花柄 - みる会図書館


検索対象: カラー植物百科
428件見つかりました。

1. カラー植物百科

オオアワガ の両性花とやや細い筒状の雌花からな り , 夏 ~ 秋 , 円錐花序をつくる。本種 に比し小形のアレチノギクは南米原産 の帰化値物で , 茎は高さ 3 ( ) ~ 50 をまで で , 側枝がのびる。頭花は筒状の両性 花とこ、く小さな占状花からなり , 春 , 総状につく。一時は非常にはびこった が , 前種に押され , 少なくなった。 オオアワガ工リ→チモシー オオイヌタデ→イヌタデ オオイヌノフグリゴマノハグサ科 の二年草。日本全上の路 , 野原など に野生化する。欧州原産で , 明治初年 に渡来した帰化植物。茎は基部で分枝 し地上に広がり , 葉は対生または生 し , 卵円形で柄は短い。早春 , 葉腋に 長い花柄を出し径 8 i リ内外の花を開く。 花冠は深く 4 裂し , るり色で紫色の条 がある。雄しべ 2 個。近縁のタチイヌ ノフグリも帰化植物で , 茎は分枝して 直立し 5 ~ 7 月 , 茎の上部の葉腋に無 柄の小花を開く。イヌノフグリは日本 , 東アジアに分市し , 花は小さく , 花柄 は葉と同長。 オオオニバス ( 大鬼蓮 ) アマゾン地 方原産のスイレン科の水草。直径 2 に達する巨大な葉は , 縁が上曲して , たらい形をなす。葉と花の柄 , 葉裏 , がく片には鋭いとげがある。芳香の強 い , 径 30 享ン内外の花を 2 日にわたり夜 だけ開き , 花色は自 ~ 紅に変化する。 観賞用に栽培する場合 , 3 ( ) ℃ぐらいの 水温が必要で , 実生でふやす。 オオカメノキ→ムシカリ オオカラスノエンドウ→カラスノ 工ンドウ オオケタデ東南アジア原産のタデ 科の一年草。観賞用に植えられる。高 さ 2 続くらいになり , 葉は大形の卵形 で , 全株に組毛を密生する。夏 ~ 秋 , 枝頂に淡紅色の大きい花穂を下する。 栽培は容易で , 水はけのよい , 麕植質 が多い土質がよい。一度作ると種子が こばれて毎年よく発芽する。 オオサクラソウ→サクラソウ オオジシバリ→ジシバリ オオイヌノフグリ オオケタデ ニ / ヾス 花と葉 オオオ 60

2. カラー植物百科

チョウセン チョウマメ ッキトジ は対生し , 長円形で黄緑色。秋 , 淡紅 チョウセンマキ→イヌガヤ チョウノスケソウバラ科の小形の 紫色の花が咲き , 分枝した地下茎の先 常緑低木。北海道 , 本州のかわいた高山 端に念珠状のくびれのある塊茎をつけ の草地にはえる。茎はよく分枝して地 る。塊茎はスタキオースを含み , ゆで 上をはい一密に葉がっく。葉は卵形で , たり梅酢に漬けて食用にし , 正月料理 側脈がくばみ , 下面には白綿毛が密生。 に使う。 チングルマイワグルマとも。 夏 , 短い花柄上に 1 個の花を上向きに 科の常緑小低木。本州中部以北の高山 つける。花は自色で , 多くは 8 弁。花 草原や湿原に群生する。茎は細く , よ 後に長毛のある分果を結ぶ。名は発見 く分枝して地をはい , 密に葉をつける。 者の須川長之助にちなむ。 チョウマメ東南アジア原産のマメ 葉は 7 ~ 9 個の小葉からなる羽状複葉 , 科のつる性の多年草。観賞用に春まき 上面は深緑色で光沢がある。夏 , 15 享ン内 一年草として栽培される。小葉 5 ~ 9 外の根生の花柄の頂に径 2.5 内外の 個の奇数羽状複葉。ほとんど無柄で青 白色 5 弁花を単生。花後に長い羽毛状 の自毛のある分果を結ぶ。 色の蝶形花が葉腋に 1 個すつつく。白 ツウダッポクカ : ャッデとも。沖 色花 , 八重咲種もある。鉢植で風鈴 縄 , 台湾原産のウコギ科の低木。暖地 仕立てにする。 では庭木にする。高さ 3 ほどになり , 苧麻よ、→カラムシ 長い柄の先に裏面に綿毛を密生した径 チョロギシソ科の多年生野菜。中 9 時ン内外もある 7 裂した掌状葉をつけ 国原産。茎は方形で高さ 30 ~ 6 / , 葉 司みイ噬第 00 宀 0 チョウノスケソウ チングルマ 244

3. カラー植物百科

0 い 0 工リテス , 般当 5 花弁年さが柄が品花すもゆの東え。細 で一に ~ 数唇。多培柄花。類く生とを種関はるは春っ 。き自キ葉数。にあに。を でフ属。分 2 十 , 一る十をら色多科に長すつい大にプ若草来どが葉葉穂 年由なク出複花 暖イのれを茎か紅がゲきで伏がなや道チ ラ科ま線花花淡のウと形倒花はや海ャく多に地サ根出に ・、ヒよきの索山ゴ マン含光 , 数はもポ , 円 , の弁力」ー , ラもで夏ま花たンえ腎し数花体たカ大科胡やンる回 -= シ延地工あ 3 の くマるン内初コるしキは , 達少 , 全まンに セチ 0 ノ レすラ室 ~ 物あをにしにの枚は。キら。ケの草ウが ~ 茎 るビ生ゴ温春 の形ウ地生 5 力いウさる名のボ茎 2 の 2 でンなユがすク国岸ロ塊 , さす自ナの 香るソ湿根 高花スく→温る既芳あウのはさ約色キしリ体とサ中川ジいり 0 は開デ多の高さ。のコ州葉長径黄ウ伏ノ全用ゴ , のに丸あ ~ 。。にはユ倒ゾ , 食ンで州ののが 5 力にリ・に亠生 れる徴ン本 春エン本中灌たけ特工。るる先片リはエいてエ称九も形柄さ ビ日にで本つに草れあのくの柄るいで総 ~ る 工リカ ジャノメ工リカ 工ンシュ

4. カラー植物百科

乙スカリ ムシトリナデシコ ムシカリ ハチなどの昆虫その他の小動物の寄生 柄はくさび形で上方に数本の毛があり , によって刺激され , 葉・茎・根などの 葉身は袋状で員殻のように開閉し , 水 組織が異常に発達してこぶ状あるいは 中の小動物をとらえ消化する。 7 特殊な形状となったもの。組織中にタ 月 , 葉腋から水面に花柄を出し , 頂に ンニンを含み , ヌルデの付子 ( 五倍子 ) 1 個の淡紫色の 5 弁花を開き , 1 日で やナラ類の没食子のようにタンニン資 しほむ。花後花柄が曲がり , 果実は水 源として利用されるものもある。 中で熟す。 ムシトリスミレ北海道 , 本州 , 四 ムスカリ地中海沿岸 ~ 西アジアに 国の高山の岩地や草地にはえるタヌキ 分市するユリ科の球根植物で , 40—50 モ科の多年生食虫植物。葉は根生し , 種ある。花壇や鉢植によく栽培されて 数枚集まって口ゼットをつくり , 狭卵 形で柔らかく , 上面には短い腺毛があ って虫などを粘着する。夏 , 葉間から 1 ン内外の花茎を立て , 頂にスミレに 似た唇え形淡紫色の花をつける。花は横 向きに咲き , 径約 1.5 第。近縁のコウ シンソウは関東地方北部の深山の岩壁 にはえ , 全体に小さく , 花茎はときに 2 本に分かれる。花は小さく , 果実時 には花柄が曲がって岩壁に接し , 種子 を散らす。 ムシトリナデシコ南欧原産のナデ シコ科の秋まき一年草。江戸時代に渡 来し , ふつう庭園に栽培されるが , 野 生化しているところもある。草たけ 40 ~ 6 ン。全草白粉におおわれ , 葉はヘ ら状で対生 , 全体に細形。 5 ~ 6 月 , 茎頂にビンクの 5 弁の小花を散房状に つける。茎の上部の節下に粘液を分泌 する部分がある。耐寒性が強い。 ムジナモモウセンゴケ科の食虫植 物。本州の沼や小川の水中に浮かんで 生活。茎は長さ 6 ~ 2 時ン , 少数の枝を 出し , 1 節に 6 ~ 8 枚の葉を輪生 , 葉 ムジナモ ムサシアブミ 377

5. カラー植物百科

ストレリチ スノーフレーク ランディ ( 和名ウシノシタ ) は長さ 9 ン , 幅 60 享ンもある卵状長楕円形で裏が赤紫 色の葉が 1 枚で , 花茎を数本出し , 青 紫色の花をたくさんつける。 S. レキシ ー ( 和名ヒメギソウ ) は長さ約 2 ンの長 楕円形の葉を根生し , 淡青色の花をつ ける。紅・桃・白色花の園芸種もある。 ストレリチアゴクラクチョウバナ とも。喜望峰原産のバショウ科の宿根 植物。革質の長楕円形で柄の長い葉を 根生。 50 享ンほどの高さに伸びた花柄上 に , 冬季開花する。長さ約 15 享ンの緑色 で縁が赤く基部が紫色をした船形の包 の中から 6 ~ 8 花が順次に咲く。花は ストレリチア 212 ストレプトカルバス S. ウェン ドランディ 黄だいだい色で舌状花は青紫色。温室 内で栽培。切花 , 鉢植にされる。 ストロビランサスビルマ原産のキ ツネノマゴ科の小低木。たけは 1.5 続ほ どで茎は四角。長さ 15 享ンくらいの楕円 状皮針形の無柄の葉を対生。葉面は金 属光沢がある紫色で脈は濃色 , 裏面は 紫紅色。直立した穂状花序に淡紫色の 5 裂した筒状花がっく。観葉植物とし て温室で栽培。さし木 , 実生でふやす。 ストロン→匍匐当枝 スナビキソウ日本全土の海岸の砂 地にはえるムラサキ科の多年草。全体 に灰色の軟毛がある。茎は高さ 30 ~ 50 スノヾラキシス S. トリカラー

6. カラー植物百科

シモバシラ に花弁やがくの一部が合着して構成さ れるときに子房下位 , 子房壁の下半分 に花弁やがくの基部が加わっていると きに子房中位という。受精後 , 子房は 発達して果実となり , 胚珠は種子と なる。 シメジ北半球の温帯に分市するシ メジ科のキノコ。秋 , 山地の雑木林に 束生または単生する。傘は径数享 , で肉 厚 , 表面は灰褐色でなめらか。ひだは 白色 , 球状の胞子を作る。柄は短大で , 下半分が特に肥厚する。味はよいが , かおりは少ない。菌根菌なので栽培は 困難。近縁のセンボンシメジは塊茎か ら多数束生し食べられる。なお , シメ ジに似ているが , ひだが桃色のイツポ ンシメジ ( ニセシメジ ) は毒菌。 シモクレン→モクレン シモッケ日本全土の山野にはえる バラ科の落葉低木。茎は根から群がっ て出る。葉は長楕円形で先はとがり , 縁には鋭い鋸歯こよがある。 5 ~ 8 月 , 小枝の先に散房状に多数の淡紅色 5 弁 の小花を密につける。雄しべは多数あ り , 花弁よりはるかに長い。近縁のホ ザキシモッケは本州北部 ~ 北海道の山 地の湿原にはえる。葉は皮針形で , 6 ~ 8 月 , 茎頂に多数の淡紅色 5 弁の小 花を大きな円錐状に密につける。とも に庭木 , 切花とする。 シモッケソウ本州中部 ~ 九州の山 地にはえるバラ科の多年草。根生葉は 長い柄のある奇数羽状複葉で鋸歯リが あり , 頂の小葉は掌状で大形 , その下 に大小不同の数対の柄のない小葉をつ ける。夏 , 枝先に淡紅色で径 4 ~ 5 ミリ の 5 弁花を多数開く。花柄には毛がな く , 雄しべは多数で花弁より長い。近 縁のオニシモッケは本州中部以北の山 地にはえ , 全体に大形で , 花は白く , 花柄には毛がある。 シモバシラ本州 ~ 九州の山地には える日本特産のシソ科の多年草。高さ 60 享ン内外。葉は対生し , 皮針形で下面 には腺点がある。秋 , 上部の葉腋に細 長い一方に花をつける花穂を出し , 白 ジ オ ムデ ) ンラ ペグ プム シモッケ シモッケソウ 181

7. カラー植物百科

ハギ ハギ ( 萩 ) マメ科ハギ属の落葉低木 または草本の総称。東アジア , 北米に 分市。葉は有柄で , 3 枚の同形の小葉 からなり , 花は葉腋から出た総状花序 につき , 花冠は蝶をよ形 , 紅紫色または 白色でときに黄色を帯びる。閉鎖花を つけるものもある。花の美しいのは東 アジアの種類に限られる。秋の七草の ーっ。古くから日本人に愛され , 和歌 や俳旬によまれている。庭に植えられ , 日本海沿岸の山地にはえるヤギノハ ギは花が紅紫色ときに白色で長さ約 1.5 享ン , がくは 5 裂し , 裂片はがく筒より 長くて先がとがる。ヤマハギは山地に 最も普通の種類で , 花は紅紫色 , がく の裂片は短い。メドハギは荒地にはえ , 花は黄白色で小さい。 ハキダメギクキク科の一年草。北 米原産の帰化植物で都会地の路傍など にはえる。全体に柔らかく , 茎は高さ 10 ~ 4 ン , 葉は対生。晩春 , 茎頂に小 頭花を開いてのち急に葉腋から盛んに 分枝する花柄をのばし , 各柄の先に小 頭花をつける。小頭花は黄色の筒状花 と , 灰白色で 3 裂した舌状花からなる。 ハクウンボクオオバヂシャとも。 ェゴノキ科の落葉高木。日本全土の山 地にはえる。葉は円形で先が鋭くとが り , 裏面は白く , 葉柄の基部は冬芽を 包む。 5 ~ 6 月 , 新枝の先に白色の花 を総状に下垂して開く。花冠は長さ約 2 , 深く 5 裂する。果実は卵形で 9 ~ 11 月 , 熟して裂け , 褐色の種子を出 す。材を細工物 , 樹を庭木とする。 麦芽第麦類の種子を発芽させたも のの総称であるが , 普通は大麦麦芽を さす。ジアスターゼが多量に含まれ , 水飴やビールの製造などに利用。適 当な温度 , 水分を与えて発芽させた大 麦麦芽は , 緑麦芽または生麦芽といっ て , 糖化力は強いが保存できないので , 乾燥し , 芽と根を除いた乾燥麦芽の形 で利用。なお麦芽にはタンバク分解酵 素プロテアーゼも含まれ , ビールの味 などに微妙な影響を与える。 ハクサイ ( 白菜 ) アプラナ科の一 ハギ ハクウンボク 4 ハキダメギク ハクサンコザクラ 294

8. カラー植物百科

コブナクサ 科の落葉高本。葉は広倒卵形で先が急 に短くとがり , 下面は淡緑白色をなす。 3 ~ 4 月 , 新葉より早く , 小枝の先に 香気のある , 自色の大きな花を 1 個っ ける。花弁 6 枚 , 雄しべ , 雌しべとも に多数。花柄には小形の葉がある。果 実は 9 ~ 1 0 月 , 熟して開裂し , 赤色の 種子が白糸でたれ下がる。庭に植えら れ本州中部に自生もするシデコプシは 中国原産で葉が狭く , 花被片は 12 ~ 18 枚で幅が狭く , がくと花弁の区別がし にくい。また , 本州 ~ 九州の日本海側 の山地にはえるタ、ムシバ ( ニオイコブ シ ) は葉が広楕円形で細く , 花柄に小 葉がない。 コブナグサ日本全十の野原や路修 に普通にはえるイネ科の一年草。茎の 下部は横にねてよく分枝し , 長さ 20 ~ 5 ンになる。葉身は狭卵形で , 基部は 茎を抱く。花穂は 3 ~ 10 個の房からな り , 淡緑色または赤褐色。秋に開花す る。八丈島では八丈刈安といい , 黄色 染料として黄八丈を染める。 コペアメキシコ原産のハナシノブ 科の多年生つる植物。長さ 5 ~ IO に なり , 巻きひげではい上がり , 古株は 木本化する。葉は長楕円形で 2 ~ 3 裂 し , 細い柄がある。花はい鐘状で緑 色から紫紅色に変わり , がくは大きく 皿形で 5 裂。変種に自花もある。越冬 温度は 8 ~ 12 ℃。実生またはさし芽 でふやす。 ゴボウ根を , まれには葉柄を食用 とするため , 占くから栽培されるキク 科の野菜。根生葉は長い柄があり , 大 きな心臓形で , 長さ 40 , 縁には鋸歯 よがある。直根は長く伸び , 品種によ り 1 .5 にも達する。品種は , 細長形赤 茎の滝の川系 , 白茎の越前系 , 短太の大 浦系など。金平 , 煮しめなどにする。 ゴマ ( 胡麻 ) インド , アフリカ原産 の油料作物で , ゴマ科の一年草。茎は 高さ 1 内外 , 方形で短毛があり , 楕 円形の葉をつける。花は白 ~ 淡紅色。 果実は長さ 20 ~ 25 ミリ , 短い筒形で縦に 4 本の溝があり , 40 内外の種子をつけ ゴマ花 , 下方は未成熟の果実 152

9. カラー植物百科

ハンノキ の散房花序をつけ , 舌状花と筒状花か らなる黄色の頭花を開く。 バンシーサンシキスミレとも。欧 州原産のスミレ科の多年草。夏の暑さ に弱いので , 日本では秋まき二年草と して扱う。春の代表的な花壇用草花と なっている園芸種は , 19 世紀以来交雑 によって改良されたもの。花径が 1 ン 以上にもなる大輪のスイスジャイアン ト系は花色が豊富で , 紫・青・黄・赤・ 白・濃褐色等 , 斑紋や覆輪もあり , 鉢 植にも向き , 切花に適した長茎種もあ る。花径 2 学ン前後の小輪種は多花性で 強健 , 花壇用。 ハンショウヅル本州の山地にはえ るキンボウゲ科のつる性多年草。葉は 鋸こよのある卵形の小葉 3 枚からなる。 初夏 , 若枝の基部付近から細い花柄を 出し , 鐘形で , 長さ 2.5 ~ 3 享ンの花を 1 個下垂して開く。 4 枚のがく片は紫色 , 花弁状でやや厚く , 花弁はない。近縁 のミヤマハンショウ、ゾルは高山にはえ , 小葉は 1 ~ 2 回 3 出複葉で , 花柄の基 部には 1 対の葉がある。がく片は大き く , 上方が次第にとがり , 花弁は小さ い仮雄しべとなる。 バンジロウ熱帯アメリカ原産のフ トモモ科の常緑果樹。葉は楕円形で対 生し , 花は白色で大きい。果実は球形 または西洋ナシ形で , 熟すると黄色に なる。果肉は白色 , 淡紅色などを呈し , 独特の香気と酸味があり , 生食のほか , ジャムを作る。 バンダインド ~ 東南アジア原産の ラン科の一属で , 約 30 種。太い気根を 出して樹上に着生し , 葉は 2 列に互生 する。長い花柄に総状に美しい花を十 数個つける。概して花弁とがく片は同 形だが唇え弁は小さく , 花色は白・黄・ 赤褐・紫紅・淡青色等 , またその混合 した斑点などがある。温室内で栽培す るが , 光線を十分に与え , 乾燥は禁物。 かおりの高いものもある。 ハンテンボク→ュリノキ ハンノキハリノキとも。カバノキ 科の落葉高木。日本全上の湿気のある 果実 ハンノキ 313

10. カラー植物百科

ニワトコ コペ , オオイヌノフグリ , オオムギなど。 ョイスミレ→ツボスミレ ニラ中国南部 ~ 東南アジア原産と いわれるユリ科の多年草。花茎は高さ 30 ~ 4 ンで白色の小花を多数つけ , 扁 平な線形葉を下部から出す。実生鷲苗 か株分けで繁殖。葉は柔らかく特有の 強いかおりがあり , 栄養価高く生食 , 煮食する。また花は塩漬にして食べる。 ニラネギ→リーキ ニリンソウガショウソウとも。日 本全上 , 東アジアの林の縁や小川の縁 などにはえるキンボウゲ科の多年草。 葉は掌状に 3 裂し柄があって根生する。 4 ~ 5 月 , 20 ~ 3 ンの花茎を出し , 頂 ニワウメリンショウバイ ( 林生梅 ) に 3 枚の総包葉をつけ , その中心から とも。中国北部原産のバラ科の観賞用 2 本内外の花柄をのばす。花は柄に単 の落葉低本。枝は細く , よく伸びる。 生し , 径 2 ~ 2.5 で自色。 5 枚のがく 葉は卵形で長さ 3 ~ 7 , 縁に鋸歯こ 片は花弁状 , 花弁はない。 がある。花は 2 , 3 個すつつき , 径約 1.5 ニレ ( 楡 ) ハルニレとも。ニレ科の 煢 ' , 淡紅または白色の 5 弁花で , 1 内 落葉高木。日本全上の山地にはえるが , 外の細い柄がある。径いン内外の球形 四国 , 九州には少ない。葉は倒卵形で の果実は 7 月に深紅色に熟して食用と 基部が左右不同 , 厚く表面はざらっき , なる。近縁のニワザクラは葉が細く , 縁には鋸歯リがある。 3 ~ 4 月 , 葉の 果実は暗色をおびる。 出る前 , 前年の枝に黄緑色の小さな両 ニワウルシ→シンジュ 性花を密につける。果実はうちわ状の ニワサクラ→ニワウメ ニワトコスイカズラ科の落葉低木。 翼があり , 6 月 , 淡褐色に熟す。材は 弾性に富み , 建築 , 器具 , 細工物とし , 本州 ~ 九州の山野にはえる。枝には柔 樹は庭木とする。 らかく太い髄がある。葉は対生し , 長 ニレは滑ぬれの意で、 皮をはげば粘滑なのに由来。本州中部 楕円形の小葉 3 ~ 5 対からなる奇数羽 ~ 九州の山地にはえるアキニレは , 葉 状複葉。 3 ~ 4 月 , 若枝の先に散房花 が小形で , 9 月こ、ろ淡黄色の花を開く。 ーレンベルギア温帯アメリカに 分市するナス科の一属で , 30 種ほど知 られているが , ふつう栽培されている ものは次の 2 種。アマモドキはチリ原 産 , 立ち性で高さ約 1 続 , 低木状に枝 分れし , 葉は柳形で長さ 2 ~ 3 享ン , 花 は淡青色で 6 月こ、ろ開花。ギンパイソ ウ ( 銀盃草 ) はラブラタ川河口地方原産 , 匍匐叟く性で高さ 2 ン内外 , 鉢物として つり鉢に向く。花は 6 月に咲き , 芳香 があり , 径約 3 の広鐘形で乳自色。 株を群生させると美しい。ともに秋 , 株 分けをするが , 耐寒性が強いので , 中 部以南では戸外で越冬できる。 ニワウメ 7 ッコウキスゲ 279