグラスイカズラ科の落 葉低木。ほとんど日本全土の山野には える。葉は対生し , 広卵形 ~ 楕円形で 無毛。葉の縁は , 若いとき暗紅紫色を 帯びる。 4 月 , 葉が出ると同時に , 葉 腋から細長い花柄をたらし , 淡紅色の 花をつける。花冠は 5 裂。果実は初夏 赤熟し食べられる。庭木にする。 ウコギヒメウコギとも。中国原産 のウコギ科の落葉低木。生垣に植えら れ , 野生化もする。枝にはとげがあり 葉は掌状に 5 小葉に分かれる。初夏に 葉腋から出た花柄上に黄緑色で 5 弁の 小花を散状につけ , 黒熟する果実を結 ぶ。新芽は食用 , 根の皮は五加皮酒の 原料。類品で花柱が 2 個ある野生のヤ マウコギと混同されることもある。 ウコン熱帯アジア原産で , 日本で は九州最南部 , 屋久島に栽培されるシ ョウガ科の多年草。高さ 50 享ン内外。そ の根茎を鬱金 3 んといい薬用にもするが , おもな用途は香辛料 , 着色料としてカ レー粉製造 , たくあん漬の着色など。 ウコンバナ→ダンコウバイ ウサギキクキク科の多年草。 リング海西部沿岸の寒帯に分市し , 日 本では本州中部以北の高山の草地には える。茎は高さ 12 ~ 35 笋 ' , 枝分れしな い。下部の葉はさじ状で対生につき , 上部は小形でしばしば互生する。頭花 は舌状花と筒状花からなり , 夏 , 茎の 先にただ 1 個っく。 ウシコロシカマッカとも。 ノヾラ和ト の落葉低木 ~ 小高木。日本全土 , 朝鮮 の山野にはえる。葉は倒卵形か長楕円 形で , 縁には細かい鋸歯こよがある。春 , 白い 5 弁の小花が , 小枝の先に集まっ て咲く。果実は卵状球形で , 秋 , 赤熟。 材は堅く , ウシの鼻輪にしたことから この名がある。鎌の柄 , 細工物にする。 ウシノシタ→ストレプトカルバス ウシノヒタイ→ミゾソバ ウシノ、コへ、ハコペ ウスユキソウ北海道 , 本州の山地 にはえるキク科の多年草。高さ 25 ~ 5 5 ウ ウシコロシ 果実 ウサギキク ウコギ 43